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南条あやをただ好きな人コミュの南条あやを読んでみよう

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こんにちは。
私は南条さんを、ネットの日記から知りました。
私が彼女に興味を持ったのは、ひとえに、その文章からなのです。

ですから、この場を借りて、南条さんをその残された、文章、
日記からのみ、読んでみたいと思います。

1日、2−4Pほど読んで簡単な、感想を書いて行きます。
基本的に、文章、テキストにのみ触れ、事実関係を詮索しません。
当時の事実関係を知っている方からは、笑われるかもしれませんが、
私なりに、南条さんの文章を解釈してみたいと思います。
よかったら、みなさんも御付き合いください。

「はじめに」 父より
P8−10

あやパパの文章ですね。作文のような文章ですが、妙な飾りが
なくていいともいえます。

「言うことをきかないから怒る、怒られるから反抗して言うこと
をきかない、の繰り返しで、ボタンの掛け違いに気付かぬまま危
うい時期を過ごし、娘を失ってしまました」

ここに、父娘の間にあった、問題のすべてが含まれているように
思います。どこの家庭にでもある問題が、物事に対して非常に敏感
な、ある意味過敏すぎる、南条あやにとっては、とりかえしのつか
ない問題になっていたのでしょう。

そして、悲しくも、滑稽な、美しい、文章だけが、残されました。
そして、いつまでも、読むものの、こころの中に生きつづける
のでしょう。

「名前なんかいらない」 詩 12p

この詩を素直に読めば、誰にも名前を呼ばれたくないということ
になります。でも、ほんとうに、そうだったのでしょうか?
私は、逆だと思います。南条あやは、みんなに名前を呼ばれたかった。
いやな呼ばれ方じゃない、いい呼ばれ方で。そのことを強く
望んでいたのだと思います。しかし、現実はそうでなかった。

私はこの詩を読んで、そういう、南条あやの気持ちに思いをはせるのです。

「終止符」 詩 13p

この詩はつらいですね。追いかけられている、錯乱している、
苦しさ、つらさが、にじみでています。
そして、未来までも、そうだと思えてしまっている。

人は、ほんとうに、苦境にいるときは、未来はみえませんね。
よく見れば、どこかに、光が差しているかもしれないのに。
でも、どうしようもない、絶望もあることはたしか。
それが、現実の、不条理ですね。ほんとうのリアリティですね。

でも、私は、希望を持ちたい。生きている限り。生きれる限りは。

「頭痛」 詩 14p

これは、事実を語ったものでしょうか。
それとも、原罪的な意識なのでしょうか。

私は、そういう事実関係はどうでもいいように思えます。
それよりも、南条あやは、リアルに、痛みをかかえていた。
自分が、一人の人を殺してしまったという。

しかし、この詩には、ほんの少しだけ、光明がみえます。
それは、生涯私はこの頭痛と付き合ってゆく、というくだりです。
南条あやは、ほんとうは、生きたかったのだという証拠のような
気がしてなりません。彼女は生涯を思い描いていたのです。

「私のことを」 詩 15p

この詩もかなしいですね。ここにも、人に愛されたい南条あやが
います。愛情にうえ、でも、人に対してアンビバレントな自分を
みつめていいる自分を意識しています。意識過剰ですね。

苦しみがあらわれています。そして自分をいじめてしまう。
ちぐはぐになった、自分がいます。ちょっとした掛け違いが
結局、死という大きな、掛け違いとなってしまいました。

でも、ふと思うことがあります。ほんとうの南条あやは、
ひっそりと、どこかで暮らしているのではないかと。
それは、現実の世界なのか、人々のこころの中なのか。

「いつでもどこでもリストカッター」 18p

南条あやはいじめられていました。そこで猛勉強して、
私立の中学へと進んだのですが、そこでもいじめられてしまいました。

自分にも悪いところがあるこを自覚しています。しかし、
いじめられたことがどれだけ負担だったか。いじめは最悪です。
そこからリストカットは始まります。

いじめられた経験が、トラウマとしてもあるのでしょう。
いじめほど、いけないものはありません。誰でも幼い頃は
いじめられ、いじめた経験があるでしょう。

大人になったら、やってはいけません。
これは、肝に銘じておかなければ。
南条あやは、大人になりきれない、心制を持ちつづけて、
しまったのだと思います。中学生時の、いじめが遠因です。

「いつでもどこでもリストカッター」 19p

文章がうまいですね。いかに自分が嫌われているかが、
クラス委員選考という場面で、簡潔に書かれています。
リストカットが、何かの方法でなく儀式となった、
自己目的化した、経緯が書かれている、貴重な文章です。

それは、限りなく死へと人をいざなう、
道の、始まりだったのでしょう。
最後の、儀式は、死だったのでしょうか。

自殺未遂1  20p

嫌われ者、南条は、ついに自殺を試みます。誰もが一度は
手にしたことがあるだろう、『完全自殺マニュアル』を見て。

朝日が差し込む明け方にがたがたと震えながら飲み干しました。

睡眠薬自殺を選びました。この描写はリアルですね。
市販薬で死ねるはずもなく、ただただ、吐き気に苦しみます。

食べ過ぎたんじゃないか?

そんな南条を、父親は、そのようにしか見ていません。
ここにも、親子のすれ違いがよく現れています。

友達は出来たけれど 21p

なんとか学校生活に溶け込み始めた南条、
でも、リストカット癖はなおりませんでした。
それどころか、教室で切って、みせたり、
剃刀を収集したり。なかなか世の中になじめないのです。

儀式化した、リストカット。

認識 22p

はじめてリストカットを認識する経緯が書かれています。
人は、行動を言葉で認識するとき、明確に行動を意識
し始めます。これは幸福の方に向いていればいいのですが、
南条あやの場合は、不幸の方に向いていました。残念です。

あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願いします。

不健康なリストカット 23−24p

リストカットはついに静脈をきるまでにエスカレートします。
なかなか強いですね。私なら気絶するでしょう。

その上、採血遊びも始めます。血がすきなんですね。
そして、カミングアウトして、「かなりの変わり者」という
立場になります。これはいい意味でも悪い意味でも、大きな
影響を与えましたね。目立つ存在になったのです。
目立ちがりやな部分に満足をあたえたでしょうが、
のちに、このことが自分の首を絞めることにもなるのです。
もっと、ちがったもので、たとえば、文章の内容でなく、
文章そのもので、目立つ存在になればよかった。悔やまれます。

自殺未遂2 24−25p

高校2年時に再び自殺未遂をしています。
高校2年というとだれもが悩む時期、私も悩みました。
学校の勉強がむなしくなり、自分で独自の勉強を始めたり
しました。おかげで、成績はがた落ち、私は、特待生だったの
で、周りにすごく迷惑をかけたものです。

南条あやは、欝だったようですね。欝はもっとも自殺の
危険が大きいですからね。私も躁鬱なのでこのあたりは、
気持ちがよくえわかります。

人生の転機 25−26p

動悸や、耳鳴りと、南条は肉体の変化を感じます。いま考えると、
これは、おそらく、弁膜症の症状ですね。生前に気づいて、
弁膜症の手術を受けて入ればと、悔やまれます。

そして、学校行事で、伊豆に行き、散策で、友達について
いけないほどの症状になり、先生に医者を紹介されます。

この旅行での夜、押入れで眠るくだりがありますが、
私も、昔、うちで押入れを改造して、寝室にしていましたし、
修学旅行で、押入れに寝たことがあるので、親近感を感じ
ました。みなさんも、経験があるのではないでしょうか。

内科? 27−28p

内科と思っていきますが、精神科です。でもあとからみれば、
心臓が悪かったのです。弁膜症です。誤診ですね。これが
あとあと尾を引きます。その後も、弁膜症を思わせる記述が
多々みられます。
おおきなリストカットをしました。しに直面して、弱気に
なるところなんか、普通の女の子してます。生きる意欲が
あったのに、と思うと、その死が悔やまれるのです。

入院 29−30p

楽しい入院生活です。入院は人によっては楽しいものです。
とくに孤独なひとにとっては、集団生活がなつかしいものです。
南条もそんな入院生活をエンジョイしていました。
ずっと入院していたら、死なずにすんだかも。お金が続かないか。

器具&場所&時 30−32p

読めばわかることを書いても仕方がないので。
リストカットする気持ちは私にはよくわからないところが
あります。暴れたい、叫びたい、悔しいという気持ちなら
よくわかります。その向かう先が、自分自身へといくと
リストカットになるのでしょう。自己嫌悪というか罪意識
もあるのかもしれません。ただここの文章を読む限り、多少
演技的要素を感じます。読者が想像するリストカッターを
演じているような気がするのです。このようなことも、
彼女の、生命に危機を与える、遠因になったのだと思います。
そして、そのことを、たぶん、とめてくれる人がいなかった
んじゃないでしょうか。不幸に不幸が重なったのでしょう。

日記
1988年5月28日に南条あやが送ったメール
34p

なかなかうまい文章です。前にもかきましたが、この症状、
心臓弁膜症の症状の可能性もあったのではないかと思います。
先生は、神経科をさりげなく、すすめたようですね。

35−36p

極端な貧血状態を指摘され、検査、とうとう、その原因が、リストカットにあることを、精神科で告白します。ここから、精神科とのつきあい、薬たちとの付き合いがはじまるわけです。
繰り返しますが、貧血も含めて、この当時から、弁膜症が悪かったのではないかと思うのですが、その検査はなされなかったようです。
レキソタンはきくような気がするという記述を思わずうっとなりますね。というのは、最後の日記が、レキソタンを飲んで、気分がいずまるのを待つ記述で終わっているからです。

コメント(2)

これまでのをまとめました。
以降ときどき、1.2pづつ読みすすめていきます。
37−38p

いろいろな薬を処方された記述です。実際は薬の知識一杯なのに、医師には隠しています。この薬マニア的なところは、死の遠因になったと思います。自傷癖があることを、明るい文章でつづってあるのが印象的です。実際に、死んでしまったのでとくにそう思われます。

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