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石原莞爾平和思想研究会コミュのモンゴルの土地

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ローマ、オスマントルコなど、歴史上に栄華を誇った帝国は少なくないが、征服した土地の広さとなると、史上最大の帝国は、13世紀に成立したモンゴル帝国です。1206年、モンゴル族出身のテムジンが、当時、多くの遊牧騎馬民族が雑居するまとまりのない状態だった中央アジアを統一しました。

「強大なる君長」の意味を持つ「チンギス・ハン」の符号を与えられた。チンギス・ハンの統一した一大帝国は、元朝を興した5代目のフビライ・ハンのときに最大に広がります。中国北部からモンゴル、シベリア南部、チベット、中央アジアと、太平洋からカスピ海にまで続く広大な版図で、面積は約1257万平方キロメートルに及んだのです。

元は1368年に明に滅ぼされ、帝国の歴史は幕を閉じたが、元といえば日本にとって史上最大の侵略の危機だったといわれる「元寇」でよく知られています。この侵略がもし成功していたら、帝国は約38万平方メートルの土地を増やしていたことになるのです。

近代では日本が満州、モンゴルを領有し、日本人は軍事と大規模な企業、中国人は商業と農業、朝鮮人は水田、蒙古人は牧畜といった具合に、おのおのの特性を活かせば素晴らしい満州合衆国が出来たことでしょう。

満州、モンゴル領有の構想は、在満3千満民衆に共同の敵、東北軍閥を倒す事で、各民族の幸福と発展をうながすことが目的でした。満州の現住民は、漢民族より大和民族に近いのです。石原莞爾の満州に対する歴史認識、そして満蒙新国家構想は、実に歴史の本質をとらえたものだったと思います。

アジアの将来を見据えた、雄大にして素晴らしい構想です。それ以外、満州の歩むべき道はなかったからです。二十一世紀に入って清に取って代わった中国は、その国家主権を満州で行使することが一度もなかったし、満州問題に直接介入できなかったのも歴史的事実です。

石原莞爾将軍は五族協和を宣言して日中韓に合わせて満州人とモンゴル人の五族で提言していました。韓国で尊敬される安重根の東洋平和論には、その核心的内容に日中韓3カ国による具体的な協力構想が記されている訳ですが、韓国の評価もとても高いです。

韓国のマスコミは、単に日本の植民地支配への抗議という側面だけではなく、日本で安重根を評価する動きがあるのは、死刑間際でも日韓の協力を訴えた為など、鳩山総理が提唱する東アジア共同体構想よりも具体的だったと指摘している報道もありました。

だが、東洋平和論の主張はこの100年の間にそのまま実行に移せない状態になってしまいました。中国は国民党政府が台湾に追いやられ満州国を併合して共産党一党の国となり、朝鮮半島は分断され、北側は独裁体制が敷かれ核ミサイルなどで周辺国を脅かしています。

また、日韓の両国は過去の清算に加え、竹島の領有や歴史教科書問題など、反日感情は消えていないままです。安重根が思い描いた日中韓の協力は、価値観の相違や民族意識の壁などに阻まれ、現在も尚、北東アジアの重い課題として残されたままなのです。

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