長渕剛☆決起集会☆大阪本部コミュの長渕　王さんに魂送った　自作の油絵で激励

ロック界のカリスマが「魂」送った！　胃の腫瘍（しゅよう）摘出手術のため東京・慶大病院に入院中の王貞治監督（６６）が１１日、２５年来の知人でもある歌手・長渕剛さん（４９）から超強力なエールを送られた。長渕さんは女優の妻・志穂美悦子さん（５０）とともに王監督をお見舞い。王監督の「炎」をイメージして、一夜で描き上げた「魂のこもった」油絵を贈った。

　王監督を思う「魂」で病室が満ちた。清原（オリックス）らも心酔するロック界のカリスマが、感情をキャンバスにぶつけた。「王さんをイメージして、前夜から一気に描き上げました。魂のこもった絵ができたと思います」。病室を後にした長渕さんが言葉に力を込めた。

　サイズは縦約５４センチ、横約８０センチ。２０号に近いキャンバスに、王監督のイメージ「炎」を描いた。鹿児島県出身の長渕さんらしく、赤を基調とした情熱的な油絵だ。上部に「炎」などの文字も書き込まれた力作はすぐ病室に飾られ、長渕さんも「喜んでいただきました」と笑顔を見せた。

　王監督と長渕さんの関係は、１９８２年のＴＢＳ系ドラマ「王貞治物語」で主題歌を歌って以来。昨年４月に福岡県立美術館で開いた詩画展には、王監督も足を運んだ。「子供のころから背番号１を追いかけてきた。お元気そうで安心しました」。一緒に病室を訪れた悦子さんとうなずき合った。

　野球界と芸能界。世界は違うが、長渕さんは巨人工藤、小久保と同じ言葉も漏らした。「逆にこちらが励まされて元気をもらった。そんな大きさ、父性愛がある方。そういうものに包まれて幸せだった」。４月２３日に父・邦治さん（享年７７）を亡くしたばかりの長渕さんにとって、王監督は“心の父”でもある。

　王監督は来週に予定される手術へ向け、この日も精密検査を受けた。９日に機器を整えたＣＳ放送も、大阪ドームでのオリックス戦を病室に“初中継”。９日の楽天戦は惜しくも雨天中止で空振りとなったが、この日は久しぶりのライブ映像を楽しんだという。

　この日は東京ドームでの試合を控えた日本ハムのヒルマン監督、高田ＧＭ、ソフトバンクの笠井オーナー代行らもお見舞いに訪れた。「１日も早く元気になっていただきたい」。野球界の枠を大きく超えて愛される「世界の王」。すべての人の思いを、長渕さんが熱っぽく代弁した。　（相島聡司）

ちょっと前のネタですが長渕らしいエールではないでしょうか。
王さんにも頑張ってもらって早く現場復帰して欲しいものです。