ローマ人の物語コミュのXV巻読み終えた方専用

というのを作ってみたいと思います。
ローマの誕生から終焉までを味わえた
こんな贅沢をそのまま放っておくのは
なんだか、もったいないではありませんか。
まだ、私自身ぼーっとしていて、
あまり感想のようなものはないのですが、
ぜひご参加くださいますよう、お願いいたします。

この時代はまったく知らないうえ、
目次を一切見ずに読み進めたのですが、
それ以上に予想を上回ったと言うか
西ローマ帝国以後も記述が続き、
ああいう形で終るとは思ってもみませんでした。
なぜカバーの写真が水道橋なのか、気になっていたのですが、
水道橋でなくてはならない理由があったのもおどろきましたし、
なにより地中海は、ローマ人にとってインフラだったのですね。

コメント(39)

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[1] mixiユーザー 12月20日 03:35

読みました。

何というか。
やはり滅亡してしまうのか、と。
三世紀以降の話を読んでいる時、ローマ人のあまりの不甲斐なさに「早く滅亡してしまえ。」と思う反面、滅亡する事は歴史上の事実と分かっていながら「がんばれ、どうにかなるよ。」と応援する自分がいました。
先週ローマに行っていたのでローマ帝国滅亡が１５００年も前の事とは思えず。
ルティウス・ナマティアヌスの「帰郷」をのくだりを読んだ時は涙がでそうになりました。

「ローマ人の物語」が終わってしまうのは寂しいですね。
この本には人生観を変えられました。
塩野さん、この本を書いていただきありがとうございました。

[2] mixiユーザー 12月20日 22:56

HOSSYさま
書き込みありがとうございます。
ナマティアヌスの言葉は、本当に沁みます。

この世の中の10年と、自分自身の30代を
このシリーズとともに過ごせたのは、
とてもスリリングで、幸運だったと思っています。

昨晩より、再読に入りました。
初回よりはゆっくりと進めようと思っています。
より深く、より多層的に読みたいので、
みなさま、どうぞご感想のお力添えをお願いします。

[4] mixiユーザー 12月23日 14:07

読み終わりました。
ローマ世界の終焉。良かったです。

ヨーロッパではキリスト教中世への歩みにより、
そして、地中海ではイスラム教の勃興により

まさしく「ローマ的価値観」の消滅が、ローマ世界の終焉というものだったのかな？と思いました。

うーん、まだ消化しきれませんね。

[5] mixiユーザー 12月24日 12:16

　自分は果たして「わかった」のだろうかと…そう、考えざるを得ないです。
　「賢帝の世紀」までは、身近に感じられなかったんですが、衰亡し始めてからは現在の世界情勢に通じるものを感じてしまい、現代文明のなさけなさを痛感してしまいました。
　だからこそ、人々はローマに惹かれていくんですね。
　自分たちが持ち得ない理想の世界を夢見て。

[6] mixiユーザー 12月24日 23:50

ああ、消化しきれていない不安で、ここを立てたのですが、
みなさんから、消化しきれていないとの御意見を頂き、
正直ほっとしました。

[9] mixiユーザー 01月07日 17:27

一昨日読み終わりました。
塩野先生の本はこのローマ人の物語しか読んでいませんが、60歳近くなってから1年に1作、15巻を執筆するというバイタリティにまず感心しました。
読み始めたのが遅かったので11巻くらいまでは立て続けに読み、後は毎年12月を楽しみにしてきました。最終巻まで早く読みたいと思っていたのに、読んでしまうとＨＯＳＳＹさんのおっしゃるように、とても淋しいです。

私的には、寛容な多神教を信じてきたローマ人が排他的なキリスト教を国教に定めたのがローマ帝国滅亡の一因になった気がします。

これだけすばらしい作品を書いて下さった塩野先生に心から感謝しています。

[10] mixiユーザー 01月08日 00:58

昔高校の教室の黒板の上に掛けてあった世界史年表にローマ帝国という名前が長期間に渡って書き込んであるのを見てから、ずっと気になっていました。しかし、世界史の授業ではローマ帝国は意外にアッサリ扱っていて、あまり印象に残っていませんでした。というか、似たような名前が沢山出てくる苦手な領域っていう程度でしたね。で、ゲルマン民族の大移動で滅んだ国っていう程度でしたね。
学生時代の消化不良感を思い出して、子供達の図書館通い（絵本が狙いでした）に付き合っている時にローマ人の物語に出会い、以降楽しく読ませてもらいました。
スターウォーズの筋書きもローマ帝国をモチーフにしていると思って観るとアチコチのセリフの意味が良く分かりますね。

[14] mixiユーザー 02月12日 23:25

先ほど読了しました。
読む前は、
とうとうローマ世界が終わってしまう話であることと、
長年にわたった「ローマ人の物語」と最後の付き合いと
なることから、なかなか読み出せなかったのですが、
中盤以降、「もうこうなっちゃしょうがないよ…」
という気持ちで頁をめくっていました。

ユスティニアヌスのところでは、非キリスト教的な
法律がユスティニアヌス法典に入れられていないとのことで、
将来、どこかの遺跡から、未発見のローマ法令集が
見つかったら面白いなと想像しました。

作者である塩野さんには、１５巻にわたりお疲れ様でした、
また、面白い物語をお願いします、とお伝えしたいですね。

[15] mixiユーザー 02月13日 00:04

書き込みありがとうございます。

今、改めて思うことは、
読んで本当によかった、ということです。
ノーブレス・オブリージュ、悠々と急げ、
といった言葉を身を以て知ることができましたし、
腹の立つ人間関係から「スターウォーズ」まで、
人生をとことん楽しめるようになった気がします。
読んでいなかったら、
不安に押し潰されていたかもしれません。

[17] mixiユーザー 02月13日 22:08

塩野七生のローマ人の物語??巻を読み終えた。

１５年前、それまでヴェネティア（海の都の
物語）やフィレンツェの興亡を魅力的に描いた
塩野が、毎年１冊ずつ、ローマ史を物語を刊行
すると発表した時、遠大だと思ったが、その
「１年に１冊」が楽しみだった。

ハンニバル戦記や、カエサルのガリア戦記に
胸躍らせ、もう１５年経つのか、が正直な感慨。

塩野は、あとがきの最後にこう述べる。

「読み終えたとき、『わかった』と思ってくれた
らこれ以上の喜びはない。なぜなら、書物とは、
著者と出版社と読者で成り立つ媒体だが、この
三者をつなぐ一本の赤い線が『思いを共有する』
ことにあるのだから。」

塩野七生さま！
本当にお疲れさまでした！
そして、１５年間楽しませてくれてありがとう！

[18] mixiユーザー 05月26日 04:44

今更ながら、全巻読み終わりました。

最終巻は正直、見ていて痛々しかったです。あのローマがこんなになってしまっているのか、と。
滅び行く国だからしょうがないとわかっているんですが･･･。

でもここまで来るとさらに先の話も見たい気になってきました。
ビザンツやヨーロッパのその後はどうなるんだろうか？

もしかしたらずっと痛々しい話かもしれませんが、興味あります。

とりあえ塩野先生には長い間お疲れ様でしたと言いたいです。
ローマの歴史だけじゃなくていろんなことを教えられました。

[19] mixiユーザー 05月27日 00:01

例えそれが様々な犠牲や試行錯誤のうえにできあがった
一見完全で恒久的な社会に見えても。
その平和や繁栄の時代がずっと続くわけじゃない。
いつかはどんな国や社会も衰退期に入って、
また内紛や隣国との争いごとに巻き込まれてゆく
可能性があるのだということが良くわかるシリーズでした。

この長い物語を読み終えたことで
現代の世界が、その無数のサイクルの上に
成り立っていることが実感として感じられる。
もう世界的に大きな戦争は起こらないであろう
この文明の連続した先に未来があると
簡単に言う人がいるがそれは今見える世界に対して
抱いている幻想に過ぎないと思う。

いつか私達の住むこの時代のことを同じように
一大叙事詩や物語にして描く人がいるかもしれない。
「その時代に生きた人々は、自分の文明が
人類の歴史の完成直前の姿だと頑なに信じていた。
しかし・・・」
という風に描写されないと誰が言い切れるのであろうか？

なんて大きなことまで考えさせてくれる、
とてもすばらしい本でした。

[23] mixiユーザー 02月24日 17:21

　あのローマでさえ滅んでしまうのか・・・というのが，１５巻を読みながらの思いでした。私はやはり「キリストの勝利」であったのだと思います。王権神授説を採用した時代から皇帝は「ローマ皇帝」ではなくなっていったのだと感じました。
　昨年末は寂しかったですね。もう新刊が出版されないとはわかっていても，本屋で探してしまいます。

[25] mixiユーザー 06月15日 15:01

歴史に学ぶことがどれだけ大切であるかを改めて感じさせてくました。

塩野さまに感謝です。

私たちにも勇気を与えてくれたのではないでしょうか！

今のヨーロッパがローマに学び、何らかの形で影響を受けていることがよくわかりました。

[27] mixiユーザー 06月22日 15:06

やっと終わりました、ハードカバーが並びました、なんというべきか
それぞれの時代に生きた人はたかだか４・５０年それが

ローマ時代全体で１３００年とにかくすごい

日本は島国、これが良かったのか持続はしたけど進歩は無かった

[28] mixiユーザー 07月11日 04:08

正直，｢ローマ人の物語｣はギボン翁の｢衰亡期｣に匹敵する偉業だとも思ってます。

ローマの場合，成長期は(イタリアの)ローマ人が活躍してるのに，衰退期になるとめっきり影が薄くなり，(属州の)ローマ人が頑張ってるのが印象的でした。

[29] mixiユーザー 08月25日 21:38

ようやく読破できました。
『ローマ世界の終焉』は『中世の幕開け』だったわけですね。
政治の指導者が、市民の第一人者から神の代官に変わった時点で、庶民の為の政治は行われなくなってしまった。
国を立て直す為の措置のつもりが、庶民無視の政治はやり易くて逃れられなかったのかな、と思ってしまいました。

[30] mixiユーザー 08月25日 22:24

実はだいぶ前に読み終わってたのですが・・
終わってしまったのが残念，私的にはついでにビザンツ時代までやって頂きたかったです・・

僭越を承知で無理矢理に一言でまとめれば，
｢いろんな人を受け入れることで発展・繁栄したけど，あまりにいろんな人を受け入れたために集団のアイデンティティが曖昧になり融解していった」
という印象ですね。
｢滅亡｣でなく｢融解｣という表現は目から鱗でした。

[31] mixiユーザー 09月01日 23:40

今朝の新聞広告・文庫版「迷走する帝国」を見ながら、
「あら懐かしい、そんな時代もあったわねー」
としみじみとしていたら、そう来たかよ福田総理。
あなたにはティベリウスになってもらいたかったなあ。

願わくば、今度の総理大臣は
「ローマ人の物語」を読み終えた人になってもらいたいです。

[32] mixiユーザー 09月01日 23:51

私もだいぶ前に読み終わっていましたが、帝国の中心がコンスタンチノープルに移ってもローマはやっぱりローマ人のであるがゆえに西ローマ帝国の終焉でこの本が終わったんだなぁと感じています。
でも、続編でいいので1453年まで続けてほしいですね。

[34] mixiユーザー 10月03日 23:49

昨年読み終わりました。また、1巻から読み始めましたが結構飽きずに読めます。読んでいると現代に生きていながらまるで古代にいるような臨場感が味わえます、ロマンとスリルを伴いながら！塩野七生さん有難う！　
盛者必衰のことわりをあらわす！ということを感じられずにはいられないが、帝国という政体は長い歴史の中で姿を消したが、ローマの統治方法は現代まで受け継がれているように思う。ただ寛容性が失われつつある世界なのかなぁ？気おつけようっと！

[35] mixiユーザー 11月11日 13:21

つい先日、読破しました。

３年ほど前でしたか、
たまたま、会社を辞めて多少時間の取れる時に読み始めたのですが、
すっかりハマってしまいました。
最初は文庫本で、最後はハードカバーで。

何人かが書かれているように、
特に最終巻を読むのはある意味で苦痛でしたが、
これも事実…と受け止めるしかありませんね。

別に政治家になりたい、などと思ったりはしていませんが、
政治というのは、やりがいもある分、大変なことなんだなぁと、
しみじみ感じました。

‘結果は悪かったとしても、元々はよかれと思ってされたこと’
といったような行が何度か出てきたと思います。
先見の目が大事なんだなぁと思いました。

また、‘リーダーシップ’ということについても考えさせられました。
組織におけるリーダーの役割とはいかほどに重要なのか、
そして我が日本国のリーダーは…？
考えさせざるを得ません。

そして、民主主義についても…。
カエサルのような人、現れませんかねぇ。

そういえば、ムダ？に、
カエサルの命日を覚えてしまいました。
３月１５日。
嫁の誕生日の１ヶ月前で覚えやすかったからなんですが。

また近いうち、
できれば近いうち、
いずれ死ぬまでには…、
もう一度読みたいと思っています。

では。

[36] mixiユーザー 03月22日 14:10

やはり１５巻の
西ローマ滅亡後の

他でもない東ローマ帝国が関わるローマ包囲戦で
元老院のメンバーが抹殺される…

悲しい話ですね…

ちょうど日本への
仏教伝来のあたりの出来事ですね…

ローマ後の地中海世界は図書館に来たら読みます

[37] mixiユーザー 04月13日 14:53

５年間『ローマは１日して成らず』の?巻から『ローマ世界の終焉』まで文庫本からハードカバーとなんとか読み終え、ようやく皆さんの仲間入りが出来ました誧
今、『続ローマ人の物語』も刊行されていますが、僕も本当のローマ史ならこのビザンツのユスチニアヌス大帝とベリサリウス将軍の死で筆を置くのが適当であると思います。なぜなら『クレメンティア』など本当の意味でのローマンスピリッツの概念も形式的にもローマ元老院の完全消滅で二度と歴史の表舞台にはでてこないのだから…ローマを本当の意味で代表していたローマの水道橋の破壊と共に…�
しかし、なぜ今になってこの作品も含め世界中でローマ史が再び注目されるようになったのかを我々ももっと深く考えなければならないのではないか…
『ダビンチコード』の映画があれほど世間を騒がした理由も…
またギリシア・ローマの文献やそれによる知識・教養の大部分が後のイスラム勢力側の方に多くかつ活用されていたのが中世の十字軍遠征から始まるレコンキスタでヨーロッパに広まりルネサンスの始まりのキッカケになった歴史的事実も…
塩野七生先生そのためにも阿刀田高先生みたいに死なないでがんばっていい著作をお願い致します。

[39] mixiユーザー 11月08日 21:38

文庫本43冊とスペシャルガイドの計43冊を４ヶ月チョイで読みました。一度ルビコン以後、まで単行本で読み終えてましたが中断してたので一から読み直しました。日本史が好きで世界史は馴染みが無かったのですがとても面白く一気に読めてしまいました。人の誕生から成長、老いを読んだ感じです。ローマに居を構えて歴史の舞台を旅してみたいです。

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