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気軽にゲリラで写そう会大阪コミュの被写界深度

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非社会的な新藤さんの話ではありません。

写真を少し勉強した方なら知っている話です。

「被写界深度」

噛み砕いて言うと、ピントの合う奥行きのことです。

人物だけピントが合っていて、背景がボケてる写真をよく見かけます。

それは被写界深度を浅くして、人物だけピントを合わせて背景をピンボケにして人物を強調するという撮り方です。

ボケにはピンボケとブレによるボケがあります。

これらをうまく使うと味のある写真ができたりします。

ここでは被写界深度がテーマですのでピンボケのほうが関連します。

被写界深度が変わるポイントは4つあります。

1.レンズ

2.撮影距離(焦点距離)

3.絞り

4.カメラのセンサーの大きさ

この4つの値の組合せで被写界深度が決まります。



1.レンズ

まずはレンズの話

レンズにはいろんなサイズのレンズがあります。

広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、ズームレンズ

その他マクロレンズやチルトシフトレンズなど。。

多くの方はズームレンズをお使いではないでしょうか。

しかも標準ズームレンズ

そこそこ広角から望遠まで撮れるズームレンズのことです。

コンデジなどでも4倍ズームとか10倍ズームとか使える機種がほとんどです。

フォルムカメラのレンズサイズでいうと、28mmぐらいから105mmとか、高倍率の機種だと700mm程度まで望遠にできる機種もあります。

その28mm側が広角側(WIDE側)です。

遠くのものを大きく写すほうが望遠側(TELE側)です。

そのWIDEとTELEですが、広角側のほうが被写界深度が深く、望遠側のほうが浅くなるのがレンズの特性です。

広角側は上下左右に広く写ると同時に奥行きも深くピントが合うのです。

望遠側はその反対の理屈になります。

上下左右に狭く写り、遠くのものが大きく写る。

そしてピントの合う奥行きも浅くなるのです。

レンズによる被写界深度の理屈はこんなもんです。



2.撮影距離(焦点距離)

次に、撮影距離について語ります。

撮影距離とはカメラと被写体との距離です。

これはわかりやすい。

撮影距離が近いと被写界深度が浅くなり、遠いと深くなる。

たったこれだけの理屈です。

たったこれだけの理屈ですが、多少レンズの知識がないと思ったとおりの写真が撮れません。

レンズの特性です。

これは余談ですが、レンズには最短撮影距離と∞(無限遠)までの合焦点があります。

この∞(無限遠)の手前のどの距離までピントが合うかも覚えておいたほうがいいでしょう。

撮影距離が∞だと被写体から後ろの全てにピントが合うようになっているからです。

写っているもの全てにピントが合っていることをパンフォーカスといいます。

ちなみに広角レンズだと最短撮影距離から∞までの幅は短く、比較的近い距離でパンフォーカスになります。

望遠レンズはその逆です。

これはレンズの表示を見れば確認できます。

コンデジの場合は、取説に書いてあるのを確認するか、試すしかないかもしれませんね。



3.絞り

次に絞りによる被写界深度の調整ですが、これは明るさやレンズの型式によって思うように設定できないこともあります。

絞りとはレンズの中にある光量を調整する羽根のことです。

8枚とか9枚の羽根を使ってレンズの中心部に向かって円形に絞りこんで光量を調整するようにできています。

カメラの数値やレンズの数値でいうとF値と表現されています。

このF値が小さいと被写界深度が浅く、大きいと深くなります。

なぜそうなるのかという物理的原理については物理の先生に聞いてください。

俺は知りません。

そんなことを知らなくても写真は撮れます。

が、絞り値(F値)の設定によってどう変わるかを知らないと被写界深度を制御することはできません。

超高額なレンズだとF1.0というレンズも過去に売り出されたことがあります。

50mm単焦点F1.0というレンズ。

当時いくらぐらいしたんだろ?

現在でもネットオークションで中古で50万前後しています。

この開放F値が小さいレンズは比較的高価なものになっています。

コンデジなんかでも機種によってはF1.8(WIDE側)〜F5.0(TELE側)のように比較的明るいレンズを使っているメーカーもあります。

デジイチではアマチュア向けの量販機種でレンズキットとして売られているズームレンズで多いのが、18mm〜105mm程度の標準ズームでF値がF3.5〜F5.6といったレンズが多いですね。

少々高額なレンズだとズーム全域で開放F2.8で撮影可能なレンズもあります。

こういうレンズを明るいレンズと呼びます。

今までの話がちんぷんかんぷんの方もいらっしゃるかもしれません。

絞りの話は別途機会があれば改めてするとして、今は絞りの値を小さくする(開放にする)と被写界深度が浅くなる。

大きくする(絞り込む)と深くなるということを知っておきましょう。


4.カメラのセンサーの大きさ

デジカメにはセンサーがついています。

フォルムカメラのフィルムに代わるものです。

フォルムは35mmサイズです。

このサイズのセンサーがついてるデジイチをフルサイズのデジイチといいます。

それより一回り小さいサイズのセンサーがついているデジイチをAPS−Cサイズのデジイチといいます。

余談ですが、CANONではフルサイズとAPS−Cサイズの間の大きさでAPS−Hというのもあります。

そして、フルサイズの半分の大きさのセンサーをマイクロフォーサーズ

そのもっと小さいのがコンデジで使われているセンサーということになります。

1/2.3 1/2.33 1/2.0 1/1.7このようにサイズ表記されています。

話は被写界深度からそれましたが、このセンサーの大きさによって被写界深度が大きく変わるということを言いたかったのです。

簡単に言いますと。

同じレンズを使ってもフルサイズセンサーのデジカメでは被写界深度が浅く、センサーが小さくなるにつれて深くなっていくということです。

画角が同じでF値も同じ、でもフルサイズのほうが被写界深度が浅く背景がぼけるということになります。

加えて言いますと、コンデジにあるようなセンサーサイズでポートレートなどを撮影し、背景をぼかすというのは限りなく不可能に近いと言えます。

が、最近のコンデジ君は背景ぼかし機能なるものがついていたりするのでビックリです。

しかもダイヤル式でぼかす程度も自由に調整できるなんて高い金を出してレンズを買っている人たちはどうしたらいいんでしょうね。

まぁ、昔ながらの方法でレンズのボケ味が好きなんやと言い張ってるしかありませんね。

以上、非社会新藤さんのお話はおしまいです。

コメント(6)

へー 凄いわーい(嬉しい顔)
わかったような 全くわからんような…
でも ぼかした感じのカメラは好きですわーい(嬉しい顔)
また 色々教えて下さいカメラ
でもコンデジのぼかしはなんか不自然やったわ電球前に持ってる人いて撮らしてもらったけどわーい(嬉しい顔)


デジイチでレンズ単焦点が一番きれいわ手(パー)


最近人物撮ってないな〜電球
詳しい説明ありがとうございますぴかぴか(新しい)
なんとなくわかるようなあせあせ(飛び散る汗)
でも、実際にカメラと向き合うとイマイチちんぷんかんぷんなのは、カメラを実際に使って色々試さないと仕方ないなあせあせ(飛び散る汗)って感じです涙
いっぱいカメラを触るように努めますわーい(嬉しい顔)
chieさん

コンデジはぼかしにくいけど、コンデジでも撮れるいい写真はあるので次の撮影会の時にでもいろいろ試してみましょう。
まんまるちゃん

あえて書かなかったけど、レンズでぼかす味はデジタル処理では到底できないと思うよ。
丸ボケ、角ボケなんてレンズ特有やと思う。
にじみとかでもデジタルでは味が出ないんとちがうかな?
白猫☆муμちゃん

あまり深く考えないで、好きなように撮ってるうちにいろいろ発見するよ。
望遠で撮ったらボケやすいとだけ思ってたらいいと思う。
絞りもあるけど、望遠で近づいて撮ったらたいがい人が強調されるよ。
写真を楽しんでね。

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