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ネタバレドラゴンハンターズ!コミュの14

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14-1 嵐の目

モスン村で10日間も怪しい嵐が続いて、大雨で色々とヤバいから何とかしてくれ、って。

天気のことなんかあたしらに言われても困るわよねぇ。

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モスン村に来た。

確かに怪しい。
隣村では晴れていたのに村の境から急に大嵐だ。
強力な呪いだろうか?

とにかく、雨が激しすぎてじき洪水になりそうだ。

村長はこっけいなほど取り乱していた。

「どうしてこんなことに! 5年前に異国の女神像を迎えて村を守っていただいて、豊作続きで栄えてたのに!」

「腰痛も治ったし、髪もフサフサになったのに! どうしてこんなことに!」

「この間までの日照りも女神様に頼んで解決していただいたのに、どうしてこんな事に!」

異国の女神像に、日照りの解決を頼んだ?

…悪い予感がする。
会わせてもらうことにした。

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女神像はずいぶん機嫌が悪かった。

どれぐらい悪いかというと…

手に持った剣のひとつを急に投げつけてくるぐらい!

稲妻のような速さで飛来する剣を叩き落とした!

話す気がないなら、戦うしかない!

青銅の女神像が現れた
Lv:295 HP:7200
<photo src="v2:1626433660">

女神像を取り押さえてから改めて供え物をして話を聞くと、やまない嵐の原因は自分だとあっさり認めた。

村人が雨乞いをしたので降らせてやったのだ、という。

雨がやまないのは、止めてくださいという申し出がなかったため。

不機嫌なのは、願いを叶えたのに村人が喜ばなかったから、だそうだ。

結局、思いこみが生んだ行き違いだったわけだ。

礼拝の取り決めについて女神様とよく相談するよう村長に言っておいた。

強力な神様に頼るなら相応の危険があるのだ。


14-2 橋上の対戦者

街はずれの橋に騎士が居すわって、通行人に試合を…

最後まで言わなくてもわかるわよね?

行ってらっしゃい。
彼によろしく。

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橋の様子を見てみた。

市民は橋をあきらめて、川を歩いて渡っている。

挑戦を受ける冒険者もいるが、人馬族の騎士はなかなか強く、彼に勝てる者はいない。

ここまでは、以前に見た光景とほぼ同じだが…

近づくと、騎士と目が合った。

「私は無敵の騎士スタリオン! いまだ会わぬ好敵手を求めて武者修行の旅をしている!」

言うこともそっくり、名前までよく似ているが面識はない。別人だ。

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「弱い相手には飽きた! なんなら街の住民全員で一度に来るがよかろう!」

…そこまでする気はない。

騎士スタリオンが現れた Lv:310 HP:7860
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騎士スタリオンはがっくりとうなだれた。

「耐え難い失態! 無敵を豪語しておきながら完敗を喫するとは…」

「もはや騎士など続けられぬ。ジャガイモ畑でも耕してひっそりと暮らそう…」

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「無様なりスタリオン! おぬしの恥ずべきは敗北にあらず、それに耐えきれず自ら心を折った事だ!」

ああ、やっぱり、騎士スタリオスだった。

「いやしくも騎士たる者、命尽きるとも誇りだけは失ってはならぬ」

「我はその事を、他でもないこちらの冒険者どのから身をもって教わった!」

いや、そんな大げさな事をした覚えはないが…。

それからスタリオスはこちらに頭を下げた。

「いとこのスタリオンがご迷惑をかけた。しかし武者修行は人馬族のならい、どうかご容赦願いたい」

いや、こちらも仕事だし。
まあ、騎士同士ゆっくり模擬試合でもしていくといい。

そう言われて、2人は困惑し顔を見合わせた。

やがてスタリオスが答える。

「それはできぬ。我ら人馬族の騎士が放浪の旅をしているのは、腕を磨くと同時に武名を上げてよい主君を見つけるため」

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スタリオンが言葉を継ぐ。

「そうしなければ、貧しい故郷の一族を養えぬのだ」

「人目のない場所でなら修練のため手合わせもするが、同族が人前で試合をしても武名にはつながらぬのでな」

なるほど。
色々と事情があるんだな。


14-3 凍てついた爪

雪の平原で、謎の遭難や行方不明が続いてるわ。

遭難して生還した人は「雪崩に埋まった」と言ってるそうなんだけど…

山じゃなく平地よ?
雪崩なんてどうやったら起きるのよ?

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現場に来てみた。

雪崩はもちろん、人が落ちそうな段差はない。
狼の足跡などもない。

ただ…

地形が平らな割に、雪が妙に偏った場所があるようだが…?

周囲を見回していると、雪の下から突然巨大な爪が現れて周囲をなぎ払った!

スノークラブが現れた
Lv:320 HP:7140
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雪の下にカニが隠れていたとは予想外だった。

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カニは冬には動かないと思っていたが、さすが魔物に常識は通用しない。

それから倒したカニの身を少し調べてみたが、臭くて食べられそうにない。

こんなところぐらい常識が通じてもいいのに。


14-4 魔獣再起!

シェパード村の羊娘アリエラからまた依頼が来てるわよ。

巨大な羊が出て村人を襲うんですって。

…巨大な羊って、やっぱりアレかしらねぇ?
ともかく、アリエラによろしくね。

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メェエエエエ…
ベェエエエ…

羊の声に満ちた牧場で羊娘アリエラに会った。

「4日ほど前に子羊のメリーちゃんが消えて。それから村の人たちが大きくて変な羊に襲われるようになって…」

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「ひょっとしたらあの羊はさらわれたメリーちゃんかも…」

「どっちにしても、羊に人を襲わせるなんて許せないわ!」

そのとき、聞き覚えのある笑い声が!

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「おーっほっほっほ!」

「かわいいは正義!
正義を守り自然を守る不屈の魔法プリンセス、もふもふ姫が華麗に見参よ!」

「お見事でございます姫様」

…ああ、やっぱり。
この間の件で改心したんじゃなかったのか。

「改心とはなによ! わたくしはずっと正義の味方よ!」

「てなわけで! もふもふで可愛い羊を殺して食べちゃう悪人ども!」

「もふもふ魔獣ヌクヌクひつじさんの怒りを思い知りなさい!」

魔獣ひつじさんが現れた Lv:325 HP:6690
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巨大羊を取り押さえると、アリエラが泣きながら駆け寄ってきた。

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「やっぱり、あなた魔法をかけられてるけどメリーちゃんね!」

それから、姫をにらむ。

「子羊になんて事するの! かわいそうじゃない!」

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「う、うるさいわね!」

「そんなもふもふの格好してもだまされないわよ! あなたも羊を育てて
肉を食べるんでしょう!」

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「食べないわよ! 私だけじゃなく、この村では誰も羊を食べないわ。毛を刈るだけよ」

「そんな事も知らずにメリーちゃんをさらったの? 早く元にもどしなさい!」

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「うるさいうるさい! わたくしに命令しないで!」

ボボン!

黒い煙を残して、泣き顔の姫もじいやもメリーちゃんも消えた。

泣きながら怒るアリエラをなだめるのに苦労したが…

しかし翌日、
メリーちゃんは元の姿になって牧場に帰ってきた。

魔法改造を施した動物を1日で元に戻せるとは、もふもふ姫の技術力は想像以上だ。

使い方を完全に間違っているのがもったいないと言うべきか。

大した事はしないので助かると言うべきか。


14-5 銀の収穫

いつかの吟遊詩人バルドがまた来てるわよ。

あの男、大量に作った最高の楽器を国じゅうの同業者に配るために歌くらべ大会を開いたりして、ハデにやってるみたい。

今回も、割のいいもうけ話だと助かるわねぇ。

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集会所の奥で、吟遊詩人のバルドが歌っていた。

♪寒い夜は 抱き合ってしのぎ
日照りには 互いの汗を拭き♪

♪夫が耕し 妻がつむぐ
ともに笑い ともに泣こう♪

♪あなたと私 手を取り合って
ともに生き ともに老いる…♪

古い民謡「ふたりの扉」だ。
ずいぶん場違いだと思ったがみんな神妙に聴き入っている。

考えてみれば、明日をも知れぬ冒険者には英雄物語よりもこうした小さな幸せの方が遠い夢なのかもしれない。

やがて、バルドが歌を終えたのでこちらから声をかけた。

かなり羽振りがいいようだがまた捜し物かな?

「いえ、歌くらべ大会の費用で僕の蓄えは底をつきました」

「あとは、実力さえあれば富は勝手に集まるし、力がなければ野垂れ死ぬだけです」

「今日は僕の依頼ではなく伝言をもってきました」

「仕事で通りかかったフロラス村の近くの森で、怪しい銀色の影が目撃されているそうで」

「銀の怪物の専門家がいるならぜひ来てもらいたいと言われたのです」

「もちろん、あなたのことですよ」


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フロラス村の森に来た。

かなり厄介だ。
光が少なく茂みの多い森に銀の怪物がいたら、反射像が背景にまぎれて見分けるのは難しい。

目をこらし、耳をすまして慎重に進むうちに…

目ざとく敵を見つけ、警告の声を上げた!

戦いだ!

メタルフラワーが現れた Lv:330 HP:7260
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例によって、倒された銀の怪物はドロリと溶けて消えた。

村に寄って報酬を受け取り、冒険者の集会所に帰ると…

バルドがギルダと話していた。

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バルドは珍しく笑っていない。
話を聞くギルダの顔も暗い。

何の話か気になったが、割り込める雰囲気ではなかった…。


14-ボス 古くさい歌みたいに

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ごめんなさい、仲介じゃなくてあたしから頼みがあるんだけど…

ちょっと、今は説明できないわ…

詳しい話はバルドから聞いてちょうだい…

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ギルダがミッションを
説明できないとは…
こんな事は初めてだ。
何があった?

「先日、旅先の宿屋で
ギルダさんあての
手紙を預けられたのです」

「何年も前に宿泊客から渡された物らしいのですが、直後に宿の亭主が急病になって今まで紛れていたそうで」

「現物を見てもらった方が早いでしょう」

古ぼけた手紙にはこう書かれていた。

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『愛するギルダへ
 死者の谷へ向かう。
 これですべて解決するはずだ。
       エリク』

死者の谷。
凶悪な死霊の巣だ。

元は街道だったがあまりにも危険なので現在は迂回路が使われている。

財宝が隠されているという噂があり、近づくのは冒険者だけ。
生還した者はいない。

つまり、このエリクという人物も、冒険者で…

「らしいですね。そして、文面からわかるとおりギルダさんの…大切な人だったようで」

「彼女の希望は、エリクが死者の谷に行ったならはっきりした証拠が欲しい、ただし絶対に危険な事はしないでくれ、とのお話でした」

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死者の谷に来た。

「危険な事はするな」と言ったギルダは怒るかもしれないが、他に思いつかなかったのだ。

宿屋で改めて話を聞いたが、何もわからなかった。
何年も前の事だ、当然だろう。

ならば死者の谷で直接探すしかない。

…エリクの遺体を。

それに、死者の谷は前から気になっていたのだ。

なぜそれほど死霊が多いのか。
噂の財宝とは何なのか。

足もとには、冒険者の白骨死体が無数に転がっている。

なるべく踏まないように進んでいると…

出た!

結界を使った

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襲ってきた死霊を素早く退けた!

引き続き、エリクが被っていたという角飾りつきの赤い兜を探していると…

今度は、呪いの圧力を感じた!

怨みの死霊が現れた
Lv:345 HP:5400
<photo src="v2:1628235874">

やがて、谷の向こうから黒い竜巻が近づいてきた。

…いや、竜巻ではない。

膨大な数の死霊の群れだ!

死霊の渦を倒すと、谷を覆っていた重苦しい気配は消えた。

噂の財宝を探してみたが、影も形もない。
冒険者の遺体ばかりだ。

推測だが…

事故か何かで死んだ人の魂が迷って死霊になり、新たな犠牲者を生んで死霊が増えていった。

そんなに霊が多いなら財宝があるだろう、と思った冒険者たちが集まり、全員が敗れて死霊に取り込まれた。

こうして、実体のない財宝の噂と恐るべき死霊の渦が作られたのではないだろうか。

赤い兜を目印に、エリクの遺体を見つけた。

間違いない。
ペンダントに、ギルダの肖像画が入っていた。

<photo src="v2:1628270871">

さっきの死霊の渦に、エリクの魂も混じっていたのだろうか?

だったら、浮かばれた事を祈るしかない。


<photo src="v2:1620875284">

冒険者の集会所に帰ってギルダにペンダントを渡すと…

殴られた。

バシッ!

「無理はするなって言ったのに!」

ベシッ!

「死者の谷に踏み込むなんて、なに考えてんの!」

ドガッ!

「この上あんたに死なれたら、あたしはどうなるのよっ!」

あの、ギルダさん、本気で痛いんですが…、と言いかけると…

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ギルダは泣いていた。

「ああ、もう! バカバカしい!」

涙を振り払って顔を背ける彼女に、かける言葉もない。

やがて、長い沈黙の後にギルダが何かつぶやく声が聞こえてきた。

♪寒い夜は…
抱き合ってしのぎ…

♪日照りには…
互いの汗を拭き…

歌だ。
民謡「ふたりの扉」。

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「エリクがねぇ、好きだったのよ、この歌」

「…この集会所、もとはあたしの親がやってた売れない酒場で」

「その親が、借金残して死んじゃってさ」

「で、エリクが言ったの。冒険者になって大金稼いで借金なんてすぐ返すから、一緒になろうって」

「それなのに、何年も待たされた挙げ句このザマよ」

「夢だったのよねぇ。古くさい歌みたいにのんびり暮らすのがさ…」

「でもね…」

「あんたらとこうしてドタバタしてるのも悪くないって、今は思ってるの」

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「だからさ、無理しないで長生きしてよね」



ギルダヒロイン決定!
心臓射抜かれた!!

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