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D&D Next/第5版コミュの【Magic Items】魔法のアイテム/032013版

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魔法のアイテム

魔法のアイテムはキャラクターたちをより強力で多芸な存在とすることができ、彼らを鳥のように飛行できるようにしたり、天井を歩くことができるようにしたり、ダメージに抵抗したり、痕跡も残さず消え失せることができるようにしたり、その他さまざまな驚異的な事ができるようにしてくれる。そうした驚異は欲望をそそられるものであるが、キャラクターたちが有能たるにあたって魔法のアイテムは必要ではないし、彼らにそれらを与えなければならない訳でもない。
魔法のアイテムは冒険者たちがモンスターのねぐらや、罠の仕掛けられたダンジョン、あるいは殺害した敵の所持品などから発見する驚異の宝物である。すべての冒険で魔法のアイテムの1つかそれ以上を発見する見込みがあり―しかし保証はない―ダンジョン探険の楽しみの一部は、他にはどこにも見られないようなユニークなアイテムを発掘する興奮にある。次の部屋や、次に見つける宝箱の中身を知っている者などいようか?
それぞれの魔法のアイテムには目的がある。特別に珍しいアイテムにはそれに相応しい名前、個性、そして秘密が附随しているかもしれない。最も一般的で、最弱のパワーしか持たない魔法のアイテムですら、注目すべき外観と歴史を持っており、特有の性質を有しているかもしれない。

コメント(111)

魔法の指輪

魔法の指輪は驚くほどの魔法の力を保持しており、その多くは着用者にそれに対する同調を要求する。
リング・オヴ・インヴィジビリティ
(Ring of Invisibility/不可視化の指輪)

ときに、この質素な金の環の典型的なものには、エルフ語で「風は見えぬが草をなびかせる」というかすかな文字が刻まれている。

特性(同調時):アクションとして、君は衣類、鎧、武器、その他の装備品と共に不可視状態になる。この効果は指輪を外すか、君が攻撃を行なうか、君自身以外のクリーチャーに影響を与える呪文を発動するまで持続する。また君は、自由に瞬間的に不可視を終了させることができる。

希少性:レジェンダリィ。
リング・オヴ・ウィザードリィ
(Ring of Wizardry/秘術の指輪)

この骨製の指輪には、星、彗星、そして太陽を表す銀の秘文が彫られている。
リング・オヴ・ウィザードリィの作成には現代の学者の魔法使いたちには伝わっていない、驚嘆すべき偉大な魔法の技がいくつも関わっている。ウィザードはクローンを育てなければならず、そのクローンに魔法の知識を付与し、そしてそこから指をかり取らなければならない。この指の骨からリング・オヴ・ウィザードリィが作られる。“九本指の魔道士”についての物語が存在している。これは指輪作成の過程が完遂する前に逃げ出したクローンであるが、すべての指を守るには遅かったと言われている。

特性:君は追加の1レベル、2レベル、3レベル、そして4レベルのウィザード呪文スロットを得る。これらの追加スロットを使うためには、元々そのレベルのウィザード呪文スロットを持っていなければならない。

希少性:ヴェリィ・レア。
リング・オヴ・ウォーター・ウォーキング
(Ring of Water Walking/水上歩行の指輪)

この銀の指輪には様式化された波に似せた刻み目が刻印されている。着用者が多量の水を見ることができるほどの近くにきたとき、この刻み目が動き始め、指輪の周囲に波が走る。

特性(同調時):君はあらゆる液体を、まるで固い地面であるかのように横切って移動できる。

希少性:アンコモン。
リング・オヴ・フェザー・フォーリング
(Ring of Feather Falling/軟着陸の指輪)

この指輪は巨大な鳥、たとえばルフなどの骨から削り出して作られており、羽根でできた環のような外観をしている。
この指輪を嵌めたときには、最初、着用者は瞬間的な無重量感を感じる。

特性:この指輪を着用しているときに落下したときにはいつでも、君は代わりに毎ラウンド10フィートの割合で流れるように降下する。君は着地時に一切落下ダメージを受けず、足で地面に降り立つ。

秘密:この指輪の中には、稀に欠陥があるものや、老朽化しているものがあり、そうしたものは、着用者が特定の距離を超えて落下したなら、その時点で落下を減速することに失敗する。このような稀な指輪は、このようにして落下すると共にその魔法も使い尽くしてしまい、非魔法のものと化す。

希少性:レア。
リング・オヴ・プロテクション
(Ring of Protection/守護の指輪)

この銀の指輪には様式化された盾の形が嵌め込まれており、そこには輝きを放つ、磨き上げた瑪瑙が付いている。

特性(同調時):君はACとセーヴィング・スローに対して+1のボーナスを得るが、これはACやセーヴィング・スローに対して与えられる他の魔法のアイテムに由来するいかなるボーナスとも累積しない。

希少性:レア。
リング・オヴ・マインド・シールディング
(Ring of Mind Shielding/精神防御の指輪)

この高品質な指輪は重たい金から念入りに加工されて作られている。

特性(同調時):君は他人が君の思考を読んだり、君が真実を言っているかどうかを識別したり、あるいは君の属性を判別したりできるあらゆる効果に対して完全耐性を持つ。君とのテレパシーでの意志疎通は、君がそれを許可した場合にだけ成功する。
君はこれを着用している間にアクションを使い、指輪を不可視状態にすることができる。もしそうするなら、この指輪は君が別のアクションでそれを仮死状態に戻すか、君が指輪を外すか、あるいは君が死亡するまで、不可視状態のままである。

秘密:この指輪の秘密は着用者が殺害されたときに明らかになる。死亡すると、着用者の魂は指輪の中に移送される。これが起こると、魂は指輪の中に留まることもできるし、あるいはいつでも、来世を求めて出立することもできる。魂がその中に留まる間、それは新しい着用者とテレパシーで意思疎通することができ、新しい着用者はこの指輪の秘密に気付くことになる。着用者はこのテレパシーの意志疎通を妨害することはできないが、その魂を指輪から外に出て行くよう強いることはできるかもしれない。

希少性:ヴェリィ・レア。
リング・オヴ・ラム
(Ring of Ram/破城槌の指輪)

この華美に飾り立てられた鉄の環は牡羊の頭部を象った装置(破城槌)に似せられている。

特性:アクションとして、君は指輪に50フィート以内にいる1体のクリーチャーを攻撃するよう命令することができる。そうするとき、指輪から1、2、あるいは3チャージのどれだけを消費するか選択すること。この指輪は力場でできた牡羊の頭部を作り出し、命中したかどうかの攻撃ロールは+7のボーナスで行なわれる。命中したなら、君が消費したチャージ毎に、目標は1d6の[力場]ダメージを受けて5フィート分押し戻される。
あるいは、50フィート以内にある扉を打ち破るよう指輪に命令することもでき、1、2、あるいは3チャージを消費する。この指輪は扉を破壊するための【筋力】判定を行ない、+5に君が消費したチャージ毎に1を加えた分の【筋力】ボーナスを持つものとして扱う。
リング・オヴ・ラムは最大で3チャージを有する。消費したチャージは毎日夜明けと共に回復される。

希少性:ヴェリィ・レア。
リング・オヴ・リジェネレイション
(Ring of Regeneration/再生の指輪)

この鉄製の環には、保存処置が施されたトロールの厚皮であるゴムが巻き付けられている。

特性(同調時):この指輪を着用している間、10分毎に1d6ヒット・ポイントを回復する。もし着用している間にいずれかの肉体の一部を失ったなら、その部位は再生し、1d6+1日後には完全な機能を取り戻す。

希少性:ヴェリィ・レア。
巻物

巻物とは、一般的には書き記した形態の呪文である。いくつかの巻物は、強力な守護や他の魔法効果を生み出す独特な魔法を秘めている。

巻物の使用:巻物は消費型の魔法のアイテムである。巻物に秘められた魔法の性質がどんなものであっても、その魔法を解放するにはそれを読み上げる必要がある。いったんその魔法が呼び起こされると、巻物は再利用できなくなる。その文字が消え去ってしまうか、灰となって崩れ去ってしまう。
プロテクション・フロム・アンデッドの巻物
(Scroll of Protection from Undead/アンデッドからの守護の巻物)

この革製の円筒には頭蓋骨のシンボルが刻印され、黒曜石の栓で蓋がされている。内側には、蜘蛛のような文字が書き込まれた、良質な上等皮紙片が巻いて入れられている。この紙片からは、かすかに腐敗臭が漂っている。
必要条件:この巻物を使うには、最低でも1つの呪文を修得していなければならない。

効果(消費):アクションとして、君はこの巻物を読み、5分間に渡って君から広がり、君と共に移動する半径5フィートの守護の球形を作り出すことができる。
この球形に入ったり、その内部にいる者を目標としたりするには、アンデッド・クリーチャーは難易度15の【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。失敗したなら、現在のターンの間は、このクリーチャーは球形の中に入ったり、その内部にいるあらゆる者を目標としたりできない。成功したなら、そのクリーチャーはもはやこの球形の効果の対象とはならない。
もし君か、この球形の内部にいる君の仲間が、この球形の効果の対象となっているアンデッド・クリーチャーを攻撃したり、それに向けて呪文を発動したりしたなら、そのクリーチャーは球形に対するセーヴィング・スローに成功したものと見なされるようになる。
この球形の対象となっているアンデッド・クリーチャーを強制的にこの球形の中に入れてしまうように君が移動したときには、そのクリーチャーはセーヴィング・スローを行なわなければならない。もし失敗したなら、君はそのクリーチャーを最大で15フィートまで押し戻すことができ、そうしてその者はなお球形の外に押し留められるが、その相手にとって有害な地形の中に押し込んだり、落下してしまうような場所に押し込んだりすることはできない。もし、効果を受けているクリーチャーを球形の外に押し留めておくことができないような移動をしたなら、この球形は消えてなくなり、その効果は終了する。

希少性:レア。
呪文の巻物
(Spell Scroll/呪文の巻物)

しばしば、象牙、翡翠、革、金属、あるいは木でできた円筒の中に入って発見されることになる、呪文の巻物には、1つの呪文の魔法の言葉が、神秘的な暗号文の形で書き付けられている。
必要条件:巻物の作成者は巻物に記載する呪文を選択する。その呪文を発動するには、君はそれが自らのクラス呪文リストに載っていなければならない。もしその巻物が君が作成したのでないのなら、君はリード・マジック呪文かそれに類する効果で巻物を解読しておかねばならず、然る後、それを使用できるようになる。

効果(消費):アクションとして、君は巻物に書かれた呪文を、その呪文に要求されるいかなる構成要素も提供することなく、発動する。それ以外の点では、この呪文発動は、呪文発動に関する通常のルールに従う。
もし巻物の呪文が君が通常であれば発動できるものより高いレベルであるなら、君はその呪文を発動するために君の魔法能力修正値を使って判定に成功しなければならない。難易度は10+巻物に書かれた呪文のレベルに等しい。判定に失敗すると、巻物は消費されてしまい、何の効果も発揮しない。

希少性:アンコモン。
呪文の巻物
(Spell Scroll/呪文の巻物)

しばしば、象牙、翡翠、革、金属、あるいは木でできた円筒の中に入って発見されることになる、呪文の巻物には、1つの呪文の魔法の言葉が、神秘的な暗号文の形で書き付けられている。
必要条件:巻物の作成者は巻物に記載する呪文を選択する。その呪文を発動するには、君はそれが自らのクラス呪文リストに載っていなければならない。もしその巻物が君が作成したのでないのなら、君はリード・マジック呪文かそれに類する効果で巻物を解読しておかねばならず、然る後、それを使用できるようになる。

効果(消費):アクションとして、君は巻物に書かれた呪文を、その呪文に要求されるいかなる構成要素も提供することなく、発動する。それ以外の点では、この呪文発動は、呪文発動に関する通常のルールに従う。
もし巻物の呪文が君が通常であれば発動できるものより高いレベルであるなら、君はその呪文を発動するために君の魔法能力修正値を使って判定に成功しなければならない。難易度は10+巻物に書かれた呪文のレベルに等しい。判定に失敗すると、巻物は消費されてしまい、何の効果も発揮しない。

希少性:アンコモン。
選択ルール:巻物の事故

呪文の巻物の使用に失敗した術者は、彼あるいは彼女の魔法能力修正値を使って難易度10のセーヴィング・スローを行なわなければならない。失敗すると事故が発生する。事故が発生したとき、「巻物の事故表」をロールして決定した通りに、巻物の呪文は意図せざる効果を及ぼす。

巻物の事故表
d6 結果
1 制御不能な魔法エネルギーの奔流が発生し、術者に呪文レベルあたり1d6の[サイキック]ダメージを与える。
2 呪文は意図した目標の代わりに術者か味方の1人に効果を及ぼすか、あるいは意図した目標が術者であったなら、近くにいるランダムな目標1体に効果を及ぼす。
3 呪文はその呪文の距離内のランダムな地点に効果を及ぼす。
4 呪文の効果は通常の効果とまるっきり反対の効果となるが、それは有害なものでも有益なものでもない。たとえば、ファイアーボールは無害な冷気の効果範囲を作り出す。
5 術者はその呪文に関連するちょっとした、しかし奇怪なる効果を受ける。そうした効果は本来の呪文の持続時間だけ持続するか、あるいはその効果が瞬間であったなら2d10分間持続する。たとえば、ファイアーボールは術者の耳から2d10分間煙が吐き出されるようにするかもしれない。
6 呪文は1d12時間後に起動する。もし術者が意図した目標であったなら、その呪文は通常通りの効果を持つ。もし術者が意図した目標でなかったなら、その目標がすでに移動して去っている場合、呪文は意図した目標のいるおおよその方向、その呪文の最大距離までのところに向けて発せられる。
その他の魔法のアイテム

その他の魔法のアイテムという分類は、他の分類にきちんと当てはまらない魔法のアイテムを包括的に扱うものである。これらにはブーツ、ベルト、ケープ、グラヴズ、そしてアミュレット、ブローチ、サークレットといったさまざまな装身具や装飾品などの身に着けるアイテムが含まれる。バッグ、カーペット、クリスタル・ボール、フィギュリーン、ホーン、楽器類、その他の物品もまたこの分類に当てはまる。
アイウーン・ストーン
(Ioun Stone/アイウーンの石)

空中に放り投げると、この非常に小さな宝石は所有者の頭部の周囲を旋回し、その色と形に基づいて決まっている利益を与える。
アイウーン・ストーンの名前は、賢者や予言者たちに崇拝されている知識と予言の神アイウーンに由来する。これらがどのようにこの神に由来するものなのかという事は、アイウーンの信者たちの間で熱く討論されてきた話題であるが、皮肉なことに、それはいまだに謎のままである。ある者は、知識を司るアンデッドの神、ヴェクナがこの古代の知識を盗み出し、隠したのだと信じている。

特性:君はアクションとしてアイウーン・ストーンを空中に放り投げることができ、その結果、それは君の頭上から1d3フィート離れた位置で旋回する。それ以後、君からそれを引き離すには、石を引っ掴むか、網で捕まえたりしなければならない。君は自発的に石を停止させ、しまい込むことができる(たとえば、それによって、眠っている間それを安全にしまっておくことができる);そうするにはアクションは必要とせず、石の効果は即座に終了する。
石はAC24で10ヒット・ポイントを持ち、あらゆるダメージに対して抵抗を持つ。
多くの異なるアイウーン・ストーンが存在しており、ここに示すようなものがある。

無色透明の紡錘形(レア):飢えや渇きに苦しむことはなく、食事を取ったり水を飲んだりする必要がない。

くすんだ薔薇色の三角柱(レア):ACに+1のボーナスを得る。

深紅色の球(ヴェリィ・レア):【敏捷力】の値が1上昇する。

きらめく青の球(ヴェリィ・レア):【判断力】の値が1上昇する。

薄い青の長斜方形(ヴェリィ・レア):【筋力】の値が1上昇する。

桃色の長斜方形(ヴェリィ・レア):【耐久力】の値が1上昇する。

桃色と緑色の球(ヴェリィ・レア):【魅力】の値が1上昇する。

緋色と青の球(ヴェリィ・レア):【知力】の値が1上昇する。

紺色の長斜方形(レア):聞き耳、視認、あるいは捜索を行なうための判定に+3のボーナスを得る。

脈動する紫色の三角柱(レジェンダリィ):この石の中に、3レベル分までの修得している呪文を蓄えることができる。呪文を蓄える行為は呪文を消費し、アクションを要する。この石の中に蓄えてある呪文を発動するのもまたアクションを要する。

薄いラベンダー色の長円体(レジェンダリィ):リアクションとして、4レベル以下の呪文によって攻撃を受けたり、その目標となったりしたときに、この石を使って害を受けることなくその呪文を吸収することができる。しかしながら、この石はファイアーボールなどのように、君だけを目標とするのではない呪文を吸収することはできない。
この石が20レベル分の呪文を吸収すると、燃え尽きて鈍い灰色になり、永久に力を失う。もし君がこの石が吸収できる呪文レベルの残り数よりも高いレベルの呪文の目標となったなら、その呪文を吸収することはできない。

真珠白色の紡錘形(レジェンダリィ):1時間につき1ヒット・ポイントを回復する。

薄い緑色の三角柱(レジェンダリィ):攻撃ロール、セーヴィング・スロー、判定、そしてACに+1のボーナスを得る。

橙色の三角柱(レジェンダリィ):1日1回、君が修得している最高レベルの呪文1つを、呪文スロットを使ったり、他のあらゆるリソースを使ったりすることなく、発動できる。

ラベンダー色と緑色の長円体(レジェンダリィ):リアクションとして、8レベル以下の呪文によって攻撃を受けたり、その目標となったりしたときに、この石を使って害を受けることなくその呪文を吸収することができる。しかしながら、この石はファイアーボールなどのように、君だけを目標とするのではない呪文を吸収することはできない。
この石が50レベル分の呪文を吸収すると、燃え尽きて鈍い灰色になり、永久に力を失う。もし君がこの石が吸収できる呪文レベルの残り数よりも高いレベルの呪文の目標となったなら、その呪文を吸収することはできない。
ウィングド・ブーツ
(Winged Boots/飛行のブーツ)

この良質なブーツはごく普通の履物に見える。このブーツを履くと、その踵から小さな翼が生え、まるで空を飛びたがっているかのように穏やかに羽ばたく。

特性:ウィングド・ブーツを着用している間、君は自らの移動速度を使って飛行できる。
君は毎日4時間までこのブーツを使うことができ、それを一度に浸かっても、より短時間の飛行を複数回行なっても良い。この時間を超えて飛行しようとすると、徐々にその魔法を消耗していき、毎ラウンド10フィートの割合で、地面に着地するまでゆっくりと君は下降して行く。
12時間連続でこれを使用しないでいる毎に、飛行時間が2時間分回復する。

希少性:レア。
ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー
(Gauntlets of Ogre Power/オーガの力の篭手)

分厚い革でできたこの篭手には、甲の部分にそれぞれの指の半分ほどの長さまで鉄の鋲が並んで打たれている。
この篭手はその見た目よりもずっと重い―革の層の間に鉛が縫い込まれているのである。この篭手を着用したクリーチャーはオーガ並に強力になった気がし、この篭手はほとんどまるっきり重く感じられなくなる。

特性:ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワーを着用している間、君の【筋力】は19に上昇する。もし君の【筋力】が元々19以上であるなら、この篭手は君に利益をもたらさない。

希少性:アンコモン。
クリスタル・ボール
(Crystal Ball/水晶球)

この直径6インチの水晶の球体の内部には霧が渦巻いており、その中に遠方にいる人物や場所の情景を写しだして秘かに見張ることができる。この球体は同じくらいの大きさの大理石の塊と同程度の重さがあり、クリスタル・ボールを持っていると、冷たい手を通して誰かの手を転がしているように感じられる。
存在していることが知られている若干のクリスタル・ボールは、古代世界の標準からしてさえもなお古いものである。多くの賢者や呪文の使い手がプールや鏡から念視の装置を作ることができるが、クリスタル・ボールを作成する技芸は記憶の彼方に失われてしまっている。これらは世界の偉大な神秘の中に存在しており、非常に高い評価を得ている。
大部分の賢者は、クリスタル・ボールを使用する際には慎重になり、その多くの者がこのアイテムを使用している間に何者かに見張られていたような感覚を受けたと述べている。何か超常的な存在―定命の者の人知を超えた彼方にいる何者か―が、この球体を通じて使用者を見張り返しているのだという恐るべき噂が囁かれている。

必要条件:君の念視の試みの目標とする相手に精神を集中する間、クリスタル・ボールに接触して10分を費やさなければならない。

特性:クリスタル・ボールをじっと見つめ、意図する目標を映し出すことでこれを使用する。クリスタル・ボールは、どんなに遠く離れた場所であれ、別の次元界であれ、見通すことができる。しかしながら、目標をうまいこと見るためには、【知力】判定を行なわなければならない。目標に対する精通度に応じて難易度が設定される。

目標に対する知識 難易度
なし* 25
間接的(目標について聞いたことがある) 20
直接的(目標と会ったことがある) 15
熟知(目標を良く知っている) 10
* 君は目標との何らかの種類の繋がり、たとえばその者の肖像、その者の所有物、あるいはその髪の毛などを所持していなければならない。

判定に成功すると、クリスタル・ボールは君が目標を見ることができる、それの20フィート以内の場所に念視のための感覚器を送り込む。君はあたかもその場にいるかのように、その感覚器を通じて見たり聞いたりできる。この感覚器は君と同じ知覚を有する。
この感覚器は不可視状態で、隠れた状態で出現し、その位置から動くことはできないが、その位置から全ての咆哮を見たり聞いたりできる。その目標は【判断力】判定に成功することで、この感覚器の存在に気付くことができる;この判定の難易度は15+君の【知力】修正値に等しい。目標は、不可視状態の物を見ることができるのでない限り、感覚器の正確な位置を知ることはない。不可視の物体を見ることができるクリーチャーは、まるで君の姿をした幽霊のような投射物としてこの感覚器を知覚する。
君の感覚器は10+君の【知力】修正値に等しいACを持ち、君の能力値を使ってセーヴィング・スローを行ない、1ヒット・ポイントを持つ。[サイキック]ダメージを除くあらゆるダメージに対する完全耐性を有する。この感覚器が0ヒット・ポイント以下になると、消滅し、念視効果は即座に終了し、君は10d6の[サイキック]ダメージを受ける。
君はいつでもこの念視の感覚器を解除できる(アクションは必要としない)。感覚器が存在している限り、君は拘束状態であり、アクションを取ることはできない。

希少性:レジェンダリィ。

クローク・オヴ・インヴィジビリティ
(Cloak of Invisibility/不可視化の外套)

この柔らかく優雅な作りのケープは通常の外套の半分の重さしかなく、織り地が滑らかである。着用すると、クローク・オヴ・インヴィジビリティはそのパワーを明らかにする。

特性:クローク・オヴ・インヴィジビリティを着用している間、君は―衣類、鎧、武器、その他の装備品と共に―不可視状態になる。合計で2時間このクロークを着用すると、その魔法は機能を停止する。全く使用しないで12時間連続で休ませる毎に、このクロークは1時間分だけ機能する時間を回復する。

希少性:レジェンダリィ。
クローク・オヴ・エルヴンカインド
(Cloak of Elvenkind/エルフ族の外套)

この長い外套は灰色の布地で作られており、熟練の技で仕上げられていて、通常の外套の半分の重さしかない。
一般的に、エルフでない者がこのクロークを着用しているのを見かけたエルフは、それが盗まれたものだと見なす。しかしながら、クローク・オヴ・エルヴンカインドは、ときどきエルフの最も信頼する、あるいは価値を認める味方に贈り物として贈られることがある。

特性:フードを被ってクローク・オヴ・エルヴンカインドを着用している間、君がその試みをするときに20フィート以内にクリーチャーがいないのであれば、君はそれが地上であれ地下であれ、あらゆる自然の環境において隠れようとすることができる。この試みを行なうに際し、視認困難を得ている必要はない。

希少性:アンコモン。
ジェム・オヴ・シーイング
(Gem of Seeing/看破の宝石)

この素晴らしいカットと磨きをかけたダイアモンドは人間の目ほどの大きさである。
この宝石を手にして自身の目にかざしたクリーチャーは、それが完璧な透明さを持っていることに気付き、クリーチャーの姿をかすませたり、歪ませたりすることなく、この宝石を通して見ることができる。ジェム・オヴ・シーイングを希少な金属の環に取り付けることでペンダントにすることもでき、そうすればこの宝石をいつでも簡単に取り出すことができ、なくすこともなくなる。恐るべき海賊王は、飾り立てた眼帯にこの宝石を嵌めこんでいたりする。

特性:アクションとして、ジェム・オヴ・シーイングを通して見ることで、隠れていたり、不可視状態であったり、幻術であったり、アストラル状態やエーテル状態のクリーチャーや物体を、あたかもそれらの利益を得ていないかのように見破ることができ、それは君の視界の範囲まで届く。

秘密:ジェム・オヴ・シーイングを使用するキャラクターは使用する毎に5%の確率で、幻覚を見たり、本物の物体を幻術であると見誤ったりする。

希少性:ヴェリィ・レア。
スリッパーズ・オヴ・スパイダー・クライム
(Slippers of Spider Climbing/壁歩きのスリッパ)

蜘蛛の糸から編まれたこの柔らかいスリッパはぴったりと快適に足を包み込む。

特性:このスリッパを履いている間、君は垂直な壁を登り、降り、横切ることができ、さらに両手を放した状態で天井に逆さまに移動することすらできる。君はこのようにして通常の移動速度で移動することができ、判定を行なう必要はない。
非常に滑りやすい壁面―凍っている、油が撒かれている、油脂が塗られているなどが含まれる―は、このスリッパを使っても登攀することはできない。

希少性:アンコモン。
ダスト・オヴ・ドライネス
(Dust of Dryness/乾燥粉)

この細かく挽かれた灰色の粉末は光にきらきらと輝き、通常は小さな袋に入れられているか、あるいは折り畳んだ羊皮紙に包まれている。1袋あるいは1包みには、一般的に1d6+4つまみのダスト・オヴ・ドライネスが含まれる。
この粉末の臭いを嗅ぐと、天日焼きした粘土の臭いがし、口に渇きを覚える。ダスト・オヴ・ドライネスに触れると、即座に皮膚が乾燥し、1つまみ舐めると、ひどい口渇を招く。

特性:アクションとして、この塵を1つまみ撒くことができる。この塵は、100ガロンまでの水をビー玉サイズの小球に変えてしまい、塵が撒かれた場所の水面に浮くか、あるいはその場近辺に転がる。この小球は拾って持ち運ぶことができる;重量は無視して良い程度である。
任意の時点で、君あるいは別のクリーチャーは、アクションとして硬い面にこの小球をぶつけることができる。この小球は砕けて、塵が吸収したのと同じ量の水を放出する。

秘密:ダスト・オヴ・ドライネスは水のクリーチャーにとって特に致命的である。1つまみの塵に晒された水のクリーチャーは、脱水に対する難易度12の【耐久力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。このクリーチャーはセーヴィング・スローに失敗すると5d6の[壊死]ダメージを受け、セーヴィング・スローに成功したならその半分のダメージを受ける。

希少性:アンコモン。
トウム・オヴ・ザ・スティルド・タン
(Tome of the Stilled Tongue/串刺しにされた舌の書)

この分厚い革張りの大書には格別に胸をむかつかせるような装飾が施されている―表紙に乾燥された舌が釘付けにされているのだ。
この書物は全部で5部存在しており、どれが原書であるかははっきりしていない。最初のトウム・オヴ・ザ・スティルド・タンに付けられているこの薄気味悪い表紙の装飾は、元々はヴェクナに仕えており、後にこのリッチを裏切ったかつての召使いのものであった。4部の写本の表紙に釘付けられている舌は、かの片目の秘密の神の邪魔をした名もなき呪文の使い手から取られたものである。
それぞれの書物の最初の数ページには判別不能な走り書きでいっぱいであり、狂人がめちゃくちゃに落書きをしたかのようである。残りのページは空白で何も記載されていない。

必要条件:君はクレリック、ドルイド、あるいはウィザードの呪文リストから裁定でも1つの呪文を発動することができなければならない。

特性:君はこの書物を呪文書として使う事ができる。
加えて、1日1回、君がこの本に書き込んだ呪文1つを、アクションを使うことなく、言葉を発したり、身ぶりをしたりすることなく、発動することができる。この書物の特性を使ったラウンドには、君は呪文を発動するためにアクションを使うことはできない。

秘密:ヴェクナはこの書物を使用する人物を見張り、観察し続けており、彼はこの本の中に謎めいたメッセージを書き記すことができ、それは真夜中に出現し、夜明けとともに消える。

希少性:ヴェリィ・レア。
ネックレス・オヴ・ファイアーボールズ
(Necklace of Fireballs/ファイアーボールの首飾り)

繊細な金の鎖から赤いビーズが着いた金の装飾品が吊り下がり、その鎖の両端を互いに結び合わせてネックレスにしてある。まるで強力な力をためようともがいているかのように、このビーズは振動している。

特性:ネックレス・オヴ・ファイアーボールズには1d6+3個のビーズが吊り下げられている。君はこのビーズ1個を取り外し、最大100フィートまで投擲するというアクションによって、このネックレスを使う。固い表面に命中すると、この小さな球形は半径20フィートの沸きたつ炎の雲状に爆発する。この範囲内の各クリーチャーは火に対する難易度13の【敏捷力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。目標は5d6の[火]ダメージを受けるか、このセーヴィング・スローに成功したならその半分のダメージを受ける。
君は複数のビーズを投げつけることができるし、またネックレス全部を投げつけることすらできる。その効果は同じだが、爆発が与えるダメージが、5d6の[火]ダメージに加えて、追加で投擲したビーズ1個につき1d6の追加[火]ダメージとなる点が異なる。
このアイテムによって作り出される火は燃焼性のものに着火させる。
ビーズ全てを使ったなら、このネックレスは融けてなくなる。

希少性:レア。
パール・オヴ・パワー
(Pearl of Power/力の真珠)

この真珠には多彩な色合いが存在するが、その大きさや光沢は標準的である。手に持つと、暖かさを感じる。いったんこの真珠の魔法のチャージが消費されたなら、他の普通の真珠と同じように感じられるようになる。

必要条件:君は呪文を準備し、発動することができなければならない。

特性:1日1回、この真珠の合言葉を唱えて、その日に準備して発動してしまった3レベル以下の呪文1つを思い出すことができる。あたかもそれを発動していないかのように、その呪文を取り戻す。

希少性:アンコモン。
バッグ・オヴ・ホールディング
(Bag of Holding/物入れ袋)

これはごく普通の布製の袋のように見え、おおよそ口が直径2フィート、深さは4フィートくらいである。この袋を開くと、その内部空間が外から見た寸法よりも遥かに大きいことが明らかになる。
大量のバッグ・オヴ・ホールディングを繋ぐ次元間トンネルの秘密のネットワークが存在するという噂があり、またときどき、アークデヴィルのバールゼブルがこれらの通路を使って価値あるアイテムや強力なアイテムを偽物とすり替えるとも言われている。

特性:最も一般的なバッグ・オヴ・ホールディングには、70立方フィートの体積を超えない範囲で500ポンドまでの重量を収納できる。バッグは中身が空っぽであるかどうかに関わらず、常に15ポンドの重量である。
バッグの中に物を入れるのは、バッグにどれだけの物が入っているかに関わらず、通常はアクションではない。しかしながら、バッグからアイテムを取り出すのはアクションである。
もしバッグに物を詰め込み過ぎたり、鋭い物でそれを突き刺したり、切り裂いたりしたなら(内側からであれ、外側からであれ)、バッグは裂けて壊れてしまう。中身の大部分は永久に失われてしまうが、魔法のアイテムは遅かれ早かれ、世界のどこかに再びその姿を現す。もしバッグ・オヴ・ホールディングを裏表ひっくり返すと、その中身は傷つくことなく吐き出されるが、元の状態に戻さなければバッグを再び使うことはできない。もし生きていて呼吸をするクリーチャーをバッグの中に入れたなら、10分までは生きていることができるが、それ以後は窒息し始める。

秘密:ポータブル・ホールの中にバッグ・オヴ・ホールディングを入れると、アストラル界に繋がる裂け目を開いてしまう。この裂け目はバッグの中身を虚空へと吸い出してしまい、それらは投げ出されて永久に失われてしまう。
バッグ・オヴ・ホールディングの中にポータブル・ホールを入れると、ランダムな他次元界へ続くゲートを開いてしまう。ポータブル・ホール、バッグ・オヴ・ホールディング、そしてこれらのアイテムの10フィート以内にいる全てのクリーチャーは強制的にこの他次元界へと引きずり込まれる。どちらのアイテムもこの過程で破壊されてしまう。

希少性:アンコモン。
ハット・オヴ・ディスガイズ
(Hat of Disguise/変装帽子)

ハット・オヴ・ディスガイズは安っぽく、着古された毛織のキャップのように見える。その色合いは日に晒され、何年も酷使された結果、褪せてしまっている。
初めてこの帽子をかぶったとき、着用者の外見を瞬間的にランダムに変化させる幻術のさざ波が起こる。この効果は素早く消え去る。

特性:この帽子をかぶっている間、君は自分自身を―衣類、鎧、武器、その他の装備品と共に―異なる外見に見せかけることができる。君は自分の身長を最大で25%、体重を50%まで変更できる。人型生物といったように、君は同じ肉体の種類を維持しなければならないが、それ以外の点では、外見上の変化の幅は君次第である。すべての変化は幻術であり、君の外見を疑うに足る理由を持つクリーチャーは、君の【魅力】判定に対する【判断力】判定での対抗判定を行なうことができる。このハットは君の判定に+5のボーナスを与えるが、もし君がこの対抗判定に負けたなら、そのクリーチャーはこの幻術を透かして見ることができる。
この帽子を脱ぐとこの効果は終了する。

希少性:アンコモン。
ブーツ・オヴ・エルヴンカインド
(Boots of Elven Kind/エルフ族のブーツ)

この柔らかく融通の利くブーツは入り組んだ葉の模様が革に縫い取られている。
一般的に、エルフでない者がこのブーツを着用しているのを見かけたエルフは、それが盗まれたものだと見なす。しかしながら、ブーツ・オヴ・エルヴンカインドは、ときどきエルフの最も信頼する、あるいは価値を認める味方に贈り物として贈られることがある。

特性:ブーツ・オヴ・エルヴンカインドを着用している間、君は移動するときに、通過する地面の状態に関わらず、たとえ乾いた葉や、きしむ床、じゃりじゃりとした砂利の上であってすら、音を立てることがなくなる。

希少性:アンコモン。
ブーツ・オヴ・ストライディング・アンド・スプリンギング
(Boots of Stridinga and Springing/速足と跳躍のブーツ)

この良質な革製のブーツには弾力のある靴底が張られ、中敷きにはクッションがされていて履き心地は快適なものとなっている。
このブーツを着用すると、着用者は突如として旅に出たいという短時間の衝動に駆られる―世界の果てから果てまで歩いて旅したいという束の間の欲求に駆られるのである。

特性:君はブーツ・オヴ・ストライディング・アンド・スプリンギングを着用している間、荷重や着用している鎧による移動速度に対するペナルティを受けない。加えて、君が跳躍する時、通常の3倍の距離を跳躍する。

希少性:アンコモン。
ブーツ・オヴ・スピード
(Boots of Speed/加速のブーツ)

この柔軟な革のブーツには、光の中できらめく磨き上げた留め具が付いており、踵には銀の象嵌細工が施されている。このブーツを着用した後には、着用者はあらゆるものが―たとえ音ですら―若干遅く動いているように感じられる。この加速されたスピードは、毎日それほど長い時間でなければ我慢できる程度である。

特性:ブーツの両踵を打ち合せてカチリと言わせる(アクションではない)ことで、君のスピードを2倍に加速できる。君に対する機会攻撃には“不利”が課される。君は再び踵を打ち合せることでブーツの効果を終了させることができる。
ブーツのこの特性を合計で10分間使用したなら、この魔法は君が大休憩を取るまで機能しなくなる。

希少性:レア。
フライング・カーペット
(Flying Carpet/空飛ぶ絨毯)

この大きな絹の敷き物を広げると、多彩な色の糸で編み込まれた美しい模様が姿を見せる。繰り返しの幾何学的な書の背景に陽気な唐草模様が走っており、縁を飾っている模様はすべて雲を示唆するものである。
巻いてある絨毯を地面に広げると、フライング・カーペットは、下の空気によって浮き上げられたかのように、1インチほどの高さで一瞬止まる。
一般的なフライング・カーペットは5フィート×10フィートの寸法で、中型サイズかそれより小さいクリーチャーを最大で2体まで運搬できる。

特性:この敷き物の上に座って合言葉を唱えると、フライング・カーペットは空中に浮かび上がる。君は自分の移動速度を使ってフライング・カーペットを制御し、カーペットは40フィートの飛行移動速度を持つ。運搬している物が400ポンドを超えないのであれば、フライング・カーペットはその最大移動速度で移動できる。この重量の2倍までは運搬できるが、そうした場合には、移動速度が半減する。
再び合言葉を唱えることで、カーペットはゆっくりと毎ラウンド10フィートの割合で着地するまで下降する。

希少性:ヴェリィ・レア。
ブレイサーズ・オヴ・ディフェンス
(Bracers of Defense/防御の腕甲)

この太い金属の腕輪にはそれぞれに1つの紋章が付されている:磨きあげた銀のカイト・シールドの紋章である。このブレイサーズには、留め金を掛けたり外したりできる蝶番が付いており、それらを着用者の前腕にぴったりと魔法的に締めつけることができる。初めて着用したとき、これらは束の間柔らかい光を発して輝き、その光は着用者の体全体を駆け抜けた後、消え去る。

必要条件:君は鎧を着用していたり、盾を使用したりしていてはならない。

特性:ブレイサーズ・オヴ・ディフェンスを着用している間、君のACは13+君の【敏捷力】修正値に等しいものとなる。

希少性:レア。
ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス
(Belt of Giant Strength/巨人の力のベルト)

この分厚く太い革のベルトには、そのベルトの種類に応じたさまざまな素材でできた飾り鋲が付けられている。たとえば、ベルト・オヴ・ファイアー・ジャイアント・ストレンクスは黒い鉄の鋲であるが、ベルト・オヴ・ストーム・ジャイアント・ストレンクスは珊瑚と真珠母でできた鋲が付いているかもしれない。
このベルトをしっかりと腰に巻いても、着用者は特別な効果は感じない。しかし彼あるいは彼女の筋力は途轍もなく上昇しており、いくつかの扉を開こうとして蝶番からそれを外してしまったり、カップを手に取ろうとしてそれを砕いてしまったりといった事で着用者はその事実に気付く。

特性:ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクスを着用すると、君に信じ難い筋力が与えられる。これを発見したとき、DMはベルトの種類を決定するためにパーセンタイル・ダイスをロールするか、あるいは選択肢の中から望む種類を1つ選択するかする。

d% 種類 【筋力】
01〜50 ヒル・ジャイアント 21
51〜70 ストーン/フロスト・ジャイアント 23
71〜85 ファイアー・ジャイアント 25
86〜95 クラウド・ジャイアント 27
96〜00 ストーム・ジャイアント 29

君の【筋力】の値はベルトによって与えられる数値へと上昇する。もし【筋力】がすでにこのベルトの値と同じかそれ以上であるなら、このアイテムは君には何ら利益を与えない。
外見は異なっているが、ベルト・オヴ・ストーン・ジャイアント・ストレンクスとベルト・オヴ・フロスト・ジャイアント・ストレンクスは同等の機能を持つ。
希少性:レア(ベルト・オヴ・ヒル・ジャイアント・ストレンクス)、ヴェリィ・レア(ベルト・オヴ・ストーン・ジャイアント・ストレンクスあるいはベルト・オヴ・フロスト・ジャイアント・ストレンクス)、レジェンダリィ(ベルト・オヴ・ファイアー・ジャイアント・ストレンクスあるいはベルト・オヴ・クラウド・ジャイアント・ストレンクス)、アーティファクト(ベルト・オヴ・ストーム・ジャイアント・ストレンクス)。
ポータブル・ホール
(Portable Hole/携帯用の穴)

絹のように柔らかい、この良質な布地は、広げてみると円形のシートになる。地面に広げると、このシートは消滅したように見え、それ以前には存在しなかった穴がそこに出現する。

特性:完全に広げると、ポータブル・ホールは直径6フィートの地面を覆う。それを撒いてたたむと、ハンカチほどの大きさにまで小さくすることができる。何らかの固い表面に広げられると、ポータブル・ホールは深さ10フィートの異次元の穴を生み出す。この穴の内部空間はこのアイテム同様に同じ次元界に存在していないため、ポータブル・ホールを使って、床、壁、扉、その他の表面に通路を作り出すことはできない。
ポータブル・ホールはこの布地の端を持ち上げ、畳んでしまうことでしまうことができる。この布地をたたむと穴は閉じ、内部のあらゆるクリーチャーや物体は穴のある異次元空間に取り残される。ポータブル・ホール内にあるクリーチャーや物体はこのアイテムの重量を増加させず、このアイテムの重量は無視できる。
ポータブル・ホールの内部にいるクリーチャーは歩いたり、這ったり、よじ登ったりして穴を出ることができる。もしこのアイテムが畳まれているなら、クリーチャーはアクションとして難易度10の【筋力】判定を行なうことで、その脱出路を無理やりこじ開けることでき、その場合、ポータブル・ホールかそれを所持するクリーチャーの5フィート以内に出現する。
閉じられたポータブル・ホールの中の空気は、クリーチャーを最大10分間まで生存させることができるだけの量がある。
それぞれのポータブル・ホールは固有の異次元空間を有する。

秘密:ポータブル・ホールの内部にバッグ・オヴ・ホールディングを入れると、アストラル界に続く裂け目が開く。この裂け目はバッグの中身を虚空に吸い出してしまい、それらは虚空に転がりこんで、永久に失われる。
バッグ・オヴ・ホールディングの中にポータブル・ホールを入れると、ランダムに決定された次元界に続くゲートが開く。ポータブル・ホール、バッグ・オヴ・ホールディング、そしてこれらのアイテムの10フィート以内にいるあらゆるクリーチャーは強制的に他の次元界へと引きずり込まれる。どちらのアイテムもこの過程で破壊されてしまう。

希少性:レア。
ホーン・オヴ・ブラスティング
(Horn of Blasting/破砕の角笛)

この質素な真鍮の角笛はひどく凹んでおり、明らかに損傷を受けているのだが、完全に機能し、高い復元力を持っている。
ホーン・オヴ・ブラスティングは、誰かが合言葉を唱えてから吹かない限り、通常のトランペットとして機能する。たとえ合言葉を唱えなかったとしても、吹くと、この角笛は深く唸るような轟音を発する。この突風は角笛の正面の地面をかすかに震わせ、突然の疾風によって巻き上げられたかのように、塵が空中に舞い上げられる。

特性:合言葉を唱えてこの角笛を吹くと、30フィートの円錐に雷鳴のような突風を作り出す。この円錐の中にいる各クリーチャーは轟音に対する難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローを行なわなければならず、失敗すると5d6の[雷鳴]ダメージを受け、1分間聴覚喪失状態に陥る。結晶質のクリーチャーや物体はこのセーヴィング・スローに“不利”を受ける;これらはセーヴに失敗すると7d6の[雷鳴]ダメージを受ける。セーヴィング・スローに成功したクリーチャーは半分だけダメージを受ける。
この角笛の効果を1日に2回以上使用すると、追加の使用1回毎に累積する20%の確率で、この角笛が爆発してしまい、吹いている者に10d6の[雷鳴]ダメージを与え、角笛は破壊されるが、それ以外の者には何ら害はない。

希少性:レア。
ローブ・オヴ・ジ・アークマギ
(Robe of the Archmagi/大魔道師のローブ)

この洗練された衣服は優雅な布地で作られており、銀色のルーン文字で装飾されている。これは明らかに権力と権威を示す祭服である。このローブの色は常に白、灰色、あるいは黒のいずれかである。

必要条件:君はウィザード呪文リストから最低でも1つの呪文を発動できなければならない。

特性:ローブ・オヴ・ジ・アークマギを着用している間、君は下記の利益を得る。
●君のACは15+【敏捷力】修正値になる。
●魔法効果に対するセーヴィング・スローに“優位”を得る。
●魔法攻撃に+2のボーナスを得る。
●君の呪文に抵抗するためのセーヴィング・スロー難易度は2上昇する。

秘密:このローブの色はこのアイテムが作られた際に関連付けられた1つの属性と対応している。白いローブは善の属性のために、灰色は中立の属性のために、黒は悪の属性のために作られたものである。もしキャラクターが自身の属性と一致しないローブ・オヴ・ジ・アークマギを着用したなら、着用者は全ての攻撃と判定に“不利”を受ける。さらに、着用者はセーヴィング・スローに“不利”を受ける一方で、着用者の呪文に対してセーヴィング・スローを行なうクリーチャーには“優位”が与えられる。

希少性:レジェンダリィ。
ロッド・オヴ・アブソープション
(Rod of Absorption/吸収のロッド)

この王錫のようなロッドは黒い金属から作られている。もし拾い上げたなら、このロッドは驚くほど重く、その使用者の手の中で振動しているように感じられる。

特性:ロッド・オヴ・アブソープションを使用している間、君が攻撃を受けたり、呪文によって目標にされたりしたときにリアクションとして、このロッドによって害を受けることなく、その呪文を吸収することができる。しかしながら、このロッドは、ファイアーボールのように、君だけを目標としたのでない呪文は吸収できない。ロッドは呪文の効果を無効にし、その呪文エネルギーを蓄える。蓄えたエネルギーは君自身の呪文の源として使うことができる。ロッドが呪文のエネルギーを吸収した際、君は即座にそのレベルを知ることができる。
ロッドに蓄えられるエネルギーの量(呪文ポイント)は、吸収した呪文のレベルに応じて決まる。

呪文レベル 呪文ポイント
0 0
1 1
2 2
3 3
4 5
5 6
6 7
7 9
8 11
9 14
10 20

ロッドは吸収した呪文を溜めていき、君は蓄えた呪文ポイントを消費して君が修得しており、準備してある任意の呪文を発動できる。そうするためには、君はアクションを使わなければならず、そのレベルの呪文を吸収した際にロッドが獲得できる呪文ポイントと同じ分の呪文ポイントを消費しなければならない。
たとえば、敵の呪文の使い手が君を目標にして1レベル呪文であるチャーム・パースンを発動したとする。ロッド・オヴ・アブソープションはこの呪文を無効にし、それを1呪文ポイントに変換する。次の君のターンに、君はこのロッドを使って、呪文ポイントを消費して1レベル呪文を発動することができるし、あるいはロッドがもっとたくさんの呪文を吸収するまで待ち、それによって蓄えた呪文ポイントを使ってもっと高いレベルの呪文を使用することもできる。
ロッド・オヴ・アブソープションは最大で20呪文ポイントまで蓄えることができる。新たに発見されたロッドには1d10の呪文ポイントがその中に蓄えられている。もし君が、ロッドが蓄えることができるよりも多くの呪文ポイントに変換されるようなレベルの呪文の目標となったなら、その呪文を吸収することはできない。

希少性:レジェンダリィ。
ロッド・オヴ・ロードリィ・マイト
(Rod of Lordly Might/王者の力のロッド)

この金属製のロッドは片方の先端に輪ぶちがついた頭部を持つメイスに似ており、柄に沿って一列に真鍮製のボタンが6つ付いている。

特性(同調時):ロッド・オヴ・ロードリィ・マイトは+2メイスとして使用できる。加えて、君は下記の特性を使うことができる。

動けなくする攻撃(1日1回):君の間合いの範囲にいる1体のクリーチャーに対してこのロッドで近接攻撃を行なう。攻撃が命中したなら、その目標は拘束状態ともなり、アクションを使って難易度13の【筋力】判定を行ない、それに成功するまでそのままである。

恐怖を与える(1日1回):このパワーを使用するにはアクションを要する。君の30フィート以内にいて君とロッドの両方を見ることができる敵はそれぞれ、恐怖状態にならないように難易度13の【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。セーヴィング・スローに失敗すると、目標は恐怖状態に陥り、アクションを使って難易度13の【判断力】判定を行ない、それに成功するまでそのままである。

生命吸収(1日1回):君の間合いの範囲にいる1体のクリーチャーに対してこのロッドで近接攻撃を行なう。攻撃が命中したなら、4d6の[壊死]ダメージを与え、君は2d6ヒット・ポイントを回復する。

ボタン:君のターンにおいて1ラウンドに1回、ロッドの6つあるボタンの1つを押すことができる(アクションではない)。このボタンの効果は君が異なるボタンを押すか、同じボタンを再度押すまで続き、同じボタンを再度押した場合にはロッドは通常の形態に戻る。

1. ロッドの輪ぶちの付いた頭部とは反対側の端から炎の刃が吹き出す。ロッドはフレイム・タン・ロングソードになる。

2. その輪ぶちの付いた頭部が折り畳まれ、2本の三日月形の刃がせり出し、ロッドは+3バトルアックスになる。

3. その輪ぶちの付いた頭部が折り畳まれ、ロッドの先端から槍の穂先が飛び出し、ロッドの柄は延長して6フィートの長柄となり、ロッドは+3スピアーになる。

4. ロッドは登攀用の棒に姿を変える。石突きにスパイクが突き出して花崗岩のように硬い地面にも突き刺さってこの棒を固定し、反対の端には3本の鋭い引っかけ鉤が伸びる。ロッドは最大で50フィートまで伸び、君が選んだ長さのところで伸びるのを止める。左右からは長さ3インチの棒がいくつも、1フィート間隔でたがいちがいに真横に突き出し、梯子を形成する。このロッドはスパイクと引っかけ鉤によってしっかり固定され、4,000ポンドまでの重量を支えることができる。

5. ロッドは携帯式の破城槌に変化し、扉、障壁、その他の放置された物体を破壊するために使うことができる。このロッドによって及ぼされる力は【筋力】30に相当する。

6. ロッドは磁北(磁石の示す真北)を指し示し、また君が地面からどれだけの深さ、あるいは高さにいるかを教える。

希少性:レジェンダリィ。

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