石原莞爾平和思想研究会コミュの簡素な生活のすすめ

石原莞爾の云う「簡素生活」とは、ただ質実を重んじることではありません。確かに石原莞爾は衣食を徹底的に質素なものにすることを提言しています。サツマイモなど野菜は皮も食べる、魚は骨まで食べると言います。主食は雑穀を好み、粟をかねてから自宅で栽培していました。山菜も好んでいます。だが、こうした食生活を主とした「簡素生活」は、決して単純な節約生活ではありません。

「簡素生活は民族の生命を永遠ならしめる道であるのみならず、永い間失われていた直観力を復活するにも、更に謙虚なる人格を養うにも絶対的条件である。併しながら簡素生活を実行することは、難事中の至難である。ただ、敗戦の汚辱を雪ぎ聖慮を安んじ奉らんがためには急速に都市解体と農工一体の大建設を強行せねばならぬ、との断じて後退を許さぬ要求のみが、これを実行せしめるであろう。簡素生活なくして急速な都市の解体は考えられない。」と言っていました。

現在、私は仕事柄、懇親会への出席がとても多いのでより気をつけなければならないのは己の事なのです。年末年始の忘年会・賀詞交歓会・情報交歓会・新年会などでの暴飲暴食が続き言っている事とやっていることのギャップに悩む毎日です。懇親会もやっと落ち着き始めてきたので、そろそろリセットしなければなりません。暫くは簡素なものを食べて、確り内臓脂肪を撃退したいと考えております。

先日、厚生労働省より通達があり腹囲についてデータを取ったところ８５センチ以上の男性は３人に２人だそうです。５年後には数値を見直す予定です。ちなみに欧米では女性の方が男性より厳しくセッティングされているのに日本女性は気をつけたほうがよいでしょう。肥満はご存知の通り、高血圧や高血糖に脂質異常を誘発します。また、複合的な症状が重なることにより、罹患のリスクを相乗的に高めます。しかし、内臓脂肪型肥満すなわち「メタボリックシンドローム」は、生活習慣の見直しで改善できるのです。様々な罹患の予備軍がともなる危険な肥満とは早急になんとかしなければなりません。

まず、食事は、脂肪分・塩分・糖分の摂取に注意して、肉類を中心とする欧米的な食事スタイルではなく、野菜を中心とした腸が長い日本人的な食事スタイルを心掛けるようにしましょう。だが、分かっていても食っちゃうのですよね。しかし、少しだけ減量しただけでも、内臓脂肪から減少していくため、メタボリックシンドロームを撃退する点では大変効果があるのです。少しでもいいから体重を減らそうという努力が大切なのです。ポジティブに運動も心がけて、簡素な食事を実行して行きましょう。