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(健康相談室専用)情報リンクコミュの2.病気の予防

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(1)感染症の流行を防ぐ
避難所での集団生活では、感染性胃腸炎等の消化器系感染症や、風邪やインフルエンザ等の呼吸器系感染症が流行しやすくなります。

避難所の生活者や支援者は、こまめに手洗いを励行するよう心がけてください。可能であれば、擦り込み式エタノール剤やウェットティッシュを世帯単位で配布するのが望ましいです。

発熱・せきなどの症状がある方は、避難所内に風邪・インフルエンザを流行させないために、軽い症状であっても、マスクを着用しましょう。長引くときには結核などのおそれもあります。

下痢や嘔吐などの症状がある方は、脱水にならないよう水分補給を心がけましょう。また、周囲に感染を広げないように、手洗いを励行してください。

これらの症状がある方は、できるだけ速やかに医師の診察を受けてください。可能であれば、入院を含む避難所外での療養を検討しましょう。

また、けがをした場合には、そこから破傷風に感染するおそれがあります。土などで汚れた傷を放置せず、医療機関で手当を受けるようにしてください。

※ ノロウイルスに関する詳しい情報はノロウイルスに関するQ&Aをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

※ 破傷風に関する詳しい情報は下記資料をご覧ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=62009223&comm_id=5533109

※ 国立感染症研究所では、地震関連情報を
http://idsc.nih.go.jp/earthquake2011/index.html
で提供しています。

(2)一酸化炭素中毒の予防
一酸化炭素中毒の恐れがあるので、屋内や車庫などの換気の良くない場所や、窓など空気取り入れ口の近くで、燃料を燃やす装置(発電機、木炭使用のキャンプストーブなど)を使用しないようにしましょう。一酸化炭素は無臭無色であり、低い濃度で死亡する危険があります。

暖房を使用する場合には、換気に心がけましょう。

(3)粉じんから身を守る
 家屋などが倒壊すると、コンクリートや断熱と耐火被覆に用いられた壁材などが大気中へ舞ったり、土砂などが乾燥して細かい粒子となります。これら粉じんと呼びます。こうした粉じんを長時間吸い込んだ場合、肺の末梢の細胞である肺胞にそれらが蓄積することによって、「じん肺」という病気にかかる可能性があります。「じん肺」は、建造物の解体など粉じんの多い環境でおこりやすく、初期には自覚症状がないため、気づかない間に進行し、やがて咳、痰、息切れがおこり、さらに進行すると呼吸困難、動悸、さらには肺性心といって、心臓が悪くなり、全身の症状が出現します。

 「じん肺」を根治する方法はないため、予防処置をとることが非常に重要です。粉じんの発生する現場で作業する場合には、以下の方法をできるだけ取り入れてください。

1.粉じんの発生をおさえる
 ・粉じんの発生する場所などをふたなどで覆う。
 ・散水する。(水をまいたり、粉状のものはあらかじめ水で濡らす)
2.粉じんを除去する
 ・廃棄装置、除じん装置がある場合には、これらを使用する。
3.外気で粉じんを薄める
4.粉じんの吸入を防ぐ
 ・使い捨て式防じんマスクなどを着用する。
 ・粉じんが付着しにくい服装を選ぶ。
●マスク着用について
 粉じんが舞い上がるような環境の中では、マスクを用いることが必要です。マスクは、防じんマスクやN95マスクなどのマスクを使用することが望ましいのですが、これらが手に入らない場合や、粉じんにそれほど長くばく露されない状況であれば、花粉防止用マスクなどの活用が考えられます。

(4)エコノミークラス症候群にならないために
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が足から肺や脳、心臓にとび、血管を詰まらせ肺塞栓や脳卒中、心臓発作などを誘発する恐れがあります。この症状をエコノミークラス症候群と呼んでいます。

こうした危険を予防するために、狭い車内などで寝起きを余儀なくされている方は、定期的に体を動かし、十分に水分をとるように心がけましょう。アルコール、コーヒーなどは利尿作用があり、飲んだ以上に水分となって体外に出てしまうので避けましょう。できるだけゆったりとした服を着ましょう。また、禁煙は予防において大変重要です。

胸の痛みや、片側の足の痛み・赤くなる・むくみがある方は早めに救護所や医療機関の医師に相談してください。

※ エコノミークラス症候群についてのより詳しい情報は下記情報をご覧ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=62009290&comm_id=5533109

(5)心身の機能の低下予防
災害時の避難所生活では、体を動かす機会が減ることで、特にお年寄りの場合には、筋力が低下したり、関節が固くなるなどして、徐々に「動けなく」なることがあります。

また、動かないでいると、だんだん心が沈んできて「3.こころのケア」にあるような症状が出てしまうこともあります。

身の回りのことができる方は、なるべく自分で行ったり、可能な作業に参加したりしてください。

声をかけ合って、積極的に体を動かすようにしましょう。

※ より詳しい情報は、平成20年6月14日付事務連絡『「岩手・宮城内陸地震」による避難生活に伴う廃用症候群の発症予防について』
http://www.jcma.or.jp/images/association/20080615-01.pdf
や、(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター『災害時の高齢者・障害のある方への支援』
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/bf/saigaiji_shien.html
をご参照ください。

(6)歯と口の清掃(口腔(こうくう)ケア)・入れ歯
避難生活では、水の不足等により、歯・口・入れ歯の清掃がおろそかになり、食生活の偏り、水分補給の不足、ストレスなども重なって、むし歯、歯周病、口臭などが生じやすくなります。特に高齢者では、体力低下も重なり、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症を引きおこしやすくなります。

できるだけ歯みがきを行い、歯みがきができない場合でも、少量の水でできるうがい(ぷくぷくうがい)を行いましょう。また、支援物資には菓子パンやお菓子も多いですが、食べる時間を決めるなどして、頻回な飲食を避けるようにしましょう。

入れ歯の紛失・破損、歯の痛みなどで食べることに困っている方は、避難所の担当者に相談しましょう。

※ より詳しい情報は、(財)8020財団のホームページで、
歯とお口の健康小冊子
http://www.8020zaidan.or.jp/magazine/index.html
口腔ケア
http://www.8020zaidan.or.jp/care/index.html
が提供されています。

引用
厚生労働省:被災地での健康を守るために
平成23年4月20日版
PDF版はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/dl/disaster.pdf

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