どんなご飯が食べたいの!?コミュのランクの違い

　炊飯器は大まかな種類として、マイコン、ＩＨ、圧力ＩＨ、ガス、とが有ります。

　それぞれ炊上がりが異なる為に、炊上がりの好みによっての選択も可能です。


＜　マイコン　＞　効率は50％、米と水の状態では弱火

　炊飯行程を、マイコンで制御するのでマイコンとしていますのでＩＨ炊飯器も言うなればマイコンと成ります、しかしＩＨとは加熱方式が違うので、ヒーター加熱炊飯をマイコン炊飯器と呼んでいます。


　長所　　水に耐え加熱可能な材質ならば何でも使用が出来るので、低価格が可能。

　短所　　ヒーター部分が暖まってからの為に、効率は50％のヒーター熱のみなので、米が水を吸ってしまい沸騰拡販に到らず、炊きたてのみを食べるならばの選択肢に至り、保温も密封性の甘さから不向きに至ります。

　特徴　　沸騰速度が遅く早々に吹き上がらない為に、調理用としてそのまま使用可能だが、内釜のフッ素加工も甘いとの考慮も必要。



＜　ＩＨ　＞　内釜の材質の問題

　ヒーター加熱と違い磁石反応で渦が発生し、所謂摩擦熱が加わるために80〜90％の熱効率のＩＨ、がマイコンの50％に四割弱増加しただけなので、比率では米と水の時間では中火にしか成りません。

　ＩＨとは、磁気誘導加熱で有るＩＨ（Ｉnduction Heating）の略で、磁石の、＋と＋、−と−、を近づけると反発する、電流を回転させる事で発生した回転熱が加わった熱源に成るので、磁気反応のする鉄類が不可欠に成ります。

　ＩＨを電磁波と混同した説明を見ますが、電磁波はレンジ加熱からのアンテナから発生した摩擦熱で、ＩＨとは別の括りに成りますが、これは調理機種を説明する上での初歩説明に成ります。


　長所　　ヒーター以外の熱が加わるので、過熱スピードが速く沸騰攪拌に近づける事が出来るので、どの電気店でもマイコンよりＩＨのほうが美味しいと成ります。

　短所　　マイコンよりも沸騰速度は速いものの、結局は沸騰撹拌にまでの熱量は劣る為に更に熱量を加えた特殊機種で無い限り、炊き立てを食べるだけが望ましい、某メーカーが炊き立てを強調する所以にも至ります。

　特徴　　内釜が柔らかい特殊釜や蓋部分が特殊機種でない限りは、マイコン同様に沸騰速度が遅く早々に吹き上がらない為に、調理用としそのまま使用可能だが内釜のフッ素に配慮は必要。



＜　圧力　＞　足りない熱を補う

　直火の圧力鍋の炊飯加熱時間はせいぜい五分程度に成ります、しかし電気炊飯器は蒸らしの時間込みで、どんな機種でも４５分前後は必要に成ります。

　その為に現在、ヒーター加熱とＩＨ加熱だけで熱を賄っている電気炊飯器は、限界圧力として１．２気圧が有り、これを越えたままに成ると、白米炊飯には負荷がかかります、しかし１．２気圧以上の段階圧力を使用するメーカー機種は、数秒だけ高圧にして温度を上げ、米に負荷をかけないプログラムに成っています。

　圧力に付いては、確かに高圧をかければ、炊き上がり時間は早くは成りますが、電気炊飯器の限界圧力の関連からも、現状では通常炊きでの圧力の有無で、炊き上がり時間は差ほど変りは有りません。

　ちなみに圧力炊飯機種の欠点としては、圧力がかかる為に炊き上がりが凹みまふっくら感を損ないますが、圧力変化をさせるか上下振動を与えれば、圧の凹みを開放し、抑圧させない炊き上がりにします。

　加えてリゾート地等の、気圧が薄く沸騰温度が１００℃に満たない場合は、圧力炊飯機種が必要と成ります。


　長所　　密封性が加わるので、保温性が高く成る。

　短所　　手入れ部分がマイコンやＩＨのみの機種と比べて増える。

　特徴　　蓋の形状が独特に成るが、外部カートリッジと内蓋の形状バランスで各機種の熱量が把握可能。



＜　ガス　＞　効率は３０％

　電気との決定的な差は基本温度が１７００℃であり、おのずと沸騰速度も速く成ります、しかし接触で初めて発熱するＩＨと比べて外部影響を受けやすいので、炎を逃さない為に内釜の形状が平たい為に撹拌が劣る要素も有ります。

　問題点は「ガスの方が美味しい」との言葉の一人歩きから、電気炊飯器が一括りにされる点が有ります。


　長所　　理想の炊上がりとされる粘りと澱粉糖化が可能に。

　短所　　ガス管が必要な為に設置場所への考慮が必要、保温は不可。

　特徴　　保温は不可でも、澱粉糖化が可能なので冷めても澱粉が糊化しない。





　電気の特殊機種に付いては、後日変更追記しますのでよろしくお願いします。