渡部香生子コミュの日本短水路選手権

◆競泳　日本短水路選手権第１日（２３日・相模原市立総合水泳場）　女子１００メートル平泳ぎはロンドン五輪代表の渡部香生子（１６）＝ＪＳＳ立石＝が１分５秒１８の高校新で優勝した。渡部は女子１００個人メドレーも５９秒３４の日本新記録で制し、２冠を達成。女子５０メートル背泳ぎは、ロンドン五輪女子１００メートル背泳ぎ銅メダルの寺川綾（２８）＝ミズノ＝が２６秒０５の日本新で優勝。男子２００メートルバタフライの松田丈志（２８）＝コスモス薬品＝は２位、男子１００メートル平泳ぎの山口観弘（１８）＝志布志ＤＣ＝も２位に終わった。

　１６歳の美少女スイマー、渡部が久々に輝きを放った。１００メートル個人メドレーでは自身の短水路（２５メートルプール）日本記録を０秒４０更新。さらに、２種目の１００メートル平泳ぎでも２位を１秒近く引き離して圧勝。今月上旬の合宿で肩を痛めていたというが「平泳ぎは優勝を狙っていたけど、タイムも出てよかった。個人メドレーも自信になった」と胸を張った。

　岩崎恭子２世と期待されたロンドンは２００メートル平泳ぎで準決勝敗退。それでも「五輪の経験を生かして、また１から頑張りたい気持ちにしてくれた」と再出発へパワーを得た。目標は４月の日本選手権（新潟・長岡）で世界水泳（７月開幕、バルセロナ）の切符奪取。「世界水泳では絶対に決勝に残れるように頑張っていきたい」と雪辱を目指して突き進む。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130223-00000159-sph-spo