〜空と海があるように〜コミュの【続・第１２話】

【第12話】



４月23日…


WhiteMusic店内…




湖南
「え〜
それではみなさん…


今日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます


今日は前田さんのbirthdayPartyと、*Mio*さんの送別会ということで、



まだ*Mio*さんは見えてませんが、とりあえずひととおり揃ったようですので、

パーティーのほうを始めたいと思います…

それじゃ乾杯の音頭を……

ん〜と、それじゃ…








たかあＴＵ…」




たかあＴＵ
「え〜俺」




みんな
「イエーイ」



「たかあＴＵ頑張れ〜」



突然の指名に戸惑いながらも壇上にあがるたかあＴＵ…



「え〜、

ほ、本日はかくも盛大なパ、パーティーを…

わ、私どものために…」



春TUマスター
「あかん…

あいつ、めっちゃ舞い上がってるやん…」


のぶのぶ
「アハッ 普段のたかあＴＵ君らしくないところがかわいいね」


たかあＴＵ
「……でありますので…
そのぉ… 」


春TUマスター
「たかあＴＵ


いつもどおり


リラックスリラックス」



たかあＴＵ
「………｡f^_^;



ですよね〜


お〜い、みんな〜


前田さんのbirthday、


そして、*Mio*さんの送別会、


今日はとことん盛り上がろうぜ〜」


みんな
「そうこなくっちゃ」



たかあＴＵ
「エヘッ…」



頭をかくたかあＴＵに大拍手の会場内…


顔を見合わせ、安堵の表情を浮かべるマスターとのぶのぶ…



壇上から降りてきたたかあＴＵに…



湖南
「焦ったわよ…
あんたにフッたのを後悔するとこだったわよ」


たかあＴＵ
「ご、ゴメン…」


湖南
「でも… 最高のスピーチだったわよ」


たかあＴＵ
「」


ハイタッチをしてガッツポーズをとる二人…


会場内はTUBEを愛する仲間達であちこちワイワイと盛り上がっていた…


突然姿が消えた湖南に気づくわさび…


「ねぇ、まどかちゃん、お姉ちゃんは」



まどか
「あれ さっきまでSUZUさんや春麗さん、小桃さんと飲み比べしてたんだよ…｡

どこ行ったのかしら…」


わさび
「あ、ホント…

あ、そうだ、まどかちゃん、おめでとう」


ポンポンとお腹を撫でるわさび…


まどか
「あ、ありがとうございます…」



わさび
「湖南のやつ、どーこ行ったんだろう…」



カランコロン〜♪


カビゴン
「おぉ〜っ元気だったか」




会場にREDと前田屋もかけつけた…



えみり
「うわぁ〜 REDと前田屋さんだよ〜」



「イエーイ待ってました」



前田屋
「みなさんご無沙汰してます…」
RED
「わぁ〜みなさんお懐かしい〜」



ニコニコと笑顔の二人…



カランコロン〜♪



「ゴメンなさい…


バタバタ支度してたら遅くなっちゃって…」


PIKAと*Mio*もやって来た。



春TUマスター
「あれ きっとどこかで…は」


*Mio*
「あれから… あれから会ってないんです…


まだこちらには来てないんですか」



春TUマスター
「…ったく何やってんだろう…あいつ…」




PIKA
「*Mio*のフライトが都合つかなくてどうしても今夜の便に乗らないといけなくなって…」


のぶのぶ
「えぇ〜っ…」



PIKA
「何してんだろ、きっとどこかで…


今日会っとかないと、次いつ会えるかわかんないのに…」



☆.。.：*・°☆.。.：*・°☆.。.：*・°☆.。.：*



突然会場内の明かりが消え、


HotNightが流れ出す…



ざわつく会場内…




無造作に貼られていた青と白のTUBEカラーのストライプの幕がパッと落ち、


なんとそこには…



りょーじさん、春さん、カックンの三人が…




キャー




メンバーの登場に大歓声の会場…



「前田さんは前田さんは」



意味深な笑顔のメンバー、

演奏を続けながら裏庭側の海沿いに面した扉に目を向ける…


「何何


裏側から前田さん出てくるの〜」



みんなの視線が扉に向くと、扉がパーンと開き、目の前は海…




ん…


んん…



この音は…



ブォ〜〜〜



視線の先に広がる海から、


波を立てながら、


水上バイクに乗ったどピンク色の衣装を着た前田さんが、


美女を後ろに乗せて、こちらへと向かって来る



まったく予想もしてなかったド派手な演出に


ただただビックリな会場内のみんな…



バイクの後ろに乗っていたのは…



そう…

我らがめるちゃんだ〜



前田さんが手を添え、二人で浜辺を駆け足で会場内へ…



大拍手で迎えられながら、
KingofSummer、前田亘輝登場



「どぉ〜も〜


前田です…


息が… 息が…」



場内大爆笑…




コップの水を一気飲みし、呼吸を整える前田さん…


「いやぁ…


自分の誕生日パーティーしてもらうって〜のに、


こんな演出はないだろう…って言ったんだけど…



いつ以来


そう、野外ライブで…


やったよね…



あれ、やってほしいって湖南ちゃんが言うから…



…………


も一杯水もらっていい （笑）



いや、最後、ここまで駆け上がってくること、考えてなかったからさ…、


砂浜はこたえるよ…砂浜は…」



キラキラとした目で前田さんの表情に釘付けのみんな…


ホントにみんなすごく素敵な表情してる…



湖南はこみ上げて来る熱い何かを必死にこらえていた…


「………ということで、


今日はホントに俺のbirthdayの為に、こんなに集まっていただき、
ホントにホントにありがとうございます…」



ふと、さりげなくメンバーを見て…



「あら、みんな来てたの」



ズッこける三人…


「リンダは…

リンダどこ…」



リンダ
「ここ〜」


後ろのほうから伊藤さんが応える…


「リンダ、何でそこ


あの人、いつもあんなだからね…」


大爆笑の場内…



「今日は私の誕生日ですが



私の想いはみなさんおわかりいただけていると思います…


頑張ってる日本中のみんなのために


みんなを元気にしたいから…


みんなの笑顔に会いたいから、


今日はめいいっぱい歌わせていただきます」



われんばかりの大歓声…



♪〜 ♪〜 ♪〜


涙を虹にのイントロが流れ出すと、



みんなの心も最高潮


満面の笑みで前田さんが、そして春さんカックンりょーじさんが…


エネルギッシュに歌いあげる…



♪〜泣かないことが強いんじゃなくて


涙を虹に変えるのが勇気〜♪♪



会場内突き上げる拳に力強さがみなぎる…



TUBEが結んでくれた
仲間との絆を



みんなで大切にしたい…


この想いを頑張ってるすべての人々へ…


様々なみんなの思いが、天へ突き上げる拳に篭っていた…




【続・第１３話】
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