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THE 半ば面白い話(仮)コミュの【SD3】ただ、電車に乗ってたんよ (ヨーデル)

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※このお話はフィクションです。作中に登場する人物名その他諸々実在するいかなるものともほとんど関係はありません※




ある日曜の朝、
リビングで少年が食い入るようにテレビを見つめている。

内容はどうやら特撮ヒーローもののようだ。


『おのれ腐肉戦隊スカベンジャーめ!覚えていろよ!今日のところは引いてやる。だがいつか必ず、我等キルゼムオールがこの世界を混沌の渦に沈めてくれるわ!!』

(こん…とん?)

プツン

画面が切れた
少年がハッとして振り返ると彼の父親らしき人物がテレビのリモコンを手に佇んでいた。

「こら!昨日言っただろ、今日はおばあちゃんの家に行く日だって!テレビなんて見てないで早く支度をしなさい!電車に乗り遅れるじゃないか」

「はーい」

立ち上がりパタパタとリビングを後にする少年







タイトル
『ただ、電車に乗ってたんよ』


==============

<ゆあ、25歳♀、OLの場合>

ゆ「あの日はさー、超ケツが痛くてー、いや前から違和感は感じてたんだけどあの時はまじやばかったの。もう無理!と思って友達との約束をキャンセルして病院に行く事にしたんだよ。で駅に向かってあの電車に乗ったの。え?うん、今はもう治ってるよ」

ゆ「は?何の病院って?チッ、だから痔だよ!痔!言わせんなよ恥ずかしい。え?タクシー?無理だよ、座れないもん」

ゆ「心当たり…?」

ゆ「…あるんだよ、もうね、聞いてよ!あのね、彼氏がさぁ、なんつーかそっちの方に興味持っちゃってー、なんでもかんでも突っ込む訳よ。まあこっちとしてもまんざらでもないわけじゃない?むしろ気持ちいいじゃない?だからアタシもバッチこい!みたいな感じで、、、えーと、そうね体勢としてはゴソゴソ」

(なぜか脱衣)

ゆ「こういう感じになって、んで後ろから彼が、うんうんそんな感じで…あ


==============

<ヨーデル、38歳♂、ハイパー自宅警備員の場合>

ヨ「あの日はちょっと煮詰まっててね、え?なんでって?それがさぁ、『電車に乗ってたんよ』っていうお題に基づいて創作話を書けっての。ネットのとあるコミュニティの管理人が。え?ないないwスルーなんてしたらあとの嫌がらせがひどいんだよ。だから断れないんだ」

ヨ「ヘックシ!ズズッパー!あ、気にしないで、俺万年鼻炎なんだよ。んでさー、いよいよ困った俺は思い切って実際に電車に乗ってみる事にしたんだ。てか家から外に出たのなんて十数年ぶりだよ?すごくない?かなりの冒険だよこれは」

ヨ「ほら、ザバスみたいに奇人に出くわすかもしれないじゃん?え、ザバスを知らないの?んーとそうだなぁ。あんた、ビスケットオリバって知ってる?」


==============

<アタコ、29歳♂、公務員の場合>

ア「ええ、あの時たしかにあの車両に乗っていました。デート中でしたね、だから隣には彼女(マイスウィートハート)が座っていて、えーと、目の前にはやけにモジモジとして落ち着かない女性が立っていましたね。」

ア「まぁ落ち着きがないといえばあの時の僕もそうでした。あの日は一大決心をした日だったんです。え、プロポーズ??違いますよ、彼女とはまだ付き合って3ヶ月だし。でもまぁそういう先の事を考えた上で避けては通れない道でしたね。僕はずっと彼女に秘密にしていた事があったんです。それをカミングアウトしようと決めた日があの日だった。まさかあんな形でバレるとは思いもよりませんでしたが…」

ア「あそうそう、前の女性ね、顔色がすごく悪かったんです。気の毒に思ったのか隣にいた彼女が席を譲ってあげなよって僕に耳打ちしてきたんですよ。だから僕は前の女性に『具合が悪そうですが大丈夫ですか?良ければ座って下さい』って声をかけたんですが、なぜか断られたんですよ。あの時席を代わっていればもしかしたらあんなことにはならなかったかもしれないなぁ」


==============

<釈、24歳♂、フリーターの場合>

釈「あー、あれね、もちろん覚えてるよ。痛みとともにね。フフ」

釈「あの日の朝は夜勤終わりだった。最後に接客した客がすげー美人だったのを覚えてる。挑発的美女だった。多分俺はそこでスイッチが入っちゃったんだろうね。あー、こんな人に思い切り罵られたい、踏みにじられたい!って」

釈「だから朝からやってる行きつけのSMクラブに向かうため、あの電車に乗ったんだ。あ、俺こうみえてドMなんだよねハート

釈「うん、そうそれでその電車に乗ったらさぁ、たまたま目の前にこれまた極上の美女が立ってたわけ。しかも革製のピッタリした服を着てたんだよね。ボンテージ最高!!ヒャッハー!」

釈「おっと失礼、ははは、もちろん我慢はしたさ、さすがに違法な事は出来ないからね。」

釈「ただ、俺はギリギリな状態だった。アレさえ、アレさえなければ耐えられたのに…」


==============

<殺郎、22歳♂、暴力団構成員の場合>

殺「おう、そうだ。俺はあの電車に乗ってオヤジのそのまたオヤジの葬式に向かう途中だった。普通は車で行くんだがな、俺こう見えて下っ端だからよ。」

殺「あ?何笑ってんだテメー!沈めるぞ!え?笑ってないって?そっか…すまんな」

殺「電車内?うん、覚えてるぜ。隣に髪がボサボサで無精髭を生やした小汚い男が立ってた。しかもくせぇの。でブツブツなんかつぶやいてた。たしかマイマイだの天皇とお塩学がどーのとか、SK?とか。アイツ絶対クスリやってるぜ。てかあの男のせいで俺は、、、」

殺「え?クスリについて詳しくだって?んなこた知らねぇよ!!」

==============


<ゆうちん、18歳♀、プロ雀士の場合>

ゆう「あーあの日はね、麻雀雑誌の打ち合わせに向かうために電車に乗ってたんだ。で、、また痴漢に遭った。うん、またってのはね、あの日より前からもちょくちょく痴漢被害に遭っててさ。その度にイライラして、なんとか犯人をとっちめてやろうと思ったんだけど混みすぎて犯人を特定出来なくて。だから苦虫を噛み潰す日々を送ってた。」

ゆう「電車に乗る時は常にピリピリしてたんだ。で、あの日だよ。馬鹿なやつ。そう混んでもなかったから顔は見えなくても簡単に特定出来たね。私はそいつの足にヒールを思い切り突き刺してやったのさ!奴の悲鳴は役満を上がった時並に心地好く私の耳に響いたわ♪」

ゆう「え?雑誌の打ち合わせはどんなって?そんなの聞いてどうすんの?単なるグラビア撮影だよ。いやグラビアとか呼べるものじゃないな。女雀士4人がコスプレして麻雀してる写真を数点取るってだけ。ショボいでしょ(笑)まあただの小遣い稼ぎよ。」

ゆう「私のコスチューム?チアガールだよ。でもね、いざ撮影の時渡された衣装のチャックが壊れててね、だから結局」

==============




とある日曜の朝、
みんな、ただ電車に乗ってたんよ。


電車に揺られながらふと、父親連れの少年が口を開いた


「ねえ、お父さん、『こんとん』ってなーに?」

「なんだいきなり?混沌?うーむ、混沌は、、、カオスの事だよ」

「カオス?じゃあカオスってなーに??」

「カオスは、カオスはね、、、うーーーーん」

「なに?ねえねえ、なんなの?教えてよお父さん!」

少年の軽い駄々。沈黙する父親。

このやりとりを見ていたある男が、人知れず動いた。


その男は右側前方の少し離れた場所にいる女性の尻を、ものすごく素早く!激しく!だがやさーしく撫で回した。

尻を撫でられた女性は瞬時に反応、ギッと歯を食いしばりすぐ後方にいた男性の足を思い切り踏み付ける!

足を踏まれた男性は反射的に狂喜の声を上げながら膝を抱え込み跳ね上がった。

そのジャンピングニーが前にいた別の女性の臀部にクリーンヒット!

☆※Å∀※×●◇〆∵▲∞

声にならない声を上げながら前方になだれ込む女性、おもむろに偶然手に触れたフワっとしたものを掴み怒号と共に振り向き様に投げつける。が、膝を抱えた男とは別の、小汚い男性の顔面にこれが直撃。

ブァサッ!
ムズムズ

ぶゃぁーくしょーい!!!ズビュ!

ヅラを投げつけられた小汚い男は思わず横を向きおつゆタルタルのクシャミを解き放った。

ベベット!

おつゆは隣のチンピラの悪趣味なスーツに全弾着弾。

この一幕がアレである。


<音声を再生>

ぎゃあああああああ!!ケツがぁぁぁぁああああああああ!
嗚呼女王様!もっと踏んでくださいまし!
ふふん、痴漢に天誅!!相手が悪かったね。
ワレ俺の一張羅になにしてくれとるねんダボがぁっ
アタコさん、頭が…
ズズ、おおミラクル!こんなネタを俺は待っていた!!!は、はっくしょい!
てめーか人のケツを蹴り上げやがったのは!カクカクカク
オーマイスウィートハート、うん僕はヅラだったんだ…隠していてごめんね
女王様ー!なにとぞー!なにとぞー!ペロペロ
えーい足を舐めるな汚らわしいッ!
どうやってオトシマエつけんねんゴラァ!こっちはこれから大事な葬式あんねんぞああん!?ブンッ
正直に言ってくれてありがと。見た目なんて気にしないわ。以前と変わらず大好きよハート
いいからてめーは離れろよ!
ケツが、もう、立ってられない…
わざとじゃないんだ不可抗ryゴッ!バタン
女王様ー!!ハアハア
ああマイスウィートハートよ!今日はなんて素晴らしい日なんだ。ガシッ







うん、これがカオス、混沌だよ。
すごい!!こんとんってたのしー!!!もっと見たーい!キルゼムオーーール!!


プシュー

阿鼻叫喚を乗せた電車が駅に到着した。

少年の笑顔と、尻の感触の残った手を見つめ、男はつぶやいた

「コントロール完了」

http://mixi.jp/view_community.pl?&id=4994033





<CMおわり>

コメント(10)

内輪ネタでごめんなさいあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
てかリンク貼れねぇぇorz
ukeyのマイミクSSを思い出したww
面白い!
ビスケットオリバのことやんけ!
一流に同じては二度つうじんよ
といわれ鼻に指を突っ込まれたところがわらってしまった
> ゆあさん

コメントありがとう
あったね卑猥なSSがw

そうそう、OLゆあのくだりだけどあれは君がSD4を書く前にすでに書いていたものだからたまたまの一致なんだ。

この尻穴好きめw
> ぼっコさん

そこに反応するのかww
死刑囚編は一度読んだけどもう忘れちゃってさ。その場面覚えてないや(笑)

コメントありがとう
シャナク、
混コンってmixiページだけでなくすでにコミュがあったんだね!
編集ありがとー
本人キター!
勝手にネタにしちゃってごめんなさいm(__)m
当初は登場する予定じゃなかったんですが思いついちゃったもので(テヘペロ)

名前を出すかどうかも悩みましたが伏せました。曖昧なラストの方が好みだったので。

てか山殺気さんは読んでくれないだろなー、と思ってたんでコメントもらえて嬉しいです(^O^)


すげぇとしか言い表せない混沌、見てみたかったなぁ
リアル山○気もこのくらいかっこよかったらな・・・(遠い目
泉にぶちこんで良い山○気にしてもらった方がいいな

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