古澤剛　-Takeshi Furusawa-コミュの★2011.12.15原宿アストロホールUnforgettable Day ・レポ

セットリスト

1.Got you on my mind（カバー）
2.ロマンス日より
3.KISS（新曲）
4.Believe
5.愛の歌
6.Fool on the hill（カバー）
7.しあわせの意味
8.Color（新曲）
9.SUN歩しようぜ！！
10.In my mind（新曲）
11.I've got feeling
12.言葉にならない
13.答え（新曲）
14.Image

〜アンコール１〜
15.Worry
16.Humanoise
17.辿り着いたらそこは

〜アンコール２〜
18.Change
19.silent night(カバー)



この日は朝から12月だとは思えないほどのポカポカ陽気に恵まれた。
まるで“Unforgettable day”を予言しているかのような真っ青な空は、この日に想いを寄せるすべての人の期待を一層押し寄せる。

開場時間の少し前に到着すると、すでにライブハウスの前には長蛇の列。
色とりどりのコートに身を包み、久しぶりに顔を合わした仲間同士が笑顔で再会を喜び、初対面同士は新たな出逢いの繋がりを喜ぶ。。。
そんな情景を見るのが近頃、本当に嬉しくてたまらない。

開演予定時間を少し過ぎ、爽やかな白シャツの古澤くんが登場！
この日の昼間の空のような、晴れ渡った清々しい表情。
“やっと会えたー！！”心でそう叫んでるような笑顔。

そして、なんとこの日はお馴染みのメンバー原田さんとノッチさんに加え、コーラスのキタさんとユミさんを迎えての新たな編成スタイルでスタート。

ワンマンライブで1曲目からカバーを持ってきたのには驚きでした。
これって相当自信がないとできないことなのでは・・・・

軽やかなテンポが心地よい。
そして古澤くんの渋く力強いヴォーカルに被せられるデュワ〜という美しいコーラスに心が踊る。

憎すぎる演出に完全にやられてしまった(笑)。

もうここからは完全に古澤ワールド。

古澤くんはもちろん、原田さんもノッチさんも、コーラスのお２人も、これ以上ないってくらいの笑顔で私達を迎え入れてくれました。

曲の合間には、終始抑え切れない笑みをこぼす古澤くん。
思わず両頬に指を指し・・・

『ニコニコが止まらない・・・ほんっと嬉しいよー!!!!』と嬉しそうに口にする場面も。

新曲“KISS”では、初めて聴く曲なのに、カラフルなサウンドに我慢ができず、座席がある人達もオールスタンディングに！
クリアで広がりのあるコーラスの中、跳ねるようなテンポでkiss! kisskiss! kiss』と、これまた満面の笑顔で歌ってくれました。
今までの古澤くんにはないような、とっても可愛い曲
でも、歌詞の内容はちょっと切ない・・・かも

ＭＣになると仕切りに出てくる『大好き』『会いたかった』という言葉で、本当に心の底から、この日を心待ちにしていたんだと思わせてくれる。

『前回のバースデーライブでみんなにもらった愛情が本当に大きすぎて・・・みんなに会いたくて会いたくてたまらない２ヶ月半だったんですよ。』

『今日は僕がみんなにお返します！　そんな気持ちで今日はここに立っています！』

一人一人と目を合わせて歌ってる様子が本当によくわかる。
ただ歌うのではなく、一人一人の心の中に届けようとしてくれてる。。。そんな情熱が見えるから、私達もまた古澤くんから目を離せなくなる。
完全に古澤くんの歌に、ギターに、想いに、吸い込まれてしまう。



『もうホント大好き　抱きしめていいか〜？！　キスしていいか〜！？　その先は？？？』　



『・・・・・。』



『・・・自粛!!!』



客席、失笑(笑)。

そんなちょっと弾けた一幕も(笑)。


古澤くんＭＣ上手くなったなぁ。。
ここ最近特に感じます。

『もう、この場に立つことに緊張しなくなりました！』と饒舌なＭＣは止まらない♪

最近のライブでは「ステージ」と「客席」との間に仕切られた壁をほとんど感じなくなった。
今回もそう。古澤くん自身がこの限られた時間と空間で、本来あるであろうこの境界線を自ら取り払って、私達のそばに来て歌ってくれている・・・そんな感覚にさせてくれた。

いつからだろう、こんな感覚。
少なくても今年の始め頃には感じなかった柔らかさがある。
代官山LOOPでやっていた頃はどうだっただろう。
今ほど、ステージの高さもなく、客席との実際の距離は今よりも近かった。
もちろん変わらず、ステージで歌う古澤くんの姿にみんなは魅了されていた。
けれど、それと同時に古澤くんの緊張感も客席まで伝わり、一方、客席の私達の緊張感を古澤くんも感じ取っていた。
そんなﾋﾟﾝと張り詰めた空気の中で観るライブも良かったけれど、どこか他人行儀な見えない境界線があったことも事実だった。

きっと、みんなとの距離・・・心の距離が近くなったからかな。
古澤くんから届けられる音楽や想いをキャッチして、それをまた温かい気持で返すみんなが必ずそこに居るから。
この絶対的な揺ぎ無い関係が、いい意味で古澤くんに自信を与えているように思う。
もちろん、その“みんな”とは、ライブを観に来ている人だけではない。

この日、古澤くんが歌っているその瞬間に、いったいどれだけの人達が、アストロホールに向けて心を寄せていたか。。。
行きたくても行けない、会いたくても会えない人達がいったいどれだけ居たか。。。

この日、古澤くんは度々“遠くからいつも応援してくれているみんな”が居ることを話してはその人達を思い浮かべ、満たされた表情を見せてくれた。
間違いなく、 自分を応援してくれているすべての人の想いを古澤くんはしっかりと受け止めて、ステージに立っていました。



そして“Unforgettable Day”　〜忘れられない日〜

この日は古澤くんのお母さんの命日であり、原田さんのお父さんの命日でもありました。
それを知らず、この日にライブをすると決めた坂本さんの直感。

そして、坂本さんの分身ギターと古澤くんとの共演！(坂本ブログ参照『一緒にステージに立ってるぞ！！』http://naoki69.f-takeshi.jp/#top)

今、応援してくれているすべての人との出逢いは、必然であり、
出逢うべくして出逢ったみんなと作り上げる毎日が今の自分を創っているだという古澤くんの伝えたい想いが溢れていました。


最後の曲、キラキラと輝く照明の中の“Silent Night”
もうすぐ迎えるクリスマスをぐっと近くに感じ、幻想的な余韻に包まれ。。。
この日のUnforgettable Dayが幕を閉じる。

最後の最後。

『絶対に武道館に連れていくからなー!!!!!!』　と勢いよく叫ぶ古澤くん。

真っ直ぐに前を見据えたその視線は更に私達の心を熱くした。
そして、名残惜しそうに両手を振りながらステージ袖にはける古澤くんへのみんなからの拍手はなかなか鳴り止まなかった。

みんなの心にまた一つ忘れられない日が刻まれました。

確実に何かが新しく始まっているような気がする!!!





最後に新曲“Color”に込められた古澤くんの想いを。


“ここにあなたが居なければ

空の色も知らない

歌い方も知らない

この目に映った全てが、あなたにもらった色

この声に乗せる全てが、あなたにもらった音”



※写真はオフィシャルブログからお借りしました。
　　画像右：コーラスの宮上裕美さんと、喜田康二郎さん。