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風と土の会 Comunication Cafeコミュの出会い。

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皆さん、お久しぶりです。久々のトピをたてますえんぴつ

生活をする上で、色々な出会いがあると思います。これは、私が経験した最近の「出会い」です。

先週、仕事の関係で3つの数寄屋建築と言われている建築を見学しました。

一つは、数寄屋建築の本にも、図面等がしっかり載っているもの。
ここには、打ち合わせと見学の為に来ました。感想としては、素晴しいの一言に尽きます。ただ、最近一部の外壁のメンテナンスをしたらしく、本物の土壁が“いわゆる”土壁に変わっていた。本来なら、古い壁を剥ぎ取り、新しい土を足し(もう一度塗るには量が足りないため)もう一度塗る。コストの問題でなったのなら話はわかるが、ここ場合は違う。そういう事が分かっている人が関わっていなかったのである。

二つ目は、建替えの為に近々解体するお茶室。広間、小間、水屋がある。が、全く使わなかったらしい。仕事が下手な訳ではない。大手ゼネコンが請けていただけに、予算成りにつくったのだろう。しかし、施主の要求(満足)を満たしていなかったとか。ディテールを見ると安い仕様に気付く。実は、一つ目の数寄屋建築と同じ持ち主。満足するはずがない。なぜ、建てる時に誰も何も言わなかったのか。大手に依頼しているだけに、人脈が無かったとも思えない。なんの為に大手に頼んでいるのか。実行予算の低さゆえにこんな事になったのか。しかし、可哀想なのはこのお茶室。何十年もの間、一度も使われずに解体の日を迎えてしまった。

三つ目は、昭和25年前後に建てられたというお茶室。世代が代わり、使う人もいなくなったし、壊すから見てほしいという。見てほしいとは、良い物があれば買い取ってほしいという事。まず、外観は…普段見ている数寄屋建築とは、なんか違う。中を見てびっくり。これでもかと言うくらいお金をかけている。しかし、センスが悪い。なんといっても悪趣味。「わび」なんて感じない。仕事はと言うと、うまいが作法を弁えていない。所々、おかしな所がある。
ここで思うのは、設計者、つくり手に如何に恵まれなかったのかという事。関わった人、みんなが作法を知らずにつくり上げている。下手に勉強をしてつくっているのである。施主も、そう言った人脈を持っていなかったのだろう。しかし、終戦直後に建てられたこのお茶室は、亭主に愛され、長い間使われていた事はよくわかる。

最後に、別に建築に限った事だけではありませんが、「出会い」の重要性は色々な場面で感じていると思います。ここでは、“たてもの”の「出会い」に注目してみました。

コメント(1)

お作法を教えてください。と簡単にはいかないよね。

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