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石原莞爾平和思想研究会コミュの侵略されない民族がいた

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2015年7月にアイバス出版から『国民のための日本建国史、すっきりわかる日本の国はじまりと成り立ち』が出版されています。著者は、『文系ウソ社会の研究』『日本人のルーツの謎を解く』などを展転社から上梓した長浜浩明氏です。

翻訳者の藤田裕行氏からもたらされたその画期的な視点と根拠に、私も目を見開かされました。同書は、2017年2月に新版が再版されました。「神武東征は史実」を論証!帯には、そう書かれています。詳細な内容は、長浜浩明氏の本に委ねますが、いくつかの重要な点を指摘しておきたいです。

その第一は、日本人は文明や文化は大陸から朝鮮半島を通って日本に渡来したと思っていますが、それは誤りだという点です。第二は、文化や人は、日本列島から朝鮮半島へと流れ入ったという点です。第三は、日本民族は、朝鮮人とも中国人とも、遺伝学的に別な人種であるという点です。

そして第四は、旧石器時代より日本民族はずっとこの地にあって、他民族によって征服されることなく現在に至っているという点です。この主張に、私は「日本の謎」が解けたように感じました。日本は、縄文時代よりも遥かに昔から独立して存在し、他民族に支配された歴史がなかったのです。これは、私にとっては衝撃的な情報でした。

もちろん、私は、その真偽の判定をできる立場ではありません。しかし、研究会の一人だからこそ、ひとつの「新発見」「新解釈」を多くの人に紹介することは大切な役割でもあります。この「仮説」が史実であるとするならば、日本こそ世界に類稀な歴史を歩んできた「民族国家」であり、日本人は他民族とは全く違う民族意識を育んで現在に至った「特別」な民族であるということがよくわかります。

私は、ここでは優劣を言っているのではありません。他に類例のない特別な来歴があると、そう言っているのです。こんな民族や国家が地球のどこかにあって欲しいと、そう誰もが願います。そのドリームランドこそが日本であり、日本人はその王国の住人であったのです。そのような現実に、私は電撃のようなショックを受けたのでした。

なぜ、日本が「大和の国」なのか。その秘密も、この歴史を知れば氷解します。なぜ、人種差別を超えて、世界は一家、人類は皆兄弟とそう訴える「八紘一宇」の世界観を持つことができたのか。それもわかるのです。

日本は征服されたことのない国であり、日本人は征服されたことのない民族だったのです。だからこそ、日本は「総力戦」として大東亜戦争を戦ったのでした。日本の来歴も含む、日本の国体を護るためだったのです。

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