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石原莞爾平和思想研究会コミュの日本の専守防衛の現実

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『戦争論』のなかで、二ヵ所、クラウゼヴィッツは専守防衛に言及しています。ひとつは「要塞の攻撃」と題された章。「攻撃軍による封鎖堡塁線の防衛は専守防衛にならざるを得ない」とあります。封鎖堡塁線とは十八世紀の要塞攻撃戦に用いられた方法です。

防衛軍の要塞を堡塁で丸く取り囲む攻撃法ですが、正面を外部に向けた円形の陣形は、攻撃にはもっとも不適当かつ脆弱です。そのためにそこに立て籠った攻撃軍は打って出ることができず、防衛に終始せざるを得ないのです。

そこで専守防衛と呼ばれ、クラウゼヴィッツの時代にはすでにまったく廃れてしまいました。いまひとつは「戦争目標に関するいっそう詳しい規定」と題された章。「かりにも敵の完全な打倒を戦争の目標とするほどの将軍なら、防衛だけに終始するはずはない。「そもそも専守防衛の直接の目的は、すでに所有しているものの保持につきるからである。」

「およそ積極的原理をまったく欠くような防衛は、それ自身と矛盾する」とあります。一言でいえば、専守防衛は防衛に含まれている二つの要素、すなわち待ち受けと反撃のうち、反撃の部分を欠いた、防衛の名に値しないもの、というのがクラウゼヴィッツの見解です。

防衛軍の戦争目的がたんなる現状維持であるにせよ、単に敵の攻撃に対する抵抗に終わっては、抵抗で得た利益をどぶに捨てることになります。もし防衛側が滅亡をまぬがれたいと考えるならば、ここで得た利益を利用しない法はないでしょう。

「鉄は熱いうちに打て」です。鉄が冷えてしまったら、初めからやり直さなくてはならないのです。戦争経済からみても、大きな損失です。「敵の打ち込みを受け止めるや否や、即座に刃を返して敵に報いる」――これこそ防衛の真骨頂です。

それがわからない論者は、防衛が攻撃よりも強力な戦争の形式であることに思い至らず、攻撃はつねに強力にして有力、防衛は劣弱にして非力という浅はかな俗論の持ち主にすぎない、とクラウゼヴィッツはきびしく批判しています。

戦争をおっ始めようと最初に決意するのは、攻撃者すなわち侵略者です。侵略者の攻撃があり、それに抵抗する防衛軍の防衛があります。それとともに戦争が勃発するのです。防衛がなければ、戦争は起こらない。その代わり国土は侵略者に蹂躙されてしまいます。

「侵略者はつねに平和を愛好する(ナポレオンすらこのように自称していた)。相手の国家になんの抵抗もなく侵入できれば、それに越したことはない、と侵略者は考えている」とクラウゼヴィッツはいいます。

けれどもこのような侵略は許せない。そこで侵略された国家は戦争をせざるを得なくなります。したがってまた、戦争の準備を整えておかなくてはならなくなるのです。「侵略者の奇襲を避けるためには、弱国、つまり不幸にして防衛に立たされる国は、つねに戦争の準備をしていなければならない。これこそ兵学の求めるところである」

人体のような精妙な組織でも病気が生じるように、侵略という名の病的現象はこの世界には避けがたい、とクラウゼヴィッツは説いています。いつの時代にも「ならずもの国家」は存在しており、防衛の戦争は不可避なのです。

そこでクラウゼヴィッツは、以下のようにあるべき防衛の姿をスケッチしています。「第一に、防衛に関するいっさいの手段にぬかりない準備。第二に、戦争に十分習熟した軍隊。第三に、慌てふためいて敵を待つような凡将ではなく、深慮遠謀を持ち、冷静な判断の下に敵を迎え撃つ将軍。」

「第四に、包囲攻撃をも物ともしない堅固な要塞。第五に、士気強健で敵を恐れず、むしろ敵に恐れられるような国民。これが防衛に欠くことのできない理想的な要件です。これらの要件を完備する防衛は、優に攻撃に匹敵するであろう。」

「攻撃といえば勇気、強固な意志力、迅速な運動だけと思いこみ、それに反して防衛は無気力と意気阻喪しか思い浮かべないような論者は、ただ漠然と攻撃を容易なもの、確実なものと考えるが、しかし完璧な防衛体制に対する時、攻撃とてもはやそうは言っておれないのである」ここには防衛の真の姿が描かれている。攻撃が侵略、防衛が平和というのは妄論にすぎないのです。

西南戦争(明治10年(1877])以後、わが国の軍隊は国内の暴動、反乱などの鎮圧を主な任務とする治安維持軍から、外的脅威に備えることを主任務とする国土防衛軍へと性格を変えていきました。当時、外的脅威とされたのは清国です。清国は自慢の海軍力を背景に、わが国に侵攻してくると想定されていたのです。

これに対抗するべく国土防衛軍の建設が急がれました。その後、戦線を外地に求める攻撃戦略が軍部内で高まり、それに応じて軍隊の性格も外征軍へと変わっていったのです。敗戦後、再建された自衛隊はいうまでもなく国土防衛軍のはずです。

だが自衛隊が掲げる専守防衛は、すでにみてきた通り、国土防衛軍の体を使いになりかねない代物でしょう。われわれは一日も早く、クラウゼヴィッツに学んで自衛隊を軍隊に改めると同時に、本来の国土防衛軍の建設を進め、近隣の外的脅威に備えなくてはならないのではないか。

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