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Eye Care Medical ECM Groupコミュの【 花粉症について 】

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■花粉症とは
花粉症とは、花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状を起こす疾患をいいます。毎年、樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返して起こります。国民の約16%が花粉症患者と推定されており、30〜50歳代に多い。原因となる花粉としては、春先に飛ぶスギ花粉が最も多く、花粉症全体の約80%を占めているといわれています。花粉症はアレルギー疾患なので、早期に完全に治すことは難しく、日常生活に大きな支障をきたします。しかし、花粉を回避しながら薬剤を上手に用いて治療を行えば、花粉症をコントロールすることができます。
■花粉症の主症状
〈鼻〉
花粉が鼻に入ってから5分以内にくしゃみ、鼻水などの反応が起こり、少し遅れてから鼻づまりがおこります。風邪と症状が似ているため、初めて花粉症になったときは検査をしなければ風邪と間違う場合もあります。
〈目〉
目のかゆみ、充血、まぶたの腫れ、流涙、異物感、目やに等の症状がおこります。
〈その他〉
喉のかゆみ、咳、まれに喘息を生じます。また鼻閉による頭痛、鼻や喉の炎症反応による微熱、全身倦怠感などの症状が起こる場合があります。

■ 検査と診断
問診 花粉症は、患者さん自身の感受性と花粉飛散量の影響を大きく受けます。花粉症であるかどうか、花粉症だとしたらどんな植物の花粉が原因であるか、を調べるには、どのような症状が、いつ、どこで、どの程度の期間続いたかを詳しく聞き取ることから始めます。
皮膚反応テスト 原因となる花粉(アレルゲン)を確定する検査。皮膚に抗原を注射して皮膚に生じる膨疹、紅斑といった炎症反応で判定するテスト(皮内テスト)と、ひっかいた皮膚に抗原を滴下するテスト(スクラッチテスト)があります。
好酸球検査 鼻汁、血液に含まれる好酸球の数を調べる検査。アレルギー反応が起こっていれば、好酸球数が増加する。
血清 IgE 抗体検査 血清中の IgE 抗体を調べる検査。原因となっている抗原を特定できる。
鼻誘発テスト 抗原エキスをしみ込ませた紙片を鼻の中に貼り付けてアレルギー反応が起こるかどうかを調べる検査。
■ 花粉症の治療法
花粉症の治療法を大きく分けると、症状を軽減する対症療法と根本的に治す原因療法の二つがあります。
【対策療法】                         【原因療法】
· 点鼻、点眼などによる局所療法       ・  原因抗原(花粉)の除去と回避
· 内服薬などによる全身療法         ・  減感作療法(抗原特異的免疫法)
■ 対策療法  以下の薬剤を医師の指示に従って内服、または点鼻・点眼します。
薬剤 特徴
抗ヒスタミン薬 《第一世代》即効性があります。くしゃみ・鼻水に効果がありますが、鼻閉に対する効果は劣ります。眠気などの副作用があります。《第二世代》効果はマイルドで比較的即効性がありますが、十分な効果を得るには2週間程度かかります。持続時間が長く、連用により改善率は上昇します。第一世代に比べて、鼻閉にも効果があり、副作用も軽減されています。
化学伝達物質遊離抑制薬 効果はマイルドで、十分な効果を得るには 1 〜 2 週間かかります。眠気の副作用が少ないです。
抗ロイコトリエン薬抗トロンボキサンA2薬 主に鼻閉を改善します。鼻閉に対する効果は第二世代抗ヒスタミン薬よりも優れています。
Th2サイトカイン阻害薬 リンパ球から出るサイトカインを阻害することで炎症反応を抑えます。
ステロイド薬 ?型アレルギーである花粉症におけるステロイド薬の作用は抗炎症作用です。即時相には効果がなく、遅発相の炎症反応に効果があるといわれています。経口ステロイド薬は重症、難治例に用いられることがあります。局所ステロイド薬は、微量で効果が強く、全身的副作用は少なくなっています。
血管収縮薬 血管を収縮することで鼻閉に特異的に作用します。一時的には鼻の通りがとても良くなりますが、使いすぎると効き目が悪くなり、逆に鼻閉がひどくなることがあり、注意が必要です。
■ 減感作療法
原因となっている抗原(花粉)を少しずつ量を増やしながら注射し、抗原に対する反応を弱めていきます。現在治療の中で唯一、花粉症の根治を期待できます。ただし、長期の定期的な注射(少なくとも2〜3年)が必要となります。
■ 日常生活の注意点
花粉飛散時期には花粉から遠ざかることが第1です。現実には、花粉の完全シャットアウトは不可能なので、以下のことに留意して、医師の指示に従いましょう。
1. 花粉情報に耳を傾け、花粉の多く飛散している日には外出を避けましょう。
2. マスク、眼鏡、帽子などを着用して花粉を防ぎましょう。
3. 外出から帰ったら、玄関の外で衣服をよく払って花粉を家の中に入れないようにしましょう。
4. ファーストフードや加工食品の摂りすぎに注意し、バランスのとれた食生活に改善しましょう。
5. たばこやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控え目にしましょう。

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