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宙俳句会コミュの7月宙ネット句会 選句一覧

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大変お待たせしました。 PCやっと復活です。
選評をお願いします。
投句されていないかたでも、感じたことや意見をどしどしどうぞ。

1 音の哀し貝風鈴や不帰の客 (莉子) 理恵子
2 現世に影落としゆく秋の蝶 (比呂美)
3 野球部のバット転がる木下闇 (りりな) 比呂美
4 横笛の口伝の調べ夏祭 (朋子) 橙香/りりな
5 恋心漸く話す木下闇 (莉子)
6 初めての家族旅行のアロハシャツ (理恵子)
7 異次元の扉あるらし木下闇 (比呂美) 莉子/朋子
8 来客の親も子も乗るハンモック (理恵子)
9 湧水を口に含くみし木下闇 (橙香)
10 みつ豆や話の尽きぬ友泊まる (理恵子)
11 サーフィンや憧憬抱く家出への (莉子)
12 柿若葉家鴨の白き羽乱れけり (橙香)
13 水源に一葉留まる木下闇 (理恵子) 橙香
14 蜻蛉のしかと我家を目指しをり (りりな) 朋子/理恵子
15 雲の峰魚眼レンズに異界あり (朋子) 橙香
16 情念のタンゴステップ扇風機 (莉子) りりな
17 軒深き家並の道や鳳仙花 (比呂美) 莉子
18 濡れ石に滑りし足や糸蜻蛉 (橙香) 比呂美
19 炎帝や猫の目玉を盗みをり (朋子) 理恵子
20 来客の足音近き芙蓉かな (橙香)
21 履歴書の特技増ゆるや夏期講座 (りりな) 朋子
22 秋蛍闇の重さの増しにけり (比呂美)
23 大の字に眠りしままや木下闇 (りりな)
24 嵩のある客座布団や遠花火 (比呂美) 橙香/莉子/りりな
25 盆の月世阿弥論ずる客二人 (りりな) 莉子/朋子
26 木下闇我呼ぶ声は空耳か (朋子)
27 朝顔や増殖因子拡大中 (莉子)
28 情なくて芙蓉真白く咲きいたり (比呂美)
29 旅客機の腹丸々と雲の峰 (朋子) 橙香/莉子/りりな/比呂美/理恵子
30 増築の木くず匂えり合歓の花 (理恵子) 朋子/りりな/比呂美
31 十歳を世帯主なり茄子の花 (莉子) 比呂美/理恵子

コメント(6)

比呂美選評

1 音の哀し貝風鈴や不帰の客 (莉子) 理恵子
哀しと不帰の客が近いかもです。

3 野球部のバット転がる木下闇 (りりな) 比呂美
なんでもない景ですが、休憩していた野球部員が忘れたのでしょうか。
炎天の野球練習と木下闇の涼しさも対比になっているように思います。

4 横笛の口伝の調べ夏祭 (朋子) 橙香/りりな
中七が良かったですね。昔から伝えられている調べなのでしょう。夏祭というより神楽の方がぴったり。 しかし、どちらも内容が分かってしまうのでかわすという手もありますね。

5 恋心漸く話す木下闇 (莉子)
恋が始まる前の二人でしょうか。 それとも友達に打ち明けているのか。。
木下闇との取り合わせとしては新しいでしょうが。

6 初めての家族旅行のアロハシャツ (理恵子)
アロハシャツで俳句になりましたね。 家族旅行はただごとです。

8 来客の親も子も乗るハンモック (理恵子)
予選。 面白いです。来る人がみんな乗ってみるハンモック。 これは本当はマッサージ機ですね。

9 湧水を口に含くみし木下闇 (橙香)
綺麗な景ですね。 湧水の場所って木下闇になってますもんね。
中七で成り立ったと思います。

10 みつ豆や話の尽きぬ友泊まる (理恵子)
季語以外はみんな覚えのあることでしょう。 だから俳句にはなりにくいかと。

11 サーフィンや憧憬抱く家出への (莉子)
若いです。

12 柿若葉家鴨の白き羽乱れけり (橙香)
中九になってます。 勘違い?

13 水源に一葉留まる木下闇 (理恵子) 橙香
予選。6と同じ景ですね。これも中七で俳句になった。

14 蜻蛉のしかと我家を目指しをり (りりな) 朋子/理恵子
蜻蛉に我家があるのでしょうか。。
そう見えたのでしょうね。

15 雲の峰魚眼レンズに異界あり (朋子) 橙香
予選。 雲の峰を魚眼レンズで見ている景でしょうか。 背景としての雲の峰?
下五が良かった。

16 情念のタンゴステップ扇風機 (莉子) りりな
なぜ扇風機? ダンスフロアーの扇風機?

18 濡れ石に滑りし足や糸蜻蛉 (橙香) 比呂美
これでは糸蜻蛉が足を滑らしたことになります。やで切っても動物を持ってきてはそのものの行動に取られがちです。この場合は植物でしょう。
一句に二人だしてはダメ、動物と自分を出しては無理がある、ということかな。

19 炎帝や猫の目玉を盗みをり (朋子) 理恵子
誰が?と言われそうです。 個人的には好きな句ですが、俳句的にはどうでしょうか。

20 来客の足音近き芙蓉かな (橙香)
できています。玄関先に咲いている芙蓉なんですね。

21 履歴書の特技増ゆるや夏期講座 (りりな) 朋子
夏期講座で言ってしまっている感。

23 大の字に眠りしままや木下闇 (りりな)
よく分かるけど、涼しいから寝ているのでしょう。

25 盆の月世阿弥論ずる客二人 (りりな) 莉子/朋子
出来ています。月を愛でながら論じているのでしょう。

26 木下闇我呼ぶ声は空耳か (朋子)
そんな感じです。

27 朝顔や増殖因子拡大中 (莉子)
中七下五の言葉としては面白いけど、何の?と聞かれそう。

29 旅客機の腹丸々と雲の峰 (朋子) 橙香/莉子/りりな/比呂美/理恵子
これはいいところに目をつけたと思います。季語もぴったり。

30 増築の木くず匂えり合歓の花 (理恵子) 朋子/りりな/比呂美
景がありありと見えますね。 鉋かけをしている大工さんも。

31 十歳を世帯主なり茄子の花 (莉子) 比呂美/理恵子
じっさいと読んでしまいそう。十年じゃいけないですか? 季語がきいてます。
rりりな選評

4横笛の口伝の調べ夏祭
一読してよく分かる句でした
 笛 調べ 祭 と少しつきすぎなのかなあとも
 思いましたが、さらりと詠んだところに惹かれました。
 口伝は辞書引きました


16情念のタンゴステップ扇風機
 なんともまあ激しいステップなのでしょうか
 ダンスでなくタンゴときたところ
 感情込めてむきだしに踊る姿を想像します
 扇風機がちょっとどうかな弱いかなとも思いましたが、
 扇風機をも蹴飛ばしてステップする誰かを想像しました。


24嵩のある客座布団や遠花火
 お盆前後の田舎町では、誰がいつ訪れてもいいように
 必ず客間には座布団や団扇が置いてあったような気がします
 部屋の隅に高く幾つも積まれた座布団
 出したり片付けたりと子供も手伝わされました
 懐かしい風景です

 
29旅客機の腹丸々と雲の峰
 一読してまず笑ってしまいました腹を抱えて 
 飛行機と言わず 旅客機ときたところ
 機体を腹ととらえたところ
 ぺたんこではないですものね丸々ときたところ
 面白いなあと思いました
 飛行場とかで売っているおもちゃの膨らます飛行機を
 思い浮かべました

30増築の木くず匂えり合歓の花
 新築でもない増築まさにその場所を作者は通ったのでしょう
 もしくは自分宅なのか
 大工さんが黙々と働く姿が目に浮かびました
 完成待ち遠しい想いが伝わってきました
朋子選評

6 初めての家族旅行のアロハシャツ (理恵子)
予選 アロハシャツの朗らかさと家族旅行の楽しさがマッチしていて、飾り気がないところも含めて好きな句です。

7 異次元の扉あるらし木下闇 (比呂美)
◎分かりやすい明と暗。木下闇は明があるからこそ余計に引き立ちます。その分かりやすい境界線を「異次元の扉」と解釈させてもらいました。

14 蜻蛉のしかと我家を目指しをり (りりな)
◎蜻蛉のような、どこか頼りなげな昆虫が「しかと」目指しているのが面白く感じました。

21 履歴書の特技増ゆるや夏期講座 (りりな)
◎講座を受けたくなる季節は、年度始まりの春か、ちょっと休みが多そうな夏か。春より夏の方が短期講座ぽく軽い気持ちで始められそうです。資格ではなく特技というのが楽しげな夏と合っている気がしました。


25 盆の月世阿弥論ずる客二人 (りりな)
◎高尚な話をする客だなあ…ちょっとうざいなあ…とうのが本音ですが、お盆にきてくれる客ですので、性格もよく知っている人なのでしょうか。また始まった、と思いながら聞いている風景をイメージしました。


30 増築の木くず匂えり合歓の花 (理恵子)
◎木くずの匂いにそれを削り出す人の影を感じます。働く人たち、増築される新しい家を待つ人たちが、そこに確かにいる存在感が合歓の花のさりげなくもしっかりとした季語と合っていると思いました。
莉子 選評

7 異次元の扉あるらし木下闇 (比呂美) 莉子/朋子
次元という数学的用語と木下闇 という情緒的言葉が相対する句でありながら、柔らかい。
異次元という未知の世界は畏怖の念と同じくらい幼児期からの好奇心を含んでいるものです。
その扉の前にいつだって立てるし、開くことも佇むこともできます。

15 雲の峰魚眼レンズに異界あり (朋子) 橙香
予選
この句にも「異界」あり。
“ここではないどこか”
それを魚眼レンズを通して見ている。
水面下から見た水面上の世界はどう映っているのでしょう。
そこが異界である限りは、水面下から出られていないということかしら。
出るもよし。そこに留まって素敵な句を詠むもまたよし。


17 軒深き家並の道や鳳仙花 (比呂美) 莉子
俳句を始めた時は、季語が有難かった。季語を付ければなんでも俳句になる。
でも、少し解りはじめてきて、、この季語に苦しみ、振り回され、そして驚くことになろうとは。
季語の力に感動します。
軒深き家並みと鳳仙花。
そこに住んでいたであろう人々や大切にしてきた暮らしが見えてくるようです。

18 濡れ石に滑りし足や糸蜻蛉 (橙香) 比呂美
予選
詠み手である人間と糸蜻蛉。これがいつも悩ましい。
つい、無難な植物を季語にしてしまいます。
でも、素敵な句だと思いますし、私も作りたい句です。

24 嵩のある客座布団や遠花火 (比呂美) 橙香/莉子/りりな
嵩のあるモノ(引っ越しの新聞紙、卒業時の参考書など)を扱った句は良く見ますが、それでも取りたくなる句です。
座布団と遠花火が効いているからでしょう。

25 盆の月世阿弥論ずる客二人 (りりな) 莉子/朋子
こんな話を久しくしていないなぁ。みんな遠くに逝ってしまったような。恋しい。
いつか佐渡ヶ島の薪能に10日くらいどっぷりつかるのが夢です。


29 旅客機の腹丸々と雲の峰 (朋子) 橙香/莉子/りりな/比呂美/理恵子
文句なしの一句。
旅客機としたところが、目的に向かおうとしている様々な想いも積んでいることを思い起こさせます。
機体の特徴がユーモラスです。

莉子の句
16 情念のタンゴステップ扇風機 (莉子) りりな
タンゴが日常生活に浸透しているところ(南米やキューバ)は、冷房装置などないような…。
でも、俳句にすると、季語としての扇風機はどうでしょうねぇ???
っていうのは、承知いたしております。
橙香選

4 横笛の口伝の調べ夏祭 (朋子) 橙香/りりな
 横笛の音色に歴史を感じました。

13 水源に一葉留まる木下闇 (理恵子) 橙香
 湧水があるところって木が生い茂り、木々の香りのする風も吹いている
 その水の中に木の葉が木の根に留まっているのでしょう
 爽やかなそして安らぎを感じました。
 
15 雲の峰魚眼レンズに異界あり (朋子) 橙香
 魚眼レンズで見る風景が面白く見えてくるようで、響きがとても好き

24 嵩のある客座布団や遠花火 (比呂美) 橙香/莉子/りりな
 あまり使われないお客様用の座布団が並べられ、宴会でもはじまっているのでしょう。遠くから花火の音が聞こえくる風景でしょう。

29 旅客機の腹丸々と雲の峰 (朋子) 橙香/莉子/りりな/比呂美/理恵子
思わず腹丸々の言葉に吹きだしそうになりました。ほんとに丸々ですもの。好きな句です。

次点
8 来客の親も子も乗るハンモック (理恵子)
 我も我もとハンモックに乗る景が見え、ほのぼのとした様子が見えてくるようです。

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