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2日のNY株式市場は、弱い経済指標が投資家心理を冷やし、明日の雇用統計の発表を前に神経質な展開となりました。ダウは続落、ナスダックは小反発です。

 前日の大幅安を受けて、目先の戻りを期待した買いが入り指数はプラスで寄り付きましたが、朝方発表された先週の新規失業保険申請件数が予想されたほど減少しなかったことや4月の製造業新規受注額が予想以上の減少、小売り各社が発表した5月の既存店売上高が総じて弱い内容となるなど、改めて景気の弱さを示す内容が相次いだことから指数はプラス圏を維持できずに下落に転じています。

 ムーディーズが米国債および大手金融機関の格付けを格下げ方向で見直すと発表したことも投資家心理を冷やしました。前日のADP雇用報告やISM製造業景況感指数で投資家はナーバスになっており、明日の雇用統計の発表を前にポジション(持ち高)を減らす動きも見られました。

 一方、EUとIMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中央銀行)が、ギリシャの財政赤字削減に向けた新支援計画で基本合意したと報じられ、為替市場でユーロ高ドル安の動きが強まったことが商品や株式相場にとり一定の支援材料となりダウは下げ幅を縮小。クーポン共同購入サイト運営の米グルーポンが新規株式公開(IPO)の申請を行ったことがハイテク株の支援材料となり、ナスダック指数は上昇に転じています。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは2日連続安。前日比41ドル安の1万2248ドルとなっています。一方、ハイテク株の比率が高いナスダックは前日比4.12ポイント高の2773.31と2日ぶりに上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9565円と昨日の東京市場の日経平均株価9555円と比べて10円高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円85銭前後とほぼ横ばいで推移しています。対ユーロは1ユーロ=117円15銭前後とやや円安方向に振れています。


 本日は、10時頃に5月の中国非製造業購買担当者指数(PMI)の発表が予定されています。4月は62.5と前月の60.2を上回り、11ヵ月ぶりの高水準となっています。

 シャープは、14:00に2012年3月期の業績予想と液晶パネル事業について、片山社長が東京都内で記者会見する予定です。

 昨日発表された5月第4週(5月23日〜5月27日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は30週ぶりに売り越し、売越額は71億となっています。売り越しは昨年10月第4週以来となります。一方、個人投資家は3週連続で買い越し、買越額は233億円となっています。

 政府の社会保障改革に関する集中検討会議は昨日、「消費税率を2015年度までに段階的に10%に引き上げる」ことなどを明記した社会保障改革案をまとめています。

 米国では今晩、注目の5月の雇用統計が発表されます。焦点の非農業部門雇用者数の事前予想は前月比17万人増(4月は24万4000人増)となっています。1日(水)のADP雇用報告発表前の事前予想18万5000人増から減少しています。失業率は8.9%(同9.0%)と予想されています。前
月(4月)は米雇用者数が予想以上に増加した一方、失業率は5ヵ月ぶりに悪化に転じています。

 その他の海外経済指標では、5月の米ISM非製造業景気指数の発表などが予定されています。

コメント(25)

先週末3日のNY株式市場は、雇用統計が予想に以上に悪かったことで売り優勢の展開でした。

 米商務省発表の5月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想を大きく下回り、失業率は横ばいを見込んでいた市場予想に反して2カ月連続の悪化。前々日のADP雇用報告で雇用情勢の悪化は予想されていたものの雇用統計の内容がそれ以上に悪い内容だったことからこの日のNY株は急落して始まりました。

 ダウは寄り付き直後に144ドル安まで下げましたが、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の非製造業景況感指数が3カ月ぶりに上昇し、事前予想も小幅に上回ったことで市場はやや落ち着きを取り戻し指数は下げ幅を縮小。

ギリシャと欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)・欧州中央銀行(ECB)の協議が無事終了し、追加金融支援への動きが前進しているとの見方が広がったことも相場の下支えとなりました。ただ、投資家の景況感の悪化を背景に引けにかけて再び売り優勢の展開となっています。

 ナスダックは反落で3月28日以来、ダウは3日続落で3月23日以来およそ約2カ月半ぶりの低水準で取引を終了。

週間ベースでダウは2004年6月〜7月以来の5週連続下落となりました。




☆注目材料

 先週末のNYダウは3日連続安。前日比97ドル安の1万2151ドルとなっています。3日(金)発表の5月の米雇用統計が市場予想を大きく下回り、米景気に対する不透明感が強まったことが影響しています。

 シカゴ日経平均先物は9460円と3日(金)の東京市場の日経平均株価9492円と比べて30円ほど安い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円10〜20銭と円高が進行しています。低調な雇用統計発表を受けて、米経済の先行きへの懸念からドル売りが優勢となっています。円は一時80円05銭まで上昇し、5月5日(木)以来、約1ヵ月ぶりの高値を付けています。対ユーロでは1ユーロ=
117円40〜115円50銭とほぼ横ばい水準で推移しています。

 NY金価格は、前日比9.7ドル高の1トロイオンス=1542.4ドルと2日ぶりに上昇しています。

 NY原油は小幅安。前日比0.18ドル安の1バレル=100.22ドルとなっています。

 
 本日は、11:00に5月の車名別新車販売台数の発表が予定されています。

今回は、スズキの軽自動車「ワゴンR」が1万台を超え、09年5月以来、2年ぶりに首位となる見通しです。4月はホンダの小型車「フィット」が2ヵ月連続でトップとなっています。尚、09年6月以降は同社の「フィット」かトヨタのハイブリッド車「プリウス」のどちらかがトップを占めていましたが、5月のトップが「ワゴンR」となれば、軽自動車としても首位は2年ぶりとなります。  

 その他、今週の主な国内経済指標・行事は、7日(火)は4月の景気動向指数。8日(水)は4月の経常収支、5月の景気ウオッチャー調査。9日(木)は1〜3月期GDP・改定値、5月の工作機械受注、5月のオフィス空室率。

10日(金)はメジャーSQ(株価先物指数・オプションの特別清算指数)算出日となります。

 海外では、本日は中国・香港・台湾(端午節)、韓国(顕忠日)の各市場が休場となります。


 その他、今週の主な海外経済指標・行事は、7日(火)はバーナンキ米FRB議長が講演(アトランタ)。8日(水)は米地区連銀経済報告(ベージュブック)、OPEC総会、英中銀金融政策委員会(〜9日)。9日(木)はECB(欧州中央銀行)理事会、4月の米貿易収支。10日(金)は5月の中国貿易収支、5月の米財政収支の発表などが予定されています。

 米労働省が3日(金)発表した5月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数(季節調整済み)が前月比5万4000人増となり、増加幅は市場の事前予測17万人増を大きく下回り、前月(4月)の23万2000人増から大幅に縮小しています。失業率は9.1%となり、前月から0.1ポイント悪化しています。

7日のNY株式市場は、買い優勢の展開だったもののバーナンキFRB議長の発言をきっかけに下落に転じました。ダウは5日続落、ナスダックは3日続落です。

 前日までの相場でダウやナスダックが2カ月半ぶりの安値水準にあったことから値ごろ感からの買いが先行。米連邦準備制度理事会(FRB)が大手金融機関に求める自己資本比率の追加引き上げが当初予想されたほど厳しくはならないとの憶測や製紙業界でのM&Aの話題などが支援材料となり、ダウは一時90ドル近く上昇しました。

 しかし、バーナンキFRB議長が午後の講演で、米経済は減速しているとの認識を示したことで米景気の先行き懸念が再燃。バーナンキ議長は、緩和的な金融政策は必要としながらも現在の金融緩和策終了後の追加の緩和策(QE3=量的緩和第3弾)について言及しなかったことも不安感につながり、株は失速し急速に値を消しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは5日連続安。前日比19ドル安の1万2070ドルとなっています。シカゴ日経平均先物は9415円と昨日の東京市場の日経平均株価9442円と比べて27円ほど安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円05銭前後、対ユーロは1ユーロ=117円60銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY原油は小幅高。前日比0.08ドル高の1バレル=99.09ドルと3日ぶりに上昇しています。

 NY金価格は小幅安。前日比3.2ドル安の1トロイオンス=1544.0ドルと3日ぶりに値下がりしています。


 本日は、8:50に4月の国際収支状況が発表されます。経常収支(海外とのモノやサービス、投資などの収支状況)の事前予想は2100億円程度(前年同月比84.3%減)の黒字となっています。東日本大震災の影響から、4月の貿易収支が赤字となり、経常黒字は大幅に縮小する見通しです。

 14:00に5月の景気ウォッチャー調査が発表されます。4月(前回)の調査では、街角の景況感を示す現状判断指数(DI)は前月比0.6ポイント上昇の28.3となり、2ヵ月ぶりに上昇しています。2〜3ヵ月先を見る先行き判断指数は前月比11.8ポイント上昇の38.4となり、3ヵ月ぶりに上昇しています。

 現状判断DI・先行き判断DIは共に景況感の分かれ目とされる50を割り込んでいる状況には変化はなく、現状はわずかに改善、先行きは大幅な改善となっています。内閣府は、前回の基調判断では「景気の現状は、東日本大震災の影響により厳しい状況が続いている」としています。

 昨日発表された6月3日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比240億円増の1兆6742億円と4週連続で増加しています。買い残高は、東日本大震災当日(3月11日時点)の1兆8855億円以来、約2ヵ月半ぶりの水準となっています。一方、売り残は前週比198億円減の6030億円と4週連続で減少しています。信用倍率は前回(5月27日時点)の2.65倍から2.78倍となっています。

 海外では、OPEC(石油輸出国機構)総会が開催されます。今回の総会では、実質的な増産で合意するのは難しい状況で、すでに公式目標を超えてしまっている生産量に合わせる形で、生産目標を引き上げるにとどめる見通しです。

 その他の主な海外経済指標・行事は、英中銀金融政策委員会(〜9日)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)などが予定されています。
8日のNY株式市場は、景気の先行き懸念が引き続き相場の重石となり続落しました。

 前日の講演でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米景気回復の鈍さを指摘しながら、追加の量的緩和に言及がなかったことが引き続き相場の重石となり、景気動向に敏感な素材や小売り、ハイテクなどを中心に軟調な展開となりました。ただ、下げ幅も限定的で、OPEC(石油輸出国機構)がこの日開いた定例総会で、増産枠拡大で合意に至らず、事実上生産枠が据置きとなったことから原油先物が急伸し、エネルギー株に買いが入ったことが相場を下支えしました。

 午後に発表された米地区連銀報告(ベージュブック)は、一部減速が見られるものの米経済は全体的に拡大が続いているとし、雇用については大半の地区で緩やかに改善しているとの見方を示しました。

景気拡大を確認したベージュブックの内容を受けて主要指数は一時下げ幅を縮小しましたが、景気の先行き懸念を払しょくできずに上値の重い展開です。結局ダウとS&P500種指数は6日続落。ナスダックは4日続落で取引を終了しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは6日連続安。前日比21ドル安の1万2048ドルとなっています。シカゴ日経平均先物は9385円と昨日の東京市場の日経平均株価9449円と比べて60円ほど安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=79円90銭前後とほぼ横ばいで推移しています。対ユーロは1ユーロ=116円50銭前後とやや円高が進行しています。

 NY原油は2日連続高。前日比1.65ドル高の1バレル=100.74ドルとなっています。終値ベースで3日(金)以来、3日ぶりに100ドル台に乗せています。石油輸出国機構(OPEC)が昨日の総会で、生産枠引き上げの合意を見送ったことから、買いが優勢となっています。

 NY金価格は2日連続安。前日比5.3ドル安の1トロイオンス=1538.7ドルとなっています。


 本日は、8:50に1〜3月期の実質国内総生産(GDP)改定値が発表されます。

事前予想は10年10〜12月期に比べて0.8%減、年率換算では3.0%減となっています。
1〜3月期GDP速報値(5月19日発表)時点での前期比0.9%減、年率換算3.7%減から、
いずれも上方修正される見通しです。

  15:00に5月の工作機械受注(速報値)が発表されます。4月の受注総額(確報値)は、前年同月比32.3%増の1069億4300万円と17ヵ月連続でプラスになっています。前月比は5.8%減となったものの、4ヵ月連続で単月として1000億円を超える高い水準を維持しています。


 同時刻に6月第1週(5月30日〜6月3日)の投資部門別売買動向が発表されます

5月第4週(5月23日〜5月27日)の外国人投資家は30週ぶりに売り越し、売越額は71億となっています。

売り越しは昨年10月第4週以来となります。一方、個人投資家は3週連続で買い越し、買越額は233億円となっています。

 海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会、英中銀金融政策委員会(2日目)、4月の米貿易収支の発表などが予定されています。
9日のNY株式市場は、景気懸念が和らぎ反発。ダウは7営業日ぶりの上昇です。

 米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数は、

減少を見込んでいた市場予想に反して小幅ながら増加。一方、米商務省発表の4月の貿易統計で、輸
出が2カ月連続で金額ベースの過去最高を記録し、貿易赤字も予想外に縮小しました。新規失業保険申請件数の予想外の増加で雇用情勢の弱さが意識されましたが、貿易収支が予想外に改善したことから景気の先行き懸念が和らぎ、NY株式市場は買い優勢の展開となりました。

 前日までの相場で下落が続いていたことから値ごろ感の買いも入り、景気減速懸念が和らいだことで原油などの商品相場が上昇したことなども支援材料となりNY株式市場は終日堅調に推移。ダウは7営業日ぶりに上昇、ナスダックも5営業日ぶりに反発しました。

また、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁がユーロ圏の物価上昇に強い警戒を示し、次回7月のECB理事会での利上げを示唆。このことでインフレ警戒が強まり、インフレに強いとされる金先物に資金が流入、取引の中心となっている8月物は一時1トロイオンス=1550ドルに乗せています。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは前日比75ドル高の1万2124ドルと5月31日(火)以来、7日ぶりに上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9540円と昨日の東京市場の日経平均株価9467円と比べて70円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円35銭前後とほぼ横ばいで推移しています。
対ユーロは1ユーロ=116円50銭前後とやや円高方向に振れています。

 NY原油は3日連続高。前日比1.19ドル高の1バレル=101.93ドルとなっています。
一時102.44ドルと6月1日(水)以来、6日ぶりの高値を付けています。

 NY金価格は、前日比4.0ドル高の1トロイオンス=1542.7ドルと3日ぶりに上昇しています。


 昨日発表された6月第1週(5月30日〜6月3日)の投資部門別売買動向を見ますと、

外国人投資家は2週ぶりに買い越し、買越額は744億となっています。昨年11月第1週〜5月第3週まで、過去最長となる29週連続買い越しを記録しましたが、前週(5月第4週)は初の売り越しに転じました。

 そうした経緯から、6月第1週の売買動向が注目されていましたが、外国人は再び買い越しに転じています。一方、個人投資家は4週連続で買い越し、買越額は179億円となっています。

 本日は、メジャーSQ。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日となります。

日経平均株価の終値が6月限SQ値を上回るかどうか、この点が注目となります。上回ればプラス材料視され、メジャーSQを通過することによる需給面でのアク抜けが期待されます。

 15:00に、トヨタ自動車が12年3月期(今期)の連結業績見通しを発表します。

市場の事前予想は、営業利益で4580億円となっています。尚、11年3月期(前期)の営業利益(米国会計基準)は前年同期比3.2倍の4682億円となっています。

 日本工作機械工業会が昨日発表した5月の工作機械受注総額(速報値)は前年同期比34.2%増の1081億6000万円となり、18ヵ月連続で前年同期を上回っています。

 海外では、5月の中国貿易収支が本日発表されます。4月は114億ドルの黒字となり、事前予想の30億5000万ドルを大幅に上回っています。第1四半期の赤字から一転し、過去4ヵ月で最大の黒字を計上しています。

 その他の主な海外経済指標・行事では、5月の米財政収支の発表などが予定されています。
 先週末10日のNY株式市場は、世界的な景気減速懸念を背景に急反落しました。

 中国の5月の貿易統計で輸出の伸びが鈍化、韓国が政策金利を引き上げ、英国の4月の鉱工業生産指数が約2年ぶりの大幅低下となったことなどから世界的な景気鈍化懸念が強まり、この日は序盤から売りが先行。

 米連邦準備理事会(FRB)が、資産査定(ストレステスト)の対象となる金融機関の範囲を拡大すると発表したことや原油などの商品相場が大幅安となったことなども市場のムードを悪化させ相場は下値模索の展開となりました。

 ダウは3カ月ぶりに節目の1万2000ドルを下回り、週間ベースでは02年8月〜10月以来、8年10カ月ぶりの6週連続下落となっています。


☆注目材料

 先週末のNYダウは大幅安。前日比172ドル安の1万1951ドルとなっています。シカゴ日経平均先物は9450円と10日(金)の東京市場の日経平均株価9514円と比べて60円ほど安い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円25〜35銭とほぼ横ばい。対ユーロでは1ユーロ=115円20〜30銭と円高方向に振れています。一時114円94銭を付け、5月27日(金)以来、約2週間ぶりの高値水準となっています。

 NY原油は、前日比2.64ドル安の1バレル=99.29ドルと4日ぶりに値下がりしています。「サウジアラビアは7月に産油量を1000万バレルまで拡大する可能性がある」とアラビア紙が報道したと伝わったことで、需給緩和につながるとの見方から売りが優勢となっています。

 NY金価格は、前日比13.5ドル安の1トロイオンス=1529.2ドルと値下がりしています。


 本日は、8:50に4月の機械受注の発表が予定されています。今回(船舶・電力除く民需)の事前予想は前月比2.2%増となっています。3月は、前月比2.9%増の7776億円と2ヵ月ぶりに増加しています。

 日銀金融政策決定会合が本日から2日間の日程で開催されます。会合では、経済成長を後押しするため、不動産担保がなく融資を受けにくい中小企業(ベンチャー企業など)について、独自技術や手元にある商品在庫などを担保に金融機関が貸し出しを促進できるよう新たな制度(新貸出枠)の導入を議論する見通しです。政策金利については年0〜0.1%に据え置き、現状を維持する方針です。

 会社四季報(2011年夏号)と会社情報(同)が本日発売となります。前回春号と比べて業績の好転や会社側予想より上振れ余地のある企業に注目が集まります。

 トヨタ自動車が10日に発表した12年3月期通期の連結業績予想は、営業利益(米国会計基準)が前期比36%減の3000億円となっています。上半期(11年4〜9月)は1200億円の営業赤字を見込みますが、下半期(11年10〜12年3月)は4200億円の黒字と持ち直す見通しです。

 その他、今週の主な国内経済指標・行事は、14日(火)は日銀金融政策決定会合(2日目)、4〜6月の法人企業景気予測調査、4月の鉱工業生産・確報。15日(水)は6月の金融経済月報(日銀)、16日(木)は5月の首都圏マンション発売戸数。17日(金)は日銀金融政策決定会合議事要旨(5月19〜20日分)の発表などが予定されています。

 海外では、本日はオーストラリア市場が休場(女王誕生日)、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁の講演がロンドン証券取引所で予定されています。

 明日、14日(火)は中国の経済指標発表が相次ぎます。5月の中国消費者物価指数、生産者物価指数、小売売上高、鉱工業生産、都市部固定資産投資などが予定されています。同日はバーナンキ米FRB議長の講演(ワシントン)や5月の米小売売上高の発表が予定されています。

 15日(水)は4月のユーロ圏鉱工業生産、5月の米消費者物価指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の米鉱工業生産、6月のNAHB米住宅市場指数。

 16日(木)は1〜3月の米経常収支、5月の米住宅着工件数、5月の北米半導体BBレシオ。

 17日(金)は欧州25カ国新車販売台数、5月の米景気先行指数(コンファレンスボード)の発表などが予定されています。
週明け13日のNY株式市場は、材料難の中、様子見ムードを背景に指数は前週末終値近辺で取引を終了しました。

 経済指標の発表がなく材料に乏しい中、「マージャー・マンデー(買収合併の発表が相次ぐ月曜日)」と言われるように、週明けのこの日は大型のM&A(合併・買収)の発表が相次いだことが手掛かり材料となり買いが先行。

前週までの相場でダウが6週連続の下落となり、約2カ月半ぶりに1万2000ドルを下回っていたことから値ごろ感からの買いも入りました。

 ダウは前日比59ドル高で一時1万2000ドルを回復しましたが、上値が重くじりじりと上げ幅を縮小。格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が、ギリシャの長期信用格付けを従来の「B」から「CCC」に3段階引き下げるとし、債務再編が行われる公算は大きく、その場合はデフォルト(債務不履行)と判断すると発表したことで指数はマイナス圏に沈みました。

 その後、為替市場でユーロが買い戻されたことや、売られ過ぎとの見方から金融株に買いが入ったことなどから指数は切り返しています。結局、あす以降の米中の経済指標を見極めたいとのムードを背景に前週末比ほぼ変わらずで取引を終了しました。



☆注目材料


 昨晩のNYダウは、ほぼ変わらず。前日比1ドル高の1万1952ドルとなっています。

 シカゴ日経平均先物は9435円と昨日の東京市場の日経平均株価9448円と比べて10円ほど安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円25銭前後、対ユーロは1ユーロ=115円65銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY原油は2日連続安。前日比1.99ドル安の1バレル=97.30ドルとなっています。一時96.13ドルを付け、5月20日以来、約3週間ぶりの安値水準となっています。

 NY金価格は2日連続安。前日比13.6ドル安の1トロイオンス=1515.6ドルとなっています。一時1511.4ドルを付け、5月23日以来、約3週間ぶりの安値水準となっています。

 本日は、11時頃に中国経済指標の発表が相次ぎます。4月の消費者物価、生産者物価、小売売上高、鉱工業生産、都市部固定資産投資などが予定されています。月次指標による中国のインフレと景気の動向などに市場の注目が集まります。

 国内では、8:50に4〜6月期の法人企業景気予測調査、13:30に4月の鉱工業生産・確報値の発表が予定されています。4月の同・速報値では、前月比1.0%の上昇となっています。

 2日目(最終日)の日銀金融政策決定会合が開催されます。会合では、経済成長を促進するため新貸出枠の拡充を議論する見通しです。会合終了後15:30頃から白川日銀総裁の記者会見が予定されています。

 三菱自動車は昨日、補助金を差し引いて実質の購入費が200万円を切る電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の廉価版を今夏にも国内で発売する方針を明らかにしています。新タイプは近距離の移動向けとし、現行タイプよりも搭載するリチウムイオン電池を減らして、低価格を実現しています。

 その他、米国では5月の小売売上高の発表が予定されています。今回は前月比0.5%減と11ヵ月ぶりにマイナスとなる見込みです。尚、今晩はバーナンキ米FRB議長の講演(ワシントン)が予定されています。
 14日のNY株式市場は、景気減速に対する過度の懸念が後退し大幅高となりました。

 米商務省が朝方発表した5月の小売売上高は、東日本大震災の影響が大きかった自動車関連の落ち込みが影響したものの、事前予想ほど減少しなかったことを市場は好感。また、中国の5月の鉱工業生産が強い内容だったことも支援材料となりました。

 米中の経済指標が良好な内容だったことから、相場の重石となっていた景気減速に対する懸念が和らぎ、最近の下落基調で値ごろ感が意識されやすい株式市場に買い戻しが入りました。ダウは大幅続伸で3日ぶりに1万2000ドルを回復。ハイテク株の比率が高いナスダックも反発しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅高。前日比123ドル高の1万2076ドルと3日ぶりに終値ベースで1万2000ドル台に乗せています。

 シカゴ日経平均先物は9615円と昨日の東京市場の日経平均株価9547円と比べて60円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円45銭前後、対ユーロは1ユーロ=116円15銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY原油は、前日比2.07ドル高の1バレル=99.37ドルと3日ぶりに上昇しています。

 NY金価格は、前日比8.8ドル高の1トロイオンス=1524.4ドルと3日ぶりに上昇しています。


 3月期決算企業の株主総会が今月後半から本格化します。東京証券取引所の集計では、総会集中日は29日(水)で全体の約4割にあたる707社が一斉開催する予定です。尚、28、29日に開催を予定している電力10社の株主総会に市場の注目が集まります。

 主要企業の株主総会は、17日(金)はトヨタ自動車、住友金属工業、NTTドコモ、21日(火)はみずほFG、22日(水)は東芝、23日(木)はホンダ、JR東日本、NTT、24日(金)は武田薬品工業、新日鉄、日立、パナソニック、三井物産、ソフトバンク、28日(火)は東京電力、中部電力、ルネサス、ソニー、29日(水)は関西電力、東北電力、日産自動車、スズキ・・・等々となっています。

 昨日発表された6月10日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比106億円減の1兆6636億円と5週ぶりに減少しています。一方、売り残は前週比136億円増の6167億円と5週ぶりに増加しています。信用倍率は前回(6月3日時点)の2.78倍から2.70倍となっています。

 海外では、4月のユーロ圏鉱工業生産、5月の米消費者物価指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の米鉱工業生産、6月のNAHB米住宅市場指数などの発表が予定されています。

 中国人民銀行(中央銀行)は昨日、市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を0.5%引き上げると発表しています。6月20日(月)付で実施します。引き上げは5月18日(水)以来、今年6度目で大手行の預金準備率は過去最高の21.5%になります。
15日のNY株式市場は、欧州信用不安の拡大と米経済指標の悪化で急反落となりました。

 財政再建中のギリシャで緊縮財政に反対する大規模なデモが発生。同国の財政再建がとん挫すれば、EUなどによる追加支援や融資にも影響するとの懸念が拡大し、ギリシャの10年物国債利回りが18%前後に上昇(価格は下落)するなど欧州の信用不安が強まりました。

 また、格付け大手のムーディーズが、ギリシャ向け債権の保有を理由に、フランスの大手3銀行の格付けを引き下げ方向で見直す方針を示したことで欧州市場で金融株の地合いが悪化し、NY市場でも金融株に売りが波及。ニューヨーク連銀が発表した6月の製造業景気指数が市場予想に反して大幅に低下し、昨年11月以来のマイナスに転じたことで市場のムードが一段と悪化しました。

 主要指数は前日の上昇分をすべて吐き出し、ダウはおよそ3カ月ぶりの安値で取引を終了しました。



☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅安。前日比178ドル安の1万1897ドルと3日ぶりに値下がりしています。シカゴ日経平均先物は9485円と昨日の東京市場の日経平均株価9574円と比べて89円安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円95銭前後とやや円安が進行しています。対ユーロは1ユーロ=114円80銭前後と円高方向に振れています。ギリシャの債務問題への警戒感や米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがフランスの大手銀行を格下げ方向で見直すと発表
したことなどがユーロ売りの要因につながっています。

 NY金価格は小幅高。前日比1.8ドル高の1トロイオンス=1526.2ドルと2日連続で上昇しています。

 NY原油は大幅安。前日比4.56ドル安の1バレル=94.81ドルと2日ぶりに値下がりしています。

 バルチック海運指数(BDI)は、前日比5ポイント高の1405と6月2日以来、9日ぶりに上昇しています。


 昨日の東京市場は日経平均株価が2日連続高、前日比26円高の9574円と6月1日以来、2週間ぶりの高値水準となっています。上値抵抗線として意識された25日移動平均線(9544円)や6月限SQ値(9553円)をいずれも上回ったことで、次は1日に付けた戻り高値の9720円突破、そして心理的節目の1万円どころが視野に入ります。

 本日は、13:00に5月の首都圏マンション発売戸数が発表されます。不動産経済研究所では、今回の発売戸数は5500戸(前年同月は3779戸)を見込んでいます。

 前回(4月)の発売戸数は前年同月比27.3%減の2336戸と、4月の戸数としては1992年以来、19年ぶりの低水準となっています。東日本大震災や東電・福島第1原発事故により、大型物件の発売を延期するなど営業活動の自粛が落ち込み要因となっています。

 15:00に6月第2週(6月6日〜6月10日)の投資部門別売買動向が発表されます。6月第1週(5月30日〜6月3日)の外国人投資家は2週ぶりに買い越し、買越額は744億となっています。

 外国人は昨年11月から29週連続(昨年11月第1週〜5月第3週)で日本株を買い越し、最長記録を更新しました。5月第4週は初の売り越しに転じ、その動向が注目されていましたが、6月第1週には再び買い越しに転じており、6月第2週の動向に注目が集まります。

 上場企業の自社株買い枠が2年半ぶりの高水準となっています。将来の自社株買い付け予定額の合計は、5月に前年同月比4.9倍の4298億円に達しています。平均で6〜7割が買付けに回る可能性があり、相場のプラス要因として注目されます。

 海外では、1〜3月の米経常収支、5月の米住宅着工件数、5月の北米半導体BBレシオの発表などが予定されています。
16日のNY株式市場は、雇用指標や住宅指標が好感されダウは反発しました。

 ギリシャ支援の調整難航や同国政局の混迷、5月の英小売売上高の予想以上の減少などでリスク回避の動きが強まり欧州株が続落。NY株も慎重なスタートとなりましたが、朝方発表の先週の新規失業保険申請件数が市場の予想よりも大幅に減少し、5月の住宅着工件数は予想以上の増加、先行指標の着工許可件数も2カ月ぶりにプラスに転じたことなどから投資家心理がやや改善しました。

 フィラデルフィア地区の6月の製造業景気指数は予想外の落ち込みとなりましたが影響は限定的。ただ、バーゼル銀行監督委員会が、大手銀行が規模を拡大する場合は追加資本賦課(資本の上乗せ)を求める案を検討していると報じられたことなどから銀行株が一時値を消し、ギリシャ問題の不透明感、オプション期日に絡む取引などで相場が上下しましたが、引けかけて値を戻しダウは反発しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比64ドル高の1万1961ドルと2日ぶりに上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9420円と昨日の東京市場の日経平均株価9411円と比べて9円高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円60銭前後とほぼ横ばい。対ユーロは1ユーロ=114円55銭前後とやや円安方向に振れています。

 NY金価格は3日連続高。前日比3.7ドル高の1トロイオンス=1529.9ドルとなっています。

 NY原油は小幅高。前日比0.14ドル高の1バレル=94.95ドルと2日ぶりに上昇しています。

 バルチック海運指数(BDI)は2日連続高。前日比19ポイント高の1424となっています。


 寄付き前の外国証券経由の注文状況は、昨日まで11日連続の買い越しとなっています。直近では昨年11月29日から同12月15日の13日連続買い越し以来となります。

 IEA(国際エネルギー機関)は、昨日公表した石油市場月報で2011年の世界石油需要の予測を上方修正しています。日量平均8930万バレルと、前年比で同128万バレル(1.5%増)増加すると予測しています。

 本日は、主要企業の株主総会で、トヨタ自動車、住友金属工業、東京エレクトロン、NTTドコモなどが開催を予定しています。

 8:50に日銀金融政策決定会合議事要旨(5月19〜20日分)が公表されます。5月の会合では、政策金利を年0〜0.1%程度に据え置き、実質ゼロ金利政策を維持することや、基金による国債や社債などの資産買い取り規模を10兆円程度に据え置くことを決定しています。

 14:30に5月の全国百貨店売上高が発表されます。4月は既存店ベースで前年同月比1.5%減の4624億円となっています。東日本大震災の影響が大きかった3月の14.7%減から大幅に改善しています。日本百貨店協会では、日を追うごとに自粛ムードが和らいだことや3月の買い控えの反動など
により、春物ファッションを中心に活発な動きが見られたことが回復につながったと見ています。

 昨日発表された6月第2週(6月6日〜6月10日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は2週ぶりに売り越し、売越額は398億となっています。

 外国人は、昨年11月から29週連続(昨年11月第1週〜5月第3週)で過去最長の買い越しを記録した後、5月第4週に初の売り越しに転じました。そして6月に入り第1週は買い越しましたが、今回(第2週)は再び売り越しに転じています。

 海外では、5月の米景気先行指数(コンファレンスボード)の発表などが予定されています。

 EU(欧州連合)とIMF(国際通貨基金)はギリシャに対し、総額1100億ユーロの第1次支援枠のうち、120億ユーロ分(第5弾)を19〜20日のユーロ圏財務相会合で決定します。尚、民間投資家の関与を含む第2次支援は来月11日の会合で決着を目指す方針です。
先週末17日のNY株式市場は、ギリシャ問題が収束に向け進展するとの期待でダウは続伸。一方、ハイテク株の比率が高いナスダックは3日続落です。

 独仏首脳がギリシャ問題について協議し、解決に向けて結束して取り組む考えを示したことから、この問題が進展するとの期待が市場に広がりました。民間調査機関コンファレンス・ボードが朝方発表した5月の景気先行指標総合指数が市場予想を上回る上昇幅となったことも好感され、ダウは一時111ドル高まで上げ幅を拡大しています。

 ただ、その後発表されたミシガン大学調査の6月の消費者信頼感指数(速報値)が事前予想よりも大幅に低下したことから序盤の明るいムードが後退。ギリシャ問題に対する根強い警戒感や景気鈍化への懸念を背景に徐々に上げ幅を縮小。

格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、イタリアの長期債務格付けを引き下げ方向で見直すと発表し、欧州財政の脆弱さが改めて意識されたことも相場の上値を抑えましたが、ダウはプラスを維持し続伸。週間ベースでは7週ぶりの上昇となっています。一方のナスダックはリサーチ・イン・モーションの急落が重石となり3日続落です。


☆注目材料

 先週末のNYダウは2日連続高。前日比42ドル高の1万2004ドルと3日ぶりに1万2000ドル台を回復しています。

 シカゴ日経平均先物は9380円と17日(金)の東京市場の日経平均株価9351円と比べて29円高い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円00〜10銭とやや円高に振れています。対ユーロでは1ユーロ=114円45〜55銭とやや円安方向に振れています。ギリシャの債務問題を巡り、独メルケル首相と仏サルコジ大統領が早期の解決に向けて協調していくことで一致したことを受け、同問題への警戒感が和らぎ、ユーロを買い戻す動きが見られます。

 NY金価格は4日連続高。前日比9.2ドル高の1トロイオンス=1539.1ドルとなっています。

 NY原油は、前日比1.94ドル安の1バレル=93.01ドルと2日ぶりに値下がりしています。一時91.84ドルを付け、2月22日以来、約4ヵ月ぶりの安値水準となっています。

 本日は、8:50に5月の貿易統計が発表されます。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の事前予想は7100億円程度の赤字となっています。前月(4月)は4637億円の赤字と、4月としては第2次石油危機時の1980年以来、31年ぶりに赤字に転落しています。今回(5月)も2ヵ月連続で大幅赤字となる見通しです。

 16:00に5月のコンビニエンスストア売上高が発表されます。4月の売上高は既存店ベースで前年同月比1.6%増の6044億円と6ヵ月連続でプラスとなっています。ただ、東日本大震災後に起きた消費者の買いだめの動きが一段落したことや、イベント(花見など)の自粛などで日用品の売り上げが伸び悩んだことから、3月の同7.7%増から小幅な伸びにとどまっています。

 同時刻に5月の粗鋼生産・速報が発表されます。4月の同・速報値は前年同月比6.3%減の841万9000トンとなっています。東日本大震災の影響により、2ヵ月連続で前年水準を下回り、前年同月比でも7.6%減となっています。主要出荷先の自動車メーカーが、部品の調達難から生産を落としたことなどが響いています。

 パナソニックが、今期(12年3月期)の業績見通しを本日発表する予定です。

 
その他、今週の主な国内経済指標・行事は、22日(水)は5月の全国スーパー売上高の発表などが予定されています。

 今週は主要企業の株主総会が相次ぎます。21日(火)はみずほFG、22日(水)は東芝、23日(木)はホンダ、JR東日本、NTT、24日(金)は三菱ケミカルHD、武田薬品工業、新日鉄、日立、パナソニック、三井物産、ソフトバンク・・・等々が予定しています。

 海外では、本日はユーロ圏財務相会合、EU財務相理事会が開催されます(いずれもルクセンブルク)。

21日(火)は米連邦公開市場委員会が開催されます(〜22日)。経済指標では、5月の米中古住宅販売件数の発表が予定されています。

22日(水)は米連邦公開市場委員会(2日目・最終日)とバーナンキ米FRB議長の記者会見が予定されています。

 週後半の23日(木)はEU首脳会議(〜24日、ブリュッセル)、BISの財政政策・金融安定に関する会合(〜24日、ルチェルン)が予定されています。経済指標では、5月の米新築1戸建て住宅販売件数の発表が予定されています。

24日(金)はEU首脳会議(2日目・最終日)、BISの財政政策・金融安定に関する会合(2日目・最終日)。その他、5月の米耐久財受注、米1〜3月期GDP確報値の発表が予定されています。
週明け20日のNY株式市場は、ギリシャ問題の進展期待を背景に上昇。ダウは3日続伸です。

 ユーロ圏財務相会合で、ギリシャへの次回融資に関する最終決定が先送りされたことが嫌気されたことに加え、ゴールドマン・サックスが2─6月期の米経済成長率見通しを引き下げたことなども重石となりNY株は下げて始まりました。

 その後、財務相会合のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が記者会見で、「緊縮財政以外にギリシャに選択肢はない」と強調した上で、支援を受け取るために必要な全ての行動を取ると確信したと述べたこと伝わると、解決へ向け進展するとの期待につながり指数は切り返しています。

ただ、21日にギリシャ議会で内閣に対する信任投票が行われるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強く、上値・下値ともに限定的でした。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは3日連続高。前日比76ドル高の1万2080ドルとなっています。

 シカゴ日経平均先物は9445円と昨日の東京市場の日経平均株価9354円と比べて90円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円25銭前後とほぼ横ばい。対ユーロは1ユーロ=114円80銭前後とやや円安方向に振れています。

 NY金価格は5日連続高。前日比2.9ドル高の1トロイオンス=1542.0ドルとなっています。

 NY原油は小幅高。前日比0.25ドル高の1バレル=93.26ドルと2日ぶりに上昇しています。


 「パリ国際航空ショー」が昨日から開催されています(〜26日)。米国ボーイングと欧州エアバスが受注を伸ばすとの見方が高まっており、航空機の主力部品を生産する日本企業(IHI、三菱重工、川崎重工、富士重工・・・等々)にも市場の注目が集まりそうです。

 本日は、16:00に6月17日時点の3市場信用取引残高が発表されます。前回発表分(6月10日時点)は、買い残が前週比106億円減の1兆6636億円と5週ぶりに減少しています。一方、売り残は前週比136億円増の6167億円と5週ぶりに増加しています。信用倍率は前回(6月3日時点)の2.78倍から2.70倍となっています。

 本日開催の注目の株主総会は、みずほFG(システム障害に伴う経営責任)、HOYA(20件に及ぶ株主提案)・・・等々となります。

 その他、海外ではFOMC(米連邦公開市場委員会)が2日間の日程で開催されます。市場では、米国の金融政策に大きな変更はないとの見方が大勢を占めています。先行きを見通す上で委員会終了後のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の発言内容に注目が集まります。その他、5月の米中古住宅販売件数の発表が予定されています。

 EU(欧州連合)は19日夜、ユーロ圏財務相会合で、IMF(国際通貨基金)と共同によるギリシャ向け120億ユーロの融資の決定を先送りしています。2015年までの中期財政計画を、ギリシャ議会が月内に承認するように圧力をかける狙いです。
22日のNY株式市場は、引けにかけて利益確定の売りが優勢となりダウは5日ぶりに反落しました。

 ギリシャ議会での信任投票でパパンドレウ新内閣は信任されるとの観測を背景に前日は上昇しましたが、予想どおりの結果を受けて買い戻しの流れが一服。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文発表やバーナンキFRB議長の記者会見を控え序盤の市場は様子見ムードの強い展開となりました。

 米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、量的緩和第2弾(QE2)と呼ばれる長期国債の購入を計画通り6月末に終了することを確認するとともに、米景気認識をわずかに下方修正。声明文の内容はほぼ予想どおりで、市場の反応は限定的でした。

 しかし、同時に発表された最新の経済見通しで今年の米経済成長率見通しが下方修正され、その後の記者会見でバーナンキFRB議長が量的緩和第3弾(QE3)の必要性に言及がなかったことや、議長の景気認識がFRBの声明文よりも弱気との見方が広がり指数は引けにかけて利益確定の売りやポジション
調整の売りが膨らみました。業種別ではほぼ全業種がマイナスです。



☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比80ドル安の1万2109ドルと5日ぶりに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は9580円と昨日の東京市場の日経平均株価9629円と比べて49円安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円30銭前後、対ユーロは1ユーロ=115円20銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY金価格は7日連続高。前日比7.0ドル高の1トロイオンス=1553.0ドルとなっています。史上最高値を付けた5月2日(終値1557.1ドル)以来、約1ヵ月半ぶりの高値水準となっています。

 NY原油は、前日比1.24ドル高の1バレル=95.41ドルとなっています。

 米連邦準備理事会(FRB)は22日開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、景気判断について「緩やかな回復が続いているが、想定より幾分遅い」との認識を示し、下方修正しています。最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は0〜0.25%に据え置き、異例の低水準を今後も継続する方針を示しています。  


 昨日の日経平均株価は大幅高、前日比169円高の9629円と3日連続で上昇しています。上値抵抗線として意識された25日移動平均線の9506円や6月限SQ値9553円、そして一目均衡表の基準線9524円を上回り、6月1日以来、3週間ぶりの高値水準となっています。次は1日に付けた戻り高値9720円突破、そして心理的節目の1万円どころがターゲットとなります。

 本日は、15:00に6月第3週(6月13日〜6月17日)の投資部門別売買動向が発表されます。6月第2週(6月6日〜6月10日)の外国人投資家は2週ぶりに売り越し、売越額は398億円となっています。

 外国人は、昨年11月から29週連続(昨年11月第1週〜5月第3週)で過去最長の買い越しを記録した後、5月第4週に初の売り越しに転じました。そして6月に入り第1週は買い越しましたが、第2週には再び売り越しに転じています。

 14:00に、気象庁が3ヵ月予報(7〜9月)を発表する予定です。

 本日は、ヤフー、富士通、シャープ、三菱重工、ホンダ、NTT、JR東日本・・・等々が株主総会を開催します。

 海外では、EU首脳会議が本日から2日間の日程で開催されます(〜24日、ブリュッセル)。その他、経済指標では5月の米新築1戸建て住宅販売件数の発表などが予定されています。
23日のNY株式市場は、一時急落するも引けにかけて下げ幅を縮小。ナスダックは上昇に転じました。

 6月のユーロ圏総合PMIが市場予想を大きく下回り、09年11年以来の低水準を記録。HSBCの6月の中国PMIも前月から悪化。NY市場では、朝方発表の先週の新規失業保険申請件数が予想以上の増加となったことで世界的な景気鈍化への懸念が拡大しました。

 米連邦準備理事会(FRB)が前日、米経済の成長率見通しを下方修正する一方で、量的緩和第2弾(QE2)後の追加緩和策に慎重な姿勢を示したこともマーケットの重石。国際エネルギー機関(IEA)が、6年ぶりに戦略石油備蓄の協調放出を発表したのを受けて原油先物相場が急落し、エネルギーや素材株が大きく下げたことも指数を押し下げ、ダウは一時234ドル安まで下げ幅を拡大しました。

 ただその後、IMF・EU調査団とギリシャ政府が緊縮財政5カ年計画で合意したとの報道が伝わると指数は下げ幅を急速に縮めました。ハイテク株の比率が高いナスダックはプラスに転じています。

 

☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比59ドル安の1万2050ドルと5日ぶりに値下がりしています。一方、ハイテク比率の高いナスダックは、前日比17.56ポイント高の2686.75と2日ぶりに上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9590円と昨日の東京市場の日経平均株価9596円と比べて6円安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円50銭前後、対ユーロは1ユーロ=114円80銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY原油は大幅安。前日比4.39ドル安の1バレル=91.02ドルと4日ぶりに値下がりしています。一時89.69ドルを付け、2月22日以来、約4ヵ月ぶりに90ドル台を割り込んでいます。国際エネルギー機関(IEA)が昨日、加盟28カ国に義務付けている戦略石油備蓄を協調放出すると発表したことを受け、需給のひっ迫が薄れるとの見方から売りが膨らみました。
実施規模は日量約200万バレルに上り、日本を含む加盟各国が約10日以内に放出します。

 NY金価格は大幅安。前日比32.9ドル安の1トロイオンス=1520.5ドルと8日ぶりに値下がりしています。原油相場の値下がりを受け、リスク資産の縮小から、金にも換金売りが出ています。


 日産自動車が昨日発表した12年3月期の連結業績見通しは、営業利益が前期比14.4%減の4600億円となっています。トヨタ自動車の3000億円(同35.9%減)、ホンダの2000億円(同64.9%減)を大幅に上回っています。市場では、いずれも保守的な数字と見ており、下期以降の増産体制による収益上積みに期待が集まります。

 日産自動車の世界販売台数は今期460万台と、過去最高を記録した前期の418万5000台を上回る見通しです。一方、トヨタ自動車は724万台(前期730万台)、ホンダは330万台(同351万2000台)と前期を下回る見通しを示しています。

 昨日発表された6月第3週(6月13日〜6月17日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は2週連続で売り越し、売越額は1428億円となっています。一方、個人投資家は2週ぶりに買い越し、買越額は1017億円となっています。 

 第1四半期(3〜5月期)決算発表で、高島屋(8233)、ニトリ(9843)・・・等々が本日発表を予定しています。

 本日、株主総会を開催する注目企業は、新日鉄(住金との経営統合)、三菱ケミカルHD(被災により鹿島事業所が5月後半まで停止)、武田薬品工業(1兆円でスイスの製薬会社を買収)・・・等々です。

 海外では、EU首脳会議が開催されます(2日目・最終日)。その他、主な経済指標では5月の米耐久財受注、米1〜3月期GDP確報値の発表が予定されています。
 先週末24日のNY株式市場は、ハイテク企業の失望決算とギリシャ問題に対する根強い懸念で下落しました。ダウは3日続落、ナスダックは反落です。

 ギリシャの債務問題で、同国の緊縮財政5カ年計画が議会で承認されずデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念がある中、24日の欧州市場でイタリアの大手銀2行の株価が資本状況に対する懸念で急落、両行の売買が一時中断される事態となったことが投資家心理を悪化させ、この日のNY株式市場は序盤から売りが先行しました。

 朝方発表された5月の米耐久財受注額は前月比で予想以上の増加。1─3月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は年率換算で前期比1.9%増加と、前月発表の改定値から0.1ポイントの上方修正となりましたが市場は反応薄。

企業向けソフト大手オラクルや半導体大手マイクロン・テクノロジーの失望決算でハイテク株全般に売りが広がったことも相場を押し下げました。



☆注目材料

 先週末のNYダウは、前日比115ドル安の1万1934ドルと3日連続で値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は9610円と24日(金)の東京市場の日経平均株価9678円と比べて60円ほど安い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円35〜45銭とほぼ横ばい。

 対ユーロでは1ユーロ=114円05〜15銭とやや円高が進行しています。

  欧州株式市場でイタリアの銀行株が大幅安となり、取引が一時中断したことで、欧州の金融システムへの懸念が強まり、欧州単一通貨であるユーロに対する売りが出ています。

 NY金価格は前日比19.6ドル安の1トロイオンス=1500.9ドルと2日連続で値下がりしています。一時は1498.5ドルを付け、5月20日以来、約1ヵ月ぶりに1500ドル台を割り込んでいます。

 NY原油は小幅高。前日比0.14ドル高の1バレル=91.16ドルと2日ぶりに上昇しています。

 バルチック海運指数(BDI)は2日連続高。前日比10ポイント高の1424となっています。


 今週の主な国内経済指標・行事は、28日(火)に東電(原発事故の責任・賠償問題)、中部電(浜岡原発停止に伴う電力供給問題)、ソニー(情報流出に伴う経営責任)などの株主総会。29日(水)は株主総会の集中日で3月期決算会社全体の約4割が一斉開催します。その他、5月の鉱工業生産発表。30日(木)は5月の自動車生産台数、5月の住宅着工件数の発表などが予定されています。

 7月1日(金)は日銀短観(6月調査)公表。5月の有効求人倍率、5月の完全失業率、5月の家計調査、6月の消費者物価指数、6月の新車販売台数の発表が予定されています。その他、国税庁から路線価が公表されます。

 海外では、本日はBIS年次総会(最終日、スイス)。

 28日(火)は4月のS&Pケース・シラー米住宅価格指数、6月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)。ギリシャ国会で中期財政再建計画を採決する予定です。

 29日(水)は5月の米中古住宅販売成約。

 30日(木)は米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第2弾(QE2)が終了となります。その他、
6月のユーロ圏消費者物価指数・速報値の発表が予定されています。

 7月1日は6月の中国製造業購買担当者指数(PMI)、6月の米ISM製造業景気指数、6月の米自動車販売台数の発表が予定されています。香港(香港特別行政区設立記念日)、タイ(年央休暇)の市場が休場となります。
 28日のNY株式市場は、ギリシャ議会が緊縮財政策を可決するとの期待を背景に2日続けて大きく上昇しました。

 ギリシャ議会は、追加金融支援の前提となる緊縮財政策を今週中にも採択しギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)は回避されるとの見方が引き続き相場を支援。ドイツの大手銀行や保険会社が、保有するギリシャ国債のロールオーバー(借り換え)について、フランス案に基づき協議することが明らかになったことも買い安心感につながり、指数は上げ幅を拡大しました。

 この日朝方発表の4月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数で、主要20都市圏の住宅価格動向は季節調整前で前月比プラス。一方、民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した6月の消費者信頼感指数は市場予想を下回り昨年11月以来の低水準となりましたが、いずれも相場への影響は限定的でした。午後に入っても高値圏で推移し、指数はほぼ高値引けとなっています。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅高。前日比145ドル高の1万2188ドルと2日連続で上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9785円と昨日の東京市場の日経平均株価9648円と比べて130円ほど高い水準となっています。

 
今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=81円10銭前後とやや円安方向に振れています。
対ユーロは1ユーロ=116円55銭前後と円安が進行しています。ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決する可能性が高いとの見方が強まり、ユーロが買われています。

 NY金価格は、前日比3.8ドル高の1トロイオンス=1500.2ドルと4日ぶりに上昇しています。終値ベースで2日ぶりに1500ドル台を回復しています。

 NY原油は、前日比2.28ドル高の1バレル=92.89ドルとなっています。


 昨日の日経平均株価は前日比70円高の9648円となり、終値ベースで2日ぶりに9600円台に乗せています。13週移動平均線の9631円を上回り、心理的節目として意識される9700円台を一時回復しています。

 足元、次の節目は1日に付けた戻り高値9720円となり、そこを上回れば1万円台乗せがターゲットとなってきます。

 本日は、8:50に5月の鉱工業生産・速報値が発表されます。事前予想は前月比5.5%上昇となっています。

 4月の鉱工業生産は1.6%上昇と、過去最大のマイナス幅15.5%低下を記録した3月からは、わずかに持ち直しています。部品不足が深刻化した自動車や電子部品の生産減少が続き、家計の消費支出も自粛ムードが強く、上昇幅は小幅にとどまっています。今回(5月)は供給網の復旧が予想以上に進み、自動車や電子部品を中心に生産が急回復していることから、前月比で大幅上昇が予想されます。

 本日は、株主総会の集中日となります。東京証券取引所の集計では、3月期決算会社全体の約4割にあたる707社が一斉開催する予定です。日本製紙G本社(被災した石巻工場は9月末までに生産再開)、住友軽金属工業(公募増資、米アルミ圧延大手を買収)、関西電力(電力供給問題)、東北電力(電力供給問題)・・・等々が開催予定です。

 昨日発表された6月24日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比604億円減の1兆6387億円と2週ぶりに減少しています。一方、売り残は前週比399億円増の6109億円と2週ぶりに増加しています。信用倍率は前回(6月17日時点)の2.98倍から2.68倍に改善しています。

 気象庁は昨日、九州南部(宮崎、鹿児島県)が梅雨明けしたとみられると発表しています。1955年6月24日に次いで観測史上2番目に早い梅雨明けとなり、昨年より22日、平年より16日早いです。

 海外では、ギリシャで今週中に国会採決が予定されている政府の財政再建計画に反対して、同国の官民二大労組の連合組織が昨日から48時間のゼネストに突入。その他、米住宅ローン・借換え申請指数、5月の米中古住宅販売成約の発表などが予定されています。
6月末のNY株式市場は、景気改善期待を背景に4日続伸。ダウは約1カ月ぶり高値で取引を終了しました。

 ギリシャ議会が中期財政計画の実施方法を定めた法案を可決し、ドイツの金融機関がギリシャ国債の買い替えを含む草案で政府と合意したと伝わったことなどからギリシャの問題に対する懸念が大きく後退したことで、市場の目は景気動向に向きました。

 朝方発表の先週の新規失業保険申請件数は事前予想をやや上回ったものの、シカゴ購買部協会が発表した6月の景気指数(PMI)が前月比で低下を見込んでいた市場予想に反して改善したことで明日発表の6月のISM製造業景況感指数も改善するとの期待が強まったことが相場を後押ししました。また、この日は四半期末とあって期末特有の買いも入り指数は終日高値圏で推移しています。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは大幅高。前日比152ドル高の1万2414ドルと4日連続で上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は9900円と昨日の東京市場の日経平均株価9816円と比べて80円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円50銭前後、対ユーロは1ユーロ=116円75銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY原油は3日連続高。前日比0.65ドル高の1バレル=95.42ドルとなっています。6月22日以来、6日ぶりに終値ベースで95ドル台に乗せています。

 NY金価格は、前日比7.6ドル安の1トロイオンス=1502.8ドルとなっています。


 本日は、10:00頃に中国の6月製造業購買担当者指数(PMI)が発表されます。同指数は4月、5月と2ヵ月連続で低下し、5月は前月比0.9ポイント低下の52.0となっています。ただし、景気判断の分かれ目とされる50は27ヵ月連続で上回り、景気の拡大基調は継続しています。

 国内では、8:50に6月の日銀短観(企業短期経済観測調査)が発表されます。大企業製造業の業況判断指数(良いとする企業から悪いという企業を引いた割合:DI)は事前予想でマイナス6となっています。前回(3月)に比べて12ポイント悪化し、5四半期ぶりのマイナスとなる見通しです。3ヵ月後の先行きDIについては、生産・販売体制の正常化が進んでいることを背景に、前回のマイナス2からプラス3への改善が見込まれます。

 国内主要経済指標の発表が相次ぎます。8:30に5月の有効求人倍率、5月の完全失業率、5月の家計調査、5月の全国消費者物価指数(CPI)、6月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表されます。

 5月の有効求人倍率の事前予想は、前月を0.01ポイント下回る0.60倍と2ヵ月連続の低下となっています。5月の完全失業率は4.7%と2ヵ月連続で横ばいとなる見通しです。

 5月の全国CPIの事前予想は、生鮮食品を除く総合で前年同月比0.5%上昇となっています。4月は0.6%上昇し08年12月以来、2年4ヵ月ぶりにプラス転換しています。先行指標とされる6月の東京都区部CPI(中旬速報値)の事前予想は、生鮮食品を除く総合で前年同月比0.2%上昇なっています。4月の0.2%上昇、5月の0.1%上昇に続き、3ヵ月連続でプラスとなる見通しです。

 その他、今年1月1日時点の「路線価」(約38万地点)が本日発表されます(国税庁)。

 昨日発表された6月第4週(6月20日〜6月24日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は3週連続で売り越し、売越額は220億円となっています。売越金額は前週(6月13日〜6月17日:売越額1428億円)の約6分の1に縮小しています。一方、年金資金などを運用する信託銀行は5週連続で買い越し、買越額は378億円となっています。

 その他、米国では景気先行指数として注目度が極めて高い「6月の米ISM製造業景気指数」の発表などが予定されています。本日は香港(香港特別行政区設立記念日)、タイ(年央休暇)の市場が休場となります。
7月初日のNY株式市場は景況感の改善で5日続伸。ダウはおよそ1カ月半ぶりの高値で取引を終了しました。

 3連休を控えた週末のこの日序盤の取引は、週初から前日木曜日までの上昇でダウは480ドル近く上昇していることもあり利益確定の売りが上値を抑えた一方、前日のシカゴ地区PMIで製造業の景況感が大きく改善したことからこの日発表される6月のISM製造業景気指数も上振れるのではないかとの期待が相場を下支えしました。

 米供給管理協会(ISM)が午前10時に発表した6月の製造業景気指数は、前月比で低下を見込んでいた市場予想に反して4カ月ぶりに上昇。発表と同時に買いが殺到し、指数は一気にジャンプ。2日続けての指標改善で米景気の先行きに対する懸念が後退しました。

 ダウは5連騰で、5月19日以来およそ1カ月半ぶりの高値で取引を終了。
5日間の上げ幅は648ドル、上昇率は5.4%、週間では09年7月以来の大幅な上昇率となっています。


☆注目材料


 = NYダウ大幅高、5日連続上昇! =

 先週末のNYダウは大幅高。前日比168ドル高の1万2582ドルと5日連続で上昇しています。


 = シカゴ日経平均先物1万円乗せ! =

 シカゴ日経平均先物は1万円ちょうどと1日(金)の東京市場の日経平均株価9868円と比べて130円ほど高い水準となっています。


 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円75〜85銭、対ユーロでは1ユーロ=117円40〜117円50銭とほぼ横ばいで推移しています。

 NY金価格は2日連続安。前日比20.2ドル安の1トロイオンス=1482.6ドルと5月17日以来、約1ヵ月半ぶりの安値水準となっています。

 NY原油は、前日比0.48ドル安の1バレル=94.94ドルとなっています。

 バルチック海運指数(BDI)は、前日比9ポイント高の1422と4日ぶりに上昇しています。


 寄付き前の外国証券経由の注文状況で、先週末(金)は1700万株の大幅買い越しとなっています。直近で1700万株以上の買い越しを記録したのは、東日本大震災(3月11日)直後の3月16〜23日(5日連続で大幅買い越し)以来、約3ヵ月半ぶりとなります。

 本日は、日銀支店長会議が開催されます。冒頭、白川総裁があいさつする予定です(要旨公表)。14:30頃に各地域の景気情勢をまとめた「さくらリポート」(地域経済報告)を公表する予定です。

 今週は2月期第1四半期(3〜5月期)の決算発表が相次ぎます。5日(火)はローソン、6日(水)はABCマート、イオン、7日(木)は7&iHD、吉野家HD、8日(金)は良品計画・・・等々が予定しています。

 今週の主な国内経済指標・行事は、

6日(水)は5月の景気動向指数。

7日(木)は5月の機械受注。

8日(金)は6月限オプションSQ(特別清算指数)の算出日。

その他、6月の景気ウォッチャー調査の発表などが予定されています。

 
海外では、

今晩は米国市場が休場(独立記念日)となります。

5日(火)は5月の米耐久財受注・改定値、5月の米製造業新規受注。

6日(水)は英中銀金融政策委員会(〜7日)、6月の米ISM非製造業景況指数。

7日(木)はECB(欧州中央銀行)理事会、6月のADP全米雇用報告。

8日(金)は注目の6月米雇用統計の発表などが予定されています。
いい相場展開となってきた株式マーケット。先月(6月18日)の瞬間安値9318円を底にしてそれまでの軟調相場とは様相が一変。ここまで日経平均株価で700円近い上昇を示現し、一昨日(7月4日)には一時1万円の大台を回復しています。

 そうした中にありまして、チャイナ・マネー(中国系マネー)が着々と日本企業に向かっており、その動向からは目が離せません。足元で最新の株主動向が明らかになりつつありますが、今後、そのチャイナ・マネーが関心を持っている銘柄を探る動き、すなわちテーマとしてのチャイナ・マネー関連を物色する動きが強まりそうです。

 事実、6月半ばに東京電力株が連日でストップ高となる場面がありましたが、その背景として中国系マネーによる同社株の保有拡大観測があります。そして、一昨日には65円高の393円と大幅高となっていますが、同じくチャイナマネーの流入観測があります。


さて、3連休明けのNY株式市場は上昇一服。ダウは6営業日ぶりに小幅安となりました。

 前週5日間でダウの上昇率は5%を超えていましたが、3連休明けのこの日は上昇一服。6月のユーロ圏総合PMI改定値が2009年10月以来の低水準に落ち込む一方で、ドイツの2011年の成長率が政府予想を上回るとの見通しもありましたが、この日は市場参加者が少なくいずれも消化難の様子。

 朝方発表の5月の米製造業新規受注額は、増加率が市場予想を下回りましたが、週末発表の雇用統計を見究めたいとして手控えムードも強く、相場への影響は限定的でした。午後に入り、格付け会社のムーディーズがポルトガル国債の格付けを投機的等級に4段階引き下げたことが伝わるとNY株式市場は一時
売りが膨らみましたが、すぐに買い戻しが入り前週末終値付近に値を戻しています。

 ダウは小幅ながら6営業日ぶりに反落。ハイテク株の比率が高いナスダックはインターネット関連銘柄中心に買いが入り6連騰です。


つづきます



☆注目材料

 昨晩のNYダウは小幅安。前日比12ドル安の1万2569ドルと6日ぶりに値下がりしています。一方、ハイテク比率の高いナスダックは7日連続高。前日比9.74ポイント高の2825.77となっています。

 シカゴ日経平均先物は1万0015円と昨日の東京市場の日経平均株価9972円と比べて43円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=81円05銭前後とほぼ横ばい。対ユーロは1ユーロ=116円90銭前後とやや円高方向に振れています。

 NY金価格は、前日比30.1ドル高の1トロイオンス=1512.7ドルと3日ぶりに上昇しています。6月30日以来、2日ぶりに終値ベースで1500ドル台を回復しています。

 NY原油は、前日比1.95ドル高の1バレル=96.89ドルと2日ぶりに上昇しています。

 バルチック海運指数(BDI)は、前日比9ポイント高の1428と2日ぶに上昇しています。


 昨日の日経平均株価は6日連続高、前日比7円高の9972円となっています。日経平均株価の6日連続高は2月14日〜2月21日以来、約4ヵ月半ぶりで、震災後としては初めてとなります。

 昨日発表された7月1日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比776億円減の1兆5611億円と2週連続で減少しています。一方、売り残は前週比455億円増の6565億円と2週連続で増加しています。信用倍率は前回(6月24日時点)の2.68倍から2.38倍に改善しています。

 本日は、11:00に6月の車名別新車販売台数の発表が予定されています。5月はスズキの軽自動車「ワゴンR」が1万1186台で09年5月以来、2年ぶりに首位となっています。3月、4月と2ヵ月連続で首位だったホンダの小型車「フィット」は3位に後退しています。これまで09年6月以降、同社の「フィット」かトヨタのハイブリッド車「プリウス」のどちらかがトップを占めていました。

 14:00に5月の景気動向指数・速報値が発表されます。4月の同・改定値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇の103.6と過去最大の落ち込みを記録した3月から2ヵ月ぶりに改善しています。景気の数ヵ月先を示す先行指数は3.9ポイント低下の96.2と過去最大の落ち込みを記録した3月(4.1ポイント低下)から小幅に下げ幅を縮小、しかしながら2ヵ月連続で低下しています。

 今回(5月)の事前予想は一致指数が前月比2.5ポイント上昇の106.1、先行指数は同3.6ポイント上昇の99.8となっています。

 2月期第1四半期(3〜5月期)の決算発表で、本日はイオン(8267)、ABCマート(2670)、ミニストップ(9946)・・・等々が予定しています。

 海外では、英中銀金融政策委員会(〜7日)、1〜3月期のユーロ圏GDP改定値、6月の米ISM非製造業景況指数の発表などが予定されています。
6日のNY株式市場は、雇用状勢の改善期待などを背景に上昇。ダウは反発し、およそ2カ月ぶりの高値で取引を終了しました。

 中国人民銀行(中央銀行)が今年3回目となる利上げを発表したことにより、中国経済が減速し世界経済の回復の勢いも鈍るとの懸念が広がりました。

 また、前日にポルトガル国債の格付けを投機的等級まで一気に4段階引き下げた格付け会社のムーディーズが、次はアイルランドを格下げするとの噂が駆け巡ったことも相場の重石となったことに加え、米供給管理協会(ISM)が朝方発表した6月の非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことも嫌気され、序盤の取引で指数は軟調な展開となりました。

 しかし、下値は限定的。中国の利上げ局面は終盤で、政策の軸足を景気刺激へ移す時期が近付いているとの観測が台頭。ISMの非製造業景気指数を構成する雇用指数がわずかながら上昇したことで週末の雇用統計に対する期待が高まったことや、決算発表シーズンを控え企業業績への期待感などから指数はプラス圏に浮上しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比56ドル高の1万2626ドルと2日ぶりに上昇しています。5月12日以来、約2ヵ月ぶりの高値水準となっています。

 シカゴ日経平均先物は1万0070円と昨日の東京市場の日経平均株価1万0082円と比べて10円ほど安い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=80円90銭前後とほぼ横ばい。対ユーロは1ユーロ=115円85銭前後とやや円高が進行しています。

 NY金価格は2日連続高。前日比16.5ドル高の1トロイオンス=1529.2ドルとなっています。

 NY原油は、前日比0.24ドル安の1バレル=96.65ドルとなっています。

 バルチック海運指数(BDI)は2日連続高。前日比15ポイント高の1443となっています。


 昨日の日経平均株価は7日連続高、前日比110円高の1万0082円となっています。日経平均株価の7日連続高は09年7月14日〜7月21日以来、約2年ぶりとなります。また、日経平均株価が終値ベースで1万円台を回復したのは5月2日以来、約2ヵ月ぶりとなります。

 次は、節目として意識される大震災当日の終値1万0254円がターゲットとなり、そこを上回れば今年の年初来高値(2月17日)1万0891円が射程圏に入ってきます。

 本日は、8:50に5月の機械受注統計が発表されます。4月の同統計(船舶・電力を除く民需)は前月比3.3%減の7119億円と4ヵ月ぶりに減少しています。東日本大震災後では初の減少となり、内閣府は「震災で企業が若干、発注をキャンセルした影響もあった」としています。今回(5月)はプラスに転じる見通しで、事前予想は前月比2.7%増となっています。

 11:00に6月末時点のオフィス空室率が発表されます。5月末時点の東京都心5区における主要オフィスビルの平均空室率は、前月比0.04ポイント低下の8.88%と2ヵ月連続で改善しています。

 15:00に6月第5週(6月27日〜7月1日)の投資部門別売買動向が発表されます。6月第4週(6月20日〜6月24日)の外国人投資家は3週連続で売り越し、売越額は220億円となっています。売越金額は前週(6月13日〜6月17日:売越額1428億円)の約6分の1に縮小しています。一方、年金資金などを運用する信託銀行は5週連続で買い越し、買越額は378億円となっています。

 2月期第1四半期(3〜5月期)の決算発表で、本日は7&iHD(3382)、久光薬(4530)、ファミリーM(8028)、吉野家HD(9861)・・・等々が予定しています。

 海外では、ECB(欧州中央銀行)理事会、英中銀金融政策委員会(2日目・最終日)6月のADP全米雇用報告の発表などが予定されています。

 中国人民銀行(中央銀行)は昨日、金融機関の貸し出しと預金の基準金利(期間1年)を7日からいずれも0.25%引き上げると発表しています。利上げは4月6日以来、約3ヵ月ぶりで、金融政策を引き締め方向に転じた昨年10月以降では5回目となります。貸出金利は6.56%、定期預金金利は3.50%となります。
7日のNY株式市場は、良好な経済指標を好感して続伸しました。

 雇用統計の発表を明日に控え、米労働省がこの日朝方発表した先週の新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、民間雇用サービス会社のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した6月の全米雇用報告で非農業部門の就業者数が市場予想の倍以上の増加となったことで雇用情勢や景気の
先行きについて楽観的な見方が拡大。米主要小売り各社が発表した6月の販売動向が全体として堅調だったことも相場の支援材料となりました。

 ECB(欧州中央銀行)はこの日、政策金利の追加引き上げを決定。トリシェECB総裁は理事会後の記者会見で、ポルトガル債についてオペの担保の最低格付け規則の適用の免除を決めたことを明らかにし、ECBがインフレと欧州債務危機の双方に配慮したことも好意的に受け止められました。

 指数は終日堅調に推移し、ダウは5月10日以来、約2カ月ぶりの高値。ハイテク株の比率が高いナスダックは8日連騰で4月29日以来の高値水準で取引を終了しました。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは2日連続高。前日比93ドル高の1万2719ドルとなっています。年初来高値(5月2日)の1万2876ドルにあと157ドルまで迫っています。

 シカゴ日経平均先物は1万0220円と昨日の東京市場の日経平均株価1万0071円と比べて149円高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=81円25銭前後、対ユーロは1ユーロ=116円65銭前後と、いずれもやや円安方向に振れています。

 NY金価格は3日連続高。前日比1.4ドル高の1トロイオンス=1530.6ドルとなっています。

 NY原油は、前日比2.02ドル高の1バレル=98.67ドルと2日ぶりに上昇しています。

 バルチック海運指数(BDI)は3日連続高。前日比10ポイント高の1453となっています。


 = 外国人、大幅買い越し! =

 昨日発表された6月第5週(6月27日〜7月1日)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は4週ぶりに買い越し、買越額は2515億円と4月第1週(3634億円)以来の高水準となっています。一方、個人投資家は2週連続で売り越し、売越額は2106億円となっています。

 本日は、7月限オプションSQ(特別清算指数)の算出日となります。通常、日経平均株価の終値がSQ値を上回って引ければ、翌週以降の相場は堅調となり、下回ると軟調になるというアノマリーが見られます。従いまして、日経平均株価の終値がSQ値を上回るかどうか、この点が注目ポイントとなります。

 8:50に5月の国際収支状況が発表されます。経常収支(海外とのモノやサービス、投資などの収支状況)の事前予想は3800億円程度の黒字となっています。東日本大震災の影響から、貿易収支は赤字が続く見通しで、経常収支については全体として前年同月(1兆2226億円の黒字)より大幅に減少する見通しです。

 14:00に6月の景気ウォッチャー調査が発表されます。5月(前回)の調査では、街角の景況感を示す現状判断指数(DI)は前月比7.7ポイント上昇の36.0と2ヵ月連続で上昇しています。リーマン・ショック後の09年3月以来、2年2ヵ月ぶりの改善幅となっています。2〜3ヵ月先を見る先行き判断指数は前月比6.5ポイント上昇の44.9と2ヵ月連続で上昇しています。

 2月期第1四半期(3〜5月期)の決算発表で、本日は良品計画(7453)、オンワードHD(8016)、マルエツ(8178)、チヨダ(8186)・・・等々が予定しています。

 米国では今晩、6月の雇用統計が発表されます。焦点の非農業部門雇用者数の事前予想は前月比9万人増(5月は5万4000人増)となっています。失業率は9.1%と前月比(5月)横ばいの見通しです。

 欧州中央銀行(ECB)は昨日、ユーロ圏17カ国の主要政策金利を0.25%引き上げ、1.50%にすると発表しています。4月以来、3ヵ月ぶりの追加利上げとなります。


 
先週末8日のNY株式市場は反落。雇用統計が予想外に悪かったことで売りが出ました。

 朝方発表された6月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数は前月比1万8千人増にとどまり、10万人前後の増加を見込んでいた市場予想を大きく下回りました。前日のADP全米雇用報告で雇用者数が予想以上の大幅増となっていたことから雇用統計に対する楽観的な見方が広がっていましたが、実際の数値
はネガティブ・サプライズとなりました。

 ダウは一時152ドル安まで下げ幅を拡大し、前日までの2日間の上昇分を帳消しにしましたが、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小。11日のアルコアから始まる主要企業の決算発表への期待が相場の下支えとなりました。ナスダックは9営業日ぶり反落です。

☆注目材料

 先週末のNYダウは、前日比62ドル安の1万2657ドルと3日ぶりに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万0070円と8日(金)の東京市場の日経平均株価1万0137円と比べて60円ほど安い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=80円60〜70銭と円高方向に振れています。8日(金)発表の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比1万8000人増と事前予想の9万人増を下回り、米長期金利が低下。日米の金利差縮小からドルを売って円を買う動きが見られます。対ユーロも1ユーロ=114円90〜115円00銭と円高方向に振れています。

 NY金価格は4日連続高。前日比11.0ドル高の1トロイオンス=1541.6ドルとなっています。一時は1546.0ドルを付け、6月23日以来、約2週間ぶりの高値水準となっています。、

 NY原油は、前日比2.47ドル安の1バレル=96.20ドルと2日ぶりに値下がりしています。


 本日から2日間の日程で、日銀金融政策決定会合が開催されます。今回の会合では、国内における電力不足の影響や世界経済の減速懸念などを考慮し、政策金利(無担保コール翌日物)を現行の年0〜0.1%に据え置き、資産買入基金の規模も現状維持する公算が大きくなっています。11年度の国内総生産(GDP)の実質成長率見通しは、プラス0.6%(4月時点)からプラス0%台前半に引き下げる方向で検討する見通しです。

 15:00に6月の工作機械受注・速報値が発表されます。5月の受注総額・確報値は、前年同月比34.0%増の1080億6100万円と18ヵ月連続でプラスになっています。5ヵ月連続で受注額が1000億円を超える高い水準を維持しています。

 今週の主な国内経済指標・行事は、12日(火)は白川日銀総裁会見(政策決定会合後)。13日(水)は5月の鉱工業生産・確報値。14日(木)は6月の首都圏マンション発売戸数。15日(金)は日銀金融政策決定会合議事要旨(6月13〜14日分)の公表などが予定されています。


 海外では、本日はユーロ圏財務相会合。

12日(火)はEU財務相理事会、5月の米貿易収支、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録(6月21〜22日分)。

13日(水)は4〜6月期の中国GDP、バーナンキ米FRB議長が下院金融委員会で経済・金融政策について講演、6月の米財政収支の発表などが予定されています。

 週後半の14日(木)は6月の米小売売上高。

15日(金)はギリシャ国債24億ユーロの償還期限、6月のユーロ圏25カ国の新車販売台数、米国では、
6月の消費者物価、7月のニューヨーク連銀製造業景況指数、6月の鉱工業生産の発表などが予定されています。

 今週から、米国企業の第2四半期(4〜6月)決算発表が本格化します。

今晩はアルコア。14日(木)はJPモルガン・チェース、グーグル。15日(金)はシティグループ・・・等々が予定しています。

 9日(土)発表した6月の中国消費者物価指数(CPI)は、前年同月比6.4%上昇しています。5月の伸び率5.5%を上回り、08年6月の7.1%以来、3年ぶりの高水準となっています。
19日のNY株式市場は、企業の好決算と債務上限引き上げ協議の進展を好感して急反発。上げ幅としてはダウが昨年12月以来、ナスダックが昨年9月以来の大きさで、いずれも今年最大となっています。

 コンピューターサービス最大手のIBMは前日引け後に予想を上回る好決算を発表し、通期業績見通しも上方修正。飲料大手コカコーラや米銀大手ウェルズファーゴなど、市場予想を上回る好決算の発表が相次いだことが好感され買いが先行しました。

 米商務省発表の6月の住宅着工件数は予想以上の増加となり、先行指標の許可件数が予想外の増加となったことも相場の支援材料。8月2日に期限を向かえる米債務の上限引き上げ問題で、オバマ大統領が上院の超党派議員グループの提案に支持を表明し、野党共和党の議員の一部も支持を表明したと伝わると相場は一段高となりました。


☆注目材料

 = NYダウ、今年最大の上げ幅! =

 昨晩のNYダウは大幅高。前日比202ドル高の1万2587ドルと今年最大の上げ幅を記録しています。終値ベースで7月8日以来、7日ぶりの水準となっています。


 = シカゴ日経平均先物1万円台回復! =

 シカゴ日経平均先物は1万0010円と昨日の東京市場の日経平均株価9889円と比べて120円ほど高い水準となっています。


 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=79円15銭前後とほぼ横ばい、対ユーロは1ユーロ=112円00銭前後とやや円安方向に振れています。

21日(木)に開催予定のEU首脳会議を控え、ギリシャの債務問題が解決に向かうとの期待からユーロが買われています。


= NY金、一時史上最高値更新! =

 NY金価格は、前日比1.3ドル安の1トロイオンス=1601.1ドルと11日ぶりに値下がりしています。

19日未明の時間外取引で一時1610.7ドルまで上昇し、連日で史上最高値を更新しています。その後は高値警戒感から利益確定の売りが出ています。

 NY原油は、前日比1.57ドル高の1バレル=97.50ドルと2日ぶりに上昇しています。

 米アップルが19日(火)引け後に発表した4─6月期決算は、売上高が前年同期比82%増の285億7100万ドル、純利益が同2.2倍の73億0800万ドルとなっています。1株利益は7.79ドルと市場予想の5.85ドルを大幅に上回っています。これを受け、時間外取引で同社株価は約6%程度上昇しています。


 本日は、14:00に5月の景気動向指数・改定値が発表されます。5月の同・速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.4ポイント上昇の106.0と2ヵ月連続で上昇し、過去3番目の上げ幅を記録しています。また、景気の数ヵ月先を示す先行指数は3.6ポイント上昇の99.8と3ヵ月ぶりに上昇し、過去最大の上げ幅を記録しています。

 16:00に6月のコンビニエンスストア売上高が発表されます。5月の売上高は既存店ベースで前年同月比5.7%増の6567億円と7ヵ月連続でプラスとなっています。たばこなどの非食品が好調だったほか、おにぎりや弁当などの日配食品も堅調に推移しています。来店客数は同1.1%増の11億2094万人、平均客単価は同4.5%増の585.8円となっています。

 同時刻に6月の日本製半導体製造装置BBレシオが発表されます。BBレシオは、半導体業界全体の3ヵ月平均の受注額を同期間の出荷額で割って求めます。5月の同・速報値は0.94と、3月の0.95、4月の0.97に続き3ヵ月連続で1.00を割り込んでいます。

 同時刻に7月15日時点の3市場信用取引残高が発表されます。前回発表分(7月8日時点)は、買い残が前週比630億円減の1兆4981億円と3週連続で減少しています。一方、売り残は前週比533億円増の7099億円と3週連続で増加しています。信用倍率は前回(7月1日時点)の2.38倍から2.11倍となっています。

 海外では、6月の米中古住宅販売件数の発表などが予定されています。

 今晩は、米半導体大手インテルの4〜6月期決算発表が予定されています。日本の半導体・ハイテク関連企業への影響が大きいだけに、その内容に注目が集まります。

 その他、米国企業の4〜6月期決算発表で、アメリカン・エキスプレス、クアルコム・・・等々が予定しています。
 20日のNY株式市場は、利益確定の売りで小幅反落となりました。

 アップルなど市場予想を上回る好決算を発表した銘柄を中心に買いが入りましたが、前日にダウが200ドル高した後とあって利益確定の売りで上値が重い展開となりました。

 朝方発表の6月の中古住宅販売戸数が予想外に減少し、7カ月ぶりの低水準となったことも相場の重石。米債務の上限引き上げに向けた協議で、超党派議員グループの赤字削減案に対し共和党が抵抗しており、この問題に対する期待感が後退していることも手控えにつながりました。企業の好業績が支援材料と
なり下値も限定的でしたが、個別物色にとどまり指数は小幅安で取引終了です。


☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比15ドル安の1万2571ドルと2日ぶりに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万0075円と昨日の東京市場の日経平均株価1万0005円と比べて70円ほど高い水準となっています。

 今朝6:00現在の円相場は、対ドルで1ドル=78円75銭前後、対ユーロは1ユーロ=111円95銭前後とほぼ横ばいで推移しています。

 NY金価格は2日連続安。前日比4.2ドル安の1トロイオンス=1596.9ドルとなっています。

 NY原油は2日連続高。前日比0.64ドル高の1バレル=98.14ドルとなっています。

 NY市場で、引け後に発表されたインテルの4〜6月期決算は、売上高が前年同期比21%増の130億3200万ドルと事前予想の128億3000万ドルを上回り、四半期として過去最高を更新しています。1株利益は0.59ドルとなり、事前予想を上回っています。


 昨日は日経平均株価が大幅高、前日比116円高の1万0005円と7月11日以来、立会日数で6日ぶりに1万円の大台を回復しています。

 次は、7月8日に付けた戻り高値の1万0207円、昨年の大納会(12月30日)の終値1万0228円、大震災当日(3月11日)の終値1万0254円など節目(ふしめ)の集中する1万0200円台が意識されます。この水準を突破しますと、今年の年初来高値(2月17日)1万0891円が射程圏に入ってきます。

 本日は、8:50に6月の貿易統計が発表されます。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の事前予想は1650億円程度の赤字となっています。前月(5月)は8558億円の大幅赤字となり、赤字幅はリーマン・ショックで輸出が急減した09年1月に次ぎ、過去2番目の水準となっています。今回(6月)は3ヵ月連続の赤字が予想されますが、赤字幅は縮小する見通しです。

 昨日発表された7月15日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比396億円増の1兆5378億円と4週ぶりに増加しています。一方、売り残は前週比582億円減の6516億円と4週ぶりに減少しています。信用倍率は前回(7月8日時点)の2.11倍から2.36倍となっています。

 本日は、主要企業の決算発表で15:00台にカゴメ(2811)、中外製薬(4519)・・・等々が発表を予定しています。

 海外では、欧州連合(EU)首脳会議が開催されます。ギリシャへの第2次追加支援とユーロ圏の金融安定について協議する予定です。

 その他、バーナンキ米FRB議長の議会証言、6月の米景気先行指数(コンファレンス・ボード)、5月のFHFA米住宅価格指数の発表などが予定されています。

 米国企業の4〜6月期決算発表で、今晩はマイクロソフト、モルガン・スタンレー、AMD、AT&T・・・等々が予定しています。

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