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石原莞爾平和思想研究会コミュの石原莞爾の和平交渉案

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大東亜戦争解決の第一歩は、重慶との和平にあります。これがためには、小磯内閣ではダメである。故に小磯内閣を倒し、東久邇内閣を組織し、三笠宮を支那派遣軍総司令官として重慶と和平しなければならない。そうしなければ日本は滅亡するだろう」東久邇宮日記によると、その時の二人のやりとりを、次のように記載しています。

この時の、石原莞爾の必死な進言のひとつ「あなたは不忠の臣だ!」と上司に怒鳴って帰ったというエピソードは、この時のことです。日記を引用する。石原「あなたは陛下に、小磯をやめさせて、あなたが内閣を組織するように申し上げなさい」私「私はそんなヒットラーやムッソリーニみたいなことはできない」

石原「今国家が滅亡するかどうかという時に、皇族は重大責任がある。もしあなたが、いやというなら、あなたは日本始まって以来の大不忠の臣である」私「たとえ不忠の臣となっても、私はヒットラーのようなことはできない」石原「それでは、私はもう一生あなたのような人にはお目にかからない」

のちに東久邇宮は、「私に向って不忠の臣などといったのは石原ぐらいのものである」とその日のことを書き留めている。「わしも敗戦国民の一人だ」木村、田村は十九日の夜上野をたつと、翌朝二十日、鶴岡入りした。足早に歩くと石原の家に走り込んだ。田村は東久邇内閣の参与で、十七日の東久邇宮内閣が成立するさい、側近として活躍する。

東久邇宮と田村との関係は、東条のあとの小磯内閣のときの昭和19年3月18日、東亜連盟運動を南京で広めていた南京政府考試院副院長の紗斌と、昭和天皇の信頼の厚い東久邇宮との会談を実現したことに始まる。

上海特派員だった田村は、朝日新聞の先輩で小磯内閣の情報局総裁・国務大臣の緒方竹虎と連絡をとり、日中和平の糸口となる東久邇宮・繆斌会談を図った。和平の糸口を求めていた小磯国昭首相は、田村案を受けて3月16日繆斌を日本に呼び、緒方の立ち合いのもとに東久邇宮家の防空壕の前で会談が実現する。

重慶政府(蒋介石主席)の使者は「満州問題は別個にする。日本は完全に支那から撤兵する、南京政府を解消し、留守政府を設置して重慶政府は三ヵ月以内に南京に遷都する。留守政府は重慶の重要人物で組織する。南京政府の要人は東京で日本政府が収容する。日本は米英と講和する」など六項目の和平案を提出した。

小磯首相は3月21日午前11時、この和平案を首相官邸での最高指導会議にかけて和平交渉を決定しようとした。ところが「繆斌は重慶政府の回し者」、「和平を喰いものにするブローカー」だと反対された。米内光政海相も反対した。

緒方は頼みの網の米内海相に、「今や戦争のみをもってしては局面の打開は殆ど不可能である。万一敗戦の場合、かえりみて打つべき手が残されていないのでは、お上に対し申し訳ない次第ではないか」と口説いた。しかし「君の誠意は認められるが、事ここに至って内閣は最悪の場合に陥るほかなかろう」と言って反対した。

米内は昭和十三年、参謀本部次長多田駿が中心となって蒋介石との和平交渉案を提案したときも、外務省案の「国民政府を相手としない」案を支持したため、和平交渉は流産となった。そればかりか3月16日、近衛首相は全世界を驚かせた「国民政府を相手とせず」の声明を新聞発表した。蒋介石政府との決裂である。

米内海相は二度の和平機会を外務省の尻馬に乗って反対した一人である。このため日本は敗戦で全てを失う結果となる。和平交渉に反対した重光と米内は、責任をとらずのほほんと戦後も生き残り、海軍出の鈴木貫太郎内閣で陸相を務めた阿南惟幾は「一死大罪をもって」自刃した。

終戦の聖断が下された時、阿南は義弟の竹下に「米内を斬れ!」と命じている。田村・緒方ルートでのポツダム会談前の和平工作はこうして流産し、また小磯内閣も互解した。石原莞爾は昭和20年8月12日夜、山形新聞の小森正人記者に「あれが、最後の機会だったが…」と然として言っている。

しかし、終戦前に石原莞爾が「国体の護持」のため仕掛けた東久邇宮内閣では、田村真作と木村武雄は内閣参与に起用された。また内閣顧問に小泉信三と石原莞爾が起用され、木村と田村、それに東亜連盟東京本部のそう寧柱は東久邇宮の意向を伝えるため三人で鶴岡の石原の所に駆け込んでいるのです。

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