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怪談クラブコミュのリカちゃんは買ってもらえない

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大岡越前さんが紹介してくれたお話です〜。
トピ二つ分けて紹介いただいていましたが、一つにまとめさせていただきました。


『初めましてこんにちは。入りたてでお恥ずかしい限りですが↑のタケさんの「リカちゃん」の話を見まして友人の話を書きたくお邪魔しました。仮名Fさんは現在も私の友人ですが幼少の頃「リカちゃん人形」に異様な憧れを
持っていました。小学校低学年、まして現在30代位の女性ですとおままごとと
「人形遊び」は定番に近かったと思います。当時は家庭の裕福さがおもちゃに表れていて人形も色々なシリーズがでていて数え切れない着替えやハウスや家族や調度品をどれだけ持っているかが子供のステータスになったりもしていました。
そして遊ぶ時は自分の人形を持っていったり持っていない子に貸してあげて遊んでいた時代です。Fさんは当時から自分の個室を持ち、大きなベッド、お洒落な洋服、子供の目から見てもとても「お金持ち」のお嬢さんです。おままごとの
おもちゃなども実際に食べ物を作れたり、洗えたりするものばかりなのですが
・・・「人形」を一体も持っていなかったのです。「リカちゃん」だけではなく
どのシリーズの人形もありません。当然お人形遊びの時には借りなければ遊べません。家に帰る時には「返す」人形ではなく自分の家に何時までもいてくれる自分の人形が欲しくないわけがなかったと思います。その証拠にFさんはおもちゃ屋では陳列された人形のコーナーから離れません。友人に借りた人形も欲しいと駄々をこねたほどでした。多分親にも相当ねだっていたと思います。しかしFさんの元に人形が来る事はなかったのです。
人形遊びの年齢も過ぎ、幼女は少女になっていきました。そして20歳位の頃に
は笑い話になるはずだと今なら思うのですが、最初はFさん本人から「理由」を聞きあまりに「笑えない」為、お母さんに直接話を伺いました。
「理由」はFさんが3歳になる直前の頃だったそうです。運悪く風邪をこじらせ
肺炎になつてしまったFさんは入院をすることになりました。いくら母親が付き添っていても見知らぬ部屋に怖い治療、心細かろうと祖母や叔母、父親などが
沢山のおもちゃを持ってきてくれて例外なくその中には「リカちゃん人形」が
何体かあったそうです。母親はベッドで寂しくないよう全部開封してFさんのベドに置いてあげてました。「それが間違いだったわ…」お母さんはため息をつきながら続きを話してくれました。ソレは何故か必ず夕方だったと。
気がついたのは危険を脱して多少目を離せる様になったある日。
      一体の「リカちゃん」の首がなかったのです。
母親は辺りをさがすとベッドの下に首はありました。何とかくっつけて元の可愛い人形に戻したそうです。すぐ後日、別の「リカちゃん」の首と腕の片方がなく
胴体がベッドに。部位はすぐにあったのですが、直すのが大変だったので胴体ごとしまってしまいました。そしてまたすぐに次は首と足。「リカちゃん」が嫌いなのかとFさんに聞いてみても3歳たらずの幼児に訳がわかる解答など返ってこなかったそうです。「その時は」。やはり部位が欠けた人形はしまってしまい、子供に寂しくさせないよう大人用のベッドを入れてもらい一緒に眠るようにまでしてみたそうです。そして退院もまじかなある日の夕方「ソレ」を目撃してしまったそうです。 突然むくり、と半身を起こし自分の周りをパタパタペンギンのように叩き始め毛布の下の「リカちゃん」を掴むと天井を仰ぎながら圧し折ったと。母親は自分の見たものが信じられずただ黙ってみていると次に腰を持ち折ろうと、どうやら折れなかったらしく足を。そして「残骸」をベッドに放るとまるで成人女性の表情の薄笑いを浮かべ幼児の声で笑い出したと。
流石に母親は怖くなり、笑う我が子を問い詰めてしまった。大人を叱る様に。
「なんでこんなことするの!やめなさい!!」その怒声に我が子は大泣きです。
我に返った母親は我が子をあやしましたが恐怖は抜けず怖くてしょうがなかったと言っていました。でも。母親は暗示をかける様に自分の見た事を信じないようにしたそうです。でも無常にもすぐに次の夕方…子供は何かを探し始めました。
母親はまた「りかちゃん」を「壊す」我が子を見て勇気を奮い立たせ、その手を、小さな小さな手を掴んで止めました。そして震える声で静かに問いかけたそうです。 「だめでしょう?、お人形さんいたいからやめてって」 と。
小さな我が子の手は抗う事もなく、泣きもせず口元だけをもにもにしていて…
「xxooxにゃ…」と幼児な舌足らずの言葉が聞こえてきたそうです。
「はい、ないない、お人形さんないないね、しまっちゃおうね」と、母親が
何かに安心したように「お人形さん」を奪おうとした時の事でした。
     「だめだよ、イキちゃうから、ここはだめ」
その流暢な発声とともに顔を上げた我が子は、先日見てしまった見知らぬ成人女性の笑い顔だったそうです。そして母親の手を振り解くと首をぱっきりと折り笑い出したと…。母親は当日強引に退院をしました。病院に置いてあったおもちゃの処分をお願いして。それでも暫くは夕方とスムーズになってくる我が子の言葉が怖かったといっていました。あと、あまりに「リカちゃん」をねだる娘に「理由」を信じてくれない旦那が隠れて何度か購入した時に開封する事もなく不燃ごみにして危うく離婚問題になった事。我が子が昔「リカちゃん」を持っていたことを覚えていない事。ブームが過ぎるまで気が気ではなかったと話していただきました。Fさん自身ももちろん覚えておらず、寧ろその時の「なにか」に怒りを
語っていました。「あたしの人形遊びをかえせー!」と。その時は言いましたが
今、Fさんも家庭を持ち母となりました。そして…
「今ならわかるなぁ…あたしも娘に買ってあげる気がしないんだ・・・「人形」…」
そして小さく呟いたのです  「…もしこの子が…」 と。
幸いもう興味がない年齢までなってくれましたが、幼少時に買ってもらえなかったのかは実は未だに不明です。あえて聞く気もありません。


長々と2回になってしまい申し訳ありませんでした。よく見れば当事者以外大して怖い話じゃなかったですよね。本当すみませんです。
もしお許しいただけるなら今度は勇気を振り絞って自分の体験を、もっと短く判りやすく書かせていただきたいと思います。
もう誤るしかできませんがほんとーーーーーーーーにすみませんでした。』

コメント(9)

↑洒落になってないっす・・・・・・笑
怖すぎて眠れそうにありません・・・
私も小さい頃入院したことがあって、いっぱい人形持っていたのですが..
特に怖い体験をしたわけではないのですが、なんとなく人形が怖くなって今では一体も持っていませんあせあせ(飛び散る汗)夜とか動き出しそうで怖いですよねげっそり
もし自分の子どもが人形にそんなことやっていたら、相当な恐怖を感じると思いますあせあせ(飛び散る汗)
オレもむかし集めてたプラモデルを大切にします。
最近勇気を持ってフィギュアを集め始めました!!
何もないことを切に願っています。

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