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ニランジャナセワサンガ コミュのスタツア感想その2

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:2008年9月
日本大学4年 宮下阿弓
「日本で私が出来ること」
  今回の旅を通して、子供や村の人との心温まる楽しい交流とともに、「お金」というものについて私はとても考えさせられた。 ニランジャナは学校・孤児院・クリニック・裁縫教室などさまざまなことを無料で行っているチャリティースクールで、このスタディーツアーでは孤児院で孤児達と一緒にご飯を食べたり、生活のほとんどをともにし、学校で自ら授業をさせてもらったりしたが、その運営は常に赤字続きだという。というのも、現在のニランジャナの収入源は大阪にあるインドカレー屋さんの収入と全国の寄付金のみ。しかしニランジャナのあるビハール州にはたくさんの貧しい人たちがたくさんいて、まだまだ援助の手が足りないというのが状況である。

 私たちがニランジャナに滞在している間、ニランジャナの学校の先生の給料についての問題が大きな課題として初めて浮上した。話を聞いてみると、公立の先生の給料が少なくて7000ルピーのところ、現在のニランジャナの先生の給料はなんとわずか1500ルピーだった。これだけでは先生達は到底生活していけなくて、親にお金を借りたり、なんとか切りつめて生活してきたという。しかしそれぞれ所帯を持ち、一家の大黒柱として家計を支えている先生達はついに生活の危機に瀕し、やっとこの問題が浮上した。もちろんこれまでも先生の給料不足という問題意識あったものの、裸足で学校に来る子供、お腹をすかしている生徒を間の前すると、自分のことそっちのけで他人に力を注いでしまう、そんなニランジャナの人らしさが積み重なった現状だと思った。

 この状況を受けて、私たちはミーティングを重ねた。「1円でもいいから今すぐ寄付したい!」「今すぐしてしまったらお金を渡すことの価値が下がってしまわないか?」「そんな事いってられない、今彼らに必要なのはお金だ!」・・・。 13人のメンバーにはそれぞれいろんな意見や葛藤があった。私も自分の考えが何度も分からなくなった。

 そんな中、先生達のミーティングに参加させていただき、これからニランジャナが自ら収入源を持ち安定した経営を行う為の案を伺う機会があった。牛を買って酪農をする、オーガニック農業をして生徒の食費をまかない、さらに野菜を売ることで収入が得られる・・・。様々な案が出されたが牛1頭買うのにも、農業の土地を買うにも、莫大な資金が必要でどれもこの状況をすぐに解決出来るものではないことが明らかになっていき、話し合いが進むに連れ、私と友人はとても心が苦しくなっていった。

 日本でも「お金」はとても価値のある、大切な物。だけどスタディーツアーのメンバーのお財布の中にはきっと先生達のお給料の何ヶ月分ものお金が入っているだろう。そのお金で彼らの生活を少しだけ助けることが出来るが、逆にそんなお金では、彼らの生活を根本的に救う事は出来ない。少しのお金の大切さと、少しの力の無力さを同時に突きつけられたような、なんとも言えない苦しさが私たちを襲っていた。

そしてそんな苦しい状況の中で、貧しい人のために無償で教育を続けている先生やスタッフがいつかニランジャナを離れていってしまうのではないかと凄く不安になり、私はほとんど話せない英語で「私たちも日本から支援することを誓うから、どうか教育を辞めないでください」と精一杯伝えた。気が付くとボロボロ涙がこぼれてきた。

 するとプリンシパルは、いつもの優しい笑顔で応えてくれた。「絶対に辞めない」と。 それはニランジャナに関わるスタッフ、先生、その家族、生徒、子供達、そして私たちも全てが家族だからだそうだ。困った人がいたらみんなで助ける、その時一番最前の事をする、そうすれば神様がきっと助けてくれる。シッダールタさんが学校を初め、その考えに共感したたくさんの人がビジネスではなく心、仕事ではなく使命として集まってきたのがニランジャナなんだと感じた。人の優しさや偉大さに涙が出たのは初めてだった。ニランジャナは本当に温かくって、にぎやかで、本当に居心地のいい素敵な場所だ。この場所がさらに発展して、多くの人を救っていくことを心から祈っている。

 孤児達は人なつっこくて、本当に可愛かった。この子達にもニランジャナの孤児院にくるまではたくさんの貧しさや苦しさがあったのだろう。年齢は様々だが、小学生の子がほとんど。どの子もお母さん甘えたい位の年頃だろうと思うと少し淋しくなったが、シッダールタさんを初めニランジャナの人の子供への愛情の深さを見るとその不安は吹っ飛んだ。うわべではなく、偽善ではなく、本当に彼らは家族なんだと思った。今まで神様のことなんて考えたこともなかったし、ボランティアと偽善という言葉は紙一重だと思っていた。それでも、世界では貧しさに苦しんでいる人がいることは分かっていて、メディアを通してじゃなく自分の目で貧困や教育の現状を見てみたい!!そんな思いでこのツアーに参加した。このツアーはその思いを満たしてくれるのに、充分だった。ニランジャナの孤児院、学校の子供達との関わりだけに終わらず、最も貧しい村の人との交流会、若者とのミーテイング、孤児とのピクニックは一緒にサッカーしたり本当に楽しかった。子供の笑顔は本当にキラキラしていて、この子達が安心して笑って暮らせるように、日本に帰ったら少しでもニランジャナの事を知ってもらって、力になろう!と心に誓った。それが、私たちを温かく出迎えてくれて、私たちのことを家族だと言ってくれて、いつでも戻っておいでといってくれるニランジャナの人たち、また日本とインドの架け橋となっている章代さんへの恩返しだと思う。

 インドから帰ってきて、日本で私が出来ること。 このツアーで「お金」がどれだけ物質的な物かを感じた。言葉ではうまく表せないが、「お金」に心はなくて、本当に物質的なもの。また貧しいのとお金がないのは違うと思った。 日本に帰ってきて、綺麗に整備され道路、何もかもありふれた社会のありがたみを感じるとともに、少々戸惑ってしまう。が、何も日本がこの発展を辞め、質素な生活をする必要はないと思うのだ。私たちはそれぞれの毎日を豊かに生きていくべきだ。しかし、食べ物を残してしまうとき、

何かを無駄にするとき、ただぼーっと目的もなく生きてしまうとき、お腹を減らして死んでいく子供がいること、人生の希望などなく日々生きていくのに精一杯の人達がたくさんいたことを思い出したい。その気持ちを日本人一人一人が持ったら、きっと何かが変わると思う。 そのために、1人でも多くの人に現状を知ってもらうこと、小さな力だがニランジャナの会員となって寄付を続けることが、私に出来ること。




:2008年9月
杏林大学 総合政策学部 4年生 黒澤華子
1、インド滞在2日目で「もう日本に帰りたい」と思っていた私が、最終日には「もっとブッタガヤにいたい。また必ずインドに来よう。」と心境が大きく変化していた。

それは全てニランジャナの子どもたちと先生方とそしてスタッフと出会ったからだ。「実際にNGOの現場をこの目で見たい。そして、自分にしか出来ないことを見つけたい。」との思いで参加したスタディーツアー。そこでは、本や映像では分からないリアルなインドの姿を見ることができた。ニランジャナで出会った子どもたちは元気で明るくて、私たちにいつも勇気を与えてくれた。本当に彼らの笑顔に何度も勇気づけられたのは事実だ。

その一方で、シッダルタやプリンシパルから村の現状や学校の現状などの話を聞けば聞くほど、村社会の厳しさや学校運営の厳しさなどを痛感した。でも、そういった厳しい現状に負けることなく、希望をもって前進し続ける彼らの姿に、もの凄い使命感というものを私は感じていた。「子どもたちに教育を受けさせたい」との熱い想いが、先生方やスタッフ、そして村人にまで伝わって、学校は成り立っているんだなと実感した。

先生とのミーティングに参加した際、ある先生が「何があっても、この仕事を続けたい」と答えた。この言葉を聞いたとき、私は涙が止まらなかった。先生方の情熱はきっと生徒たちに伝わっているはずだから。私はこの旅で「使命とは何か」と常に自身に問い続けていた。

日本に帰ってもまだ明確な答えは見つかっていない。でも、まずは身近な人を幸せにすること、そして自分の出来ることから始めようと思った。私たちはスタート地点に立ったばかり。全てはこれからだ。勇気を出して行動を起こしていきたい。

最後にこの旅で出会えたかけがえのない仲間は、一生涯の仲間になりました。そして章代さんには、本当に心から感謝しています。章代さんがいたからこそ、私たちはたくさんの経験をすることができました。本当にありがとうございます。 
:2008年9月
近畿大学 中澤太輔
インド ニランジャナスクールでの感想
ニランジャナスクールの学生は羨ましいな。感想を書こうと思うと、沢山のことが思い浮かびましたが、その事が一番に出てきました。一体何が羨ましいかと言うと、校長先生や先生方の愛情をこれでもか、という程に受けていると感じたからです。僕達が訪れた町は、インドでも特に貧困がひどい地域です。学校に来ている学生も裕福だと言える訳ではありません。そんな環境の中での先生から学生への愛情には驚かされました。

その反面、先生の給料に驚かされました。その額は1500ルピー(約4500円)です。インドで、日雇い仕事の人でも毎日働けば1500ルピー(4500円)は超えると聞きました。大学まで出て、1500ルピー(4500円)しかもらえない状況です。日本の先生の何割が、この環境で教師をしたいと手をあげるのでしょうか。この先生達とミーティングを行った時が僕の中で、最も印象に残っています。

「学校で働いていてどんなことを感じているか」と聞いてみると、先生方は皆「この学校の生徒や先生方は、家族です」「だから、支援があるとかないとか関係なく辞めません」とおっしゃっていました。自分の生活が苦しいのに、何故こんなに人の事をおもいやれるんだろうかと感じました。

そのミーティングの最後に、校長先生がお話をくださいました。校長先生がおっしゃっていたことは、英語だったので詳しくは何を言っているのかは分かりませんでしたが、校長先生の喋る「声」「表情」「仕草」を見て聞いて、本当に心から先生を、生徒達を、孤児達を家族だと思って、接しているのだなと感じたとき、本当に感動して、生徒達を羨ましく感じました。

そして、学校で、孤児院で、必死に勉強している子供の姿を見ていると、先生方の愛情が子供達にちゃんと伝わっていて、すごくすごく深い絆で、本当に家族みたいに繋がっているんだなと思ったのです。ニランジャナスクールにはもう1度行きたいと思います。

:2008年9月
関西大学 秋吉香織
今の率直な気持ち。インド、ブッタガヤ、ニランジャナスクールに帰りたい。
ツアーに参加する前は再びインドを訪れられるという喜びの半面、初対面の人と2週間一緒なんて大丈夫かな、スタディーツアーってなんか堅苦しいな、などという不安もいっぱいありました。でも実際参加してみると同じ志しを持った人たちの集まりですぐに意気投合することができ、このツアーを通じて大切な仲間に巡り合うことができました。授業の準備や寄付についてのミーティングなど学校滞在中は日々勉強で投げ出したくなること、意見がまとまらないことへの苛立ちが募ることも多々ありましたが今振り返ると良い思い出。様々な人の意見を聞くことの大切さを知り、学校では決して教えてくれないとても大切なものを学べました。

ニランジャナスクールの人たちは大人、子供問わず本当に良い人ばかりで私のインド人に対するイメージが覆されました(笑)先生方からは子供への愛情を強く感じ、そして子供たちは皆本当に活き活きと、きらきらしていて思いやりの心に満ち溢れていました。ツアーに参加する前は貧困地域ということで暗い雰囲気が漂っているのかなと勝手に思ってしまっていましたがそれとは正反対。私たちよりよっぽど心が広く明るく笑顔で、与えられるものがたくさんありました。

大学在学中に絶対またニランジャナスクールに行きたいです。今回沢山のものを与えてくれた先生方、子供たちに恩返しがしたいです。また、自分に日本でできることはきっとあるはずだからニランジャナスクールのためにできることを探して、これからずっと支援していきたいです。ニランジャナスクール大好きです。




:2008年9月
龍谷大学 社会学部 4回生 上田智恵
スタディツアー参加の感想
 はじめにまず言っておきたいことがあります。それは、「インド」の感想と「ニランジャナ」の感想をはっきり分けて聞いて欲しい点です。というのも、私は初海外にインドを選択しました。新聞でよく目にしていた「BRICs」「IT大国」であるインドの首都は、高いオフィスビルが立ち並び、夜でも明るく、品のいい人たちが行きかっているというのが私のイメージでした。しかし、現実は想像以上に衝撃的で・・・。

道路がちゃんと整備されていないのでホコリっぽく空気が悪いうえに独特のインド臭。交通ルールはあるのかツッコミどころ満載の車間距離や運転テクニック。日本人と見ると寄ってくる物乞いや物売り。ゴミはそこら中に捨てられ牛や犬があさっている光景。お湯が急に出なくなる、あるいは元から出る気のないシャワー。予約もしていない列車にズカズカと乗って来て勝手に席を占領するインド人。神聖な牛につばをかけるインド人。神聖なガンジス河で体を洗ったり洗濯をして明らかに河を汚しているだろうインド人。右を見ても左を見てもインド人。どこを見てもインド人。正直言いまして、ぐっすりと熟睡できた日はありませんでした。どれだけ日本が安全で清潔か痛感しました。 

かえるのようにひょこひょこと進む青年、ひざからピンクの身が見えていました。駅で寝転がっている老人、あばら骨が浮き上がっていました。下半身が機能していないのか、キャスターをつけた板にのって移動する少年。やけどを負った体を見せて物乞いをする少年。声を大にして言いたい・・・「なんだこの国は!?」。ここがIT大国?これがBRICs?!何が本物のインドなのか分からなくなりました。 

ここまでだと私はインドを受け付けないかのように見えますが、やっぱり合わないとおもいます。ストレスで1週間不正出血をだすほどだったので。 そんな私がもう一度インドに行きたいと思うのは、ニランジャナスクールのあるブッダガヤのみ!です。ゆったりした雰囲気、自然、なによりニランジャナスクールの子ども達、先生、スタッフの方々に癒されました。

勉強が大好きな子ども達はカメラを向けると嬉しそうに笑顔を見せてくれました。私たちとあまり年が変わらない先生たちもカバディをするときは子どものように無邪気でした。中でも一番心を打たれた事は、子ども達も先生もみんな自分より他人を思っている、ということです。最初にスクールを訪問した時に、各学年からクッキーやお菓子をもらいました。食べきれないのでどうぞ食べてと差し出しても「これは私たちの歓迎の気持ちだから」と言われました。普段クッキーとか食べれないのにです。自分の生活も苦しいのに私たちのことを優先して考えてくれる先生との

ミーティングの時はこぼれそうになるものをこらえるのに必死でした。「貧しい人たちのために働きたい」と考える子どももいました。生活は貧しくても心は豊かなニランジャナの人たち。生活は豊かでも自分のことばかり考えてしまう私含め日本人の大多数。本当の幸せとは何なんやろ・・・ニランジャナの星空を見上げ、家族や友人のことを思い出しました。 このツアーで、目には見えない多くのものを得ることができました。当たり前のことに感謝して、周りに感謝する。インドに行けたこと、中味の濃い2週間にできたこと、無事に帰ってこれたこと、家族、仲間、すべてに感謝です。

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