ちょうど「簡単さ」について話しているから、それにしてもフランスのアーティストたちの中で最も潜在的な人の、彼自体が向こう見ずなのだが、彼の本をどうするのか白状すべきだ。本人が何も取っておいていないのにいろいろの品々をまとめながら本を作るというのは、あたかもマチューに髪をブラッシングさせるためにたった一本の髪の毛を引っ張るようなものだ。さもなくば、偉業の達成だ。ファビアン・ルクーヴルの親密で、有利な 援助がなければ、偉業は達成できなかったろう。彼が、品々の見つけ出し方を知っており、私たちを導くため、先ほど話した親指トムの小石のように撒いてくれた。この金庫の各ページに慎重に収められた品々は、一つではなく三つの物語を語ってくれる。非常に数多くの伝説的なアーティストの開花を見た特殊な時代についての物語。アリンコたちが彼を王様にしたお話し。そしてついに、私たちのこの空の旅にずっと一緒にいたミッシェルの話し… さわやかな飲み物をお供にすることをお勧め…いやいや!アリの巣には、それは無理だ。残念、気にしないでおこう。だが、このパイロットと乗務員は、宝物の発見者になる機会のためにアリンコになった皆様が、この作品から取り出すことができる素敵な金の粒を見つけ出せますように祈っている。あんまり懐かしさがこみ上げるので、ナフタリンの匂いがしそうだろう。間違い、アリンコたちにとっては魔法の4文字であり、その王様にとっては恐るべし言葉とともにミッシェルの時制は、只今現在形で活用中。「Je fait un disque (私は ひとつの レコードを 作る)」たった今のこの瞬間、仮想が形を得、過去の風は消え去る。「アルバムを作るには何年間かと5分掛かる…」幸いにも、皆さんは「フランスへの手紙」の直筆楽譜、ミッシェル・ポルナレフの最初のコンサートのポスター、あるいはまた、みだらなポルナレヴォリューションのポスターを取り逃すことはない。 カーマ・スートラの曲のSacem(Société des Auteurs Compositeurs et Editeurs de Musique フランスの著作権管理団体)の著作権証明書、このアーティストの見逃せないコンサートのプログラムの数々、そしてPolnabookを探索する時間がおありなら、他にも皆さんを魅了する珍しいものがたくさん。
P.7の下段 Michel Polnareff, un artiste hors de commun qui s'impose comme un compositeur de genie! 「ミッシェル・ポルナレフ、天才作曲家として際立つ非凡なアーティスト」