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小説・ストロベリーコミュのストロベリー・4

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仕組まれた合コン


「分かった、私達は遅れていけばいいのよね。」
私はそう言いダークホースに電話をしていた今日の作戦の最終確認をとっていた
最後に私は「お互いの健闘を祈る。」そういい電話をきった後にダークホースのやつかなり張り切っているな、まあ、あいつが今回の首謀者だからな・・・と私は思いつつも私はあいつと付き合っているので私は強いて言えば作戦参謀か・・・・と頭で思い少し可笑しくなって一人部屋で笑ってしまった
今日はトマトの車で行くからトマトの携帯に電話をかける事にした
私が電話をするとトマトはすぐさま電話に出た
「えらい、早いわね。」
私はそう話すと
「今日が決行日だから、かなり緊張しちゃった。」
とトマトはギャグともとれる言動を私にしてきた
「大丈夫?上手くやらないと駄目なのよ!!!」
私はそうトマトに言いつつも私自身は今日という日をかなり楽しみにしていた
「ピーチは何か楽しそう・・・?」
「そう、そりゃ楽しいわよ。」
「どうして、不安じゃないの?」
「あの二人を元に戻すためよ、楽しいじゃない。あの二人には幸せになってほしいから。」
「その意見には私も賛成よ・・・でも・・。」
「でも?」
「ううん、なんでもない。なら、5時過ぎに迎えに行くね。」
「分かったよ。じゃあ後で・・。」
私はトマトとそう言い電話をきった。トマトも多少不安なのか・・・と心ではそう思いつつも今日の合コンであの二人をという気持ちは全員一緒だと私は心の中でそう思っていた
用意をしながらの私は昨日見た、DAIHUKUの日記が頭の中から離れなかった、二人が出会いきっかけともなった「青い鳥」少なくてもDAIHUKUのほうは何かに気付いてきてはいた。ストロベリーはあの日記を見てどう思ったのか?そういう風にも私の頭の中では考えていた。全てはこの合コンが一つのターニングポイントにはあるので頑張らなくてはと私は思いながら昨日の日記についての自分の考えをまとめていた。
5時過ぎになるとトマトのムーヴが私のアパートの前に来た
私はトマトから「着いたよ」というメールが着たので外に出た
「お待たせ、行きましょう!!」
と私はトマトにそう言いトマトの車に乗りストロベリーのアパートに向かう事にした
私は車の中でトマトと最終打ち合わせをする事にしていた
「いい、ヨッシーやダークホースとかDAIHUKUとは初対面という事でいくから。」
私がそういうとトマト運転しながらだがコクリと頷いた
多少勝気なところもあるトマトだが今日という一日は緊張していた
その緊張をとかすために私はトマトに「リラックス。」とそう話しかけた
「分かった。」とだけトマトはそう答えた
「そして、私はすぐにダークホースの隣に座るから。あなたはヨッシーの隣に座りなさい!!まあ、これが遅れて来いというダークホースの作戦の一つだけど・・・。」
と私はいうとトマトも上手い考えだなという感じでにこやかに笑った
「そうね、ダークホースにしてはいい考えだと思う。さらに、あいつはヨッシーを使いストロベリーの好きなお菓子のキヨちゃんチョコをDAIHUKUも偶然を装って好きという風に仕組むみたい。お互いが同じもの好きとかいう偶然があれば案外、燃えるというか何か運命的なものを感じるじゃないのかな・・・。やるよ、ダークホースは意外に策士かもよ・・・・。」
と私がそう言うと
「ピーチはダークホースの目に見えない優しさとその心配りに惚れたのよね。」
と私の的を獲たような発言をトマトはしてきたので一瞬焦りつつも
「まあ、そうだけど・・・。」
とだけ顔を赤面しつつそう答えた
そんな、私を見てトマトは
「赤くなっている!!!可愛い!!!」
そう私を軽く見てそう答えた
私は少しその言動に照れつつもストロベリーのアパートの前まで来たので電話でストロベリーを呼ぶ事にした
しばらくコール音が鳴り電話にストロベリーが出たので
「着いたわよ、さあ、行きましょう。」
とそう話すと、ストロベリーは「了解!!!」と答えた後に部屋から出てきた
その姿を見た私とトマトは静かに「ミッションスタート!!!」とお互いが静かにそう呟いたのだった。


乾杯、そして始まりへ


私は愛美に連れられ朋の車で駄々に着いた
合コンの場所は駄々だった、私はこの居酒屋駄々には何回かは来ていたが合コンでここを使うのは初めてだった。まあ、私自身はそんなに合コンの数はそんなにも経験はしていないが店に着いた時から私の気持ちはドキドキしていた。
そんな緊張している私の考えを知ってか知らないのか愛美はすんなりと店の中に入っていき店員さんに予約していた「シンヤという名で予約したものです。」と答えていた
私は愛美のその発言に今回のメンバーの男の人の中にシンヤさんという人がいるのだな〜〜どんな人だろう?と心の中で思いつつも頭の中にはDAIHUKUの事が常に浮かんでいた。そう思う私はイカンイカン今日の合コンに集中しろ!!!と心の中で独り言のように念じていた。
その時、私の腕を愛美は掴み店の中に連れ込んできた「さあ、一枝行くよ!!!観念しなさい!!!」と言いつつも「観念しなさい」とはどういう意味だ!!!と心の中で思いつつ愛美に連れられ朋と3人で座敷のある部屋に入って行った。
私たちが部屋に入ると中には既に男性が3人その場にいて各々が正方形の机に一人ずつ座っていた。私は3人をチラチラ見た、一人は知的な感じで何かしらのこの3人の中でリーダー的な感じを醸し出していた男の人だった。そして、その隣の男の人を見たその人は何か大らかな感じで見た感じは2枚目というか3枚目の表現が一番相応しい感じがその男性からでていた。そして、最後の一人を改めて見た、何かしら普通という感じで他の二人から比べるとインパクトに欠けるというのが私のファーストインプレッションだったが、私はその男性を見て心の中の何かが刺激された。何とも言えない懐かしさというか温かさを私は感じてしまった。まさしく、お久しぶりという気持ちがでてきた、だがここにいる皆さんは愛美の友人の友人で私は初めて会う方々ですよ!!と心に言い聞かせていたが私の心の中の何かがこの最後に見た一見変哲もない普通の人という男性の隣に座りたい気持ちが心の中で沸々(ふつふつ)とわいてきた。
そうこう、私が考えていると愛美はそのリーダー的な男性の隣にチョコンと座り込みよろしくとその男性に挨拶していた。私もすぐにその光景をみて動こうとした瞬間に朋がその3枚目の男性の隣に座ってしまった。私は思いもよらずに自分が一番座りたい一番、普通に見えた男性の隣の席しか空いていなかった。私は心の中でラッキーと思いつつもその男性の隣に座ることにした。
私はその男性の隣に行き「隣いいですか?」そう男性に訪ねると何かのぎこちなさという感じの雰囲気で「いいですよ。」そう私の問いかけに答えてくれた
私はその男性の行動を見て何か私に緊張しているという感じが私に既に伝わってきた、私はそんな仕草に何かの可愛らしさを感じて「今日はよろしくお願いします。」そうその男性に話しかけるとその男性もうっすら顔を赤くした後に「こちらこそ。」そう呟いた
私は隣に座った後にまた、周りを見渡した、何故見渡したかというと周りの視線がなにか私に向けられているような気がしたからだった。
朋と私の目が軽く合った
「何か私についている?」
私はあえて朋に訪ねた
「いや、ただ席につくのが遅かったなってね。」
そうゆう朋の行動に疑問を持ちつつも私は今この会を楽しもうとした
私が座り終わると愛美の隣に座っているリーダー的な男性が注文を皆に聞き出した
「皆さん、飲み物は何がいいですか?」
そうその男性が言うと
「俺、ビール!!!」
3枚目の男がそうゆった
「私、ウーロン茶!!!」
朋がそう言うと
隣の男性が私に「君は何がいいの?」そう私に訪ねてきた
隣の男性は意外に気が利くじゃないと私は少し嬉しくなり
「私はビールがいいです。」
そうその男性に答えた
「そっか、分かったよ。」その男性が私にそうゆった後に
「俺は巨峰サワーで隣の子はビールで!!!」
そうその男性はリーダー的な男性にそう話してくれた
私は少し嬉しくなり「ありがとうございます。」
そうその男性にそう話した
するとその男性も嬉しそうな顔で「いや、別に。」という感じで私に微笑んでくれた
私は何か幸せな感じでいるとリーダー的な男性は店員に注文を頼んでいた
私はその光景を見て何かの違和感を覚えた
それは、愛美が飲み会で一番先に頼む白桃サワーをそのリーダーの男が店員に注文していた。何故に愛美の好きな白桃サワーをあの男性が?と心に思ってしまった、今日は初めて合うとは愛美が私に言った事だった、何かおかしい?何かあるの?それより私の知らない間で既に注文はされていたの?と私がそう思っている間に頼んだ飲み物が6つ運ばれてきた。私の目の前に隣の男性は優しくビールを運んでくれた。本当に優しい人だなと私は思いつつも各自に飲み物が分けられた後にリーダー的な男性が乾杯をしようとしていた。
私の目線がその男性に疑いの目と共に向かっていた。
「皆さん、お忙しい中、今日の合コンに参加していただきありがとうございます。私は今回の合コンの主催者の今は深夜でもないけど新屋孝史(しんやたかし)という者です。では、皆さん私の乾杯の後に自己紹介をお願いします!!!」
とそのリーダー的な新屋さんがそう話した後に自らの手に掴んだビールを高く上げた後に「乾杯!!!」と大声でそう叫ぶと同時に皆も「乾杯!!」といい各々の飲み物を口に含んだ。私も大好きなビールを軽く半分近く飲み干し周りを見渡した。
すると愛美が「注目!!!今から自己紹介です!!!」そう話し皆の注目を集めようとしていた。どうやら、私が見えない何かが見え隠れする合コンが始まりをむかえたのだった。


自己紹介


どう自己紹介するのだろう?
私は思った、皆はどうあの二人を騙すのだろう?
私は中学時代、これはストロベリーも知らない事だが演劇部に入っていたので演劇に関してはこの中では自身はあるほうだ。ただ、他の人はどうなの?上手くやれるの?私は最初に自分の緊張が心配してピーチにも「リラックス」とまでゆわれるほどだったが今は冷静にあの二人以外の皆をみていた。まずはピーチが自己紹介している普通に「私は菅生愛美です、趣味は音楽鑑賞です!!!好きな歌手は嵐です!!!」そう話し何か周りを盛り上げようとしていた。さすがピーチ、無難な発言でいかにも普通の合コンらしくしている、やるな・・・・と私が思い隣のヨッシーを見た
こいつは演技なんか、確実に苦手であるはずこいつが居るとこの仕組んだ合コンの意味がばれるだろう、ダークホース!!!と私は思った。確かに友人としてのヨッシーの役割はかなり重要だが今はそういう事ではないはず。いかにあの二人をくっ付けるかがコンセプトのはずなのに・・・・・・・私がそう思っていると、隣のヨッシーは何を思ったか急に立ち出した。
「私は若林光彦といいます、好きな食べ物は肉です。あとこれは短所ですがどんな些細なことでも気になり食い付いてしまうことがしばしあります。やはり、これは短所になるのでしょうね・・・。いやいや、今日はよろしくお願いします!!!」
とヨッシーはそう言い私の隣にいつもどおりというか「帰ってきましたよ」のアピールをしつつもチョンと座って私をチラッと見た後に「次は君の番だよ、トマト!!!」そう小声で私の耳元で呟いた。
私もヨッシーの小声で「わかったよ!!!」といい周りを見渡した後に
ふと私はDAIHUKUを見てしまった、目が合う私とDAIHUKU何か気まずいなと思いつつも頭の中では昨日の彼の日記の青い鳥が気になっていた。幸せに飢えているというのがあの日記を見た私の感想だ。貴方が幸せになるためにはストロベリーが必要よ!!だって・・・と私は彼に伝えたいがそれはダークホースがタブーという風に最初から決めていた事なので私は言えないでいた。ただストロベリーの自己紹介で何かあいつも気付くだろうという予感もしつつ私は自分の自己紹介を始めた
「私の名前は本宮朋です、趣味は演劇です。好きな食べ物は郷土料理が好きで色んな地方の名産物がとっても大好きです。旅行に連れてってくれる男子を募集中です!!!」
と私は我ながら上手いスピーチだなと惚れ惚れする様な感じで話した
すると、隣のヨッシーがいきなり私の言葉を聞き終え少し考えた後に
「その、旅行に行く男子に募集してよろしいですか?」
と私の目を見て発言してきた
いきなり、ここで?作戦中だぞ!!!!と私は思いつつも周りは唖然している中ストロベリーだけが何かの感じで笑顔になりながら私を見ていた。
私は少し考えた後に
「考えさせてください、前向きに検討します!!!」
とヨッシーにそう話した後にヨッシーにだけ見える角度で睨みつけた後に小声で「今は作戦中ですよ!!!!」と呟いた
ヨッシーも何かしまったという感じを出した後に私に聞こえるように「御免。」そう呟いた
私は「別にいい、今は作戦に集中して・・。」そうヨッシーに聞こえるように小声で話した。私の神経はかなりピリピリしていた、なんとかストロベリーとDAIHUKUに悟られないようにしたかったからだった。
そうこうしているうちにDAIHUKUが自己紹介を始めた
「俺の名前は山下豊です、特技はあだ名をつける事です。今日中に皆さんのあだ名をなんとか仲良くなり付けたいものです。今日はよろしくお願いします。」
そうDAIHUKUがいいストロベリーに次は君だよと話しかけていた
案外、上手くいってそうだという感じが私の見ている感じで伝わっていた
次はストロベリーの自己紹介だな・・・と思っていると、その場に水を指すように頼んでいた料理が運ばれてきた
自己紹介は一時中断して料理を机に並べてもらった
料理が並び終えると私はストロベリーを見つめて「自己紹介お願いします!!!」そう話しかけた。ストロベリーはコクリと頷いた後に
「私の名前は姫野一枝といいます。姫野の姫はお姫様の姫で野は野原の野です。一枝のカズはいちにエはえだです。好きな食べ物はキヨちゃんチョコですその他に四文字熟語の意味をしるのも特に大好きです。後は趣味で素人レベルですが写真撮影で色んな山に行きその風景を写真におさめています。こんな私ですが今日はよろしくお願いします。」
ストロベリーがそういった瞬間にDAIHUKUの空気が変わったのを私は何か感じてしまった。その空気はピーチもダークホースも感じていたが隣のヨッシーはどうだろう?と私は思いつつも皆の視線はDAIHUKUに集まっていた。


ヨッシー


DAIHUKUのやつは何か気付いたのか?
自称K・Y事ヨッシーの俺もDAIHUKUの空気が変わったのを気付いてしまった
あのストロベリーの発言の四文字熟語がいいヒントになったみたいだな・・お前はそれでストロベリーのあだ名をつけたのではないのかい?俺はあいつに直接いいたいのを抑えつつも視線はDAIHUKUにいっていた。
そんな俺に隣のトマトはあんまり見つめるなよ!!という感じで俺をチラッと睨みつけてきた、俺は確かに見つめすぎるのも不味いと思い、ダークホースをチラッと見て視線を変えた。
確かに俺は不器用という言葉が相応しいが今回の合コン作戦はこの俺の意見も多いにあるのだぞとトマトに言いたかったが、まあ俺のキャラではそれは言えないなと思い心の中で押さえつけつつも昨日の日記が頭をよぎった。
まあ、俺のキャラはぬるめやマイペースとい感じが似合うというか記憶力が無いというかあんまりいいイメージが自分からはでてこないが俺はちっちゃい事をあんまし覚えているほうではないのだが昨日のあの日記については頭から離れなかった。
それは親友のDAIHUKUが一人悩んでいるからだ、何とかしてあげたいと俺は心から思っているのだが具体的にどうすればいいという事を俺があの日記を見て思った事だった。
俺が何か動いたらまた波乱やトラブルが起こるとトマトに怒られるのが目に見えているからもあるが今はこの合コンを期に上手いことやってくれという風に俺が真剣に思う事だった。俺がそう思いでいている事をDAIHUKUはどう思っているだろう?ふと気になりまたも俺はDAIHUKUを見てしまった。
やつはまだ何かを考えていた、逆にストロベリーのほうが気になり声をかけていた
「大丈夫ですか山下さん?」
ストロベリーがDAIHUKUにそう話しかけた
「大丈夫ですよ・・・ただ・・・。」
「ただ・・・・?」
「俺の頭の中で何かが出てきそうな感じなのですよ・・・。」
「何かとは?」
「とっても、大切な事なのですけど・・・。」
「大切な事?それを忘れたのですか?」
「忘れた?大切?大事?何が一番適切なのか・・・・」
「本当に大丈夫なのですか?」
俺はDAIHUKUとストロベリーの会話を聞きつつも心配になってきたので多少のヒントになると思いつつもこの前にあいつに言った事をもう一度言う事にした。
その言葉はここでは言うつもりはなかったが苦しむDAIHUKUを見ているのも辛くピーチやダークホースも何かを言いたそうにDAIHUKUとストロベリーを見つめていた、もちろん俺の隣のトマトもあいつら二人と同じ考えで心配そうに二人を見つめていた。
どうやら、ここは俺の出番だなという気持ちは確実に俺からでてきた。一発逆転の大ホームランを俺は自分自身に期待した、俺は野球でいえば満塁でツーアウトの状態にピンチヒッターで呼ばれた頼れるホームランバッターという感じだった。
「山下!!!」
俺はDAIHUKUに声をかけた
「なんだ、若林!!!」
DAIHUKUは俺に問いかけてきた
「さっきゆっていたあだ名を今日の3人に付けてくれよ!!!お前の得意のやつだろう?自己紹介も終わった、今頼むよ。最初は隣の姫野さんから頼むよ!!!」
俺はそう言いDAIHUKUに大きなチャンスを投げてみた
これはまさしくビッグチャンスになるはずだ、あいつにさっきは今日中につけるといったが今付けさせてやれ俺はそう思い次のDAIHUKUの口から出てくる言葉を期待した
ただ、俺は思ったのだった。何故にストロベリーのあだ名がストロベリーなのかという事を・・・・。よくよく、俺は考えてみた姫野一枝からストロベリーに繋がるにはあいつはどういう発想をしたのだろうかと・・・?


一期一会


今、付けろ?だと・・相も変わらずに若林は唐突すぎる
俺は先ほどの姫野さんの四文字熟語に何かの考えが思い浮かんできていたが今の若林の発言でそれが台無しになった感がした。まあ、隣の姫野一枝さんは可愛らしく優しいといった俺の中では何から何までタイプではあったのだが今は俺の頭の中で何かと俺は戦っていたが、俺は冷静になって考えてみた、確かに今は合コンの最中である今という時間の間に姫野さんと仲良くしていなくてはそれに気付かせてくれたのは若林かと思いつつも先ほどの若林に対して抱いた多少の憎悪をうち消しつつも再び姫野さんに話しかける事にした。
「姫野さん?」
「何ですか?」
「あだ名つけてよろしいですか?」
「いいですよ。可愛らしいやつでお願いします。」
「可愛らしいやつですか?了解ですよ、まあ姫野さんは可愛いから・・。」
何でこんなに丁寧語で話すのだ?と俺は思いつつも姫野さんとそう話していると
「おや、告白か山下?」
新屋が茶化してきた
俺は新屋を無視して姫野さんのあだ名を考えた・・・姫ちゃん?カズちゃん?駄目だよ、これでは定番というか誰でも浮かんでしまうのではないのか?俺はそう思ったがこの誰でも思いつくようなあだ名だと若林でも思いついてしまうのではないか?何かヒントが欲しいと思った俺は姫野さんに訪ねる事にした
「姫野さん好きな食べ物は?」
「甘いもの全般に好きです・・果物も好きですし。先ほどいいましたけどキヨちゃんチョコなんか特に大好きですよ。」
そう俺に話す姫野さんの顔は何かし笑顔だった、もしかして俺に気があるの?とすら思ってしまったが俺は食べ物で姫野さんのあだ名を必死に考えた、頭の中で最優先に考えるのは可愛らしいという姫野さんの要望だった。
食べ物では何かというか思い浮かばなかった・・チョコちゃんなんかもなんか自分でおもって何か変だと自分の中で却下した
「あだ名でてきませんね・・・・今回の山下は駄目か・・。」
若林が嫌味っぽく俺に聞こえるような独り言で呟いた
俺はもちろんそれを無視しつつもまた姫野さんに訪ねる事にした
「姫野さん、四文字熟語が好きとさっき言ったね?」
「はい、そうだけど・・。」
「好きな四文字熟語なんかある?真っ先に思いつくやつやらこの意味が特に好きというやつなんか教えてくれたら俺がそこからあだ名付けてみようかな〜〜〜と思ってね。ちなみに俺が好きなのは温故知新です。古い中にも新しいものが見つかるというか何かその意味が好きなんでね。」
俺はそう言い姫野さんの言葉を待った。しかし、俺は思うのだった四文字熟語であだ名なんかできるのかよ?言ったそばから俺は少し逃げたくなった、なんで、姫野さんのあだ名が簡単に出てこないのかは不思議だった。この子が可愛いから?タイプだからか?いろんなくだらない考えが俺の中でぐるぐる回りつつも俺は姫野さんの返答を待った。
姫野さんは何かを考えていた、考える姫野さんか・・何か可愛らしいと俺はその姿に多少のうっとり感を覚えた。
姫野さんは俺の目を見つめてきた、姫野さんに見つめられると何か辛かった
「私の好きな四文字熟語は一期一会です。一期一会(いちごいちえ)の意味は「そのときに会う人とはもう今生では会うことがない、それくらいの心持で真剣に相対することが大切だ」ということに何かの人との出会いという意味の大切さやその人に対しての尊重の意味を含め私は一期一会がとても好きです。」。
姫野さんは俺の目を見つつも言葉は真剣に自分の好きな一期一会について語ってくれた
俺はその時に何かの言葉が咄嗟に頭にでてきた。
姫野一枝・一期一会この一見して共通性のない一つは名前でもう一つは四文字熟語になにか一つの言葉がでてきた。今の俺の顔は誰から見ても鳩が豆鉄砲食らった顔だろうと自分でも分かる感覚だった。
そんな俺の顔を見つつ姫野さんも驚きながら
「大丈夫ですか?」
と俺に心配そうに訪ねてきた、その顔は自分が何か不味い発言してしまったという後悔を感じるような表情を浮かべていた。
そんな、姫野さんに俺は自分の口からいつもミクシィで仲良くしているあの人のあだ名が口にだそうとしていた。そのあだ名は・・
「ストロベリー・・・。」
俺がそう口にすると姫野さんは俺よりさらに驚いた顔をした

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