THE　半ば面白い話（仮）コミュの【SSD1】時をかける長老  後編　（ｻｲｶﾞ）

前編はコチラ↓

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♪海が割れるのよ　道ができるのよ
島と島とが　つながるの
こちら珍島から　あちら芽島里まで
海の神様　カムサハムニダ♪

あっ電話だ！

長老『もしもし？』

国王『あー、オレオレ！
ちょっと困ったことが起きて。
オレ事故起こしちゃって。お金を振り込んでほしいんだけど。』

長老『まぢかー。今、タイムトラベル中だから、無理かなー。』

国王『うぉい！オレオレ詐欺か！ってツッコめや！』

長老『え！国王？』

国王『罰ゲームを発表します！』

長老『え？今？』

国王『あー。軽すぎるかなー？
保冷剤の温度を2倍冷やします！
リュックを降ろすことは禁じます！』

長老『あー。はい。』

国王『ちなみに、この電話は、電話回数にカウントされるのであと1回しか、電話は使用できません。じゃあ。』ガチャ

あれ？なんか、罰ゲーム軽くない？
国王いじわるだけど、時々やさしい。もー。ツンデレさん、なんだから。

ってあれ？お腹痛い。

アイス2キロ食べたのと、リュックが冷たくなったから〜。

お腹壊れた？

あー。お腹痛い。うんこしたい。

トイレ、トイレ。

知らない土地でお腹くだすとか、リアルに悲しい。

楽しい旅行も台無しのパターンや。

この罰ゲーム、地味につらい。

あかん。漏れそう。

トイレどこ？
もうダメかも、長老はへたりこみ叫んだ！

『誰か助けてください！！』

♪I wish forever
瞳をとじて 君を描くよ それしか出来ない♪

あっ。メール？

国王『早くミッション進めろ！』

あー。はい。では。

mission 4
ボーナスステージ！
【マナー教室  スパルタフレンチ】にてフレンチのフルコースを堪能しろ！

ボーナスステージ？
ご褒美的な？いぇーい！

じゃあ。スパルタフレンチにワープ！

シュワッチ！

マナー教室  スパルタフレンチに到着！

店員『長老様ですか？先程、国王という方からご予約頂いております。こちらへどうぞ。』

長老『おー。本当にご褒美！
長老様なんて初めて言われた。ルン♪』

店員『では。間もなく、鬼教官と前菜が参りますので。少々お待ちください。』

長老『前菜とオニキョウカン。美味しそう。』

前菜とスーツを着た女性が現れた。

鬼『はい！立つ！』

長老『え！何？』

鬼『何ですかその格好は、ドレスコードを知らないんですか？』

ペチン！鞭で長老を叩く！

長老『なんでたたく！』

鬼『服装は大目に見ましょう。
で、なぜリュックを背負っているのですか？』

ペチッ！

長老『なんでたたく！
国王の命令で降ろせないんです。』

鬼『私と国王どちらが恐いですか？』

長老『あなた。』

鬼『では、荷物を降ろして席につく！』

長老『イエッサー！』

ペチン！

鬼『そういうのはいらない！』

まずは前菜。

長老、手前のフォークとナイフを持つ。

ペチン！

これ？

ペチン！

わからん！これ？

ペチンなし、これか。

ふー。

長老ナイフとフォークを揃えて置く。

店員、前菜をさげる。

長老『まだ！食べとらんがー！』

ペチン！

長老『うぉー！なんじゃこりゃー！』

続いてスープ。

ズルズル。

ペチン！

長老『うまい！』

ペチン！

ズルズル。

ペチン！

長老スープを一気に飲み干す。

バチーン！バチ！バチーン！

長老『もう嫌じゃ帰りたい。』

そーっと。ペチン！

ダッシュ！ペチン！

長老『すみません。帰らしてください。』

長老号泣。

鬼の目にも涙。

長老、生きて店を出る。

♪海が割れるのよ〜

長老『もしもし？』

国王『フレンチ美味かったか？』

長老『あー。国王。怖かったー。』

国王『美味かったかって！』

長老『スープしか飲んどらん。もう左手が叩かれ過ぎて感覚がない。』

国王『アホか！お前は！美味い魚と肉が出てくるのに！』

長老『そんなに食べたら死にます。』

国王『あっ！お前、リュック降ろしただろ！』

長老『はい。(T ^ T)』

国王『罰として、左手を冷やします！』

長老『国王〜！あなたって人は。』

国王『おっホン！まぁ。いじめすぎたから。じゃあ、もうミッション最後のだけでいいから。さっさと帰ってこい。』

final mission
デパ地下へ行き、残金で買えるだけデパ地下グルメを買い漁れ！

うー。国王優しい。

じゃあ。デパ地下にワープ！

シュワッチ！

何じゃここ！天国！

桃源郷じゃー！

わーい！わーい！

国王に報告しよ！

長老『もしもし？国王？あれ？通じてない？まいっか。』

国王喜ぶだろうな〜。

早く買って帰ろ〜。

国王喜ぶだろうな〜。

早く買って帰ろ〜。

コクオウヨロコブダ、ダ、ダ…

国王『えっと。日帰りで。
2012年の大阪に行ってもらいまーす！』

長老『え？2012年？オオサカ？』

国王『はい。理解しなくてもいいです。そんな期待はしてません。』

長老『え？今、行って来た所。』

国王『旅のしおりに書いてある、通りに行動してください。異論は認めません。』

長老『国王、話を聞いてください！』

タイムゲートは不具合を起こし、長老は、2012年6月25日大阪を永遠に繰り返すことになった。

725回目の2012年6月25日大阪。

長老は、1人寂しく息を引き取った。死因は過労死。

国王に、お土産を渡せなかったことを悔やみながら…。









という、罰ゲーム。