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石原莞爾平和思想研究会コミュのプレゼントの肩もみ券

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本屋で「親が死ぬまでにしなければならない事」というような本のタイトルに目が留まり立ち読みしていると自分と類似している体験談が掲載されていました。体験談を読んでいるとふと子どもの頃の自分が蘇りました。

父が亡くなって遺品である大切な本をすべて私が引き取りました。父が読んでいた石原莞爾関係の本を読んでいると本の間から数枚の古ぼけた紙が出てきました。切り取り線が入った10枚綴りの紙には、鉛筆で「かたもみ券」と書かれていました。

私が小学校の頃、父にプレゼントした「肩もみ券」です。確か、アニメを見てヒントを得て消しゴムについていたギザギザのローラーで切り取り線を作入れて10枚綴りの「肩もみ券」を作成して、父に贈ったものでした。

この「肩もみ券」は母の誕生日にもプレゼントしています。母は何度か「肩もみ券」を「使おうかなぁ〜」と私に言ってきたが、「勉強中」とか「テレビをみている」とかで何度も断ってしまって一度も使われることのなかった。

私はとうに存在すら忘れていた「肩もみ券」を、父はずっと一番大切な石原莞爾の本に挟んでいたのです。そういえば父は一度も「肩叩き券」を使おうとはしませんでした。父に肩をもむように頼まれた記憶もありません。

母が言うには当時、父が「肩もみ券」のプレゼントをとても喜んでくれていたと教えてくれました。父か他界する少し前、父と一緒にお葬式に出席したことがあります。山形の酒田市で一泊したとき、父の足が痙攣してしまい足をマッサージしました。

このときが最初で最後のマッサージだった。父の足はとても痩せ細っていて、よくここまで歩いてきたものだと涙がこみ上げてきたのを記憶しています。それから何ヶ月も経たないうちにこの世を去りました。

「肩もみ券」を見て、もっと「肩もみ」をしてあげたかったと私は胸が締め付けられる思いでした。「親孝行したいときに親はいない」と言いますけれど、本当です。今、ご両親が健在ならば簡単にできる「肩もみ」を実行にうつしていただければと思います。きっと喜んでくれることでしょう。

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