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TRPGのりこめー^^コミュの【ARA2E】【キャラクター】ガメン・ハジー(小話)

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ガメン・ハジー小話
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早朝の薄ぼんやりと暗い空の下、ガメン・ハジーは東を目指した。
町を一歩外に出た瞬間に感じた何とも言えぬ高揚感は、空が明るくなるにつれて不安感に変わっていく。なにせ、歩きなれた道でさえ、暗やみの中を明かりもなしに進むのに等しいほどの感情を抱くのである。ましてや、常に誰かと共に行動していた道だけに、その不安感は、一歩進むごとに増すばかりであった。
『ギンッ』と使い古された硬貨特有の鈍い音を立てて、金貨が垂直に宙を舞った。表と裏の面が交互に入れ変わる様を、ガメン・ハジーはぼんやりと見つめ、手の平で掴み取る。そして、言い知れぬ寂しさを紛らわすかのように、彼はまた金貨を弾いた。そのたびに彼は、最後に上を向くのがどちらなのか予想した。だが、一度たりとも最終的にどちらの面が上を向いていたかを確認しなかった。ガメン・ハジーの眼には、気力を失った父の姿が常に焼き付いていた。51か49の勝負に挑み、何度も49を引かされた父の姿を。
雲間から薄らと光が差し、くすんだ金貨を照らし始めた。ガメン・ハジーは、満足げな表情を浮かべ金貨をしまった。それは、彼が生涯において一度だけ行った賭けに勝った瞬間であった。51か49のどちらも引かないという賭けに。
父とよくイノシシ狩りに出かけた森に差し掛かった。そこから先は、彼にとって未開の地、生まれて初めて自分の意思で進む道。ガメン・ハジーは、思わず立ち止まった。森の脇に伸びる道に一歩踏み出す。たったそれだけのことなのに、足が竦んでしまう。後ろ振り返れば、見慣れた故郷が微かに見える。決心が鈍り、足がより重くなる。
ガメン・ハジーは、その場に座り込み、肩に掛けたバックパックを降ろす。緊張のせいか口が渇いてしょうがなかった。
ナイフ、ランプ、羊の胃袋の水筒を詰め込んだバックパックに、見覚えのない袋が入っていた。袋はずっしりと重く、デコボコしていた。中を見てみると、ニトレー金貨が100枚とボロボロの布きれが入っていた。
布きれには、見慣れた筆跡の文字があり
「俺のようになるな」
とだけ書かれていた。
ガメン・ハジーは、毎晩どこかに擦り傷を負いながらもイノシシやウサギを狩って帰る父の姿を思い出す。彼は、見て見ぬふりをしていた。生きる気力を失いながらも、親としての責任を果たそうとしていた父を。そして、彼はもう一度奮い立たせる。少しでも父の負担を減らすべく、家を出ることに決めた自分の意志を。

『世の中、所詮、銭ズラ』
ガメン・ハジーは、そう自分に言い聞かす。
名誉なんてものは、銭が無くなってしまえば安物の鎧に施されたメッキのように簡単に剥がれてしまう。だからこそ、銭さえあれば名誉だって買えるに違いない。
ガメン・ハジーは、立ち上がる。もう後ろを見ようとはしない。
そうして、ガメン・ハジーは冒険者としての第一歩を踏み出した。

強い意志を胸に刻み、歩み始めてから3日目の朝がやってきた。
おどおどとした様子だった足運びは、顎を上げ遠くの景色を楽しみながら草原を闊歩するほどの余裕が出来た。
(後、一日ほど歩けば目的の街に辿り着くだろう。無事に着けるのはいいが何か物足りない。出来ればほどほどの強さの妖魔と戦いたいものだなぁ……)
森を離れてから二日間の間、ガメン・ハジーの前に、妖魔は一匹たりとも現れなかった。しかし、冒険者としてやる気に満ち溢れた彼は、想像の中で妖魔との戦闘を繰り広げていた。最初は、急に戦闘しなければならない状態に陥った時に、冷静な対応が出来るようにシュミレートする程度のものであったが、彼の逞しい想像力によって話はどんどん大きくなっていった。
そう、彼はもう既に世界を三回救っていた。妄想の中で。
そして、ビタミーナ王国のお姫様と結婚していた。二人の子ども授かり、それぞれダイーゴとジャスティンと名付けられた。さらにグランヘルデンの街では、彼の勇士称えるべく、黄金で出来た鉄の銅像が目下建造中であった。もちろん妄想の中で。
ガメン・ハジーは、顔だけであれば、もうすでに歴戦の戦士としての風格を漂わせていた。

 妄想の中で、妖魔ア・ザゼルを三体ほど倒した頃。視界の端に妖魔の姿が映る。
 (数は三。イメージ通りの醜い容姿をしたゴブリンか。笑止!)
ガメン・ハジーは、口の端を僅かに歪ませて笑うと、ゴブリンの元へ駆け出す。
生まれて初めての一人での戦闘が始まった。
(ふ、今の俺にはエアプレッシャーエディションは使えないか)
ガメン・ハジーは、自分の拳を見つめ、にやにやと笑う。
妄想と現実の境界が曖昧になっていく。
先頭に立つゴブリンが、ガメン・ハジーの存在に気付く。
棍棒を片手に速攻を仕掛けるゴブリン。
ガメン・ハジーは、静かに構える。そして妄想の中で何万回も使った技を解放する。
「インパクトゥドゥライヴァァァ!」
しかし、当たらない。
空を切る拳。いたって普通の右ストレートを空ぶった反動で、大きく転倒するガメン・ハジー。
攻撃目標の意外な行動に対応出来なかったゴブリンは、転んだハジーに足を引っ掛けて転倒する。後続のゴブリン達は、腹を抱えて笑った。
ハジーは、頭の中が真っ白になる。
(なぜ、当たらない。一度も外したことが無かったのに……)
事実、一度も使ったことが無かったため、その技は、その日初めてスカッたのであった。
ガメン・ハジーが立ち上がると、彼はもう既に二匹のゴブリンに囲まれていて、遠くの方に、腹巻をしたゴブリンの姿が見えた。
腹巻をしたゴブリンが何か合図を出す。ガメン・ハジー囲んでいたゴブリン達が一斉に動き出した。彼は、技名を叫ぶのを忘れて無我夢中で拳を振るう。前方のゴブリンの顎に一撃が入り、そのまま、後方のゴブリンに肘打ちが入る。
二匹のゴブリンが、地に伏した。さきほどまで余裕の笑みを浮かべていたゴブリンは、慌てて腹巻に手を入れる。ごそごそと腹巻の手を突っ込み何かを取り出すと、ガメン・ハジーに襲い掛かってくる。
(ふ、ここは、あの技で決めるしかないな)
ゴブリンに向かって突進するガメン・ハジー。ゴブリンにとの距離が僅か数センチに差し迫った時、彼は咆哮する。
「ケミカルゥゥアンカゥァァァ!(普通のアッパー)」
しかし、当たらない。またしても空を切る拳。その隙を見逃さんとゴブリンが手に持ったナイフで切りつけてくる。寸での所で躱すハジー。その時、彼は、ゴブリンの腹巻から火の付いた導火線が出ているに気付く。
 後方にジャンプするハジー。その瞬間、ゴブリンの体がバーストした。
額に汗を浮かべ肩で息をするガメン・ハジー。彼は、初めての戦闘に勝利したことをようやく実感した。
そして、
「バックステポォォォォン」
と、ガメン・ハジーは慌てて技名を口ずさんだ。

こうして、後に『バーストを読みし者』として語り継がれることとなるガメン・ハジーの初陣が幕を閉じたのであった。

 辺りに他のゴブリンがいないのを確認し、ガメン・ハジーは、近くにあった湖の畔で休憩する。バックパックから水筒を取り出すと、彼は浴びるように水を飲み始めた。
「いやぁ、見事な戦いぶりでしたねぇ」
と、いきなり背後から話しかけられる。彼は、飲んだばかりの水を盛大に噴出させると、慌てて振り返った。
目の前には、大きなリュックサックを背負った青年がいた。
「おや、大丈夫ですか?驚かせてしまったようですいません」
と、青年は、人懐っこい笑みを浮かべる。
「私は、忍者のブル・アイランド。副業として商人をやっています。以後お見知りおきを」
彼は、そう言って右手を差し出してきた。
(さすが忍者。どうりで声を掛けられるまで気付かなかったわけだ)
口元を拭ったガメン・ハジーは、ようやく落ち着きを取り戻し、彼に習って右手を差しだす。その時、ブル・アイランドがガメン・ハジーの右手の甲を掴み一気に引き寄せてきた。
そして彼は、
「失礼、噛みまみた。私は、取り立て屋のブル・アイランドです」
と、ガメン・ハジーの耳元で囁いた。
(奴は、敵だ!)
とガメン・ハジーは瞬時に判断する。
慌てて距離を取る。
意識を戦闘する態勢に切り替える。
眼前には、ブル・アイランドが人懐っこい笑みを浮かべている。
腹部に異変を感じた。服の上から血がどんどん滲み始めていた。
ブル・アイランドの左手には、鋭い柄のナイフと一緒にガメン・ハジーのバックパックが握られていた。
(くっ。汚いな、さすが忍者きたない)
ガメン・ハジーは、傷口を抑えながら前のめりに倒れた。
彼は、薄れゆく意識の中でブル・アイランドの後ろ姿を目に焼き付ける。
そして、そのまま気を失った。

時を遡ること二時間前。
一人のエルダナーンの娘がガメン・ハジーの行動を見ていた。
彼女は、ガメン・ハジーの内に秘めた戦闘能力に気付いていた。その能力が、彼女の『成すべきこと』に必要になる。そう彼女は直観で判断し、実際に見極めてようとしていた。しかし、あまりにも雑な打撃とあまりにも痛々しい発声を耳にした彼女は、考えを改める。
(駄目だこいつ、早くなんとかしないと)
そう思ったのもつかの間、ガメン・ハジーは怪しげな風体の男に刺され『なんとか』されてしまった。怪しげな風体の男が去ると、彼女はガメン・ハジーの元に駆け寄り回復魔法を使う。
そして、近くの街に助けを呼びにいったのであった。
ガメン・ハジーが目を覚ますと、見たことのない天井があった。
体には、毛布の感触があり。腹部には、何か布のような物が巻かれていた。
(俺は、助かったか……)
いまだハッキリとしない頭を使って状況の把握を試みるガメン・ハジー。彼は近くの部屋から小動物が走り回るような音を耳にする。しかも、その音は彼の部屋にどんどん近づいてくる。
部屋の戸が豪快に開けられる。
狼の耳を生やした若い娘が、そこにいた。

「おお、起きたのかぁ〜」
という無駄にデカイ声と共にガメン・ハジー元に若い娘が寄ってくる。
ガメン・ハジーは、お礼を言うために起き上がる。毛布がずり落ちた。
「助かったよ。どうもありがとう」
と彼は、腹の痛みを我慢して笑顔で言った。
しかし、若い娘は、青ざめた顔をしていた。
そのまま、彼女の口は大きく開かれる。
「変態だー!!!」
若い娘は、部屋を飛び出していった。
あまりの出来事にガメン・ハジーは、ショックを受ける。
(俺は富と名誉を失い変態にまで成り下がったのか)
落ち込んで下を向くガメン・ハジー。すると彼は異変に気付いた。下腹部が『おっき』していたのであった。
(なるほど。そういうことか)
ガメン・ハジーが納得した時、大きな足音と小さな足音が近づいてきていた。
部屋の戸が盛大かつ豪快に開けられる。
ロングソードを持った男と先ほどの娘がそこにいた。
男のロングソードとガメン・ハジーのブラッドソードが相対する形となった。
 
 ドゥアンもびっくりなほどの鬼の形相で睨みつける男に対し、ガメン・ハジーは慌ててブラッドソードを隠すと事情を説明する。
「実は、カクカクジカジカというわけで。もうしわけありませんでしたー」
そう言うとガメン・ハジーは、万国共通の謝罪儀『ドゲーザ』で自分の意を示す。
それは、命への執着の究極形態。攻撃しようとする者の意志を心からへし折る究極の防御方法であった。
ガメン・ハジーの思いが通じたのか、男はロングソードをゆっくりとしまった。
「ま、そんなことだろうと思ったけどねぇ。上も下も元気になったようでなによりだ」
 さきほどまでの鬼の形相が嘘のように明るい言葉に、ガメン・ハジーは安堵する。
「本当に助かりました。このお礼は、いつか必ずします」
ガメン・ハジーは心の底からそう思って言った。すると、目の前の男は、豪快に笑い。
「なーに、気にするな、冒険者ならこんなこと良くあることだ。ぐぅわはははっはぁ」
と腰に手を当てて言った。そして、男の隣にいた若い娘も何故か豪快に笑っていた。
ひとしきり笑った後で、男がふと思いだしたように言う。
「おっと、そういえば、名乗っていなかったなぁ、俺はジン。それでこっちの娘がルイっていうんだ」
「俺はガメン・ハジーと言います。ジンさん、とルイですか。苗字は、なんて言うんですか?」
というガメン・ハジーの発言にジンとルイの瞳が一瞬陰る。
「そうか、ガメン・ハジーというのか。よろしくな。ここは、今の所、だれも使っていないから好きに使っていいぞ。ただし、食べるものは、自分でなんとかしろよ」
「なんとかしろよぉー」
とオウムのように繰り返すルイ。
「わかりました。ここに泊めて頂けるだけでもありがたいです。ところで、御二方の苗字は?」
「聞くな」
とジンは間髪入れず答える。
「聞くなよぉー」
とルイも答えた。
「あいわかりました」
そう答えるしかないガメン・ハジーであった。

ガメン・ハジーが自由に動けるようになると、ジンの仕事の手伝いをし始めた。彼はジンに対して少しでも恩を返したかったのである。しかし、ベテラン冒険者であるジンにとって新米の冒険者のガメン・ハジーは、足手まといにしかならず、カーネル・ヨンダース人形の方がましだった。
それでも、ジンはガメン・ハジーの気持ちを汲み取り彼に仕事を手伝わせ続けた。
 
こうして、二年の月日が流れる。
ジンの仕事を手伝いながら、ガメン・ハジーは冒険者として花咲くためのいろはを教わった。彼は、このままジンの元で働き続けるのもありかなぁとちょくちょく考えるようになる。そんな時、彼はきまってあの日光景を思い出す。全財産を奪い、彼の腹を刺したブル・アイランドの後ろ姿を。
 ジンの元で働き続けるか、それともブル・アイランドを探すか、決断出来ぬまま日々を過ごすガメン・ハジー。そんな中、転機は、予期せぬところからやってきた。
 深夜、ガメン・ハジーがぐっすり寝込んでいる時に、彼を弓で狙う者がいた。その者は、しっかりとガメン・ハジーの額に狙いを定める。そのまま、呼吸を一瞬止め、矢を放った。
 瞬時に目覚めるガメン・ハジー。彼は大きく飛びのいて矢を回避する。放たれた矢は先端に球状の物体がついていて、壁に当たると「ぼよん」と音をたてて転がった。
慣れた手つきで蝋燭に火を点けると、3メーターほど離れた所にルイがいた。彼女は、バツの悪い顔をすると、ガメン・ハジーの元へ近づいてきた。
「なかなか。やるじゃーん」
明らかに舐めた口調で言うルイに、ハジーは思わず
「わけがわからないよ!君はいつもそうだ。夜な夜な俺の部屋に来ては、寝ている所に矢を打ってくる。今日はたまたま避けられたけど、基本的に当たるとめっちゃ痛いんだよ」
「よくぞ、避けた。私は感服したぞぉ」
ガメン・ハジーの怒りは軽くいなされる。もう慣れてしまったせいか、彼はこれ以上何も言う気にはならない。
(いつも通りこのまま無視していれば、勝手に自分の部屋に帰るだろう)
だが、この日のルイは、いつもと違った。
「これから、私は副作用なく記憶を改竄する方法を求めて旅に出る。私と一緒に旅にでるぞぉ。ついてくるがよい!」
ガメン・ハジーは、年下とは思えないほど迫力と上から目線の言動にぐうの音も出ない。
ルイは、1メートル歩くごとにチラチラとガメン・ハジーの方に振り返りながら、ゆっくりと部屋から出ていく。
(恩人の娘だ。さすがにほおっておくことは出来ないな)
ガメン・ハジーは、冒険の準備をし始める。
その様子見て安堵の表情を浮かべるルイは、嬉しそうにこう言った。
「十秒で支度しなぁ!」

 明朝、目的地をグランフェルデンとし、ガメン・ハジーとルイは港へ向かった。
その途中、ルイは思い出したかのように話始めた。
「そういえば、二年前にハジーが家に担ぎ込まれた時の話をしていなかったよね。あの時、私のオトンの元にエルダナーンの女の人がやってきて、近くのリンドウ湖に人が倒れているって教えてくれたんだぞぉ」
何故か自慢げに語るルイに、ふと疑問が湧くガメン・ハジー。
「そうだったのか、で、なんで今になってその話をするんだ?」
「だって、あの時の女の人があそこでイノシシに襲われているんだもん」
と言ってルイが指刺した先には、10頭近くいるイノシシに襲われている耳の長い女がいた。
 ガメン・ハジーは、慌ててイノシシの群れに飛び込む。
 (冒険者を志したあの時とは違う。今の俺には、カミソリのように鋭い思考とミスリルのように固い拳がある)
「唸れぇぇぇインパクトゥドゥライヴァァァ!」
しかし、当たらない。
 見事に突き抜けた感触。大きくよろめくハジー。そこにイノシシの大きな鼻が襲い掛かる。ハジーは、冷静に近づくモノから左ジャブを打っていく。文字通り出鼻を挫かれたイノシシ達は、キュートな尻を出して逃げ出していった。
 ガメン・ハジーは、自分の成長を噛みしめるが、うまく必殺技が決まらなかったのが残念でしかたなかった。
「助けて頂きありがとうございます」
と自分の拳を残念そうに見つめるガメン・ハジーの背後から声がする。
振り向くと、どこか知的そうなエルダナーンの女が立っていた。
「私は、豊穣の神アエマ。わけあって冒険者をしております。あなたの能力は素晴らしい。ぜひ、私と共にパーティーを組んで頂けませんか?」
ガメン・ハジーは、その言葉に心を大きく揺さぶられる。
「うすうすは気が付いていた。俺は、神に選ばれし者。いつか、ライトニングゲートの先を行く定め。答えは言うまでもない」
と彼は、今日一番のドヤ顔でそういった。
「お前ら、頭大丈夫かぁー」
いつのまにか視界の片隅いたルイが何か言っていた。
「大丈夫、問題ない。さあ行こうアエマ」
「ええ、参りましょう」
ガメン・ハジーとアエマは、肩を並べて港に向かう。
その後ろを、ルイが神妙な顔してついていく。
「まずは、二人を病院に連れ行くことが先決かも」
とルイは二人に聞こえないように呟いた。

 かくして、ガメン・ハジーの新たな冒険が幕を開ける。

(ガメン・ハジーキャラクターデータ)
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(ガメン・ハジー外伝)
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