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とあるそにつくの東雲研究所コミュの110315 放射能について、そにつくなりの解説

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なんかやたらと放射能についての報道が錯綜してる気がするんで、自分なりにまとめてみる

Q.そもそもSv(シーベルト)ってなんぞ?
A.生体が浴びる放射線の悪さしてくれる量、と捕らえればとりあえず問題なし。

本当の定義としては、「物質が放射線に照射された時、物質の吸収線量を示す単位がグレイ(記号Gy。定義J/kg)である。ただし、生体(人体)が放射線を受けた場合の影響は、受けた放射線の種類(アルファ線、ガンマ線など)により異なるため、吸収線量値(単位、グレイ)に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて線量当量(シーベルト)を算出する」(Wikipediaより)

わかりづらければ上のA.の直後に書いてある言葉で捕らえればOKです。
理系には怒られますが、医者には満点もらえます。
つまりでかいと生体への悪影響がでかい数字です。


Q.ミリSvとかマイクロSvって?
A.1Sv=1000ミリSv  1ミリSv=1000マイクロSv

 ミリSvはmSvと書きます。マイクロSvはμSvと書きます。
 1Svなんて冗談みたいな値だから、普段出てきません。
 普段見るのはミリSv マイクロSvです。


Q.最近よく聞く「正門前で○○マイクロSv」っていうのはどういう意味?
A.一時間そこにいると、○○マイクロSvを浴びる、という意味です。本当の単位は【マイクロSv/時】です。ただ、自動車の速度を言うときに「50キロ」というのと同じく、【/時】を言ってないだけです。


Q.大量に浴びると危ないらしいけど、どれくらい浴びると危ないの?
A.一般に「年間で200ミリSv」

ここまでは、健康に影響がないとされています。これ以下の被曝をした人の発癌率が、自然に発生する癌の発生率と同レベルの27%前後になったため、ここがひとつの基準のようです。
癌が放射能によって発症したか、別の要因で発症したかの特定はできないため、これ以下の被曝量になると標本調査としては区別が付けられません。


Q.短時間で浴びると不味くなるのは?
A.一般に「50ミリSv」

ただ、「50ミリSv以上の急性被曝については被曝線量と発ガンの増加が関連しているらしいことが知られているが、相関関係は明瞭でない」(Wikipedia 被曝の項より)

それとこの「短時間」がどれだけなのかは私にはわからないです。
ただし、今のところ生活圏に、このレベルを容易に被曝できるだけの放射能は来てないようです。
また、放射線を扱う作業に従事している人は、年間50ミリSvが限度になっています。


Q.死んじゃうレベルって?
A.6〜7Sv位と見積もられてます。言い換えると6000〜7000ミリSv

JCOの臨界事故の現場に居た三人の被曝量の推定値は、一人が16〜20Sv 一人が6〜10Svの被曝(この二人は死亡) 一人は1〜4.5Svとみられています。
二人の死因は癌ではなく、多臓器の機能不全です。


Q.それより少なければ大したことない?
A.発癌率があがります。また、急激な被曝は白血球が減少したり、嘔吐などの原因になります。


Q.なんかすぐに「公衆が浴びてよい量の○倍を浴びることになる」とか出てくるんですけど?
A.公衆が浴びてよいとされているのは年間 1ミリSvで、作業者の1/50です。正門前で1000マイクロSvってよく出てますが、あそこに一時間居たら超えます。


Q.やばくね?
A.毒性的には、短時間なら全然大丈夫。ただし、こんなに検出される事態が問題。

この基準は「一般人のいるところにそんな量の放射線があるわけねーだろ、あったら問題だ、さっさと対策しやがれ」って意味です。
また、5マイクロ Sv/hで国に報告する義務とあるのも、それはどこかで異常な放射能を発生しているから通報の義務があるのです。
自然界では年間で 2ミリSv程度の被曝しかないということは、0.23マイクロSv/hに相当し、5マイクロSvという数字が出たら明らかに異常だと判断できるのです。

原発がボンボンやってるんだから、異常値が出て当たり前です。
ですが、それでいきなり毒性が出ると考えるのは短絡です。

とはいえ、こんな状態で何ヶ月もいたら近隣住民への健康への影響も考えられるかもしれないので、早く納めて欲しいものです。


Q.今朝、3号機前で400ミリSvとか出たけど、やばすぎね?
A.正門前で1000マイクロSvも出てれば、3号機前でこれくらい出てもおかしくありません。

ある一箇所に放射性物質を置きます。
ここから実際に被曝する量(Sv)は距離の二乗に反比例し、時間に比例します。

仮に3号機前というのが、放射性物質から30mの距離であったとしましょう。
正門まで300mあったとしましょう。(1号機の端っこから4号機の端っこまで400m弱くらい。google地図で確認)

10倍の距離があるなら、100倍の差が出ます。

1000マイクロSvの100倍は100ミリSvです。

別に事態に特に変化がなかったとしても、あれくらいは有り得るのです。
必要なのはそれまでもモニターしていた正門での計測値です。
突然核のゴミの目の前で測定したデータを報告されても「当たり前だろ」としかいいようがありません。

実際、正門前の値は10ミリSv強を最大値として、また低下したようです。
一時的に10倍20倍あがったわけですが、400倍あがったわけではありません。

ただ、現場で作業している人にとっては溜まったものではない放射線量であることは事実です。
現場で作業していない人は速やかに退避し、交代要員とする必要があったでしょう。
強い放射線が放出されているなら、短時間で作業をするという解決手段を取らざるを得ないからです。



とりあえず、よく見る数字のマジックはこんなところかな(´・ω・`)
疲れた。

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