1995年2月25日 初版発行 「処刑室」著者 ジョン・グリシャム 本書はグリシャムの長編第5作目になります アメリカでの初版部数は予約が殺到したため280万部になりました ガス室での死刑執行が迫った69歳の死刑囚 サム・ケイホール 執行予定日まであと4週間に迫り あらゆる法的手段を使い上訴上訴死刑執行を延期させてきたが 万策つき死刑は避けがたい状況になっていた そんな時にシカゴから若い弁護士アダム・ホールがサム・ケイホールの元を訪れ 何とかしたいと言い出した アダムはサムの実の孫であった、 現在 先進国の中で死刑を存置しているのはアメリカと日本だけです 死刑は 取り返しのきかない刑罰だからアメリカでは州知事による恩赦をふくめ執行直前まで数々の回避制度が用意さらていると言えます 日本でも死刑確定者の再審請求が認められた例もありますが 制度的にはアメリカとは段違いのようです、 映画化権としてワーナー・ブラザーズから370万ドルが本作品には支払われました すぐにグリシャムの「評決のとき」にワーナー・ブラザーズは600万ドルで映画化権決まりました 訴訟社会アメリカならではのお話なんでしょうね アメリカを代表する作家ジョン・グリシャム 法廷ミステリーと言えば分かりやすいんでしよう 日本では出てこない作家でしょうね 優れた内容の本作品です。
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