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MTG専門店 『夢屋』コミュの 結果 第11回 夢屋杯 MTG編

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いつも夢屋をご愛顧頂き誠にありがとうございます。YPR・夢屋杯主催の夢屋店員ダンと申します。
この度は2/5日曜日に開催しました第11回夢屋杯の模様をカバレッジ形式でご紹介いたします。

夢屋杯についてのご説明

夢屋杯は2ヵ月間に渡るYPR=夢屋ポイントランキングの上位7名、期間中に行われました夢屋杯トライアル優勝者4名に前回王者を加えた12名によるインビテーショナル形式の大会です。
MTGスイスラウンド4回戦の後、各人が指定したMTG以外の競技でプレイオフを行う形式となっております。

今期YPRは12・1月で年末年始の絡みもあり全体的に大会への参加がやや少なかったのですが、そういった中でも毎日のように大会に参加してくれた方もいてお店をやっている身としてはありがたい限りで改めて夢屋は常連のお客様達に支えられているのだなと感じました。

仕事に学業にプライベートに忙しい中多くの大会に参加して今回の夢屋杯へ出場を決めたのはこちらの方々です↓

1位 86点 オオクボジュンペイ様(夢屋杯トライアル レガシー優勝)
2位 62点 ミハラケント様
3位 39点 オオドウヒロユキ様
4位 36点 オオヒラシンイチ様
5位 31点 ヌマタススム様(夢屋杯トライアル モダン優勝)
5位 31点 マツザワハヅキ様
7位 23点 コクマイヒロカズ様
8位 21点 アサミヒロシ様 ※欠場があった為繰り上がり出場
9位 14点 サイトウアツシ様(夢屋杯トライアル ヴィンテージ優勝)
10位 0点 サトウヒロユキ様 ※欠場があった為繰り上がり出場

前回王者ヤマモトショウタ様が直前にインフルエンザによる病欠の連絡があり騒然とした今回の夢屋杯でしたがアサミ様、サトウ様が前回に続いて当日参加をして下さり10名での開催となりました。

今回YPR1位を獲っての出場を果たしたのは3回目の夢屋杯となるオオクボ様。レガシーの夢屋杯トライアルでも盤石の強さを見せ優勝を飾り万全の態勢で夢屋杯初制覇を狙っています。王者不在の今夢屋杯大本命と言えるのではないでしょうか。

前回は学業を優先し無念の不参加となってしまったミハラ様がコンスタントに大会参加してYPR2位の好位置につけました。3度立った頂点を再び踏破するべく入念な準備をしての参加ということでそのパフォーマンスには期待が出来る事と思います。

3位で出場を果たしたのはオオドウ様。オオドウ様は前回出場権を得ながらも都合がつかず不参加となってしまっていたので今回は以前にもまして気合が入っているようです。

4位はオオヒラ様。得意とするスタンダードが大混迷となっているのがどの様に作用するのかにも注目したいと思います。

5位はモダンの夢屋杯トライアルで優勝し勢いに乗るヌマタ様と初夢屋杯となるレガシーを主戦場とするマツザワ様が同率となりました。
直近2度の夢屋杯ではMTGラウンドで波に乗れなかったヌマタ様ですがプレイオフではゲーム巧者ぶりを発揮して順位を上げる姿を見せていたのでMTGラウンドで好成績が出せれば一気に優勝というのもあり得ると思います。

初参加ながら夢屋杯の細かいルールを事前に確認し準備をしていたマツザワ様、これまでの大会で安定した成績を残しMTGの上手さは既に周知されているので初お披露目となるプレイオフラウンドでの実力如何では初参加初戴冠も狙えるのではと期待しています。

忙しい日々で大会にあまり来れず皆勤賞が危ぶまれたコクマイ様でしたが何とか滑り込み7位での出場となりました。唯一皆勤を守るコクマイ様もそろそろ頂点に立つ姿が見たいプレイヤーなので発奮に期待です。

8位は前回0点・今回21点と大幅にポイントを伸ばしてきたアサミ様。ノーマークだった前回とは違い今回は存在を意識される位置につけた事で周囲の対策が気になる所ですが爆発力のあるデッキを好むだけに勢いがつけば恐ろしい存在となりそうです。

ヴィンテージのトライアルを抜けて以降わずかにリミテッドをプレイする程度で沈黙を守って来たサイトウ様が9位での出場。ここしばらくまともに構築フォーマットをプレイする姿を見せていない為使用デッキの傾向すらわからないのでデッキ選択次第ではちゃっかり優勝なんてこともありえそうです。

10位は前回に引き続き現地にいたのでとりあえず参加を表明して下さったサトウ様。勝ち負けよりも楽しむ事を第一にゲームに取り組む姿に感銘を受けたプレイヤーでどれだけ不利な状況でも『何か』をやってくれる期待感があるので活躍を期待したいです。


それでは本戦の内容に移りたいと思います。

夢屋杯スイスラウンドはMTG構築戦で行います。
スタンダード・モダン・レガシー・ヴィンテージの中からYPR上位のプレイヤーが好きなフォーマットを選択する変則ルールです。(※構築戦変則ルールはこちらを→http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5980317&id=77916567&comment_count=1

MTGラウンド 1回戦

王者の不在により大きなアドバンテージを得たオオクボは意気揚々と得意のレガシーを選択。相棒は勿論使い込み構成にもプレイングにも自信を深めているトリコミラクル。
対するヌマタも最近のレガシー大会では好成績を出しておりレガシーを選ばれた事に悲観していない。使用デッキはここの所愛用している無色エルドラージだ。
《虚空の杯》で鍵となる1マナを封じ《魂の洞窟》を介して出てくる凶暴なエルドラージ達に打ち消しで対抗出来ず《終末》を突き付けられなかったオオクボがまさかの初戦黒星。
YPR1位を獲り気合を入れて臨んだ夢屋杯の初戦でいきなり躓いてしまったオオクボ、これで気を落とさず開き直って事態を好転させられるか…。
以前夢屋杯で使用していたドレッジからエルドラージに乗り換えた事が功を奏しミラクルとの難しい一戦を制したヌマタ、勢いに乗り頂点を目指す!

尖ったデッキ選択が多いアサミを相手取りフォーマット選択権を持つミハラは迷わずスタンダードを選択。他の夢屋杯出場者がいない時・場所でこっそりと調整を繰り返し手応えを掴んだジェスカイ・サヒーリを携え初戦に臨む。
自分好みのデッキを追求するアサミが用意したスタンダードデッキは《艱苦の伝令》を主軸に据え無色のエルドラージをスプラッシュした黒単だ。
オリジナル故の対処の難しさを乗り越えたミハラが初戦を白星で飾り前人未到4度目の王座を見据え動き出す。
負けはしたが1ゲーム奪う接戦を演じオリジナルデッキの可能性を示唆したアサミ、好きなカードを諦めない意志力で劣勢を跳ね返して欲しい。

オオドウとしては主戦場としているスタンダードを選びたい所だろうが全く情報を晒さないサイトウを警戒し敢えてモダンを選択。手にしたデッキは《ウギンの目》禁止以降鳴りを潜めている赤緑トロンだ、マークの外れた今ならそのポテンシャルを存分に生かせるだろう。
事前情報の無いサイトウが取り出したデッキは非常にオーソドックスなタイプのジャンド、コンボやコントロールを好んで使用するサイトウにしては珍しいデッキ選択ではないだろうか。
デッキ選択の時点ではややオオドウに分があるように見えるが果たして。
1-1で迎えた3ゲーム目早々にトロンを揃え盤面を制圧しにかかるオオドウは戦場に《解放された者、カーン》を送り出し《カリタス》を追放!とここまでは良かったがオオドウは自分の《ウギンの聖域》の誘発を忘れ後続が続かず《タルモゴイフ》《怒り狂う山峡》が止めきれず敗北。呪文を唱える際に別の土地の間に挟まって視界から外れた事で《聖域》の能力を見落としてしまう痛恨のプレイミスによって初戦を落としてしまった。
ほぼ負けてしまう状況で幸運にも勝利したサイトウ、運命の女神に愛されているのか。

これまでの夢屋杯で得意のスタンダードを駆使して屍の山を築いてきたオオヒラ、今回持ち込んだデッキはあまり自信がないと言っていたが対戦相手がレガシーメインのマツザワという事でスタンダードを選択した。そんなオオヒラはグリクシスカラーのアーティファクトを主体としたデッキを組み上げてきた。
マツザワは普段スタンダードをプレイする素振りを見せていないが青黒緑昂揚ミッドレンジを用意しており準備は怠っていない。
サイドから投入した《テゼレットの手法》によるアグロ戦略や《金属製の巨像》の圧倒的なサイズで攻め立て初戦を白星スタート。デッキに自信がないとは言ってもスタンダードをやり込み・研究しているオオヒラには一日の長があったようだ。
巷では流行しているアグロなクリーチャーデッキには高い耐性がある青黒緑昂揚だがオオヒラの軸をずらした戦略に屈してしまったマツザワ。しかしスタンダードの環境をしっかりと研究している事が伺えるデッキ選択で上位陣による安易なスタンダード被せには対応しているように見えるのでまだまだ上位を狙えるだろう。

珍しくYPR上位を逃したコクマイだが初戦はフォーマット選択権を得て選んだフォーマットはスタンダード。デッキは青黒緑のエネルギーアグロ、《巻きつき蛇》+《牙長獣の仔》《ピーマの改革派、リシュカー》の+1/+1カウンター戦略に《ならず者の精製屋》で粘り強さを加えた形のクリーチャーデッキだ。
対するサトウは黒緑2色の《致命的な一押し》《才気ある霊基体》《新緑の機械巨人》等のパワーカードを満載した黒緑グッドスタッフで下剋上を狙う。
一進一退の攻防になったが序盤でのパワー・シナジーに勝るコクマイが攻め切り白星発進、11度目の夢屋杯で悲願の戴冠はなるのだろうか!?
惜しくも敗れたサトウだがデッキの強さは折り紙付き、フォーマットは被せられ続けることになるが一矢報いる姿を見せられるか。

1位 オオクボ●0-2○5位 ヌマタ
2位 ミハラ ○2-1●8位 アサミ
3位 オオドウ●1-2○9位 サイトウ
4位 オオヒラ○2-0●5位 マツザワ
7位 コクマイ○2-1●10位 サトウ


MTGラウンド 2回戦

夢屋杯制覇を目指しプレイオフで優位に立つためにはもう負けは許されないオオクボはレガシーを主戦場にしているマツザワに対しても自分に利があると得意のレガシーを選択。
オオクボのトリコミラクルに対してマツザワは普段の大会でも愛用しているBUG続唱で挑む。
元よりミラクルに対してのキラーカードが多いBUG続唱を駆るマツザワが相性差を活かしてストレート勝ち。
初戦・2戦目とデッキ相性が悪い相手ではあるが得意のレガシーでの2連敗は堪えたか表情の優れないオオクボ、過去の夢屋杯での苦い経験が頭をよぎっているのか。
相性差こそあれ勝つべきゲームで勝てるのはしっかりとしたプレイングあってのもの、見事にマツザワは初戦での躓きを立て直し夢屋杯初勝利を挙げた。

コクマイを対戦相手に迎えフォーマット選択に悩むミハラ、様々な可能性を考えた結果選んだフォーマットはスタンダード。
サヒーリ・コンボ対青黒緑エネルギーアグロ。勝負を決するのは環境を代表するミハラのコンボか、強いデッキを自分の使いやすいように調整を加えたコクマイのビートダウンか。
接戦になる事が予想された一戦はミハラがマナトラブルに見舞われてあっけなく散りストレート負け。事故るゲーム故の落とし穴にはまったミハラ気を取り直して次に向かってほしい。
ラッキーなイージーウィンで消耗する事無く星を伸ばしたコクマイ、弾みをつけて3回戦へ。

大きなミスによって初戦を落としたオオドウだがまだ心は折れていない。赤単を好むアサミにレガシーで真っ向勝負を挑んだ。
オオドウは愛用の白緑エンチャントレスをチューンアップしており《神聖の力線》《独房監禁》でアサミの勝ち手段を塞いでいく。極端にメタられる事はないという判断をしていたアサミは《Anarchy》《鋭い痛み》といった極限状態を打破するカードを採用しておらず完全な詰みに陥り肩を落とした。
参加者を知っていれば傾向も読める、オオドウはアサミの傾向を読み、対策を施して見事な勝利を飾った。
得意なデッキ・好きなデッキを使い続ける事の弱点を突かれたアサミには苦い敗戦となったか。

底を見せないサイトウを警戒してか既にネタが割れているフォーマット・モダンを選択したオオヒラ。オオヒラは最近気に入って使っているという白単信心でサイトウのジャンドと相対する。
オオヒラは場の展開を優先して動きたいところだがサイトウがジャンドらしい手札破壊・パーマネント除去能力を使いやりたい事を封じていき使った手札は《闇の末裔》が補填する。こうなってしまうと軽量且つ高性能なカードが多いジャンドに分が有る。オオヒラも1ゲームを取り善戦したがマッチを制したのはサイトウ。

ヌマタは勢いのままに好調のレガシーを選択。サトウはスタンダードのみでの参加の為レガシー対スタンダードとなった。
デッキパワーは当然ながら圧倒的にレガシー有利だが勝利数が違う為気は抜けない。レガシーが3勝するまでにスタンダードは1勝すればいいのだ。
しかし勢いのあるヌマタは《ウギンの目》《エルドラージの寺院》《古えの墳墓》《裏切り者の都》と豊富な2マナ土地から淀みなく強力なエルドラージ達をつるべ打ちしサトウを圧倒して見せた。

1位 オオクボ●0-2○5位 マツザワ
2位 ミハラ ●0-2○7位 コクマイ
3位 オオドウ○2-0●8位 アサミ
4位 オオヒラ●1-2○9位 サイトウ
5位 ヌマタ ○3-0●10位 サトウ


MTGラウンド 3回戦

YPR1位での優位を活かせず連敗してしまったオオクボ、しかしここでも命運を託すのは最も信頼するフォーマットレガシー。今日は引きが付いてこない来ないと首を捻るアサミも辛い戦いが続く。
やや重めのカードにシフトしたアサミのデッキに《相殺》は然程効かないようだが土地が詰まってしまうと利点が消え唯々重いデッキに成り下がってしまう。1ターン1アクションしか取れないアサミにオオクボの《精神を刻む者、ジェイス》が刻一刻と詰め寄る。《稲妻》を《相殺》され《相殺》を潜り抜けたクリーチャーは《剣を鍬に》で農場送りにされて万事休す。アサミは《ジェイス》に精神を削り切られたのであった。

自信のあったスタンダードで負けてしまい自信喪失気味のミハラはサトウに対してモダンを被せて立て直しを図る。
カードパワーの差は明確にあるが2勝対3勝とレガシーを被せる事に比べれば幾分余裕のある選択といえるだろう。
しかしこの無難にも見える選択が裏目に出る。思ったように展開出来ないミハラのバントエルドラージに対してエルドラージ達を凌駕するサイズで迫るサトウが先に2ゲームを先取し大番狂わせを起こした!
まさかの敗戦で呆然自失状態のミハラ。フォーマット違いの劣勢を見事跳ね返し大金星を挙げたサトウ、夢屋杯に潜む魔物を味方につけここからの巻き返しはあるのだろうか!?

赤単を完封してノッてきたオオドウ。流れの良さを感じてかレガシーを選択。白緑エンチャントレスのオオドウに挑むオオヒラのデッキは赤バーン!タイプこそ違えど狙いは同じ《独房監禁》が出てしまえば赤単に為す術はない。
しかしそこはゲーム巧者のオオヒラしっかりとエンチャント対策をしてきている、《神聖の力線》《独房監禁》と張られた状態で唱えたのは《痕跡消し》!キラーカードであるエンチャントを同時に対処しゲームを最終戦に持ち込む!
オオドウも負けじと再び《独房監禁》!オオヒラは白マナが引ければという場面で《山》…。最後までフェッチランドの枚数に迷った結果一枚削ったという構築が響いたか白マナ供給源は訪れず手札に《痕跡消し》を握ったまま敗北を迎えた。

YPR5位同士の対戦。ダイスロールによってフォーマット選択権を得たヌマタはスタンダードを選択、普段スタンダードをプレイしていないマツザワに被せる形だ。
ヌマタのデッキは黒緑アグロ、現スタンダード最強の一角であり意識して対策をしていなければ一方的に蹂躙する攻撃力が魅力のデッキだ。マツザワの青黒緑昂揚ミッドレンジがその対策が取られているかが勝負の分かれ目になりそうだ。
1ゲーム目はそのパワーを活かして先取したヌマタだが2・3ゲームで除去の嵐に曝され軍配はマツザワに上がった。

YPR下位ながら2戦全勝の7位コクマイと9位サイトウ。コクマイはスタンダードで、サイトウはモダンでそれぞれ勝ち上がってきた。となれば上位のコクマイが選択するのは当然スタンダード、サイトウのスタンダードはここで初披露となる。
コクマイのデッキは青黒緑エネルギーアグロ、サイトウは青黒緑コントロール。色こそ同じだが設計思想が全く異なるデッキでの対戦となった。
細部は違えど黒緑アグロの亜種といえるコクマイのデッキとその黒緑アグロへの解答として構築されたであろう構造のサイトウのデッキでは明確に相性差があったようだ。コクマイも1ゲームを取り食い下がったが全勝を守ったのはサイトウだった。

1位 オオクボ○2-0●8位 アサミ
2位 ミハラ ●1-2○10位 サトウ
3位 オオドウ○2-1●4位 オオヒラ
5位 ヌマタ ●1-2○5位 マツザワ
7位 コクマイ●1-2○9位 サイトウ


MTGラウンド 4回戦

YPR1位と2位ながらここまで1-2と振るわないオオクボとミハラ、王座を見据えるならここは絶対に勝って望みを繋ぎたいMTGラウンド最終戦。
オオクボはここでもレガシーを選択し今回の夢屋杯MTGラウンドは全てレガシーをプレイする事を選択した。ミハラはスタン2回、モダン1回をプレイし最後にレガシーと総合力を問われる一戦となる。
デッキは奇しくもトリコミラクルの同系だがオオクボはこれも見越しての選択のようだ。ミラクルを使い込み同系対決でも自信を持って臨めるところまで来るのはどれほどの研鑽か。
このオオクボの巧さが垣間見えたのは2ゲーム目。序盤の攻防を有利に進め《ヴェンディリオン三人衆》でクロックを刻み始めるオオクボ、お互いリソースを消耗した状態でミハラが乾坤一擲の《天使への願い》を「奇跡」するがオオクボは冷静に2枚目の《ヴェンディリオン三人衆》で「奇跡」を束の間の夢にしそのまま殴り勝ち。ミラクル対決を見事なプレイングで制し星を五分に戻した。
かつての王者ミハラも学業によるブランクを埋めきれなかったかMTGラウンド1-3と大苦戦、プレイオフラウンドでの奮闘次第であるいは!?

1回戦こそ痛恨のミスで落としたオオドウだったがその後キチンと立て直し2-1で最終戦へ。最終戦の相手はコクマイ、ここまでスタンダードのみで2-1のコクマイは「せっかく新しいデッキを作ってきたからモダンが良いなぁ」等と挑発しそれに乗る形でオオドウはモダンを選択。
赤緑トロンで名誉挽回を図るオオドウに対してコクマイは当日カードを揃えたナヤブリッツでどのような戦いをするのか。
3ターン目にトロンを揃え圧殺するオオドウ、2ターン目に手札をブチ撒け圧倒的な物量で押し切るコクマイ。共にやりたい事をやり切り1ゲームずつ分け合った後の最終戦、《実験体》スタートで戦場を作り上げるコクマイの場に《コジレックの帰還》を合わせたオオドウだがタフネスが3まで上がった《実験体》《ナカティル》の攻撃に耐え切れず膝を屈した。
フォーマット選択すら巧く誘導したコクマイが技有りの勝利で3-1で折り返し。夢屋杯制覇を狙える好位置につけた。

スタンで勝ち、モダンで負け、レガシーで負けとある意味力の入れ具合がそのまま出る結果となっているオオヒラ。デッキに信頼がおけないと言いつつも唯一白星を挙げたスタンダードを選択し最終戦のテーブルへ着く。フォーマットを被せられ続け勝ち星のないアサミは最終戦で意地を見せられるか。
青黒赤のアーティファクトデッキのオオヒラと黒単《艱苦の伝令》のアサミ。色こそ違えどアーティファクトを主体としやりたい事が同じという対決となった。
終着点は同じでも脇を固めるカードが違えばゲーム展開も違う。能動的なカードが多いアサミが攻め受動的なカードが多いオオヒラが守る展開になったが有効なカードの枚数が多いオオヒラが均衡を打開し勝利。過去参加した夢屋杯においてスタンダードフォーマットでの負けは一度きりという無類の強さを今回も如何なく発揮した。
YPR下位での参加が多いものの多くの番狂わせを起こしてきたアサミだが無念の全敗。

ランキング的にはフォーマット選択権は五分のはずだが当たり運に恵まれず常に相手の望むフォーマットでの戦いを強いられてきたマツザワが初の選択権を得た、迷うことなく主戦場のレガシーを選択しスタンダードのサトウに襲い掛かる。
BUG続唱という軽さと物量、単体のパワーと対応力その全てを兼ね備えたレガシーでも屈指の安定感を誇るデッキの前ではスタンダード環境を席巻しうるパワーを持つ黒緑グッドスタッフでも赤子のようなものだ。
圧倒的なパワーと物量の両面でサトウを押し危険なカードは《Force of Will》でシャットアウト。3回戦でモダンを倒したサトウに付け入る隙も与えず圧巻の3連勝でマツザワがフォーマットの違いを見せつけた。

ヌマタとしては何としても勝って上位に食い込みたいところだが相手はこの時点で唯一の全勝となっているサイトウ。レガシーはまだ見せておらずモダンはジャンド、スタンダードは青黒緑コントロールというサイトウ相手にスタンダードを選択したヌマタ。デッキ相性は良くない様に見えるがこの選択が吉と出るか凶と出るか。
ゲームの展開は3回戦のコクマイ戦と同じく攻めるヌマタと捌くサイトウという図式。しかしコクマイより前掛かりなヌマタのデッキを捌くのはお手の物なのか1ゲームも許さずサイトウが全勝のままプレイオフで優位を築いた。
選択が裏目に出てしまったヌマタだがそれでも2-2なのでプレイオフでの仕上がり次第ではまだまだ頂点を狙える位置だ。

MTGラウンド終了時点での順位は

1位4-0 サイトウアツシ
2位3-1 コクマイヒロカズ
3位3-1 マツザワハヅキ
4位2-2 オオヒラシンイチ
5位2-2 ヌマタススム
6位2-2 オオドウヒロユキ
7位2-2 オオクボジュンペイ
8位1-3 サトウヒロユキ
9位1-3 ミハラケント
10位0-4 アサミヒロシ

狙ってか偶々か手の内を晒さなかった事でフォーマットを被せられるデメリットを補いYPR9位ながらMTGラウンド全勝を果たしたサイトウ様。1度は頂点を極めたサイトウだけにこの好位置ならば2度目の王座も視野の内に収めているのではないでしょうか。

夢屋杯仕様の新デッキを用意しそれが上手く嵌まったコクマイ様が2位でプレイオフへ、唯一の夢屋杯皆勤プレイヤーとして意地を見せて初戴冠となるか注目したいです。

初参加のマツザワ様が見事に3-1の3位に入りました、当たり運は決して良くなかったように見えましたがそれでもこの結果が出せるのは高い実力あっての事でしょう。プレイオフでの実力は未知数なので目が離せません!

4位は何だかんだと言いつつもスタンダードで強さ・上手さを見せたオオヒラ様、プレイオフ競技で得手不得手がはっきりしているだけに選出競技次第では再び王座に返り咲くかもしれません。

5位でプレイオフに進むヌマタ様ですが前回夢屋杯では7位から準優勝まで上り詰めた実績もあるのでここからでも十分に優勝が狙えると思います。

6位のオオドウ様も過去の夢屋杯においてプレイオフラウンドで大きな活躍を見せたプレイヤーですので今回も魅せてくれるでしょう!

YPR1位から2-2の7位と非常に悔しいMTGラウンドになってしまったオオクボ様、プレイオフラウンドも苦戦している姿を前回見せてしまっているのでプレイオフ競技にどれくらい対応出来ているかが今後の鍵となりそうです。

スタンダードのみで参加しモダンを倒して1勝をもぎ取り8位となったサトウ様、夢屋杯を2回連続幸運な当日参加した強運でどこまでいけるのでしょうか。

大会前にはデッキの出来に自信を覗かせていたミハラ様でしたがMTGラウンドでは1勝に留まりました、本来のポテンシャルを出せれば上位を獲れるという実績があるだけにその再覚醒が待たれます。

今回はある程度ポイントを取っての参加となったことで存在を意識され赤単対策をきちんとされていた所為か爆発力が鳴りを潜めたアサミ様、スタンダードもこだわりが裏目に出て構築を圧迫してしまい無残な全敗となってしまいました。プレイオフでどれだけ順位を上げられるのかに期待したいと思います。

この結果を受けてプレイオフでどのような戦いが繰り広げられるか、刮目して見よ!

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