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メシウマ.jpコミュの品論

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シナリオ分析【用語】
アヴァン・タイトル 本編が始まり、ひと芝居あったあとにタイトルが出ること。例えば、テレビの二時間ドラマなどで、最初に殺人事件が起こり、そのあとに「○○殺人事件」などとタイトルがでるもののことである。最近では、メイン・タイトルの前にドラマの一部が示される、このアヴァン・タイトルのものが多くなった。

板付き 場面の幕が開いたときに、人物がすでに登場して舞台上にいること。反対は「カラ舞台」。もともとは歌舞伎用語だが、舞台だけでなく、映像でも同様の使い方をする。

一人称形式 ドラマが、主人公の目で、主人公の解説によって語られていく形式。この場合、カメラが一人称の目になっている。

インサート ドラマの進行中にほかのもの、たとえば時計や新聞記事や写真などをクローズアップしてワンカット挿入すること。視聴者の理解の手助けになる情報、時間の経過、事件の暗示、状況の説明など、使い方はさまざま。

オーバーラップ(O・L) 画面に次の画面が重なってシーンが変わっていくこと。時間の経過の表現によくつかわれる。

オムニバス形式 いくつかの独立したストーリーを組み合わせて全体で一つの作品にしたもの。それぞれに因果関係はなくてもいいが、テーマなど共通してものが必要。オムニバスとはもともと集合馬車のこと。

かせ 登場人物が何か行動を起こそうとしたときに、邪魔になるものを設定すること。かせとなるものは、環境・状況・規則・掟・宿命・人間関係・義理人情・天災・事故・時間的条件・空間的条件など。

カタルシス 作品によって誘発され起こる心の動きのこと。排泄、浄化を意味するギリシャ語に由来している。
カットバック 物語の進行中に、違う場所の事件や動作を対照的に交互に出し、物語の劇的効果を高めるモンタージュの一方法。たとえば、危険なヒロインと、そのヒロインを助けるために駆けつけるヒーローの姿をカットバックで見せることによって、間に合うかどうかというサスペンスを盛り上げる。

企画書 企画をとおすための書類。その内容は、タイトル、物語のジャンル、対象とする視聴者層、企画意図、登場人物の説明、シノプシスまたはプロット、もしくはサンプルシナリオなど。

起承転結 脚本の四段階更生法。“起”で発端・豊凶を説明、ドラマの方向を示し、“承”で主人公の置かれている状態に変化が怒り、葛藤などによって物語が展開する。そして、“転”では全編のヤマ場としてクライマックスが訪れる。“結”は解決、もしくはテーマの合理的帰結。

狂言回し ドラマの進行をになった登場人物。ときには登場しない第三者が狂言回しになることもある。

クライマックス ヤマ場。劇的な頂点。それまでさまざまに絡み合って緊張の度合いを高めてきた葛藤や出来事が一つのものとして集約する瞬間。主人公がギリギリの状態に追い込まれる。

グランド・ホテル形式 一つの場所に入れ替わり立ち替わり現れる登場人物たちの人間関係を描く構成形式。一九三二年のアカデミー賞受賞作品『グランド・ホテル』がその由来。

クレジット・タイトル スタッフ・タイトルとキャスト・タイトルの総称。

クローズアップ 対象物を大きく撮影した画面。部分的な場所の強調。

シークエンス シーンがいくつか積み重なって成り立つもの。全体のストーリーのなかで一つの話のまとまった部分。

シチュエーション 劇的な局面・状況。ドラマを生み出す境遇。さまざまなシチュエーションが組合わさって一つの物語をつくりあげている。ただし、シチュエーションにあてはめて物語をつくるより、考えた物語がいろいろなシチュエーションを生み出すと考えたほうがいい。

シナリオ 映画やテレビドラマなど映像の脚本のこと。

シナリオハンティング 脚本執筆前の取材や調査。略してシナハンとも呼ばれる。シナリオハンティングをおこなうと、イメージがふくらみ、具体的になり、リアリティーが増す。

シノプシス あらすじ。プロットやストーリーとほぼ同じものであるという解釈と、プロットを文章化したものであるという解釈がある。

潤色 できあがった脚本を、ほかのライターが手を加えたり、書き直すこと。

序破急 脚本の三段階構成法。能の作法によっている。“序”は起承転結の起、“破”は転、“急”は結にあたる。

スラップスティック 大きな音を立てて杖でひっぱたくという意味。それから転じて、叩いたり叩かれたり、滑ったり転んだりして、アクションで笑わせる喜劇のことをいう。

ト書き もともとは歌舞伎台本で舞台説明や人物の動作を表す部分のこと。ほかの脚本でも同じく、ト書きでシーンの状況や人物の行動を説明する。

ハコ書き プロットを構成にしたがってよりくわしく細分化してエピソードを加えていく作業のこと。ト書きでシーンの状況や人物の行動を説明する。そのこまかさで、おおまかな段階構成を「大バコ」、シークエンス単位かエピソード単位を「中バコ」、シーン単位を「小バコ」と呼ぶ。

バディームービー ペアを組んだ、もしくは仕方なくペアになった登場人物二人が主人公の映画。『48時間』や『リーサル・ウェポン』などもその一例。
パン カメラを同じ位置で水平に横に動かす撮影技法。

フラッシュバック カットバックと同じく、モンタージュの一方法。それまでに起こった事件や出来事を短いフィルムの断片をつなげて表す。登場人物が頭のなかに思い浮かべる過去の記憶や印象のイメージ。

プロット 脚本の基礎となる骨格。エピソードや構成など具体性に富んでおり、プロットを読めばおおまかに脚本が想定できる。

フェイド・イン(F・I) 画面がしだいに明るくなり、場面が映し出される技法。

フェイド・アウト(F・O) 画面がしだいに暗くなり、なにも映っていない状態になる技法。

伏線 あとで起こる事件や出来事を、さりげなく前もって暗示しておく作劇術。伏線として使用するためには、それが伏線であることを気づかれず、かつ、記憶に残るようにしておかなくてはいけない。

ボーイ・ミーツ・ガール 少年と少女がはじめて出会って恋に落ちるラブストーリーのこと。

モチーフ 作家の創作的発想のきっかけとなるもの。アイディア、ひらめき。

モンタージュ 広義にはフィルムの編集。ショットとショットをつなぎあわせ、そのことによって、それぞれのショットのもっている意味以上の効果をもたせる方法。語源はフランス語の「組み立てる」という意味のMonter。

ワイプ 画面を払うように次の画面がサイドから現れる場面転換の技法。

コメント(2)

女の片腕を借りた男の物語。
寄り添っているのは片腕だけなのに、珠玉のエロティシズム。
好きな娘の片腕と自分の腕をすげ替えてみる。
あたたかい気持ちに包まれたのもつかの間、
自分の腕に戻してしまう。
相容れないのだと、無意識下で気付いてしまう。
『血が通っている』
『いいえ、私は幻を消しに来たのよ』
その暖かさは自分のためのものか?
それとも別の誰かのものか?
『私』はきっと娘とは一緒になれない。
通ったと思った血は本当に娘のものか。
片腕の語ってくれる幻は誰が必要とし、与えたものだったか。
近付きすぎれば壊れてしまう。
焦燥とともに繊細な関係性を描いた作品。

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