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石原莞爾平和思想研究会コミュの東洋平和論

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日本国が韓国を併合することを反対していた、伊藤博文を暗殺したとされる安重根の処刑から100年目に韓国では様々な行事が行われ、獄中で書いた「東洋平和論」が脚光を浴びました。

ソウル市の広場で実施された「安重根100周年追悼式」で、鄭雲燦首相は政府を代表して追悼を述べ、安重根は東洋平和論を語り世界平和への道筋を示しました。現在も国家間の争いや戦争の痛みを抱える地球の民の現実を語りながら、世界が一つになることを力説した安重根の東洋平和論を絶賛しました。

東洋平和論は、安重根が死刑を宣告されてから、1カ月の間に自叙伝に記したものです。それには、1.旅順を永世中立地帯として日中韓による常設委員会をつくる。2.日中韓は同委を通じ、一定の資金を出資して共同銀行を設立して、貧しい国を支援する。3.日中韓は同委を通じて共同平和軍を創設し、北東アジア共同安保体制を構築する。4.ローマ法王庁に同委代表を派遣し、国際的承認と影響力を持たせるなどの内容が記されています。

また安重根は、死刑執行直前に残した遺言で「伊藤博文暗殺は東洋平和の為に実行した事なので、私が死んだ後も日韓の両国は東洋平和の為にお互いに協力する事を願う」と記されており、ここでも安重根の東洋平和に対する思いが表れています。

石原莞爾将軍は五族協和を宣言して日中韓に合わせて満州人とモンゴル人の五族で提言していました。安重根の東洋平和論には、その核心的内容に日中韓3カ国による具体的な協力構想が記されている訳ですが、韓国の評価もとても高いです。

韓国のマスコミは、単に日本の植民地支配への抗議という側面だけではなく、日本で安重根を評価する動きがあるのは、死刑間際でも日韓の協力を訴えた為など、鳩山総理が提唱する東アジア共同体構想よりも具体的だったと指摘している報道もありました。

だが、東洋平和論の主張はこの100年の間にそのまま実行に移せない状態になってしまいました。中国は国民党政府が台湾に追いやられ満州国を併合して共産党一党の国となり、朝鮮半島は分断され、北側は独裁体制が敷かれ核ミサイルなどで周辺国を脅かしています。

また、日韓の両国は過去の清算に加え、竹島の領有や歴史教科書問題など、反日感情は消えていないままです。安重根が思い描いた日中韓の協力は、価値観の相違や民族意識の壁などに阻まれ、現在も尚、北東アジアの重い課題として残されたままなのです。

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