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石原莞爾平和思想研究会コミュの石原莞爾・評論に寄せて

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この処又もや石原を表題に掲げて、出版ブームの一端に名を連ねようと懸命な方々がおられるようであるが、私如き学なく素養ない一辺の老骨でも首を傾ける読み物が有名出版社の宣伝により世間一般に流布されている。

敗戦後、軍国主義より民主主義を反転した節操なき教育者・指導者の薫陶を受けた若者が現在は立派な社会人としてマスコミに登場し盛んに人物論を展開しているが、それには担当の覚悟と勉強が必要と思う。

こと、石原に関しては興味本位の記述になるとは如何なものか。単純に嫌いだからとか、大東亜戦争の発端となる満州事変の首謀者であるとの戦後史観を鵜呑みにした全体像を下敷きにしての人物感や意図が全く不明の著作もある。

只、現在、過去も石原莞爾の名前を冠する事で或る程度の経済効果を見込めると意識しての利用はあったと思われる。これでは泉下の石原莞爾は浮かばれまい。

人物評・偽者か本物か?
昭和17年正月(1942年1月)天津小港の東亜連盟中央講習会における、石原莞爾講習速記、題して「国防政治論」のゲラ刷りが手元にある。石原莞爾自筆での校正があり貴重な歴史の証言である。

面も当時の東條軍閥により出版禁止処分になった曰くつきの原本である。それに石原批判を臆面もなく書かれる方々にお聞かせしたい箇所があるので次に掲げる。国防政治論第三章第二節維新期に於ける人と物の内「世界観」の中での言葉、

「東亜連盟の盟主は、天皇であらせられると書いて、そのため幾万の中国人から排撃される惧れがあると考えれば、非常に恐怖を覚えるのでありますけれども、面を断じて東亜連盟の盟主は天皇であらせられるべきものだと書いている私共の切実なる気持ちは、口だけで愛国主義を唱えるものの1人も持っていないものであります。」

「天皇が東亜連盟の盟主であらせられるべきものだと書いておる吾々に対し、東亜連盟は平面主義だというものは逆賊であります。今の愛国主義者は口に国體を唱えながら、天皇の絶対性を振興していない。」

「東亜連盟が平面思想だという批判はどこから出るか、こういうのが今の愛国主義者の行動であり、かくの如き傾向に対してはまだまだ吾々としては必死となって勉強し、闘うべきものは闘って行かねばならぬのであります。」

「更に一例を挙げます。この頃反対論者に対し、あいつは赤だと攻撃する。これも日本人が国體に対する本当の敬虔なる態度を忘れておるからです。私なんか悪口言うのでは有名でありますけれども、人の悪口をいうには相当考えなければならぬ。」

「想像して人の悪口を無闇に言うべきではありません。必ずその人の言動、性格を見るか、その人と話をするか、話を聞くか、或いはその人の書いた物を正確に判定して、初めて悪口を言う。それだけの道徳を守らねばならぬ。」

「殊にあ奴は赤だということは、反国者ということであります。国體に対する反逆者を意味しております。日本人として最高の罪名をおわせられる。女の貞操を疑うと同じことであります。苛もそういうことを言うならば、少なくとも同情を以てその人を厳密に調査した上でなければなりません。」

「もののあわれを知っておる日本人としてあ奴は赤だと軽々しく言えるということは、国體に関する本当の敬虔な念がないからです。自分の政敵を葬るため赤だと言って、国體を利用しようということは、国體の尊厳を冒涜するものであります。」と述べられてある。全文は紹介できませんが、現代の政治・世情に適切な提言に満ち溢れている。

だが此処では批評家としてのルールというべき傍線部分を熟読して貰いたく掲げた。この言動にこそ世の評論家諸氏の守るべき基本ルールがあり、同時に人物論の読者の方々には、その批評が偽者か本物かの適切な判定の基準になるからだ。ではルールに沿って石原論を展開してみる、送り仮名、漢字等の用語は現代風に改めた。

ルールに沿った石原莞爾論
石原の悪口を言うには相当考えなければならぬ。想像して石原の悪口を無闇に言うべきではない。必ず石原の言動、性格を見るか、石原と話をするか、話を聞くか、或いは石原の書いた物を性格に判定して、初めて合点して悪口を言う。

それ位の道徳を守らねばならぬ。殊に(あいつは赤だ)ということは、「注、共産主義者の事、当時は非合法団体」反国体者ということです。国体に対する反逆者を意味します。日本人として最高の罪名を負わせられる。女の貞操を疑うと同じことです。人の生命を断つことです。いやしくもそういうことを言うならば、少なくとも同情を以て石原を厳密に調査した上でなければならぬ。」とこうなる。

この事は、当時と同じ状況に居った者でなければ端的には説明しにくいが、現状にあて嵌めれば非合法団体とはオウム教団と考えて良い。それ程度の共産党は<暴力革命・プロタリアート独裁>のテーゼを確立した団体で、戦争の良し悪し抜きに国論統一の最大の障害となっていた。

当時、時の政府としては非合法団体と指定し動きを封じたのだが、便乗した諸団体が意に沿わぬ人々を(あいつは赤だ)と決めつけて一切の行動を束縛する手段に用いた。石原が指導していた東亜連盟は反対論者に赤化思想だと排斥され、東條軍閥もあらゆる手段を用いて弾圧に必死だったが、東亜連盟の正論に勝てず敗戦に乗ったのが実情である。

解散を成しえたのは皮肉にもマッカーサー閣下のGHQで戦後東亜連盟がね、急速に拡大し民間の一大政治力になりつつあるのを恐れたマッカーサー司令部の意向だったと聞く。
                                 仲條 立一

コメント(2)

タクさん、こんばんは。
お久しぶりです。
ここのところ忙しく、やっと時間がとれました。
もうすぐ2月も終わりですね。
この記事を読んで、すぐ理解するほど勉強していないのが申し訳なく思います。
みっちゃん、こんにちは。
お久しぶりです。小田原・伊豆・下田・堂ヶ島・沼津と出掛けていまして帰ってきたばかりです。
またお誕生日お祝いの書き込みが700件を超えました。
今年もメールは500件超えて、友達申請も200件超えています。
パンクしそうです。もう何もできない状態になってきました。(笑)
お返事がうまくいかなくてすみません。
これからもよろしくお願い致します。

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