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THE 半ば面白い話(仮)コミュの【長文】木下先生のしょーもない企み【チョイ下ネタ】 (ヨーデル)  

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長文です。
時間があるときにどうぞ。


========


とある共学の中学校、
ここ3年1組の教室ではホームルームの真っ最中であった。


しかし、予定されていたクラス会議が早くにまとまり時間が随分と余ってしまっていた。


(これはいい機会だ♪)


担任の木下先生(35歳・♂)は事前に用意していたテスト用紙を取り出し生徒達にこう告げた。


木下「今から簡単なテストを行う。用紙を配るから回してくれ。」


えー!
なんでー!?
サイアクーー!

といった声が飛び交う中、
答案用紙は皆に行き渡った。


木下「よし、答案を見ながらでいいから説明を聞いてくれ。」


答案には

HR
JR
EU
GJ
MS
www
KY
JP
DK
wktk
KKK

などといったアルファベットの語群がズラーっと並んでいた。


木下「さっきテストと言ったがこれは成績には一切関係ない。一種のアンケートだと思ってくれ。

さて、そこに記されたアルファベットはある略語なんだが、それぞれ正しいと思う正式な名称を記入していってくれ。わからなかったら勘や思い付き、連想や語呂合わせ、とにかくなんでもいいから書いてくれ。あ、無記名でいいからな。わかったか?」


ざわ      ざわ
     ざわ
 ざわ



木下「返事は!?」


生徒一同「ハイ」


木下「よし!いい返事だ。制限時間は今から20分間、では始め。」


合図と共に生徒達は思い思いに問題を解き始める。

カリカリ

カリカリ


木下「いいかー、このテストのおもしろいところはなー、正解が一つではないところだー。」


木下「趣味や考え方、もちろん知識や発想の違いによっても色々な正解があると思う。自分とは異なる解答を知る事で好奇心が〜云々」


と、

もっともらしい事を言いつつ、

木下先生の本当の狙いは実にくだらないものだった。




設問15の

『SF』



これを「セックス・フレンド」と書く生徒がどれだけいるか



そこだけだ。
それを知りたいが為のごくごく私的なテストなのだ。


理由?

それは本人に聞いてくれ。



カリカリ
カリカリ


生徒がテスト用紙に向かっている間、
木下は特定の生徒達に湿った視線を注いだ。


以下木下の心の声

(おハート井上の奴また乳でかくなったんじゃねーの?ふふふ、一体誰に揉まれてるんだよ、おまえはSFの意味わかるよな?)


(川原ぁ、お前はどんどんギャル化していくなぁ。ぶっちぎりに短いスカートの丈、校則違反だが俺は大好きだハートやはりお前は経験済だよな!)


(はぁ、ため息が出そうだぞ委員長の仲井ぃ。美しい!そして清楚。もしお前に「セフレ5人くらいいまーすハート」とか言われちゃった日にゃあ先生妄想世界から帰ってくる自信はゼロだ!)


(山田…。正直に言うよ。俺も男だが実はお前を襲いたくなった事が3回以上ある。お前にチン○がついてるとは到底思えない。ああ、そんなピュアな瞳で俺を見つめないでおくれ)


(おっと、いかんいかんこんな事をいつも考えてしまうようでは)


木下「いいかー、無記名だからなー、
普段口に出来ないような事も書いていいんだぞー(フヒ」



木下は無記名だから〜、
と言ったがそこは担任、
クラスの生徒全員分の筆跡を(死ぬ気の思いで)完全に覚えていた。すべてはこの時の為に!!



時間が来た。


テストが終わり
答案が回収される。


やがて流れるチャイム


木下「では今日のホームルームはここまで。どんな解答があったかはまた次の機会に報告するので楽しみにしといてくれ。返事は?」


生徒一同「ハイ」


木下「よし!いい返事だ。」


〜〜〜〜〜〜


木下は自宅に帰るやいなや生徒達の答案を、てか「SF」の行方を確かめた。


パラリパラリ






サイエンス・フィクション

すこしフシギ

すこしフシギ

サイエ(ry


セックスフレンドのセの字もなかった…。



木下「なぁんでだよおぉー!!年頃だろ?セフレって書きたい盛りだろぉー!!!せっかく筆跡覚えたのにぃぃぃー!!俺が準備してた妄想を返せぇぇーーー!!」


木下「はぁはぁ、はぁ…右斜め下


すっかり意気消沈した木下。


涙目になりながらその他、適当に出題した解答に目をやる。


HR→ホームルーム

GJ→グッジョブ

MS→マイクロソフト

(そこはモビルスーツだろう常考)



(ん?)




KY→木下やらしい



木下「ちょ!?なんだこれは!!????」


慌てて他の生徒達の答案を確認する木下。




KY→木下許さん

DK→大嫌い木下

DK→童貞木下(笑)

DK→どうせ童貞木下(笑)

KKK→木下臭いキモいクズ

KKK→臭いカス木下

KKK→略(略(略
その他(略


木下「そんなばかな…、みんな素直で良い子なんだ。こんな事書くわけない」


答案を持つ木下の手がわなわなと震える。


木下「この字…」


にわかには信じられなかったが
木下は何度も何度も何度も何度も何度も何度も確認した。


しかし木下を罵った解答は間違いなくどれも

巨乳井上
ギャル川原
委員長仲井
美男子山田

の筆跡だった。




木下「ち、ち、ちくしょぉぉぉぉおおおお!!!


ばれてるっ!
いろいろばれてる!!
童貞だってとこまでばれてるっ!!!


ていうか
あああああああああああああああ」






〜〜〜〜〜〜〜


次の日、
重い足を引きずりながら教室に入る木下。



生徒(あれ?)


木下のあまりの生気のなさにみんながすこしフシギそうな顔をする。


一寸後、

委員長

「起立!」

「礼!」

「おはようございまーす!」

「着席」


いつものように元気が良い。
生徒達はまっすぐ木下を見つめている。







木下「お、おはよう。


き、今日も出席を取るまでもなく


4人全員出席してるな。。。」


生徒一同「ハイ!」


木下「いい…返事、だ」





<終わり>

コメント(1)

ヨーデルさん、これ、むちゃくちゃお茶目ですね。

うん。シュール感が、なんともいえず、いい、お出汁が、おいしいところを、ちょちょいとな。

ですっ!

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