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石原莞爾平和思想研究会コミュの自給自足の私たちの試み

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自給自足の私たちの試み――手賀沼の「ビオトープ水田」より

ドイツ語で、「Bio」は生物で、「Top」は場所で結合した概念を表わします。その名を冠した私の主宰する「Biotop(ビオトープ)」(1999年設立、会員約100名)の考え方は、自然に存在する環境や生態が人工的な仕組みにより、生態系を強制的に変化させられることを食い止め、母なる地球の自然を守ることにあります。

さて、手賀沼(千葉県北部、我孫子市、柏市、印西市、白井市にまたがる湖沼)にある「Biotop水田」(広さ一反半)は、我々の憩いの場です。手賀沼の水は、今ではとても綺麗になりました。手賀沼の水質改善をする一つとして、水生植物ホテイアオイ(ミズアオイ科)を利用しています。過去、安藤徳次郎先生(昭和63年の「石原将軍生誕百年祭」の実行委員長、享年94歳)や父(立一氏、前事務長、享年75歳)と手賀沼のホテイアオイに関して現地の水質を改善するところを視察に行きました。

水田を実施して春は田植え、夏は草取り、秋には稲刈りをして、収穫したお米は収穫祭で試食します。手賀沼ビオトープ水田の最初の仕事は田おこしです。これがとても疲れます。普段使わない筋肉が悲鳴をあげます(笑)。

次に代かきです。代かきとは水田に水を入れて平らにすることで周辺に作ってある水路の流れを変え、耕した場所へ水を流し込み、土をならすのです。代かきが終わると苗の植え込みです。苗3本ぐらいずつを土に押し込み植えます。

「Biotop水田」には、たくさんの植物や生物が棲息しています。手賀沼の水は豊富で養分が豊富なのでよく育ちます。夏の間に生い茂った草木を刈ると、大きくなった稲が姿を表わします。そうなると実りの秋をとなり、稲を刈り取るのです。

刈った稲はおだ作りを行ない「おだがけ」と言い、刈った稲をしばらく天日干ししたあと、ビニールシートに広げ、一本ずつ手作業で脱穀を行ない、籾を容器に集めます。刈り取った稲の籾を乾かし、籾すりはすり鉢とすりこぎ棒を使用して米粒が割れないように力を加減しながらすりこぎ棒を回して精米するのです。こうして自給自足で出来たお米と野菜で収穫祭を祝うのです。

現在の農業は、機械を使って、農薬や化学肥料を使ったものが主流をなしています。ですが、カモやカエル、ザリガニやバッタなど、様々な生態系と共生しながら、完全無農薬のお米を作り上げるわけです。

石原莞爾が提唱しておられた“農工一体”に近づけるよう、これからも同志(石研メンバー18名)と共に、農業の素晴らしさを伝えていきたいと思います。

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