THE　半ば面白い話（仮）コミュの噂話～ロア～(ﾅﾝﾄ)

信じようと、信じまいと――

恐竜が絶滅した原因は、現在では、隕石衝突による氷河期の訪れが原因とされている。

しかし、イギリスの研究チームが行った最新の調査によると、隕石が落下したとされる場所の、その時代の地層からは、その時代には有り得ない金属片と高濃度の放射能がばらまかれた後が検出された。

第二次世界大戦末期、日本に向かい落とされるはずだった原子爆弾は３つ――うち１つは、爆撃に向かう飛行中に、姿を消していた。

原子爆弾を乗せた飛行機は、一体どこへ……そして、『いつ』へ行ってしまったのか。

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信じようと、信じまいと――

世界には、数多くの『異形の者』の言い伝えが存在する。

鬼、天狗、河童、悪魔、雪男、シーサーペント、九尾狐などなど……

その中で、まだ交流が無かった時代から、どの国にも伝えられている生き物がいる。

それは、『人魚』。全ての国で「偶然」似たような話ができる確率は、ゼロに等しい。

彼らはかつて存在していたのであろうか。いや、今もまだ、海の中には……

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信じようと、信じまいと――

難民が満載された船がペルシャ湾沖にて沈没し、何十人もの人が海へと放り出された。

その周りはサメの群れで一面真っ黒。

現場に到着したTV局のヘリは「救助船の到着までは２時間以上かかります」と報道した。

その後、続報が報道されることは無かった。

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信じようと、信じまいと――

織田信長は大変運がいい男であったとされるが、それには正室である濃姫の働きがあった。

濃姫は毎朝、織田信長の茶にわざと茶柱を立て、自らの手で信長に届けることを日課としていた。

だがある日、信長の遠征の日に入れた茶にだけ、茶柱を立てるのを忘れてしまった。

その日、信長は本能寺にて果てたと言われている。

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信じようと、信じまいと――

３年前、札幌の中央区にて１件の誘拐事件が発生した。

情報も少なく、町中に情報提供を呼びかける看板やビラが張り出されたが、いつのまにか全部無くなってしまった。

被害者が見つかったとの報道はなかった。

第一、その事件は被害届すら出されていなかった。

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信じようと、信じまいと――

豊臣秀吉はたいそう顔の悪い男だと言われている。

手足は細く、目がぎょろりとし、顔が長い。

歴史書に描かれた物には、明らかに人外の者であるような物すらある。

隠された歴史書…そこに書かれた秀吉は、宇宙人「グレイ」に類似したものであるらしい。

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信じようと、信じまいと――

今までに見つかった歴史の資料。それらを炭素測定機にかけた者がいる。

それぞれの時代を正確に割り出そうとしたのだが、装置は驚きの数値を示した。古いものも、近代のものも、全て同じ年代に作られた物であった。

それを見た科学者は「歴史は作られたものである」と学会にて発表した。

それ以来、その科学者を見た者はいない。

また、その時から炭素測定機は今までの物と大きく形を変えた物となった。

信じようと、信じまいと――