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西峰桃源里・67コミュの白馬大雪渓・8000歩

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 「大雪渓に行きませんか」との仲間の呼びかけに手を挙げて、トレーニングを兼ね大雪渓の偵察に行く。6月4日の針ノ木雪渓では峠までしか行けなかったので、そのリベンジ&トレーニングとして、登頂を目指す相方には「タイムリミットを13時として行ける所まで」と告げ、馬尻の少し先で見送って以後はマイペースで行く

 猿倉荘の登山口を5:34に出発。工事道路の終点から白馬尻に向かう登山道が始まり、ここを6:15に通過。10数分ほど歩くと雪渓が現れる。雪渓は沢を塞いでおり、その上を歩いて10分で山荘の外(沢)側に出る。ここでアイゼンを装着して6:50に出発。小屋から先の道は完全に雪に覆われているので、どのポイントを何時に通過した〜と言う情報はなく、場所も特定できないのでこの先は大雑把な記録になる。
 夏の大雪渓の取りつき辺りからすぐに急傾斜の登りがあり、そこを越えると幾分緩やかになった雪渓をかなり歩かされる。
 夏道は雪渓上部にできる大きなクレバスに遮られてここから葱平の山道に入るのであるが、今はまだクレバスができていないのでそのまま大雪渓を直上することができる。
 9:32,先行する相方は一旦は右寄りの夏道方向に進みかけた後、思い直したように左に折れて雪渓を直上するルートを選ぼうとしており、その後左手に見えている雪が融けた岩場の際を登って行くのが見えた。思ったほど差が開いていない気がした。
 しかし、その地点辺りから雪渓は傾斜をまし、しかも上に行くほどカール状に立ち上がって斜面に体がくっつくかと言う登りになる。その急勾配を50歩から100歩の間隔で立ち止まっては息を入れながらしばらく登り、10:17に先刻来目標にもなっていたその岩場にたどり着いて長めの休憩をとる。(〜11:03)
 45分もの休憩を取った後、再び雪渓を登り始めたが、あまりの急登にたまりかねてすぐにまた岩場に逃げ込む。時刻は11:30。下から登ってきた重装備の集団がすぐ上で休憩に入った。ここでも20分近く休む。
 その岩場はクレバスができるまでの僅かな期間の登山道と思われ、階段や蛇篭、ペイントの目印等が見られた。アイゼンを外してその道を上がってくる人もいたが、着脱が面倒なので10分ほど休んでまた雪渓を登る。
 そこから先の雪渓は一段と立ち上がって傾斜を増し、何度も休んで息を入れながらながら11:57に岩場の先端に出る。上から慎重に、というよりおっかなびっくりで降りてくる人があり、急斜面でのすれ違いを避けるためにその人を待ち、さらにもう1人の下山者を交わすために10分あまりの待機となる。上方はガスで何も見えない。
 その斜面を抜けて少し上がると、斜面をトラバースする長い踏み跡があり、無視して直上すればすぐにも稜線に出るのではないかと思われたが、そちらに登った足跡はないのでトラバースする。
 道と言えるほどのしっかりした踏み跡はその先で直上するように上に向かって曲がっており、それを辿ると雪に埋もれた小さいけれど頑丈そうな避難小屋があった。12:36にその脇を通過。まっすぐ稜線に誘導されるのかと思ったが、踏み跡は上に向かう気配はなく、稜線に並行しながらゆっくり高度を上げているように見えた。
 丁度上から降りて来た人に聞くと、村営山荘まで40〜50分はかかるだろうとのこと。時刻は12:40。タイムリミットが迫ってきたのでそこまでとして昼食を食べ、予定通り13時から下山する。

 ここからの下りはちょっと恐かった。アイゼンをフラットにして一歩一歩確実に降りる。しかし自分のアイゼンには団子がくっつくと言う欠点がある。アイゼンの下に雪の塊が入るとカチッと止まらない。そのアイゼン団子によるスリップで何回が滑落しかけたが、幸い数m以内で止めることができた。アイゼン団子は難敵である。思い切って下ることができない。そして慎重になりすぎると普段使わない大腿直筋に大きく負担がかかりすぐに疲れて踏ん張れなくなる。そんな感じでこの急傾斜の下りには手こずり、消耗が激しいので13:27(〜13:40),先刻の岩場に上がって休む。
 上方は相変わらずのガスでパッとしないが、時折晴れて顔を見せる天狗菱を中心に360度ひと回りの写真を撮るなどしてしっかり脚を休める。  そこから先も急傾斜はしばらく続くが、夏道の取りつき点辺りからは嘘のような緩斜面になる。しかし長い。最後にもう1回ちょっとした急斜面があって、そこを下ると馬尻の小屋であるが作業中なので通過し、雪渓末端でようやくアイゼンから解放される。
 沿道の花を見ながら13:53に工事道路まで降りて山頂を目指した相方を待ってると15:06に「馬尻を通過した」との電話があり、相方もぺースが上がらず、村営山荘から引き返したとのこと。
 30分待って15:23に合流し、15:58猿倉に下山となる。

追記
 馬尻の小屋でアイゼンをつけてから歩数を数えながら登った。稜線下の避難小屋を通過した辺りで8000歩だった。
 この日のすべての登山者は、山頂または村営頂上山荘に到達して、今日から開業の山荘に泊まったり幕営したり、或いは日帰りで下山した人達で、自分だけは稜線直下止まりだったが、そこまで到達できたことに取り敢えず満足している。
 山行前日昼寝したせいか、前夜は30分ほどウトウトしただけだった。若い時には何の躊躇いもなかったが、今の自分にとってこの時期の大雪渓に向かうことは「無謀」と言ってもおかしくないくらいで、不安と緊張から来る興奮状態のまま歩き始めたが、その割には体が動いた。
 左膝の古傷が痛み始めたとか、足が吊った、ペースが上がらない等々と、途中で逃げ出す口実を用意して、せいぜい夏道の大雪渓終点辺りまで行ければ「偵察」したことになるだろうし、ある程度のトレーニングにはなるだろうと、そう言う気持ちで臨んだのであるが、13時と決めたタイムリミットいっぱいまで歩くこととなった。
 結果論であるが、上から見ると夏道の大雪渓は距離こそ長いが楽勝の緩斜面でそこまでは前段,そこからが本番だったと言えるが、もう1時間早く出ていれば山荘までは行けた気がする。
 6月4日の針ノ木雪渓の登りでは苦しんだが、それが多少のトレーニングになっていたのかもしれない。

 2015年の針ノ木ショックですっかり自信を失って、もやもやした日々を過ごしてきたが、少しだけ自信を取り戻せた気がしている。失った自信は実践で取り戻すしかない。
 まだまだ登れるし、まだ登る。
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