THE　半ば面白い話（仮）コミュの母子家庭（殺郎）

これは２０年前の話です

-大山和子（仮名）は１１歳になる息子と二人で暮らすシングルマザーだった
パートに出かけ貧しいながらも生計をたて、忙しい毎日を送っていた。
それでも息子には立派な人間になってもらいたいと願い
厳しいしつけをしていた

ある日パート先に電話がかかってきた。
息子が通う学校からだった。

「おかあさん、和也くん（仮名）が下校途中に
スーパーでお菓子を万引きしちゃったみたいなんですよ」

電話をきると慌てて上司に説明し、学校へむかった
向かう途中、和子は昨日厳しくしかっていたこと後悔した

職員室にはいると担任の先生と、スーパーの店長と息子が三人で話をしていた。
店長「おかあさん、先生から家庭の事情はききましたがこまりますよ。
忙しいからといって息子さんの躾ぐらいはちゃんとしてもらわないと」
和子「本当にもうしわけありません・・・」

和子は深々と頭をさげ、謝罪していた
息子の和也にとってはいつも厳しい母親が他人に謝る姿を見るのははじめてで
幼い心には動揺を隠せずにいた。

店長「今回は代金もいただきましたし、もうこれ以上言うことはありませんが
しっかり息子さんの面倒もみてあげてくださいね」
和子「すみませんでした」

和子は涙を浮かべていた
黙り込む息子に和子は訊ねた

和子「どうしてこんなことをしたの？」
和也「お母さん、いつも夜遅くまで仕事しててかえってこないじゃないか
僕はいつも一人で家にいたんだよ」
和子「和也、私の目をよく見なさい」
和也「・・・・」

和也は涙を浮かべる母の目を見つめた。

その瞬間！
和子の目から鋭い眼光が光った！！

和也「う・・・うう！！おかあ・・・さん・・・」

和也の体がどんどん石化していく！！
ものの数秒で和也は彫刻のように動かなくなってしまった！

先生「お母さん！！貴様いったい何者だ！！！」
和子「ふふふ・・・私の能力はメデューサといって、目を見たものを石化させることができるのよ」
先生「いったい和也君をどうするつもりだ！」
和子「この子には、罰をあたえただけよ。
もっとも、私を倒さない限りこの能力は解けることはないけど」

この圧倒的な能力を前に、職員室は凍りついた。
誰が和子をたおすのか！？
ついに次回、校長が動き出す！！

次回予告
「石化する職員たち！」

続かない

-完-