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沢木耕太郎が好きコミュの「殺人者たちの午後」(飛鳥新社・10月出版)

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トニー・パーカー作 沢木耕太郎翻訳のノンフィクションです。
原題が、「ライフ・アフター・ライフ」
死刑制度の無いイギリスで、終身刑を宣告された犯罪者が仮釈放されたあとの日々をどう生きていくのか・・・
という重いテーマ。


沢木耕太郎訳というので読んでみたのですが・・・
インタヴューの名手トニー・パーカーの真摯な取材に心うたれるものがありました。
「書かれたものが、取材された殺人者たちの心の奥に触れている・・・彼らが抱えている‘穴ぼこ’に触れているように思われる」(訳者あとがき)
そのインタヴューには、罪を犯してしまった人々がじょじょに心を開き告白することによって、その後の生き方を変えていくのではないかと思わせる迫力がありました。


すぐれたインタヴュアー、トニー・パーカーの作品を読みながら、私はあの「馬車は走る」を思い浮かべました。
若き沢木耕太郎の、人間味あふれるエネルギッシュなノンフィクションです。
逮捕直前の三浦和義を取材したことでも話題になった作品ですが・・・
「疾走する馬車に同乗して、つかのまをともに生きた」という著者の言葉が好きです。


そして今回は、
「インタヴューが不思議な行為であるという思いは消えない。
トニー・パーカーもまた、そのインタヴューの不思議さに魅せられたひとりであるのだろう。」
という沢木耕太郎の言葉が印象に残りました。



気がつけば、激動の一年が終わろうとしています。
年の終わりに、心に残る一冊に出会えて良かったなあという思いでトビを立てさせて頂きました。

コメント(6)

興味深い情報ありがとうございます。
翻訳本まではノーチェックでした。

ちょっと話は逸れますが…。
リンゼイさん事件を沢木氏はどう見ているだろうか…
市橋容疑者という男を、沢木氏ならば落とせるのではなかろうか…
などと、自分なりに空想していたところだったので。

「殺人者たちの午後」
早速、探して読んでみたいと思います。
なんだか興味が湧きました。読みたいです。
まだハードカバーですよね。
先の話ですが、文庫化を待ちます冷や汗
もしくは図書館で…

市橋容疑者… 有り得そう。
『テロルの決算』を思い出しました。
講談社から夏に創刊された『g2』(ジーツー)という雑誌に
沢木さんの「耳を澄ます トニー・パーカー、あるいはインタビューの方法」
という興味深い原稿が載っていて、最新刊がそこで触れていた『殺人者たちの午後』なんだと思ったところでした。スーさんのトピックを見てますます読んでみたくなりました。
インタビューする人(その人自身が気づいていない魅力まで読み取ってくれる人)沢木耕太郎に非常に魅力を感じていますので、「インタビューの不思議さ」に思いを馳せながら読んでみたいと思います。
クリスマスmarch7さん クリスマスペケペケさんクリスマス jeanさんクリスマス keiさん

早速コメントありがとうございますm(__)m

一冊の本を通して、皆さんと沢木さんの魅力を語り合える?のが楽しいです!

私は、初めて読んだ沢木作品が「一瞬の夏」だったせいか
沢木さんのイメージは、いつも遠くを見つめて歩いている・・・
という感じです。
かつては、片道の交通費だけ持って取材し、テクテク歩いて
帰ってくるという話を聞いたことがあります。

まっすぐに、書きたいものだけを書くというかたくなな姿勢、そこが変わらないのが魅力です。


今年もイブが近づいて、J−WAVEの深夜放送が楽しみです!
きっとトニー・パーカーの話題が出るはず・・・
面白い話があったら、またお知らせしますね〜(^o^)/

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