ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ネタバレドラゴンハンターズ!コミュの9

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

9-1 鬼火


夜の街を、不思議な光が飛び回るから正体を調べて欲しいって。

不思議な光って、便利そうね。
捕まえて飼い慣らせれば部屋の照明に使えるんじゃない?

<photo src="v2:1622340319">

目撃地点の付近を調べ、周囲の住人から話を聞いた。

不思議な光のウワサが流れる少し前、近所に住んでいた身寄りのない金貸しが死んだという話があった。

ただし、死因は病死で不審な点はなかったらしい。
遺体は共同墓地に葬られ、こちらも何ごともないようだ。

怪奇現象の原因はこの金貸しの家にあるのか?
張り込んでみることにした。

日が沈み…
人々が夕食を囲み、
酒をくみ交わし、
やがて寝静まったころ…

出た!

<photo src="v2:1622344881">

たいまつのようにユラユラと不安定に燃える火が音もなく宙を飛んでいく。
死霊とも少し違うようだ。

やはり、無人になった金貸しの家から現れて、付近を一回りして、もとの家に戻る。

しばらくしてまた外に出て、同じことをくり返した。

あの空き家に何かあるのか?
浮かぶ火のあとをつけて忍び込んでみることにした。

音を立てないように扉を開けて入ると…
待ち伏せされていた!

強い怒りが呪いになって押し寄せてきたが、はね返すことができた!

さあ、反撃だ!

ウィルオウィスプが現れた
Lv:128 HP:1627
<photo src="v2:1622344881">

亡くなった金貸しの家を調べてみたところ、床下からわずかな金銀が出てきた。

このカネへの執着が、普通の亡霊ともまた違う鬼火になったのか?

しかし…

金貨と銀貨の中に、ペンダントが混じっていた。
開けてみると、家族の肖像画が入っている。

<photo src="v2:1620908605">

近所の話によると、この金貸しには妻子がいたがつぎつぎと病気で先立たれて最後は一人になったらしい。

墓地を訪れ、金貸しの墓に家族のペンダントを埋めた。

以後、怪奇現象はぱったりやんだそうだ。


9-2 考える獅子


シェパード村で、羊が大量に食い殺されたそうよ。
狼にしては被害が大きすぎるから、怪物かもしれないって。

あの羊娘もアリエラって名前をもらって羊飼いをしてるはずだけど、無事かしらねぇ?
ちょっと様子を見てきてよ。

<photo src="v2:1620887350">


羊が襲われた牧場を調べた。

大型の肉食動物だ。逃げる羊の散らばり方から、襲撃者は単独と思われる。

足跡を追って森に近づいたとき茂みの奥から声をかけられた。

「あたし、あの子たちを殺したのが誰か、知ってるわ…」

<photo src="v2:1598774145">

羊娘、アリエラだ。
気の強い彼女にしては珍しくオドオドしている。

「でも、ひどいことはしないで。悪者じゃないのよ。ただ、あのおじさんは…」

「凶暴で危険なだけ、だな」

羊娘の言葉をさえぎったのは、低く強く響く男性の声。
彼女に続いて森から姿を現したのは…

<photo src="v2:1622907917">


言葉を話すライオンだった。

「確かに、肉食動物が草食動物を捕食する行為を邪悪とは呼べまい。しかし、周囲に恐怖と経済的損失を与えることもまた間違いない事実だ」

不思議な光景だった。
大量の羊を殺した猛獣にしてはあまりにも理知的だ。

「アリエラ、その恐怖に耐えてよく頑張ったね。君の知りたがっていたことはこの人に説明しておくから、家に帰っていなさい」

羊娘は何度も振り返りながら去っていった。

「さて…察するに、君は私を倒しに来た冒険者だな? では、君の相手をする代わりに2つほど頼み事をさせてくれ」

「第一に、アリエラの質問への答えを伝えて欲しい」

「彼女はたずねたのだ。私が何者か。彼女自身が何者か」

「教えるのは簡単だが、適切な言葉を選べるほど、私は彼女を知らない。だから君に仲介を頼みたい」

「さて、私と彼女の正体は…」

「魔法生物だよ。恐らく、研究用の試作体だ」

<photo src="v2:1620885000">

「詳細はわからない。ただ、かなり大きな城館の一角にある研究施設で、私は生まれ飼育された。他に、羊型も含めて多数の魔法生物がいた」

「アリエラには昔の記憶がないそうだな。私も、こうして人間並みの知能を持っているが、知識を習得した記憶はない。たぶん、思考力も知識も人為的に複製か移植されたものではないかと思う」

「私は恐らく軍事目的だろう。アリエラの用途は知らないが、羊飼いは彼女の天職だ。悩まず、望むまま生きろと伝えてやってくれ」


「そして、もうひとつの頼みだが…」

「人間の知能を持っていても、私の本質はライオンだ。単に肉を食べるだけでは飢えを癒やせない。流血と死を求めるのだ、この牙が。魂が。すなわち…」

「君の…お前の、ハラワタを食わせろ!」


考える獅子が現れた
Lv:140 HP:2170
<photo src="v2:1622907917">

伝言を頼んだあとで襲いかかってきたのは、最初から敗北が望みだからか。

「そういう事だ。これでライオンとして、戦って死ぬことができる…。満足だ…」

「脱走する際に奪った荷物がこの森に隠してある。探してみたまえ」

「アリエラを、孤独な羊娘を…よろしく頼む…」

獅子の牙と人の知能を与えられた生き物は、こうして死んだ。

<photo src="v2:1620882249">

森の茂みを探し回って、ライオンの言った荷物を見つけた。

彼は大きな城館で飼育されていたと言った。
この付近にある城というとレリクス大公の居城だが…?




9-3 地底の王国

ゼーム村で異変が続いてるわ。

地面のあちこちに人間が丸ごと入れるほどの穴ボコが開いて、中から不気味な音が聞こえるんですって。

あと、食糧なんかもいくらか盗まれてるみたい。

地面に隠れてる怪物って、なんか汚い感じでイヤよねぇ?

<photo src="v2:1620885008">

「キリキリキリキリ…」

ゼーム村に来てみた。
かすかだが、しかし確かに異様な音が聞こえてくる。
ドアがきしむような不快な音。

穴をいくつか調べたところ、長いトンネルの一部に見えた。
地下に複雑な通路を作っているようだ。

「キリキリキリキリ…」

この穴に入るのはなるべく避けたい。
行方不明者がいないので、穴全体をつぶす方法を考えよう。

橋<photo src="v2:1620882249">

村人に協力を頼んで川に近い穴まで水路を掘り、水を流し込むことにした。
ほかの穴には板を渡し、石を載せてふさいでおく。

水路の仕切りを外すと、泥水が泡立ちながら暗い穴に流れ込んでいった。

「キリキリキリキリ…」

町のあちこちできしむような音が大きくなり…

「ガコン!ガコン!」

穴をふさいだ板を下から突き上げる音、そして…

「ゴカァン!」

板をはねのけて、出た!

働きアントが現れた
Lv:145 HP:1158
<photo src="v2:1622932299">

軍隊アントが現れた
Lv:145 HP:1302
<photo src="v2:1622933865">

地上に出たアリはなんとか片付けたが…

巣穴は高台にも伸びていて、完全には水が行き渡らない。

「キリキリキリキリ…」

アリの鳴き声が響く巣穴に、覚悟を決めて踏み込む。

<photo src="v2:1620885021">

魔法の火の輝きが暗い巣穴を照らし出す。

「キリキリキリキリ…」

アリは驚いているようだ。
これなら、いけるぞ!


軍隊アントが現れた
Lv:145 HP:1085
<photo src="v2:1622933865">

サムライアントが現れた Lv:145 HP:1266
<photo src="v2:1622936954">


入れる場所はくまなく調べたが、女王アリはいなかった。

巣といっしょに水没したのか、それとも、すでに旅立ったあとだったのか…

9-4 雪山峠の挑戦者

雪山峠を越える隊商が護衛を雇いたいそうよ。

峠に旅の騎士が陣取って、通りかかる旅人に試合をふっかけるんだって。

誰の仕業か見当はつくわね。
せっかくだから、あんたが行ってあげなさい。
お馴染みさんは大事にしないとねぇ。

<photo src="v2:1620878658">

隊商を守って雪山峠に来ると、「旅の騎士」は思ったとおりの人物だった。

<photo src="v2:1622942348">

「やぁやぁ、遠からん者は音にも聞け近くば寄って目にも見よ、我こそは世にも名高き英傑、騎士スタリオスなり!」

「…おお、貴公は! 天の恵みに感謝しよう、ここの旅人はみな弱すぎて話にならぬ」

それはそうだろう、ほとんどはただの商人だ。

「ぜひ一試合お願いしたい。何なら、この場の全員でかかって参られよ!」

…いや、だから彼らは武装もしてない隊商だから。

騎士スタリオスが現れた Lv:149 HP:2532
<photo src="v2:1622942348">

「いやはや、不覚不覚。貴公にはまだまだ及ばぬな。しかし良い戦いであった」

「厚かましいとは思うが、他に歯ごたえのある戦士をご存じであれば、ご紹介いただけぬかな?」

そういうことなら…
この峠の近くに住む木こりのシンガージャックという人がかなり腕の立つ元軍人だ。
本人が承知してくれるなら立ち会ってみるといい。

もうすぐ、雪解けの歌を歌う季節だから彼も全力を出せるだろう。

「お心遣い、恐れ入る。しからば、これにて!」

元気に立ち去るスタリオスを見送りながら考えた。

もしシンガージャックが試合に応じたら、彼の凄まじい歌声はスタリオスの分厚いヨロイの中で、どう響くだろう?

気になるような、
考えたくないような…


9-5 夜の翼

ブルード村で夜中に家畜が襲われる事件が続いてるわ。

囲いや扉は壊れてないのに家畜が食い殺されたり盗まれたりしてるんですって。
畜舎の屋根が破られたって話もあるわ。

空から襲うのかしら?
それで家畜を丸ごとさらうってムチャクチャな大きさよ?

<photo src="v2:1621698988">

家畜が襲われた家で、聞き込みをした。

畜舎の屋根を破られたのに家畜が無事だった例がいくつかある。
それらの家ではいずれも、畜舎の天井にヨモギを干してあったそうだ。
怪物はヨモギを嫌うのか。

今夜は、依頼者である村長の家だけを除いて村じゅうでヨモギを焚いてもらうことにした。

村長の畜舎の屋根裏で敵の襲撃を待つ。

ヨモギの匂いが漂ってくる。
こんなに焚きすぎたのでは村そのものに近寄らないかもしれない、と思っていると…

キーンと甲高い音が響き、ドスンと衝撃があった!
来るぞ!

<photo src="v2:1622948082">

屋根をバリバリと引き裂いて怪物が侵入してくる。

大きい!

翼を広げれば、畜舎を覆ってしまいそうなほど巨大なコウモリだ!

闇を見通して状況を把握したので、戦闘が有利に進められる!

ナイトウイングが現れた Lv:154 HP:2424
<photo src="v2:1622948082">

屋根裏の狭い空間で戦えて助かった。

屋根の上で迎え撃ったら空を飛び回られてやっかいだっただろう。

こんな巨大な生き物が空を飛べるのだな、と感心したが…

そういえば、ドラゴンはもっと巨大でも空を飛ぶことがある。
逆に、小さな翼を持つのに飛ぶ気配を見せないドラゴンもいる。

改めて考えてみると不思議な存在なのだな、ドラゴンは。


9-ボス 人類の敵

大変よ、レリクス大公の居城ジェネティス城が、何者かに占領されたそうよ!

外国からの侵略じゃないみたいなんだけど、逆に付近の国を刺激する危険があるとかで、軍隊はすぐには動けないらしいわ。

あんたの出番よ。
兵隊たちに、冒険者の力を見せつけてやんなさい!

<photo src="v2:1620885000">

謎の敵に占拠されたというジェネティス城に来た。

建物に大きな損傷はない。
攻撃は、少人数による奇襲だろう。
どんな策を用いたのか。

守備兵は全滅したようだが敵が見張りを置いている気配もない。
占領を維持する気はなさそうだ。

だとすると、狙いは大公の身柄だろうか?

城内にはまだ抵抗している生存者がいるかもしれない。
ハデに動いて敵の注意を引きつけてやろう。

<photo src="v2:1620908620">

正面の跳ね橋を渡って城館まで堂々と歩く。

守備兵は内側から殺害されている。
敵が突然城内に出現したかのようだ。

そのとき、頭上を巨大な影が横切り…

<photo src="v2:1623045416">

翼の生えた象に乗った戦士が突進してきた!

城を陥落させた奇襲の正体は、こいつか!

敵の突進は強烈だったが、素早くかわすことができた!

さあ、反撃だ!

クロコライダーが現れた Lv:160 HP:1446
<photo src="v2:1623045416">

クロコライダーに手間取っているうちに、敵の兵士が集まってきた!

リザードマンが現れた
Lv:160 HP:1050

リザードエリートが現れた
Lv:160 HP:1322

<photo src="v2:1597189798">

正門周辺の敵は片付いた。

<photo src="v2:1620908620">

倒された守備兵の中に息のある者がいて、大公は地下の研究室にいると教えてくれた。

兵に簡単な止血処置をして地階に向かう。

<photo src="v2:1620878701">

地階では戦闘が続いている。

研究室の扉を攻める敵を背後から襲撃した。

リザードマンが現れた
Lv:160 HP:1050
<photo src="v2:1597189798">

リザードマスターが現れた
Lv:160 HP:1537

敵を倒した。

<photo src="v2:1620878701">

敵を倒し、研究室に入って、思わず息を呑んだ。

おびただしい数の獣人の死骸。
部屋が血で染まっている。

「私の作った魔法生物、大切な子供達だ。命を捨てて私を守ってくれた」

レリクス大公だった。
血にまみれた大剣を持ち、腕に重傷を負っている。
手当てをしようとすると、止められた。

「それより、敵の1匹が研究資料を奪っていった。絶対に逃がしてはならん。ただし、敵の指揮官だけは生け捕りにするのだぞ」

<photo src="v2:1620908620">

外に出ると、敵兵がさっきよりずっと巨大な空飛ぶ象を目指して走っていくところだった。

空から逃げるつもりか!

全力で走って敵兵に跳びかかると、敵は自分の武器に胸を貫かれて絶命した!

あとは、空飛ぶ象に乗った指揮官だけだ!

クロコナイトが現れた
<photo src="v2:1623045416">

クロコナイトを倒した


<photo src="v2:1620885000">

生け捕りにしろと言われたが、敵が強すぎて手加減できず殺すしかなかった。

剣にすがるようにして外に出てきたレリクス大公は、かなり落胆したようだ。

「そうか、捕虜は手に入らなかったか…
いや、機密を守れただけでも幸運と思うべきだな。対空防御を怠った私の落ち度だ」

この敵は何者ですか、と問うと、大公は微笑した。
地獄のように凄まじい笑顔で。

<photo src="v2:1623059481">

「きみは、ドラゴンがなぜ街を襲うと思う?」

「食糧が欲しければ牧場にでも行けばすむのに、なぜ砦で厳重に守られた街を執念深く攻撃する?」

「野生動物としては異常だ。この行動の合理的な説明はただひとつ…」

「ドラゴンは、人為的に作られ特定の命令を刷り込まれた、戦闘用の魔法生物なのだ!」

「私はその性質を解明するためここで独自に魔法生物の研究をしていた」

「今日ここを襲ったのは、ドラゴンを生み出し操る敵だ。急いで対抗せねば、人類の破滅が迫っている」

ドラゴンは確かに手ごわい敵ですが、人類の破滅とは…?

「そう思うのも無理はないか。有史以来千年以上にわたり、ドラゴンは数日に一度、一頭でひとつの街を襲ってきた。こうした攻撃であれば、撃退は不可能ではない」

「だが、もし複数のドラゴンが一度に街を襲ったら? 同時に、さっきのような部隊が空から侵入してきたら?」

「対抗する手段は、今の人類にはないのだよ」

「ドラゴンが野生動物ではなく人為的な生物兵器である限りそれはいつ起こっても不思議ではない。むしろ、戦力が分散して投入されている現状の方が異常なのだ!」

「変動の前兆はすでにある。最近ドラゴンが徐々に強くなり種類も増えているだろう?
どちらも過去数百年間には見られなかった現象だ…」

大公の話を聞くうちに、戦いでは感じたことのない重く冷たい恐怖のしこりが胸の底にたまっていった…


コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ネタバレドラゴンハンターズ! 更新情報

ネタバレドラゴンハンターズ!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング