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拡張型心筋症患者の実話の台本コミュの余命宣告5

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診察室

酒井先生  あのね、今月で先生変わります。来月から大学院に行くので
トヨアキ  授業するの?
酒井先生  違いますよ。学生ですわ。前から行け行けって言われていたんですがね。退職して二年間大学院に行くんです。それで、寺坂さんの不整脈をなんとかしてあげたいんですわ。
トヨアキ  何とかするって、出来ないでしょ?
酒井先生  それがね、可能性があるんですよ。カテーテルアブレーションと言って、不整脈の電気信号を伝える、心臓の中にある線みたいな物があるんですが、それを全て焼ききる。6時間は掛かるんです。なかなかカテーテル台を6時間確保するのが難しいんですが、なんとかしますから。受けてみませんか。成功率50%。1回目で治らなくても、2回目までは出来ます。トータル75%です。医大には、物凄い上手い先生が居ましてね。その先生ならもっと成功確率が上がると思うんですよ。やりましょう。
トヨアキ お願いします。
酒井先生  じゃ、時間は掛かりますが、カテーテル台をなんとか確保しますね。


先生はける


トヨアキ  3ヵ月後手術は決行されました。全身麻酔ではないんですが、薬で眠らされ、起きたら、
規則正しい心電図効果音

本当に脈拍が綺麗という体験を27歳で不整脈になってから、久しぶりの体験です。成功しました。思えば、27歳の時に、青山眼鏡で働いていて、体育館で歩けないほど不整脈が酷く、丹南病院で心電図を取り、ハートセンターに紹介状を持たされ、検査もしないで、


黒子男子  「若いから大丈夫ですよ」
その一言を信じていらい、我慢して、慣れて、規則正しい脈拍なんて、無かったんですよ。こんなに楽だったとは。これをきっかけに、鬱病も治り、睡眠障害だけ残り、




逆に、そう転して、躁鬱病と精神科で診断されましたね。そして1年がたった頃、事件が起きました。



トヨアキ  なんか、胸痛いね。(脈拍を測る)脈拍は正常だし。肋間神経痛かな。えーっと、(携帯に)ミクシー・・・・胸が痛いですわ。でも脈拍は正常。なんだろう?嫌な予感だね。
      クリック2回
・ ・・・・・・痛がる・・・激痛に・・・・1分以上もがき苦しむ。
    携帯で
    あの、時間外外来お願いします。・・・・・あのそちらで、拡張型心筋症で掛
     かってます、寺坂って言います。胸が痛いんですわ。脈拍は正常なんで、日赤行っても良いですか?・・・・ダメって、ここからタクシーで1時間かかるんで、・・・・・救急車!!・・・嫌・・・・分かりました・・・・携帯119・・・・もしもし、救急車お願いします。・・・・胸が激痛で・・・福井市渕2丁目1506 メガネのミルミルです。早くお願いします。・・・


救急車の効果音

     近所の人は俺が心臓悪いの知ってるから、担架には乗らないで、歩いて救急車に乗った。そこで、直ぐに出発しない現実を始めて知った。




心電図・・酸素濃度・・・問診、何処の病院に掛かっているか・・・病院に電話して許可を貰ってからの出発。推定5分はその場に留まった

受け入れ病院が決まるまで、その場を出ないのだ。仕事場から、医大には道によって時間が明らかに違う。もがき苦しみ、ちらりと外をみたら、なんでここ通るんだよ。とにかく、長く感じた


。電話で医科大にの先生に状況報告している・・・本当に長い道のりだった。
    そこでは、救命の医師が待ち受けていた。
拡張型心筋症患者の胸の激痛に、受け入れ準備は出来ていた。心電図・・・・どく、どく、どく・・・・規則正しい。
酸素濃度も正常。とりあえず、痛み止めの座薬を入れられた。レントゲンをし、2時間くらいで痛みが引いた時に、説明があった。
黒子男 「肺に雑音が入るのと、水のような影があるようなないような。CT撮りますね。でも循環器の先生に診てもらいましょう。」
しばらくして、顔見知りの若い先生が来られた。
黒子女 「寺坂さん。肺も綺麗だし、雑音もしないですわ。多分神経痛ですね。」
座薬とロキソニンという、飲み薬をだしてもらって、帰りました。そして1間後、また激痛に見舞われ、嫁に運転してもらい、柴田医科大に走りました。そこで、救命の部長が、
黒子男 「 何かあるのは間違いないですね。明日、主治医の外来ありますから、明日来ますか?今からここで寝ていますか?」
とりあえず帰った。次の日にCT検査して、軽い肺炎といわれ、入院した。そこから、3ヶ月の入院がスタートした。一番苦しい、死ぬんじゃないかと思う入院が・・・・・
    抗生剤の点滴が効かない。種類を増やす。数日間掛けて、10種類くらいの抗生剤を、24時間掛けて流していった。その頃には、食事が食べれなく、見るのも気持ちが悪い。水も飲めない。だから薬は全て点滴に入れてもらい、でも何故か痩せていかない。そして俺も苛立ち始めた。10日後くらいだろうか。レントゲンで左肺がかなり白くなっていった。
担当看護婦さんに訴えた。
「呼吸器科の先生に診てもらえないの?」
黒子女   「私は答えられないですね。研修医の先生に相談してみますね」
直ぐに研修医が来た。なんとも答えたがらない。俺は冷静に聞いた
「医局の壁ですか」
研修医は答えなかった。主治医である、助教授は、夏休みで居ない。担当の先生は、救急車で来た時に、神経痛と言いきった先生。俺は本当に恐怖を感じていた。担当の先生に訴えた。上の先生に聞かないと・・・と帰り、何故だか知らないけど、呼吸器外来にて教授の診察を受けました。




そして教授は驚きながら、パソコンを見ながらこう答えた。
黒子男  「なんで救急車で来た時に帰ったの?」
「先生が神経痛だって言うから」 
沈黙
黒子男  「多分、その激痛は、肺梗塞って、脳梗塞とか心筋梗塞とかと同じで、肺の血管が詰まったんでしょうね。・・・・」
そして循環器科の病棟に帰ったその時だった。トイレに行った時、吐いた。血を・・・それからかなりの量の吐血を繰り返した。特殊な輸血もしました。
結核の疑いで、隔離され、出入りする、看護師も先生も、看護助手さんも、防護服を着て、入ってくる。もう俺は死ぬんだろう。何回も先生、看護師さんに、先生に聞いた。
そして主治医が出てきた。そしてこう言われた
黒子男   「未知の細菌に感染したかもしれませんね」


俺はキレた。
「なんで呼吸器の先生診てもらえないんですか?!!6回の部屋に移れないんですか?もういいです!!退院しますから、紹介状を書いてください」先生は悲しそうに、悔しそうにこう言った
黒子男   「僕は内科の全て診れます。僕が休みだったのは謝りますが、第一内科の先生で話し合って治療方針決めているんです」
「それがなんですか・・!俺半月は、もの食べてないんですよ!。もういいです。紹介状書いてください」
黒子男  「分かりました。同期が呼吸器の助教授なんで、今から連絡します」・・・・記憶に無いが、かなり激しいやり取りをしたことだけは記憶にあります。その日は日曜日だったけど、その同期の先生が出てきて、CTを採り、夕方から、
点滴が変わりました。その点滴の説明は効果が出始めた次の日の夕方に聞いた。
黒子男  「病名は、薬のアレルギーで肺炎になったようです。あと、胸膜炎、肺胞出血。肺の痛みは、胸膜って言って、肺を包んでいる膜が炎症を起こしています。点滴はステロイドホルモン。万病に効く、副腎ししつホルモンって
聞いたことありますか。これを点滴で大量に入れてます。今の体調は?」
「良くなりました。さっき、サンドイッチ食べれました。塩っ辛かったですけど」
黒子男   「一端、可能性がある薬は全て中止します。どの薬でなったかは、分からないし、知れべようがないんですわ」
この次の日には3食食べれた。そしてステロイドホルモンの副作用が説明された。
黒子男  「過食になり、感染症に掛かり易く、顔が浮腫みます。ムーンフェースって、お月様のように顔が丸くなります。」
「知り合いが、血小板減少症で、飲んでた薬ですかね?顔が浮腫んで、真まんまるになっていましたが」
結局結論として、そこから、過食が酷くなり、朝5時に病院前のローソンでおでんを食べ、朝ごはんを食べ、売店が開くと、こぶくろに分かれたおやつを買いますが、全部一気に食べてしまう。お昼ごはん。3時の散歩で、売店でカップヌードルを食べる。晩飯。深夜おやつ・・・・
この繰り返しで太らなかった。ステロイドホルモンには利尿効果もあり、寝る前と、起きてからとでは、体重が2キロ痩せていた。
退院が近いとなると、ウイルス性肺炎になった。もう退院出きると練習外泊の準備していたら、



黒子  「トヨアキか!オジジ死んだわ」
「今から、そっち行くわ」
先生に相談した。葬儀で、たくさんの人と会うことが、また感染症になると言われたら、案の定肺炎になった。こうして3ヶ月の入院になってしまった。合計入院回数15回。左肺は白いままに退院。肺の細胞が死んで、肺が縮み小さくなってしまった。症例数が少ない病気って医者を責めるつもりは有りません。でも、医局の壁、患者の囲い込みには、うんざりしました。
4年間の心臓病の闘病、そして副作用の肺炎、合計5年。入院期間1年半がこうして終わり、今は、医科大の先生も、心臓センターの先生も、誤診で、心臓は悪いし、多分なにかの心筋症だろうみたいな結論です。
その話しが去年で、昨年、演劇団エフに復帰し、お芝居を凄く楽しく出来ています。でももう1つどうしても伝えたい事があります。

   数年前、24時間テレビのドラマで、拡張型心筋症で親子が亡くなりました。遺伝するかのように。僕の一番の悩み・・・
遺伝・・・・そのドラマを見終え、日テレに猛抗議しました。



あれを見た患者はどれだけ苦しむのか知ってますか!!!俺の息子が、娘が見たら、どう思うか考えて放送しましたか!!!!!!!!怒りに震えながら、抗議した。担当者は、最後に
黒子女   テロップで、遺伝するかは、不明で、分かっていませんと。確かに、小さな文字で、流れた。それに気が付いたのは、俺くらいかもしれない小さな文字で。難病、奇病など、有名ではない病気は、ドラマで扱う時は、仮名の病気にしてほしい。
それを見た友人は俺の、患者の死を連想し、奇病の病気は、こんな悲惨な体になるんだって思います。
正式に日テレに抗議しました。でも取り合ってくれません。しかし、最近放映さて、放送もされた映画「僕の初恋を君に捧ぐ」では、明らかに拡張型心筋症でしたが、病名は一切放送されませんでした。それでも物語りは成立したこは事実です。
そして、もう1つお話があります。闘病で覚えた事。薬より何より、笑顔の大切さを。笑顔が消えると、必ず体調が悪くなる。何度経験した事か・・・・
実は、この病気は、当時5年後の生存率50%から、数年前には、80%に変わりました。この私が全て経験して、毎年毎年元気になっているのがその証しです。今、何故このお芝居をしたのか。それは、余命宣告された患者の気持ち、家族の気持ち、臓器移植登録とか、家族が脳死判定されたときとか・・・
自分の子供が脳死と言われた時、子供の心臓を止めないといけない、臓器移植の現実を考えるきっかけになってくれれば幸いです。



エコーメイトがやってくる・・・
天雀さんと、完全アドリブ
ラジオ生中継



眼鏡屋にお客さんが入ってくる

いらっしゃいませ・・・・


店長イケメンですね・・・・


赤面・・・・



効果音・・・・


笑顔で



メガネ選び





フィッテイング


カーテンコール

嫁、息子、娘・・・・友達・・・・青色申告会・・・・フローのさだ、のぶ

スレッドのマスター

玉木さん


中野


仁ちゃん


板倉・・・・・・・天国にいるか!


かあちゃん・・・・死に目に会えなくてごめん。先に死んでくれて、ありがとう。心配掛けて、ノイローゼにさせるとこやったな。

とおちゃん・・・・死に目に間に合わなくてごめん。先に死んでくれてありがとう。
親より先に死ななくてよかった。
親が子供の葬式を出す
・・・これだけの親不孝だけは防げました。いっぱい親不孝してごめん。

勇村・・・・俺はお前みたいに、自殺せんかったで、なんで死んだんや!俺かなしいやんか?関西弁で電話してや・・・・・頼むで、ほんまに、いいかげんにしいや。怒るでぼけ!

松尾・・・・いっつも、退院の日、遊んでくれてありがとう・・・お前いんかったら、俺・・・・・・・あかんかったわ。
中本さん   今、天国ですか?それとも、今ここで俺の芝居観てますか?
      中本さんが、発病して3年目かな・・・俺が1年早く難病になっていた俺に「寺坂君、難病になると、心のコンディション保つの難しいな」そうですよね。でも中山さんは、死ぬまで、完璧でしたよ。あれ、反則ですよ。「御通夜の挨拶自分でするの!泣いてもたですよ」俺も自分の葬式は、自分で演出しますわ」


かよちゃん・・・・・・本当にありがとう・・・

音楽が大きくなり、暗転

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