お年寄りの無料パソコン教室コミュのエクセル、番地が日付になってしまいます。

住所録を作るときに、列を県、市、町、番地と分けて表示する場合がありますが、この時番地が日付に変わってしまうことがあります。

市町村は、当然「ひらがな」入力モードで入力しますが、番地は「半角英数」で表示しないと冗長になります。そこで、住所を入力するときいちいち入力モードをその都度変更するのは不便です。

そこで、番地を表示する列は以下の様に自動で「半角英数」の入力モードに切り替わるようにしておくといちいち入力モードを変更する必要がありません。

・　番地を入力する列を選択しておきます。

・　「データ」→「データの入力規則」

・　現れた設定画面で、「日本語入力」→「オフ（英語モード）」を選択して「ＯＫ」ボタンを押します。

入力モードの変更は度々変更しなくてはならない場合はかなり不便ですので、こうして入力規則でひらがな入力できなくしておくと非常に便利です。

ところが、一方で番地を入力すると日付に自動的に変更されてしまうことがあります。

例えば、「４－３－３」と入力すると2004年3月3日となってしまいます。

また、「4/3」といった入力をしたときは「4月3日」という日付になります。

日本では日付データの区切り文字を「/」（スラッシュ）を使うことが多いわけですが、「-」（ハイフン）も日付データの区切り文字として認識されます。

ところが、「4-31」といった日付として存在し得ない入力の場合は全く問題ありません。

操作手順：番地が日付にならないようにする方法

・　番地を入力する列を選択して右クリック

・　表示されたショートカットメニューから［セルの書式設定］を選択

・　［セルの書式設定］ダイアログ－［表示形式］タブをクリック
　↓
・　［分類］欄で［文字列］を選択
　↓
・　［セルの書式設定］ダイアログ－［OK］ボタンをクリック

要は、書式設定で「文字列」にしておけば簡単に解消できます。

ところが、日付に変わるケースがほとんどない場合は上記の「文字列」設定をするのは面倒ですね。

こうしたときは、データの前に「’」シングルクォーテーションを入力することにより、日付にはなりません。

例えば、「'３-３」と入力すると、３月３日とはなりません。

なお「’」は表示されませんので、案外便利です。ぜひ試してください。

知っているのと知らないのでは、差が出ます。