怖い話で眠れなくする！！コミュのジュークボックス

最近このコミュニティに入り、怖い話が聞きたくなった僕が先輩に聞いた話です。

高校を卒業し、溜り場だったいつもの古い飲み屋で仲間と喋っていたそうです。

するとその中の１人があるものに気付きました。

「ていうかなにこれ？！」

と興味津々に指差す先には、ジュークボックスと呼ばれる音楽を流す機械だった。

店主が言うには壊れてるから飾ってるだけだと言っていたらしいのだが、お金を入れると音楽が流れ始めたそうだ。

しかし、聞いた事もない音楽で

「明日指を折る事も知らずに～」
みたいな事を歌っていて、仲間一同なんだこれみたいな感じで大爆笑していたそうだ。

そして次の日の夜も仲間と集まって遊ぶ事になっていた先輩は集合場所であるいつものバーに行ったそうだ。

すると仲間の１人が指に包帯を巻いて来ている事に気が付いた。

どうやら仕事で指を怪我したらしく、指を折ってしまったらしい。
先輩は
「ジュークボックスの言った事当たったじゃん」

と言いながら大爆笑して指を折った人の隣に座ったそうだ。

「たまたまだって、そんなんで折れてたらこのジュークボックスであの曲ながれて聴いたやつみんな骨折れるってことになるじゃん」
と仲間は言った。
よくよく考えると気味が悪い話。

すると指を折った人とは違うもう１人の仲間が沈黙を破り
俺が確かめると言い始めた。

そしてその人はジュークボックスを操作し出したらしい

すると、今回は無音。

なにもなかったのだが、その人がダメじゃんって言ったと同時くらいで、

「あったり～あったり～」

と言い始めたらしい。
その時は、一同なんなんだこれとか壊れてる～とか言ってみんなで顔を合わせて笑っていたそうだ。

次の日、ジュークボックスを確かめると言ったやつが、先輩の勤めていた会社の前で待っていたそうだ。

なんでも当選している宝くじを拾ったと言ってきた。
それも巨額。
18歳にはどうしようもないくらいの大金。

確かめると言った人は怖くなり、宝くじを交番に届け、震えて後悔しながら帰って行ったそうだ。

しかし先輩はおかしいおかしいと思い、ジュークボックスのある店へ急いだ。

するといつもは先輩が来ない時間に店に入ったため、知らないお客さんがちらほらいて、ジュークボックスの前におじさんが立っているのがわかったらしい。

そのおじさんが、ジュークボックスを見てお金を入れはじめた。

先輩はよく聞こえなかったらしいのだが、

「ボキボキボキボキ」

という軽快な音楽が聞こえてきたらしい。

怖くなって先輩は店を後にしたが、そのおじさんがボキボキと言う曲でどうなったのかはわからないが、嫌な想像が頭を巡り、寝れなかったという。

先輩達はそれ以来その店には行っていないらしいが、その店は今も残っているらしい。