〜Dagger † 《B》〜コミュのClavis 設定掲載所

〜物語導入〜

昔々。
有史より以前、誰にも語られない、遙か昔。

人は今とは違う技術を有していた。


彼らはその力である鍵を作った。
それらは人を《開き》、変身させる鍵。

あまりにも強すぎる力を恐れ、彼らはその数多の鍵を封印し、その後滅亡し忘れ去られた。




そうして時が過ぎ、封印は解かれそれらは開放された。

ある人には希望を与え、
ある人には戦う力を与え、
ある人には目標を与え、
ある人には絶望を与え、
ある人には欲望を与えた。

散らばったそれらを集める者、護る者、探す者、管理する者……。


今、それぞれの想いが交差する。

鍵――《Clavis》の元に。




以上があらすじになります。

上の画像は、用語一覧に対応する物になります。
つたない画力で申し訳ありません。
また、画像は一例に過ぎないので、あまりとらわれすぎないで下さい。


また、設定はまだ未確定の部分がたくさんあります。

何か提案・思いつき等があれば、どんどんコメントして下さい。





用語一覧

・Clavis（クラウィス）、及びそれにまつわる歴史。
　人を変身させる鍵。
　イメージを媒介にして、肉体もしくは外見、および能力を変身させる。

　有史以前の遙かな昔に作られ、あまりの力の強大さ故、各地に封印された。
　その後クラウィスの《調停者》を用意した。
　封印されて時がたつにつれ、クラウィスの中に毒素が溜まり、それ単体で変身すると危険（依存症、器官不全、凶暴化、健忘など）を孕むようになった。
　いくつかのクラウィスの封印は過去に解け、様々な所に散在した。
　その当時手に入れた人が使用可能なように加工を施したのがトラディットクラウィスである。
　戦後高度経済成長期、日本のある会社、通称《企業（カンパニー）》がクラウィスを発見し、本格的に封印を解いた。以後収集を続けている。
《企業》はクラウィスを解析し、軍用展開を目論み研究を続けている。
　その際機械的な方法で制御するようにした物が、インダストクラウィスとなる。
　研究段階の試作品のモニターを兼ね、《企業》はある街を拠点にし、ヴァッドクラウィスと呼ばれる制御の低いデータ収集能力がついた物を高値で販売している。



・トラディットクラウィス
《企業》が封印を解く以前に、零れ落ちるように封印が解けたクラウィスが加工された物。
　外見は細工が施してある古式の鍵。
　クラウィスに彫金と鋳金を施して力を制御し、毒素を除去している。
　変身はイメージの方向性の確定のみ。細部は使用者のイメージによる。但し、基本的に軽装になり、遠距離の攻撃を得意とするようになる（魔術師型）。
　空間に魔方陣を展開し、そこに鍵を差し込み回す事で、変身する。



・インダストクラウィス
《企業》がクラウィスを解析して開発した、機械により制御する物。
　外見はアクリルらしき素材の直方体。またそれに対応する鍵穴を持ったドライバーと対となる。
　クラウィスをケースで覆う事により力を抑制、ドライバーにより制御している。
　変身はドライバーに変身後の姿が既に入力されている為、誰が使っても変身後の姿は同一となる。重装かつ近距離を主体とする（騎士型）。
　ドライバーにインダストクラウィスを差し込む事により変身する。



・ドライバー
　インダストクラウィスを制御する物。
　差し込み口がついており、そこに挿入する事でクラウィスの能力を発動させる。
　形状は様々。
　ごく稀にトラディットクラウィスの力を増幅させる為のドライバーもある。



・ヴァッドクラウィス
《企業》が軍用目的にクラウィスを加工した物。
　VAD（Various Alternative Driver）。
　外見は古式の鍵。
　毒素の制御はほとんど行われていない。加工のほとんどはデータ集積用となっている。
　副作用として、使用者の潜在能力を少しだけ開放する力がある。
　超人になれるという触れ込みで、高値で売買されている。
　変身は使用者の持つイメージを暴走させた物。
　こめかみに刺して回す事で変身する。また使用者の意思を介さず、クラウィス本体が意思を持つかのように変身を行う事がある。



・《企業》
　とある大企業。読みはカンパニー。
　行動経済成長期の折、海外でクラウィスを発掘。以後研究・解析を続けている。
　ヴァッドクラウィスを流布している事以外の正体は全く不明。
　主には軍用展開を目的としているが、中にはその主義に反対する者もいる。
　インダストクラウィスのほとんどは《企業》製。




・《調停者》
　太古からクラウィスを管理する者。
　主義は広まりすぎず廃れすぎず。
　現状、一極集中している状態を何とかしようとしている。