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コピペの部屋コミュの【ブーン系】ミセ*゚ー゚)リ神様inサイダーのようです(゚、゚トソン

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(転載元)
http://itest.2ch.net/yutori7/test/read.cgi/news4vip/1256824087/

コメントに続きます
でははじまり

ーー

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:54:18.93 ID:lp2LQfUyO
 
ミセ*//д/)リ「やめて、これ以上は入らないよぉ……」
 
(゚、゚トソン「まだ全然余裕じゃないですか」
 
私の渾身のボケも軽くスルーし、目の前の彼女は鞄にどんどん教科書を詰め込んで行く。
薄型軽量化の時代に逆行するかのごとく、私の学生鞄はパンパンに膨れ上がっていった。

 
(゚、゚トソン「こんな所ですかね」
 
ミセ;゚д゚)リ「何、これ? 重ッ!」
 
本日の授業、6時間分の教科書とノート、それに筆記用具が詰め込まれた鞄は、とてもじゃないがか弱い女性が持つ代物ではない。
持ってはみたものの、あまりの重さに手を放してしまった。
鞄は重力に引かれ、重々しい音を立てて私の部屋の絨毯の上に着地する。
 
しかし、彼女はそんな事は意に介さず、あろう事か片手で鞄を抱え、再び私の方に差し出す。
 
(゚、゚トソン「どうぞ」
 
ミセ;゚ー゚)リ「いやいや、無理無理……」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:55:27.95 ID:lp2LQfUyO
 
どう考えても有り得ない厚さに重さだ。
明らかに授業に必要ないものも入ってるとしか思えない。
 
(゚、゚トソン「6時間分ともなればこのくらいが普通ですよ」
 
ミセ;゚ー゚)リ「そうかなぁ……?」
 
やんわりと手元に押し付けられる鞄を、眺めながら私はぼやく。
 
ミセ*゚ー゚)リ「やっぱ無理。私、箸より重いもの持った事ないし?」
 
(゚、゚トソン「……あなたはカレーは好きですか?」
 
わずかな沈黙の後、彼女は急によくわからないことを聞いてくる。

カレーって、あのカレー?
ライスとか福神漬けとか付いてくる。
 
そう聞くと彼女はそうだと頷き、返答を求める。
 
ミセ*゚ー゚)リ「うん、好きだよ。辛目の方が好き」
 

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:57:00.60 ID:lp2LQfUyO
 
(゚、゚トソン「では、食べ方はインド風ですか?」
 
ミセ;゚ー゚)リ「インド風?」
 
(゚、゚トソン「こう、手づかみで……」
 
ミセ;゚ー゚)リ「いや、普通にスプーン使うよ?」
 
(゚、゚トソン「金属の?」
 
ミセ*゚ー゚)リ「うん、金属の」
 
(゚、゚トソン「では、箸より重いものは持った事ありますよね」
 
ミセ*゚ー゚)リ「……」
 
何の話かと思ったらこいつは……。
この数十分でだいぶ掴めては来たが、何とも回りくどい性格だ。
口論じゃ絶対敵わない相手だと思う。
というより、出来れば舌戦には持ち込みたくないタイプだ。
 

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:58:04.82 ID:lp2LQfUyO
 
上手く乗せられた私は、観念して押し付けられる鞄をしっかりと掴む。
 
ミセ;゚д゚)リ「重ッ! 手ぇ千切れるよ、これ?」
 
(゚、゚トソン「人間は意外と丈夫ですから、大丈夫ですよ。それよりほら、急がないと遅刻ですよ?」
 
ミセ;゚ー゚)リ「元々行く気ないんだけど……」
 
(゚、゚トソン「いいから行きましょう」
 
ミセ;゚ー゚)リ「うわっと──!?」
 
そう言って彼女は強引に私の空いた手を引っ張る。
落ち着いた物腰の割には強引な性格だ。
 
ミセ;゚ー゚)リ「わかったから、手を放してよ。ちゃんと行くからさ!」
 
私は、引きずられるままに私の世界から引っ張り出された。
 
 
 − ミセ*゚ー゚)リ神様inサイダーのようです(゚、゚トソン −
 

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