ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

石原莞爾平和思想研究会コミュの石原莞爾秘蔵写真に寄せて「仲條立一」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

石原莞爾平和思想研究会のホームページに収録した写真は、表題の通り、石原将軍の手で撮影されたおびただしい写真の中から選出したほんの一部に過ぎない。これらの映像から共通して感じられるのは、無心にシャッターを押しているということである。

例えば、パテベビー9.5ミリフィルム24巻の中、滞欧時代の作品に「子供の世界」という標題のついたものがあるが、公園で、街角で子供たちの表情を通して、その世界をシャープに捉えている。

それは被写体が子供の世界であるだけに、時に切実さを感じさせたり、時にユーモラスな映像であったりするが、その背景には、第一次大戦後のドイツ社会と時代性を暗示的に映し出しているかのようである。

「子供の世界」という標題の対面にあるのが、ドイツならではの美しい風景写真である。旅順時代(1928〜1932)の映像には、庶民生活の実態を感じさせるものが多く見られる。例えば、街頭の人力車夫、野菜売り、食べ物屋の店頭風景などである。

将軍は、少尉に任官して間もなく、韓国警備のために春川に駐屯(1910〜1912)しているが、この間、自らの発意で韓国の農村事情をつぶさに見聞し、その折々のカットも残されている。

それはそれとして記録性に富む価値あるものであるが、そのような映像の中に混じって「馬とアヒル」の取り合わせや、「アヒルと犬」を取り合わせたユーモラスなショットもある。こうした映像に接すると、将軍がファインダーを通してのぞいた世界は、実に多種多様で幅広いものであった。

こうした映像は、軍人として写した「昭和5年秋季大演習」や「重砲隊」「北満参謀旅行」など軍隊生活の記録としての映像とは異なり、人間・石原莞爾の眼が感じられて興味深い。そこには、軍務を離れた将軍お息づかいが感じとれるように思う。

カメラに熱中していた将軍――いいかえれば将軍にとってのカメラの世界は、自分をとりもどすために必要不可欠の世界だったのではなかろうか――という気持ちにすらなっていく。将軍がカメラに関わりをもったきっかけについて、弟の六郎氏の随筆の中から抜粋する。

『石原莞爾の一生を通じての、たった一つの道案は写真であった。彼の写真経歴は相当に長かった。幼年学校時代に友人の写真機を借りて写したのが始まりらしく、少尉任官後はベス単を手始めに、いろいろのカメラを手にした。その時々の記録写真が今も残っている。

彼は大正9年5月から10年7月までの中支覇権軍司令部付として漢口に住んだ。その頃、石原権太郎の名で雑誌「カメラ」の懸賞に入選し、賞品として三宅克己氏の「カメラ写真術」をもらったことがある。これはアヒルを写したものだったと思う』(昭和31年6月号、『アサヒカメラ』所載の随筆)

石原莞爾平和思想研究会の会員の方の多くは高齢で90歳、100歳の方も多く毎月、訃報が届きます。 真実の歴史を語る方が少なくなってきています。 また、ITに関する新しいテクノロジーが現実化しつつあり、会員の多くはインターネットを使えない方ばかりで会報誌の作成発行が必要となってきています。 会員を募集しているのでよろしくお願い致します。

会費(年額:自4月1日〜至翌年3月31日)
篤志会員:10,000円以上
一般会員:5,000円

振込み先:「ゆうちょ」銀行
加入者名:石原莞爾平和思想研究会
口座番号:00130−9−410942

備考
篤志会員は、その会費の支払い度にご方名を「永久平和」に掲載いたします。
以 上
よろしくお願い致します。
石原莞爾平和思想研究会
http://www.ishiwara-kanji.com/

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

石原莞爾平和思想研究会 更新情報

石原莞爾平和思想研究会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング