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゚・*貿易交流会*:.。コミュの最近はLC使わないんですか?

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貿易の仕事に携わるので基本的な知識くらいは身に付けようと勉強中なんですが、
最近はLCは使っていない傾向にあると聞きました。

どういう決済をするんでしょうか?

教えてください。よろしくお願いします。

コメント(27)

貿易で使われる主要な決済方法としては、下のものがあります。
(1)L/C付荷為替手形決済
(2)L/C無荷為替手形決済(D/A、D/P決済)
(3)送金決済(前払い、後払い)
このうち、(1)と(2)は為替手形が使われますので、合わせてドキュメンタリー決済と呼ばれます。

ちょっと古いデータになりますが、東京三菱銀行の調査によると、取扱高ベースでは、
ドキュメンタリー決済の割合はこのとおりです。
輸出 H14上半期 20% → H16下半期 16%
輸入 H14上半期 18% → H16下半期 13%

同行では、「割合」は減っているが、貿易取引額全体が大きくなっているので、ドキュメンタリー決済の「量」は減っていないと言っています。

ドキュメンタリー決済は時間や手間がかかります。、
とくに、対中、対アジア取引だと決済に時間がかかり、船積書類が届くよりも貨物が先に届いてしまう、輸入者は貨物引取りが出来ないという問題があります。(これを「船荷証券の危機」と言います。)
また、L/C付になりますと発行手数料、L/C無しでも取立手数料など各種の銀行手数料の形でコストもかかります。
それらを忌避して、送金決済を選ぶ方が増えているのは事実だと思います。

しかし、貿易においては基本的にコストとリスクはトレードオフの関係になります。
「最近の傾向」などにこだわらず、相手先の信用状況、そして、自社の資金繰りなども勘案しながら決済方法を選ぶべきだと思います。
ダンさん、
詳しい内容をありがとうございます。
さらに質問してもよろしいですか?
D/A, D/Pの英語の略を教えていただきたいです。
D/AはDocuments against Acceptanceの略で、日本語では「書類引受渡し」と言います。
D/PはDocuments against Paymentの略で、日本語では「書類支払渡し」と言います。

輸入地銀行が輸入者に対して船積書類を引渡す際に、為替手形に対する支払い or 引受け(将来の支払約束)のどちらかをするのは、L/C付でもL/C無でも同じなんです。
なにが違うかというと、
L/C付だと、輸出者が船積書類を輸出地銀行に持ち込めば代金を回収できます。
L/C無だと、輸入者が代金を支払ってからでないと輸出者は代金を回収できません。
ということは、輸出者にとっての代金回収までの期間が変わるということで、企業としてはキャッシュフローに関わってくるということですね。
(銀行がL/C無でも手形買取してくれて、船積書類持込の時点で代金回収してもらえることもありますが、手数料や貿易保険の保険料を取られます。)

ファクタリングも確かにリスク回避の1手ですね。
仕組みとメリットはこちらに詳しいですから、参考に。
http://www.jetro.go.jp/jpn/regulations/export_08/04A-010713

結局のところ、どんな方法であろうと、貿易というのはお金でリスク回避とか手間・期間を省く世界だということです。
丁寧なご説明ありがとうございます。

ファクタリングについては理解できたと思います。
が、まだD/AとD/Pの内容がよくわかりません。
これは業務に携わっていきながらでないと理解しずらいものか、あるいはどなたか初心者の私に再度ご説明いただけませんでしょうか?

(ネット検索して見ても、クリアな説明が得られませんでした。。)
内容的には貿易実務検定のC級でも出てくるので、業務をやってないとわかりづらいというものではないですよ。
L/CよりもむしろD/A、D/Pのほうが手続面では少なくなりますから。
ただ、流れ図などで、段取りを追って説明できればいいんですけど、ここじゃできないんで・・・
L/Cは理解されているのでしたら、本屋さんでちょこっと見てみればすぐわかるのではいかと思います。
貿易実務検定協会の検定マニュアル本のベーシック編とか。

こういうのはどうでしょう?
http://www.77bank.co.jp/sur/pdf/17qa.pdf

あと、どういった点がわからないのかもう少しおっしゃっていただければ。
ダンさん、
上記のサイトのご紹介ありがとうございます。
さっそくプリントアウトして読んでます。
解かりやすそうな感じはしますが、もし解からなければまたお聞きするかもしれません。
ありがとうございます!
ダンさん、

http://www.77bank.co.jp/sur/pdf/17qa.pdf

このサイトの説明とてもよくわかりました。と、思ってます。
実際の書類を見てみると、また違うのでしょうけど。

全般的に大手企業だとどんな決済方法が多いんでしょう?
実務を始める前にちょっと知りたかったりします。
横入りですが・・・
ちょっと興味ありますね。他社さんはどうなんでしょうか?

因みに弊社は商社ですが、入社した頃と比較するとL/Cが減っているような
気もします。(客先の与信が良くなったのか?)

勿論仕向国によっては相変わらずL/C取引がベースになっていますが。

うちの場合決済に現地法人を絡めているケースが割合的に多いので、
必然的にT/Tベースの取引が多いのかなと。。。
L/Cを使わなくなっている、いないにかかわらずL/Cの経験は重要なんですね。
私も今の会社ではT/Tのみの、しかも輸入しかしていません。

転職先で輸出入とも経験できるので楽しみです。
それまでにできるだけ知識を得たいと思います。
みなさまのコメントを読んでとても参考になっています。
ありがとうございます。

その他何かありましたら、是非ご指導などお願いします!
メーカーで輸出業務をしている者です。
L/C,D/A,D/Pの違いについて書かれていたので、とても興味深く皆さんのコメント読ませていただきました。
私のいる会社でもほとんどT/Tでの決済ですが、L/C,D/A,D/P決済も月に数件あります。
L/C,D/A,D/Pでの決済方法の場合、支払いと引き換え又は、支払い期日の確約を得てから荷物を引き渡せるというねが利点だと思います。
しかし、D/A,D/Pの場合、荷受人が銀行ではないので、AIRでの出荷の場合INV.AWBのコピーがあれば荷物は引き取れてしまうと思うのですがどうなのでしょう?
L/C取引でも、L/C要求事項に「NON NEGOの書類一式をクーリエ便にて3日以内に依頼人に送付する事」という記載があるものや、荷受人が銀行でない場合もあります。
輸入業務を経験していないので、荷物の引き取りについてはあまりよくわかっていません。
上記の場合、荷物の流れはどのようになるのでしょうか?

話しが逸れてしまいすみません。
かとみさんのご質問、私も興味あります。
どなたか教えてください。

一部はまだL/Cで取り引きしていますよ。
中国のまだ取り引きし始めた企業先等は…。

ただ、他に関して言えば、殆どは、もうT/T決済ですねぇ。
>D/A,D/Pの場合、荷受人が銀行ではないので、AIRでの出荷の場合INV.AWBのコピーがあれば荷物は引き取れてしまうと思うのですがどうなのでしょう?

D/A、D/P(BCベースと呼びます)でも、Waybill(Air、Sea)のConsigneeを輸入地銀行(取立銀行)名にすることで、支払い or 引受けがあるまで、輸入者が貨物を引取れないようにすることができます。
この場合、Consigneeである取立銀行の支払い/引受けに対して、「貨物をこの輸入者に引渡しなさい」と運送人に指示するRelease Orderを輸入者に発行することになります。
(これはL/C付の場合も同じです)

ただ、L/C付と違う点もあります。
L/C付の場合は、INV、AWBなどの船積書類未着で貨物だけが先に到着した場合でも、船積書類のコピーで荷受人がその取立銀行になっていることが確認できれば、T/R(丙号T/RとかAir T/Rとか言われます。)と手形の差し入れによってRelease Orderを発行してもらえます。
これは、L/C条件でConsigneeが取立銀行になっていること、輸出地で既に買取されているので輸出者に迷惑をかけることがないこと、L/C発行の段階で銀行が輸入者に対して与信を認めているからです。

しかし、BCベースでは取立銀行はあくまでも取り立てるだけで、輸入者に与信していません。
また、輸出者も代金を受取っていませんから、貨物引渡しはされたものの、代金支払いがないということになれば、輸出者からのD/A、D/Pの指示を取立銀行が無視したということで問題になります。
そのため、BCベースでは船積書類が到着するまで貨物の引取りができないのが原則です。

もっとも原則はあくまでも原則なので、銀行が輸入者をよっぽど信用している場合には、決済前にT/Rを発行してくれる場合はあります。
ただし、貨物がどのような条件であっても支払い/引受けをする約束(L/Gのときのようなもの)や、担保や代金相当分の外貨建商業手形の差し入れをしなくてはいけない場合も多いですし、その前に与信審査(結局のところ、銀行にとっては与信にあたります)がありますから、事前に銀行に相談されたほうがよいでしょう。
>L/C取引でも、L/C要求事項に「NON NEGOの書類一式をクーリエ便にて3日以内に依頼人に送付する事」という記載があるものや、荷受人が銀行でない場合もあります。

これらはいずれも、船荷証券の危機に対応したものです。

L/C要求事項に「NON NEGOの書類一式をクーリエ便にて3日以内に依頼人に送付する事」という記載があるものは、これによって確実にこの内容の貨物、そして、B/Lを含む船積書類が送られてくるということを確認することで、「L/Gによる引渡し」という対応をするためのものです。

荷受人が銀行でないものは、直送B/LやサレンダーB/Lなどの形態がありますが、船積書類のうちB/Lは銀行を経由しないで、輸入者がすぐに貨物の引渡しを受けるようになるものです。

要は、支払いにせよ引受けにせよ、輸出地銀行→輸入地銀行と為替手形が回ってこないと決済はできないので、決済前に貨物の引取りができるようにしているものです。

これらは、輸入地銀行(発行銀行)側にしてみれば支払い/引受け代金の担保となるべきB/Lが輸入者に渡ってしまいますので、事実上の無担保与信となってしまうため、好ましいものではありません。

そのため、L/G渡しのときには、T/Rと外貨建商業手形の差し入れを求めてきます。

また、直送B/LやサレンダーB/Lの場合は、輸入者は事前に相談をしないといけませんし、L/C発行依頼の時点で通常よりも厳しい審査をクリアして初めてL/C発行が認められます。
場合にとっては担保の提供が求められます。
なお、直送B/LやサレンダーB/Lは、信用状統一規則に定めのない取扱いの規定がありませんので、輸入者側、輸出者側のいずれにおいても、トラブルが起こったときは問題が大きくなる可能性もはらんでいますので、取引相手先をよく考えなくてはいけません。
>ダンさん
詳しい説明ありがとうございましたm(_ _)m
ダンさん

私も先にお礼を言わせていただきます。
まだ、じっくり考えながら読んではいないのですが、内容とても興味深そうなので是非読ませていただきます。

貿易の盛んなオーストラリアに行く機会に恵まれたので、コンテナ港(?)を見学に行ければと思っています。

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