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石原莞爾平和思想研究会コミュの天才と変人

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イギリスのケンブッリジ大学はニュートンが学んだところで知られています。ケンブリッジ大学の中には31のカレッジがあって、そのひとつであるトリニティカレッジには、様々な分野の人が所属しており、物理学・数学・歴史の専門家など人類の知恵の宝庫のようなところです。

まったく違う分野の教授たちが、自由な論議を繰り広げている光景を見て、ノーベル賞受賞者を81人も輩出していると悟るといいます。トリニティカレッジの雰囲気から伝わるものは、「自由な変人」だといいます。ケンブリッジ大学では格好よくスーツを着て歩いている人は普通の人だとバカにされる。

逆に、穴があいた服を着ている人やおんぼろの自転車に乗っている人は、偉い学者に違いないと尊敬されるという。個性が豊かで普通の人が少ない。変人が多い場所だと言います。変人とは天才と同じで初めから変人として生まれてくるのではありません。

変人は、自分の好きなことをとことん追求することが許されていると言い換えることができます。自分の好きなことをとことん追求することを許された時、人はどういうふうに発展していくのか。日本人には難しいかも知れません。

ちなみに変人と呼ばれている人には、ipodで有名なアップルコンピュータの創始者スティーブ・ジョブズも、マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツも、いわゆる「変人」であることがよく知られています。

日本人では石原莞爾は奇人変人というイメージが強くて、満州事変は、軍を動かしただけでなく、同時に通信、金融やジャーナリズム等を制したことにありました。石原莞爾は実に周到に準備を整え、帳学良の軍隊に資金が流れないように中国系の銀行を押さえ、食糧の流通を握り、電信電話のネットワークを支配下に置いた。

満鉄は兵員輸送のために特別ダイヤを組み、電信局は中国側の通信を妨害し、満州協和会などの民間団体は自警活動で協力しました。満州のソフトパワーを事変のために集中的に活用するシステムを構築した上で、電信的な軍事行動に出たのです。今までの日本の軍人にはなかった発想で、石原莞爾の天才性が十二分に示された。

この点が軍事力一点張りの支那事変以降とは決定的に異なります。石原莞爾という人は軍の外では、誰に対しても寛容で礼儀正しく、日本人だけでなく中国人からも朝鮮人からも慕われていましたが、軍内での反発は本当に激しかった。日本的な組織原理やつきあいにはまったく向かない変人でした。というより、そういうものを憎んでいました。

自分自身は軍人である事に生涯誇りをもっていましたが、陸軍大学校のエリートが肩で風を切っているような軍の風潮には生理的嫌悪感を抱いていたようです。たとえば連隊内で将校が陸大の試験を受けるときは、連隊長は受験者の訓練を免除して受験勉強の時間を与えたりするものですが、石原莞爾はそれを許さなかった。

ただし兵卒には心から気配りし、本当に慕われていました。石原莞爾の日記や、身の回りをしていた父たちの話などを聞くと皆さん口々にそういいます。だが参謀会議の席上でわざと軍服を脱いでシャツ1枚になったりするのだから、天才だか変人だかわからない理解に苦しむ方です。

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