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小説・ストロベリーコミュのストロベリー・5

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ピーチ?トマト?ダークホース?ヨッシー?


ここでストロベリーといわれるとは?私は驚きで声がでなかった・・
まさか、山下さんがDAIHUKU?という気持ちよりもストロベリーというあだ名が自分の中での驚きのパレードを行っていた
周りの愛美や朋や新屋さんや若林さんの4人も驚きを隠せずにいた
愛美や朋なら分かるが何故にあの二人もと思いつつも先ほど鳩が豆鉄砲食らった感の山下さんに私は気持ちを落ち着かせつつ訪ねる事にした
「なんで一期一会からストロベリーなの?」
私は意味不明なので出所の山下さんにその事を聞いた
山下さんは私の目を見つつ
「一期一会が好きといったね。」
「はい・・。」
「一期一会、姫野一枝・・なんかダジャレみたいだけど。姫野一枝の一枝をとってみたら一枝はイチエに読めるだろ?」
「確かに・・・そうだけど・・・。」
「一期一枝(イチゴイチエ)という事でストロベリーという事今日という一枝さんに出会えた事を僕は一生に一回しか会えないという感じにしたいから、そして一期を苺にして英語のストロベリーなんかにしたら可愛いだろう?」
山下さんはそう言い私を見つめた
他の4人の視線も私にくぎづけだった
私は過去にその言葉を聞いたような気がしたが心の底から何かの感動を感じていた
嬉しいという言葉が私の頭に浮かんできた、さらにミクシィでの私のネームのストロベリーも確実にそこからきているのだろうなという確信にも変わっていた。ただ、私は山下さんに御礼をしたくなり「ありがとう、いい名前ですね・・。」そう言葉にした
「そうですか・・・気にいってくれましたか・・・こっちも考えたかいがありました・・。」
と山下さんはそう言いさらに何かを考えていた
私はその山下さんに何かを感じてまたも
「大丈夫ですか?」
そう訪ねてしまった
山下さんは少しあわてた後に考えをまとめたという感じで私を見て
「いや、正確にいうと俺がミクシィというので仲良くやっている男なのだけどその人のあだ名のストロベリーという名前が俺の中に出てきただけだよ。案外、俺もパクリなわけだよ・・・。」
と山下さんはそう言い私に微笑んできた
私はその言葉で確信したこの人はDAIHUKUさんだと・・・私は何か凄く奇跡的な出会いの予感がした、もはや、仕組まれた事や、何かが水面下で動いているといった事は吹き飛び、今は目の前の山下さんがDAIHUKUである事の確認を一刻も私はしたかったので山下さんを見つめ返した後に
「すいませんけど、一つ聞いていいですか?」
そう訪ねてみた
「いいですよ。」
山下さんは何でも聞いてという感じで私にそう話した
「あなたはそのミクシィ内ではDAIHUKUさんですか?」
私がそう聞くと山下さんは再び驚きながら私を見て
「まっ、まさか・・・・・ストロベリー?」
そう訪ねてきた
「はい!!!」
私は笑顔でそう答えた
「そっ、そんな・・・・。」
と山下さんはそう話し何かを考えだした
私もそう考える山下さんを見て私も何を考えているのかが分かってきた
それは、先ほど確認の前に頭に浮かんだ事だった
というか前から考えていた事なのだが、今日の合コンについてであった
仕組まれた合コン?心の旅人の6人のメンバー?マイミク?
あらゆるキーワードが私の頭の中に出てきたのだった
その頭の中での考えは確実にDAIHUKU事山下さんも同じことを思いついている事に違いなかった。
私は山下さんの肩に手を置きつつも
「ここわ、私が聞いてみる。」
そう山下さんにゆった
「分かった・・。」
山下さんもそう言い私の意見に賛成した
私は思いついた名前で皆に訪ねる事にした
「ピーチ?トマト?ダークホース?ヨッシー?」
私が呪文のように唱えると他の呼ばれた四人は何の事だろうという感じで私を見た
「どうしたのだよ、姫野さん?」
新屋さんが私に訪ねてきた
私は考えが正しいのならこの人は・・・と思い
「ダークホースさん何ですか?」
とそう訪ねてみた
「何、ゆっているの?俺は新屋です。」
と惚けた感じで私に話しかけてきた
私は少し頭にきて
「今日はミクシィ内の知り合いの集まりでしょう!!!目的は何ですか!!!」
と私は少し大きな声を出し山下さん以外の4人に訪ねた
4人に訪ねたのは山下さん以外の4人は知っていると睨んだからだった
しばらくの沈黙が6人の中で続いていた
何故にこの場が沈黙している事実を私は知りたかった。
しばらくの沈黙の後に口を開いたのは愛美だった
「ごめん、ごめん。一枝今日はミクシィ内での合コンでした実際は・・・・ゴメンチャイ。一枝には内緒にして・・・。」
と愛美はそう話しゴメンなさいポーズをとった
「それだけじゃないでしょ!!!他に隠している事は?」
「いや、それだけだよ。山下さんと一枝にだけ内緒にして二人がそのお互いがミクシィでの知り合いである事を気付くかという事を今日の合コン内で気付けたら貴方達の勝ちという勝負だったのよ・・・。」
そう愛美はいい再び私に謝ってきた
私はその愛美の謝罪をみて確信に変わった、まだ裏には何かあるという事が・・
そう考える私に朋は「ストロベリーというあだ名の由来を知りたくてね、こういう合コンを開いてみようと話していたのよ。ストロベリーの意味はあなたも知らなかったのだから・・・。ただ、知れて良かった。いいあだ名じゃない。」
そうゆわれ私は朋のうまい言葉に騙されたというか上手くまとめられたという敗北感を覚えつつ悔しかったのでビールを一気飲みした
「姫野さん、大丈夫?」
山下さんはそう私に話しかけてきたので
「まだ、裏がありそうよ・・。」
そう山下さんに話すと山下さんは少しニコッと笑い
「一枝ちゃんに会えたのが僕にとって嬉しいから、今は合コンを楽しもう。」
そう私に話しかけてきた。
私はその笑顔で騙されて多少怒る自分が情けなく思いつつも山下さんの笑顔に何かの癒しを感じていた


糸口


一枝ちゃんが怒る気持ちは何となく分かる。
ただ、僕は一枝ちゃんとそういう会話をしたくはなかった
ただ、仲良く話して一枝ちゃんの事をもっと知りたくなった
ミクシィ内のストロベリー事姫野一枝さんに・・・
俺は自分が嬉しかったのも事実だった。
俺自身もミクシィで仲良くメールのやり取りをするストロベリーには多少の好意は確かにあったのも事実だった。実際は女の子であってくれとも俺は思っていたからだった。
そうこう考えている俺を見ていた姫野さんが俺に何かを言おうという感じで俺の耳元に自らの口を近づけてきて
「何か、山下さんはミクシィの時にも感じましたけど、優しい方ですね。」
一枝はそう言い俺の耳から遠ざかりつつも、目の前の料理を少しずつ食べていた
その仕草に俺は素直に可愛いなと心底思ってしまっていた
僕がDAIHUKUと分かってからの一枝ちゃんは何か少しずつ空気が変わってきていくのを俺は何となくだがその事に気づいていた。
インターネットの外でのリアルな現実という中でも俺たち二人は何かを惹かれあっているのも確かな事だった
俺は一枝ちゃんの考えに何かを言わなきゃという気持ちで頭の中をフル回転しつつその言葉を考えていて出てきた言葉を口にする事にした
「優しく感じるのは同じくらいに僕が君に感じているからだよ。」
そう僕は素直な気持ちを一枝ちゃんに話していた
俺も一枝ちゃんがストロベリー本人と分かりなんとなく親近感がわいてきているのも事実だった。現実の世界でも仲良くなりたい、俺はその事に全力を尽くす事にしようとしていた。一枝ちゃんは俺の目を改めて見つつ
「そういう答えできたか・・・・。」
「どういう回答が良かったの?」
「いや、今の回答で私は嬉しいよ。」
「そう、良かった。」
「うん、ありがと・・・。」
俺と一枝ちゃんは確かに気が合うカップルのような感じで話は確実に進んでいた
俺は僕で一枝ちゃんと話している時間はとても楽しく感じていた
一枝ちゃんもすごい笑顔で僕と話しているのでお互いが同じ思いなのかという風に僕は思っていた。
その時、目の前の新屋が俺に対して何かの言葉をかけようと俺に話しかけてきた
「山下!!!ちょっといいか?」
そう新屋が言うので俺は一枝ちゃんと話すのを中断して新屋を見た
「なんだよ?」
少し不機嫌そうに俺は新屋に問いかけた
「いや、姫野さんとお前がお似合いに思えて・・・。」
そう新屋が言うと俺も少しは満更でもないような気持ちになり
「あの子とてもいい子でなんか話していると楽しくてね。」
そう話す俺の先ほどの一枝ちゃんが話して俺も薄々感づいていた仕組まれた合コンという事は頭の中ではどうでもよい事になっていた。
そう、俺は目の前にいる姫野一枝に何かの幸せへの糸口を見つけていたのだった
幸せに対して俺は自分自身がどん欲なのも俺自身は気付いてはいたのだが、その幸せになるためには一枝ちゃんの力が必要な気がしてきていた。
俺はミクシィでも聞いた事を改めてリアル一枝に聞く事にした
「一枝ちゃん質問していい?」
俺の問いかけに一枝は俺の目を見つつ
「いいですよ。」
とそう答えてきた
「一枝ちゃんは幸せになるために必要な事とは何ですか?」
「幸せですか?」
「はい、幸せです・・・。」
俺は一枝ちゃんの目を見つつ今自分が一番に考えている事を訪ねる事にした
一枝ちゃんは黙りつつも俺の質問に真剣に考えてくれていた
その時だった
「静粛(せいしゅく)に静粛に!!!」
若林がそう言い何かの発言をしようとしていた
「どうした、若林?」
新屋がそう訪ねた
「いや、山下が幸せについて姫野さんに訪ねていたから・・・。」
若林がそう言い俺を見た
「訪ねていたから?何?」
俺もその若林の矛先に何かを感じてそう言い若林を見た
「自己紹介の次は自分が思う幸せについてどう思っているか話さないか?」
若林はそう言い残りの5人を見渡した
「幸せについて?具体的にどういう事?」
愛美という女性が若林についてそう訪ねた
「恋愛観でもいい、自分がどういう時に幸せを感じるかでもいい、各々が幸せについてこうしていますよ、幸せとはこう思っているよ、こういう話を一人一人でしていかない?」
と若林はいい残りの5人に同意を求めた。
俺は少し考えつつもここにいるメンバーはミクシィでのコミュニティ「心の旅人」の参加者であるのも今日分かったのだ。俺はここでこのメンバーの幸せについて聞く事が自らの幸せについて何故に深く考えているのかの糸口になるだろうと思い。
「賛成だよ、その提案のった!!!」
と若林の意見に同意するかのように俺はそう皆の前で話したのだった。
隣の一枝ちゃんは俺の発言に多少の戸惑いの顔をしていたのが俺は印象には残っていたのだった。少しの気まずさを俺は感じていた。


異変


私はDAIHUKU事山下さんに好意を抱いているのは確かだった
若林さんが幸せについてみんなで語ろうといいだした
隣の山下さんが賛成した?何で?というかこの場で話す必要があるの?
でも、こののりなら愛美や朋も話すのか?なら・・・
私は何を話せばいいの?と私は即座にそう思ってしまった
人に愛されれば幸せなのか?人を愛すれば幸せなのか?どれだけ、人は幸せに対して貪欲なのか?確かにDAIHUKUさん事山下さんの日記に書いてあった「青い鳥」は山下さんの幸せとは何か?という事が赤裸々に書いてあったのが印象的だった。あの日記を読んでからこの日記を書いた人と仲良くなりたいやほのかな恋愛感情を抱いたのも事実である事は私自信分かっていたのだった。だから、この合コンにDAIHUKUさんがいればとも思っていた。そして、実際に彼はこの合コンに参加していた。それも、私の隣に彼は座ったのだった。嬉しかったという気持ちと同じくらいに仕組まれた合コンという気持ちが心にあった。しかし、その気持ちを吹き飛ばしてくれたのは山下さんの言葉だった「この合コンを楽しもう。」まさしくそのとおりだった。私は自らの幸せに対してというか若林さんの話した事の恋愛観について私の考えている事を話そうと心の中でその話す内容をまとめとようと自らの考えを言葉にするために必死になって文章を頭に浮かべていた。
私が必死になり考えている間に新屋さんや若林さんなどが次から次へと幸せについて語り出した。
新屋さんの幸せについては自らが家庭を作るという話だった。そして、その家庭を次の世代に引き継いでいきたいと話してくれた。新屋さんの話を聞き、この人は現実というものを真剣に見ている人だと私は思った。新屋さんの発言は何かの人としての温もりを私は感じていた、こういう幸せもいいのかな・・なんか、羨ましいなという気持ちが素直にでてきたのだった。
若林さんは自らの夢を持ちその夢にトライしていきたい、思い描く夢が大きければ大きいほど自らを磨いて強くなるその夢に立ち向かって行きたいと若林さんは皆の前で話してくれた。若林さんは会った当初からのイメージ通りの人だなと私は思っていた。
今どき珍しい?いや、そういう例えは失礼ですが私の好きな四文字熟語でいうなら猪突猛進だな・・・と私は思い一人でクスっと笑ってしまった。
そんな、私の一人笑いに気づくかのように隣の山下さんは「相変らずに若林らしい発言だな・・・・。」と妙に感心しつつも私を見た後に「どう、若林。面白いだろ?」そう訪ねてきた。私も何か楽しくなり「うん。」そう口にして次の幸せについて話す人は誰かと見渡した。すると、山下さんを除く4人は私を見つめていた。
「えっ、私ですか?」
私は驚きそう言い愛美を見てみた
「次は一枝の番だよ。」
愛美はそう言い私を見た
「姫野さん、お願いします!!!」
そう若林さんは言い、言い終えたプレッシャーから解放されるように再びビールをガバガバ飲んでいた。
仕方ない・・・ここは私が言うか・・・私は心でそう思い自らの幸せの恋愛観を話す事にした。
軽く深呼吸する私・・・自らの緊張している事が自分自身にも分かってしまった
「私は一人で生活しています、まあ一人暮らしをしていますと言えばいいのですけど。一人で暮らしてみて今まで親にどれだけ世話になっていたのかを改めて実感しました。今まで色々やってくれた事も当たり前が当たり前でない事に気付けて思いました。今までが本当に幸せだったと・・親がどれだけ私にしてくれた事そして私を包んでくれていた事をつまり私にしてくれていた、親の包容力を気付きました。」
私はそう言った後に自らの言葉に過去に忘れている何かが私の頭の中に出てきたのだった、隣の山下さんは私の話を真剣に聞きつつも私の変化に気付いたような顔をして私を見つめた。私の頭の中の何かが動きだしたのだった、きっかけは私の言葉に出てきた「包容力」が私に異変をもたらしたのかもしれない。
色々な記憶が私の中を何かの行進のように駆け巡っていたのだった。
混乱する私は、頭が痛くなりこの場には居たくないというか一人になりなりたいという気持ちがでてきた。
「大丈夫、一枝?」
愛美が心配そうに私に問いかけた
「帰る!!!」
私はそう口にした
「分かった。」
朋がそう言いすぐに動き出した
隣の山下さんは混乱していた
新屋さんと若林さんは何故か落ち着いている雰囲気もしつつも何かを悟っている感がしていた。私はだんだん周りが見えなくなっていた、はやく帰りたい、この場には居たくない気持ちが強くなっていた。
「帰る!!!帰る!!!」
何故か私はその場の雰囲気を壊すような発言を自らの口から出た言葉とは思えない言動を繰り返していた。私がおかしい?何かがおかしい?私は自らの行動に自分の頭の中が混乱していたのだった。
そのおかしい感覚がどれだけ続いたかは分からなかったが
私は眠りについている気分だった
気を失っている?その表現が正しいのか?私の耳元で人の声が聞こえていた
私はその声で意識が自分の中に入ってくるような気分になり
私は気付いた、そこは自分の部屋だった。「いつのまに?」私がそう口にすると
「目が覚めた?」
女の声が聞こえた
「誰?」
私が問いかけるとその声は愛美の声だった
「一枝、ごめんなさい。」
愛美はすぐに私に謝ってきた
「何故、愛美が謝るの?」
私は混乱する頭を押さえつつも愛美に質問した
愛美は苦しそうな顔をして
「それは・・・・・・・。」
愛美は私にそう言いある事を話しだした


健忘(記憶喪失)


ここはとある病院
その日の仕事を終えた一人の医師が椅子に座った時の事だった
一日の仕事が終わりかけた病院に電話が鳴った
受付の看護婦がその電話に出た
看護婦は電話で誰かと話していた
医師は何かを察する様に看護婦に近づいて行った
医師の頭の中ではあの二人が本日に会うという連絡を聞いていたからだった
嫌な予感を感じる医師
その医師の予感を分かったように看護婦は隣まで来ていた医師を見ながら
「神谷(かみたに)先生、菅生さんという方から電話です。」
看護婦はそういい受話器を医師に渡した
医師の名前は神谷文吾(かみたにぶんご)という男の医師だった
神谷は電話にでた
「はい、神谷です。」
「菅生です。」
菅生という名前を聞いてから電話の内容は神谷にはある程度予想はできてはいたがここは菅生に神谷はあえて訪ねる事にした
「姫野さんに何かありましたか?」
神谷はそう言うと受話器の向こうの菅生は黙りこんだ
「何かあったのですね・・・・。」
神谷はもう一度そう強く言った
その一言に受話器の向こうの菅生も堪忍するかのように重い口を開けるように言葉を発し出した
「一枝が少し、おかしな発言をしだしました。ううん、正確にいうと正常でいられなくなったといえばその表現が正しいと思います。」
菅生がそう話すと神谷は少し考えた後に
「あんまり、無理にしたら良くないとは思っていましたが。全てを思い出すにはまだ早かったのかも知れませんね。」
神谷はそう話しつつも菅生自身も心配にはなっていた
神谷は菅生と姫野の親友関係からも姫野がこういう状況になってしまったのは自分にも責任があると思ってしまってはいけないと神谷は伝えたいのだった。
それほどにも電話越しの菅生の声は落ち込んだ様子が分かってしまうのだった
「今の段階で菅生さんは最善の行為をしたと思います、大切なのはこれからです。諦めずに一歩一歩進められるように私も協力します。」
そう神谷は言いながらも次たる手を考えていた
「ありがとうございます。神谷先生、でっ、一枝にはなんと伝えればよろしいですか?」
菅生はそう言い神谷の言葉を待っていた
「確かに、姫野さんはかなり混乱していると思います。だから、話してあげてもいいと思います。あなたは記憶を無くしてしまっている事を・・・。何故になくしたかは本人にしか分かりませんが今は山下さんの名前を伏せて話してあげればいいと思います。それで、混乱するかもしれませんが、今はその事より、姫野さんの今が心配です。」
「今が心配?」
「そうです、姫野さんは自分自身を信用出来なくなっているような感じになっていそうですから。自分を疑っているという言葉ならそう思えるところが菅生さんにもありませんか?」
「自分を疑う?・・・・確かにそんな感じだった。」
「記憶を失ったという事を話してあげてそれでも混乱が続くようですと、私に電話をください。携帯でも構いません、私が姫野さんと話してあげましょう。」
「神谷先生ありがとうございます。」
「いえいえ。」
神谷は電話でそう話した後に菅生の電話を切ったのを確かめた後に電話をきった
電話を切った後に神谷は自分の机に向かった
机の前で電気を付けた後に椅子に座りある人物のカルテを出した
患者の名前は姫野一枝と書いてあった
カルテを神谷は真剣に見ていた
「早すぎましたかね・・・あの二人が出会うのは・・・。」
神谷はそう一人言を話すようにそう呟いた
カルテに書かれていた姫野一枝の病名には
健忘「けんぼう」(意味・一般的に言う「もの忘れ」から「記憶喪失」まで含んだ概念である。 なお、健忘の「健」は、甚だの意である。健闘の「健」と同じ意味。)
と書かれていた

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